2024/09/20 - 2024/09/24
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公共交通トラベラーkenさん
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この旅行記のスケジュール
2024/09/21
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2024年9月20日~24日の4泊5日で近畿地方の周遊旅行に行ってきました。当初の計画では京都にある大雲院祇園閣の特別公開に合わせて京都周辺を2泊3日で観光する予定だったのですが、直前になってさらに2日間連休が追加となったので、慌てて日程を変更しました。結果的に京都・大阪・奈良・和歌山を周遊する大旅行になってしまいました。
訪れる観光スポットも和歌山の高野山金剛峰寺、大阪の石切劔箭神社・枚岡神社・磐船神社、奈良の生駒山寶山寺(生駒聖天)など、近畿地方の有名パワースポット目白押しです。
事前の天気予報では3日目あたりで雨に降られる可能性が高かったのですが、これだけパワースポットを巡れば当然運気が上がります。予報は外れて見事に晴れました。
スピリチュアルツアー2日目は早朝の高野山奥の院から。1200年も続いている「生身供(しょうじんぐ)」という儀式を見学します。この日は世間的には3連休初日ということで高野山もたくさんの観光客が来るはずです。早めに観光を終わらせて山を下り、九度山に移動します。ここは関ヶ原の戦いで敗れた真田昌幸・信繁幸村親子が流罪となり、困窮した生活を送った場所として有名らしいのですが、にぎやかな高野山とは一転して地元民の姿もまばらな、たいそう鄙びた町でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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朝5:30、高野山奥の院に向かって散歩に出かけます。
高野山 一の橋 名所・史跡
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すでに何人かの参拝客が参道を歩いています。
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地図で調べると参道の両脇には歴史的に有名な人のお墓がたくさん並んでいるようです。
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見た目が派手なお墓を楽しみながら参道を歩きます。
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さわやかな朝の空気に包まれて参道を歩くのはとても気持ちの良いものです。
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小さなお地蔵様がたくさん祀られています。
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今日は3連休初日になります。おそらく日中は参拝客でかなり賑やかになることでしょう。1日ずらして前乗りしたのは正解だったと思います。
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見どころの多い参道です。
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うっそうとした林の隙間から朝日が差し込んできました。なかなか幻想的な風景です。
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木の根元にかわいらしいお地蔵様がいらっしゃいます。
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お地蔵さまにもいろいろ名前がついていて、それぞれ由緒があるようですが、これだけ数が多いと一つ一つじっくり鑑賞する気にはならず、サラッと見て先に進んでしまいます。
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母子像もありました。
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赤い帽子のお地蔵様。
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お地蔵軍団。
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お化粧したお地蔵様。なかなかの不気味さです。
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立派なお墓がありました。どうやら徳川家康の次男、松平秀康とそのご母堂のお墓らしい。
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御廟橋までやってきました。ここから先は写真撮影禁止です。
御廟橋 名所・史跡
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ちょうど生身供(しょうじんぐ)という朝の儀式が始まっていました。
これは今も瞑想したまま仏様になっている弘法大師に御膳を届ける儀式で、1日に2回、朝の6時と10時30分に行われます。奥之院御供所から運び出された食事は、まず最初に嘗試地蔵(あじみ地蔵)に味見してもらいます。 -
奥の院に食事を運びます。観光客もぞろぞろ後に続きます。橋を渡って高野山奥之院の建物に入ると、お坊さんが大勢座っていてお経を読み始めます。1200年以上毎日欠かさず続けられている儀式なんだそうです。
高野山奥の院 寺・神社・教会
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読経が結構長いので、適当なところで切り上げてきました。御廟橋のたもとに並ぶ水向地蔵。柄杓で仏様に水をかけてまわります。
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まだ朝の儀式は続いているみたいです。参拝者も結構いました。
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参道を戻ります。
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ほほえみ地蔵。
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お名前はついてないようですが、大変味のあるお顔をなさったお地蔵様。
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木の根元に謎の小動物がプルプルしていました。近づいても逃げないので怪我でもしていたのかもしれません。モモンガかな?
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すっかり明るくなりました。
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切株にもお地蔵様。
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汗かき地蔵。常に人々の犯した罪に苦しみ、その苦しみを慈悲によって代わって受け、そのため汗を流しておられるお地蔵様なんだそうです。暗くてよく見えませんでした。
汗かき地蔵 (高野山奥の院) 寺・神社・教会
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姿見の井戸。井戸をのぞき込んで自分の影が映らなければ、3年以内に死ぬらしい。
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一応映っているのを確認できました。
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昨日ケーブルカーで見たシカ、先ほどのモモンガ(?)に続いて、アオダイショウ発見。野生動物によく出会う旅です。
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宿に戻って昨日大阪で買っておいたパンの朝食。
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チェックアウトです。素泊まりで安いホテルがあって助かりました。
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昨日の夜歩いた道をもう一度散策していきます。
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道の両側がほぼ全部お寺です。
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苅萱堂に入ります。
苅萱堂 名所・史跡
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苅萱堂の本尊は親子地蔵尊。お堂の中には「石童丸物語」に関する絵画などが飾ってありました。
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珍しく神社があります。
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清高稲荷社という神社です。赤い鳥居の続く階段を上ってみます。
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階段を登りきるとちょっとした境内と社がありました。
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小さなお社ですが、結構いい感じです。
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続いて成福院というお寺にある摩尼宝塔。中に入ることができるのでお参りしていきます。
成福院 摩尼宝塔 名所・史跡
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なぜかここだけ東南アジアっぽい雰囲気です。
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お堂の中には第二次世界大戦時のビルマの様子などが写真や資料で展示されていました。
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戦没者の慰霊のために建立された戦没者供養塔になっているようです。
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金剛峯寺に入ります。
金剛峯寺 寺・神社・教会
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立派な門構えです。
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主殿
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檜皮葺の屋根の上に桶が置いてあります。これを天水桶と言って、普段から雨水を溜めておき、火災が発生したときに、火の粉が飛んで屋根が燃えあがらないように桶の水をまいて湿らし、少しでも類焼を食い止める役割を果たしました。
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大玄関の上部。天皇・皇族や高野山重職だけが出入りできる特別な玄関だけあって、彫刻がすごい。
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中に入ります。中は撮影禁止の場所が多いです。
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蟠龍庭。国内で最大級の石庭です。
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観光客用の展示コーナー。実際に法具に触ることができます。
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蛇腹路を通って壇上伽藍の方へ向かいます。
蛇腹路 寺・神社・教会
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昨夜は薄暗くてじっくり見ることができなかった建物もしっかり見学します。
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どの建物も重厚な印象を受けます。
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この日は21日で、弘法大師の縁日だったようです。空海は825年3月21日高野山にて「永遠の瞑想」に入りました。以来毎月21日には真言宗寺院では弘法大師を忍んで「御影供(みえく)」が営まれます。
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根本大塔の中にも入ります。本尊の胎蔵大日如来と、その周りには金剛界の四仏が取り囲み、16本の柱には堂本印象画伯の筆による十六大菩薩、四隅の壁には密教を伝えた八祖像が描かれ、堂内そのものが立体の曼荼羅として構成されています。
根本大塔 寺・神社・教会
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六角経蔵。基壇付近のところに把手がついており、一回りすれば一切経を一通り読誦した功徳が得るといわれています。右回りに1周回してしまいましたが、正式には左回りだったみたいです。逆回転では功徳はないかもしれません。
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西の端にある御社と山王院。三社が並列して建っています。右から丹生明神、高野明神、十二王子百二十伴神が祀られています。御社の前にある拝殿のことを山王院と言います。
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西塔。根本大塔と対になるように建てられたもので、金剛界大日如来と胎蔵界四仏が奉安されています。
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御影堂。
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金堂。
中に入るのはパスしました。 -
次は赤地蔵尊です。
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確かに赤い。
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隣のお地蔵様も赤い。
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高野山大師教会。3連休初日なので、出店の準備が進んでいます。ここでは授戒を体験することができるそうですが、あまり興味がないのでパスします。
高野山大師教会 寺・神社・教会
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高野山デジタルミュージアム。VRの展示施設とレストランが併設された新しい施設です。
高野山 café雫 グルメ・レストラン
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ここで昼食にします。精進カレーがかなり美味しかったです。
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一瞬、和菓子とかお餅の売店かと思いました。コウヤマキというのは先ほどからお墓やお地蔵様に備えられていた木の葉のことでした。空海は、修行の妨げになるとして高野山での花や果樹などの栽培を禁じていました。そのため花の代用としてコウヤマキが用いられることがあるそうです。
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高野山霊宝館に入ります。金剛峯寺のお宝はだいたいここに集められて保管されているようです。内部は撮影禁止でしたが、かなり迫力のある仏像など見ごたえのある展示品を見ることができました。ふだんあまり宝物館的な所には入らないのですが、ここは入って良かった。
高野山霊宝館 美術館・博物館
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高野山の観光はこれでおしまい。バスで高野山駅まで戻ってきました。
高野山駅 駅
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この駅舎は1928年(昭和3年)完成で、国の登録有形文化財に登録されいます。2階がちょっとした展示スペースになっていて、ケーブルカーを待つ間の暇つぶしになります。
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ケーブルカーで一気に山を下ります。結構怖いです。
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今回の旅行はもともと2泊3日の予定だったのですが、直前になって前に2日休みが増えてしまったので、急遽高野山観光を付け加えました。結果的にずいぶんゆったりと高野山観光ができました。普通ならこのまま大阪や京都方面に移動してもいいのですが、時間に余裕があるので、九度山駅という場所で下車、この日はここに泊まります。
九度山駅 駅
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今回の旅行に来るまで九度山なんて全く知らない場所でした。関ヶ原の戦いで西軍に与して敗れた真田昌幸・信繁(幸村)親子が1600年に九度山に流罪となり、困窮した生活を送った場所なんだそうです。一応駅にも六文銭のマークなどがあって、真田の観光で推していくつもりなのかもしれません。
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「真田のみち」と名付けられた通りを歩いて、お店を発見。
緑や グルメ・レストラン
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ここでちょっと休憩します。グーグルマップの口コミではたこ焼きが安いと書いてあったのですが、残念ながらこの時はたこ焼きはやっていないとのことでした。たぶん残暑が厳しくて、たこ焼きを焼く気分になれないのでしょう。
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そこでかき氷を注文することにしました。こちらも安い。
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他のメニューも全体的に安い。
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久しぶりにかき氷を食べました。うまいです。
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観光目的で訪れる人が果たして存在するのだろうか、と疑いたくなるほどやる気の感じられない街並みです。
真田いこい茶屋 グルメ・レストラン
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旧萱野家・大石順教尼の記念館という施設に入ってみます。
旧萱野家(大石順教尼の記念館) 美術館・博物館
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大石順教という人は元・大阪堀江の芸妓だったのですが、養父の起こした刃傷沙汰に巻き込まれて両腕を切断されてしまうという壮絶な経験をした方です。その後口で筆を咥えて書や絵画を描き始め、さらに身障者の相談所「自在会」を設立するなど、すさまじいバイタリティを持った女性だったようです。ここには彼女の書いた書や屏風などが展示されていました。
スタッフの方の丁寧な説明付きでかなり充実した見学ができます。すごい女性がいたものだ、と素直に感心してしまいました。 -
真田古墳(真田の抜け穴伝説)。
大坂冬の陣の際、真田庵(屋敷跡)にある井戸から続いていたこの抜け穴を通り、監視の目をくぐりぬけて大坂城へ入城したという伝説があるそうですが、実際は6世紀ごろに築造された古墳であることが分かっているそうです。真田古墳 名所・史跡
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入り組んだ路地を歩きます。
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鉄道駅からここまでずいぶん起伏の多い道を歩いてきました。
町の中を丹生川という川が流れていて、その両側に段丘があるために複雑な地形になっているようです。 -
丹生川が紀ノ川に合流する地点。川遊びができるくらいきれいな流れです。
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道の駅 柿の郷くどやま。町の中は静まり返っていましたが、ここはドライブ客で大変にぎわっていました。九度山は柿が名産らしく、すでに早生の柿がたくさん販売されていました。
道の駅 柿の郷くどやま 道の駅
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パン屋があったので、安くておいしそうなパンを購入。外のベンチで食べましたナンみたいなパンと干し柿の入ったパンとクルミパン。どれもかなり美味しかったです。
ベーカリーカフェ パーシモン グルメ・レストラン
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ちょっとした歴史展示スペースもあります。
世界遺産情報センター 名所・史跡
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真田のみちに戻ります。古そうな店構えが結構残っています。
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全く特徴のない田舎町の典型みたいな道。
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松山常次郎記念館という施設がありました。九度山出身の政治家の家だったみたいです。松山常次郎の長女は画家平山郁夫の御夫人なんだそうです。
松山常次郎記念館 美術館・博物館
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時間が遅くてもう閉まっているようでしたので、外観のみ見学。
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梅下百貨店。
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巨大な金太郎みたいな像がありました。「米金の金時像」と町民から親しまれているこの像は、明治~大正時代の南紀荘平という陶芸家が作った、高さ2mあまりの陶像です。このような大きな陶像は全国的にも珍しいと言われています。
米金の金時像 名所・史跡
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本日の宿、中川旅館に到着。
昔ながらの旅館です。 by 公共交通トラベラーkenさん中川旅館 宿・ホテル
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昔ながらの旅館という感じ。高野山詣での参拝者などが利用してきた宿なのでしょう。
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夕食は部屋で食べるか近くのお店で食べるか選択できます。もう歩くのは嫌だったので部屋で食べることにします。メニューはうな丼とかつ丼。うな丼の容器には「すきや」、かつ丼の容器には「かつや」と書いてありました。どちらも大変美味でした。
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明日の朝食用に柿の葉寿司も渡されました。先ほどの道の駅で夜のおやつ用に購入したわらび餅とプリン、それから焼き芋のお菓子。
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部屋は2部屋続きの広い和室でした。布団の敷いてある部屋にクーラーがあって、それ1台で十分涼しくなります。
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廊下との境は障子なので鍵はありません。この日は私たちの他にもう1人宿泊客がいたようです。トイレ・洗面所は共同です。お風呂は離れに家族風呂(これが驚くほど狭かった)があります。
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2人で入ると身動きが取れなくなるくらい狭い家族風呂に入って、湯上りリフレッシュしたあとは夜のおやつ。わらび餅がとても美味しかったです。
旅行2日目、高野山と九度山観光はこれにて終了です。日本仏教の中心的な場所のひとつである高野山は予想以上に霊的パワーみなぎる土地でした。ついでに立ち寄ることになった九度山もなんだか鄙びた風情が心地よくて、魅力的な場所です。
明日の早朝、旅館の周辺をもう少し散策する予定です。
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