2022/11/09 - 2022/11/20
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当初予定の飛行機に乗れずローマ三泊の延泊の後、あらためて手配したルフトハンザ航空フランクフルト経由羽田行きで帰国することに。
フィウミチーノ空港10:00発の所、4:25にホテル出発。
二度と失敗しないよう時間にはかなり余裕を持って行動しました。
乗り継ぎはハードルが高くて直行便を選んできたのですが、帰りはコスト的に直行便は無理で 1h25minのトランジットを選択したのですが、乗継は最低3時間見た方が良いと帰国してから知ります。
そしてこの旅で思い知らされます。
フランクフルトではフランクフルトを食べたりだとか、この旅の最大の目的である「食」についても収穫がありました。
結果として良かったのですが、その結果に至るまでにはまだまだ長い道のりと試練が待ち受けていました。
Giorno 10,11 と時差による+1日の旅行記最終章です。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- ITAエアウェイズ ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
4:25、ヴァチカン近くのホテルをチェックアウトし地下鉄A線オッタヴィアーノ駅に向かいます。
ほぼほぼ誰も歩いていません。 -
雨に濡れた石畳と路面電車のレールが街灯に反射して綺麗です。
ローマの見送り感。 -
メトロの看板。
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いざ駅へと思いきや何か張り紙が。
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まだ閉まっているようです。
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時間つぶしに近くのバールでカフェ・ドッピオ。
店員と1:1の店内。 -
頃合いを見て駅に入ります。
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壁にはモザイク画?
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良く見ると作品ごとに春,夏,秋,冬,の文字が。
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日本人の作品なのでしょうか。
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オッタヴィアーノ駅の壁に日本語、不思議な感じ。漢字。
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始発に乗ってテルミニ駅に向かいます。
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地下鉄...
スリに注意さえすれば、こんなに安全で便利ならもっと使えば良かった。 -
テルミニ駅に到着。
何故かここで旅の疲れがドッと出てきました。
ヘトヘト感。 -
テルミニ駅周辺はホームレスが多く治安が悪いとよく聞いていましたが、確かにホームレスは多かったですが、それと治安の悪さは関係ないかな...と。
-
駅一周すればシャトルバス乗り場に着くだろう...と時間に余裕をたっぷり持っての行動。
目印のマクドナルドが見えてきました。
ポテトの臭いも漂っています。 -
つまり左に真っすぐ行けば乗り場。
「サンキュー、マック」と声出して独り言。 -
この時間まだ乗客も少なく運転手の真後ろの特等席。
-
フィウミチーノ空港のバス乗り場に到着。
-
10:00発フランクフルト行きLH00231を確認。
-
Aゲート。
昨夜の予習通り。 -
予習に従って先へ先へと進みます。
-
パスポートとビジットジャパンのQRコードを提示してチェックイン。
セキュリティチェックで係員に何か言われ戸惑っていたら、後ろの中国人かアジア系の方に「one bag,one box」とご教示頂き一個ずつバスボックスにバックパックを。
無事通過し空港内のKIMBOでイタリア最後の食事。 -
と言ってもコルネット(クロワッサン)とカフェ・ドッピオ。
-
イチゴのコルネット、日本じゃ絶対食べない。
でも美味しかった。 -
ALITALIA、ロゴそのまんま使用中、の国内便でしょうか。
-
この時代のにも乗ってみたかった。
何せ憧れていたから。
このカラーリングはかつて自動車ラリーで活躍していたランチア・ストラトスと一緒。 -
飛行機に乗ったはいいものの離陸しない。
まわりはざわざわ。
絶対何かあった感。
スマホで検索したら「遅延中」
検索するたびに遅延時間が伸びていき結局フランクフルトで1時間25分のトランジットの所1時間40分遅れで離陸。
着いたらもう乗り継ぎ飛んでるじゃん... -
どうしたらいいのか迷いながらのフランクフルトまで約1時間30分のフライト。
-
・フランクフルトに着く。
・乗り継ぎ行っちゃった。
・どする? -
周りは「またかよ」的な陽気な欧米人。
こっちは「マジかよ」的なGiapponese. -
イタリアなのかドイツなのか、あるいは別のヨーロッパなのか。
とにかくテンションは上がらない。 -
綺麗なんだけど、綺麗でしかない。
-
まもなくフランクフルト空港。
-
13:30乗り継ぎのところ13:30到着。
間に合いっこない フィウミチーノ空港での悪夢に続き再びのピンチ。
空港ついてもどこ行ったらいいのやら...
フランクフルト空港で途方に暮れる。
この空港かなり大きくて彷徨い歩くにもほどがあるってくらい彷徨い歩いた。
そう言えばルフトハンザ、ANAと提携しているという情報を思い出しANAのカウンターを探すことに。 -
どうにも見つからず、彷徨い続けていると A0サイズ位の巨大な iPad 的なインフォメーションがあったので画面タップしたら「何でも聞いてね」みたいな笑顔の女性が厳格そうな初老の男性に切り代わって「なんだ?」みたいな。
「Where is ANA counter?」と聞くも「は?」みたいな顔をされたので「thank you」と言ってその場を去りました。
しかしこの空港は巨大でほんとに歩き回りました。 -
結局インフォメーションを見つけ女性スタッフに遅延したチケットを見せ「Delayed」(遅延しました)、乗れなかったチケット見せ「I couldn't get on」(乗れませんでした)と伝えると一旦下がって上司らしき男性が現れ、「パリ行ってパリから日本へ帰れ」的な...
チケット発行してもらえました。
ひとまず帰れることに安堵。 -
せっかくフランクフルトにいるのだからフランクフルト食べよう!と。
ビールもこの国では必需品。
「白か黒か」的なことを聞かれたので「白」と。
度数が高いのか日本のビールみたいにゴクゴク飲めない。 -
注文し終わると「だけ?」と言われ、日本人だけど「だけ?」はどうなの?と思っていたら他の欧米人客のテーブルでも「だけ?」
「ダンケ!」でした。
付け合わせはポテトサラダをチョイスしましたが、茹でたジャガイモをオリーブオイルとヴィネガー等であえた感じで今まで食べたことのないタイプ。
フランクフルトも勿論ですがこのサラダもなかなか美味しかったです。
ふとスマホを見るとメールが届いていて、乗継便13:55に出発したそうです。
いま言われても...Yahoo!、EU撤退してたらしくバスのバウチャーが消えちゃったり色々困りました。 -
時間に余裕をもって早め早めに行動したのですが、セキュリティチェックの所で大行列、定時なのかゲートもどんどん減っていき順番抜かし割り込み大発生、律儀に並んで 1時間かけてやっと通過、搭乗カウンターまで走るも「you late.」と一言。
「Call Lufthansa」と言われましたが、電話のかけ方も分からないし掛かったとしても話せない...
本気で野宿も検討。 -
電話は出来ないけどルフトハンザ航空のカウンター行けば何とかなるかも...
と思い空港内のシャトルバスに乗ってカウンターのあるターミナルへ。
男性スタッフが一人残っているだけでした。
乗れなかったチケット三枚見せて、
「Delayed」「I couldn't get on」「I couldn't get on...」
何とか伝わったみたいで「OK」と言ってPCのキーボードを叩くジェスチャーで「君のチケットをこれから作るよ」みたいな。
「今夜のホテル、夕飯、明日の朝食は我がルフトハンザ航空が持ちます。」
と、分からないはずの英語が状況とジェスチャーと分かる単語でぼんやりながら理解できて、心の底から「Thank you very very much,ダンケー!」と感謝の気持ちを伝えました。
しかも直行便です!! -
席の希望を聞かれ窓際で頼みました。
チケットを頂き丁寧にゆっくりと「ホテルまではシャトルバスが出ているから」と少し説明を受けその場を去りました。
ルフトハンザ航空、激惚れしました。
※帰国後に知ったのですが、搭乗者に落ち度がない場合、航空会社はいかなる手段を使っても目的地まで送り届けるのだとか...かっぴょいい! -
シャトルバス乗り場がなかなかみつからず、どうも一階降りるみたいでローマのフィウミチーノ空港と同じだなと思いながらエスカレーターで下りました。
バス乗り場に着くとセキュリティチェックの所で見た人が何組かいて、同じ状況なのかなぁと。
若いカップルはガッツポーズして喜んでいました。
確かにラッキーっちゃラッキー。 -
先にチェックインするか食事するか聞かれ、何が違うのかも分からず食事を先に。
ビュッフェ形式で生野菜から総菜、チーズ、シャルキュトリー、揚げ物、肉料理、パン各種、フルーツまで何でもありの豪華な内容。
味も非常に良くてサラダも新鮮。
想定以上に予想を超えてきました。
特にシャルキュトリーは本場だけあって様々な種類があり、どれを食べても個性が違いそして味が良い、ビックリしました。 -
途中まで食べて追加で何か取りに行くとドイツあるあるなのか、食べかけの料理が下げられてしまいます。
種類が多いので色々食べたいから同じのチョイスは量的にキツイし...
「なんで下げちゃったの?」と思い若い女性スタッフに目をやると、飛び切りの笑顔でこちらを見ています。
何か文化の違いを感じました。 -
イタリア料理も地方で個性様々ですが、ドイツの料理もヨーロッパの料理という枠で考えるとイタリア料理に近いものもあり経験として予定外の収穫となりました。
料理が美味しいとやっぱりワインかビールが欲しくなります。
ドイツってビールのイメージが強いので「生」を追加で注文しました。
空港で飲んだのより更に度数が高いのかワインでも飲むかのペースです。 -
食事を終えチェックインを済ませ部屋に向かう途中に自動販売機がありました。
二種類ビールがあって両方購入。
買い方が分からずホテルの方に教わりましたが「何が分からないの?」という顔でした。
二本目を買う時も理解できておらずもう一度お世話になって購入。 -
それぞれ個性の異なる味わい。
ローマ・フィレンツェは暖かいくらいだったのに少しひんやりする夜でした。
緩めの暖房を入れてWi-Fiを繋いで今日の反省と明日の予習をして早めの就寝。 -
朝の気温は3℃。
朝食もビュッフェ形式で昨晩と同じ会場。
内容は朝食向けのアレンジですがイタリアの「コルネットとカプチーノ」という朝食に比べると遥かに豪華です。
シャルキュトリーは相変わらず美味しく夕べと内容も少し異なり、ここに来なかったら一生食べなかったであろうペースティーなサラミ(ソーセージ?)との出会いもありました。
勉強と思って食べたこの一品が一番印象的で美味しかった。
皿左のフォーク刺した跡がある物。 -
チーズも見た目からは味の想像がしにくいですが、実際食べると皆個性があって朝にパンと食べるのにピッタリな味でした。
シャルキュトリー、チーズ、卵料理、パン...皿の上で即席のサンドイッチのオンパレードです。
昨日までのイタリアでの朝食と随分違います。
この食事だけでまたドイツも来てみたいと思いました。 -
コーヒーだけは流石にイタリアにかないません。
ちなみにドイツ語でコーヒーはKaffee で K から始まります。
部屋のサービスのインスタントコーヒーのパックに印刷されていました。
聞こえた言葉を文字にしたのでしょうか。 -
宿泊したのは「インターシティホテルフランクフルトエアポート」
立派なホテルでした。
ローマ・フィレンツェで宿泊したホテルに比べてアングロサクソン系が多いせいでしょうか?トイレの便座が凄く高くて床に足が届きませんでした。
シャワーヘッドも一番下まで下げてもまだ高く、ベッドも大きく... -
シャトルバスに乗って高速で空港に向かいます。
-
フランクフルト国際空港のロゴマーク。
昨日の出来事を思い出すと「怒ってんのはこっちだよ!」って思うけど、
このマーク四方八方で言ったら五方的な「あっちへこっち行くぜ!」なイメージらしくドイツでも屈指の巨大な空港なんだとか。
ちなみに昨日 1時間かかったセキュリティチェック、この日は15分で完了。 -
昨夜予習した通り標識を目印にサクサクと進んでいきます。
-
おぉぉぉぉ...東京・羽田行き。
-
しばし空港内散歩。
メキシコから来たのかメキシコに帰るのか... -
この時の外気温2℃、東京16℃、ローマ15℃。
雪が降ってきました。
イヤな予感...雪で欠航とか...もういいよ... -
写真で見るより大分しっかり降っていましたが「まさか!」は無く。
-
小腹が減ったので軽食。
-
無事に搭乗し離陸。
席はジェットエンジン近くでかなりの迫力。
窓際チョイスも隣にネイティブ老夫婦。
真ん中のおじいちゃん寝てしまうと通路側のおばあちゃんに頼んで起こしてもらってトイレに行くから気を遣う事...
次からは通路側にしようと思うのでした。 -
軌道に乗って一安心。
これで帰れる。 -
ITA のエアバスに比べると少しスリムな感じの機内。
モニターも少し古め。シートも狭め。 -
少しして食事が到着。
ビックリしたのが品質、パスタ選択してグラタンっぽいのが出てきましたがこれが熱々。
サラダはシャキシャキ新鮮そのものでサラダの3C(Clean,Cold,Crispy)見事に達成!!!
チーズも何ならワイン飲めちゃうくらいのいいお味。
実際ワインも美味しく飲めました。
このワインが赤で品種は分からないのですが、大変美味しかったです。
ITAエアウェイズとルフトハンザ航空の合併話がこの頃あって、ITAの機内食改善されたらいいなぁ...と思いました。 -
往路の15時間に比べたら復路の12時間は楽に感じます。
しかし老夫婦に詰められた窓側席はちょっとキツかったです。
窓からは街の灯りか交通網か何かが見えます。
陸の上飛んでるから時々こういう景色が...
ANA提携のせいか日本行きのせいか日本語のアナウンスもありました。
急病人発生のため北京だか上海空港に一旦着陸するという内容。
中国政府に着陸の許可取ってるとの事で。
CAさんがマスクの着用を促します。
欧米人「そんなのねぇよ」みたいな対応にCAさん走ってマスク配り始めました。
中国このころゼロコロナとか言ってた時期です、NOマスクだとまずかったんでしょう。 -
空港に着陸してしばらく待機。まさに待機。
CAさんもそわそわした感じで何か緊張しました。 -
二時間くらい経った頃、あらためて離陸し日本に向かいました。
何だかずっと息止めてた感じから解放されたようでした。
このタイミングから日本人のCAさんも加わり、日本人の僕には日本語で話しかけてくれるのですが、個人的には日本に帰るまで外国語に溺れていたいと願うのでした。 -
夜も明け景色も明るくなってきました。
まだ中国の上か、あるいは韓国か、まだ日本じゃないことは確か。 -
機内最後の食事が運ばれました。
分かりやすく朝食です。
行きの15時間upでは三回提供ありましたが、12時間のフライトだと二回なのか。
プラス中国で二時間待機ありましたが。 -
羽田に到着。
タイヤが地面に着いた瞬間「あ、帰ってきたんだ」と。
何故か行きの離陸時の「行くんだ!」を思い出す。 -
翼のパーツが色々と作動します。
-
結構複雑に、意外に華奢に、時々震えてビビり音をあげながら。
この翼で飛んでたんだ...とちょっと恐怖。 -
空港からは交通機関を使って新幹線に。
たまたま車窓から見えた案内板がイタリアンカラー。 -
店まで帰ってきたらミモザの花芽がほころび始めて色づいていた11月20日。
大冒険のようだった初めてのイタリア一人旅もこれで終了。
店の独立開業と並ぶくらいの、今のところの人生最大の挑戦も無事終了。
この旅行記もやっと完了。
英語もイタリア語も喋れなくてもさほど困らないが、困った時に喋れないのは改善せば...と英語の勉強をしようと志すのでした。
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