2024.6　五日間の休みで行くバルト三国・ヘルシンキの旅　その6

2024/06/19 - 2024/06/24

一旦バルト三国を離れフィンランドに立ち寄る。

エリア ヘルシンキ(フィンランド)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 船 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

ラトヴィアのリガからの飛行機は順調に飛んで、ヘルシンキ空港に着陸したのが6月22日の８：10頃。私にはフィンランドも初めての国。

ヘルシンキヴァンター国際空港 (HEL) 空港

空港内のムーミンショップを横目に先を急ぐ。

ヘルシンキ空港駅。

ヘルシンキ空港駅 駅

時刻は8：32。飛行機を降りて10分少々。ここで24時間（1日）公共交通機関チケット（ABCゾーン）を購入。ヘルシンキには7時間ほどしか滞在しないけどね。

8：44発のヘルシンキ中央駅行きの電車に乗れた。
車内の時計を見ると、各駅を正確に0秒になったところで発車。
そうそう、こんな新しい感じの車両だが、スマートフォンの充電をしようとしたら、プラグ式だけでUSBでの充電はできなかった。

30分余でヘルシンキ中央駅に到着。
フィンランドのガイドブックは古本屋（Book off）で220円で購入。

この立派なヘルシンキ中央駅はフィンランド人のエリサル・サーリネンの設計で、今から100年余り前の1919年に完成したそうだ。両脇に2体ずつ巨人像がある。

立派な建物が多く、目印になると思っていたヘルシンキ大聖堂が見えない。
そのため、私は自分がどこにいるのか分からなくなった。

何とかマーケット広場に出てきた。
だが、ここに来たのはお買い物のためではない。

マーケット広場前の港からはスオメンリンナ島行きのフェリーが出ている。公共フェリーの方はヘルシンキの24時間公共交通機関チケットが有効。他にJTライン社のフェリーもここからスオメンリンナ島に向かう便があるようだが、公共交通機関チケットは使えないはず。時刻は9：42。丁度フェリーが出発する目前だった。チケットはあるので、そのまま乗れる。

スオメンリンナ島行きフェリー乗り場 船系

小さな島が点在している。

左側に見えるのがロシア正教のウスペンスキー寺院。
右側の観覧車にはサウナ仕様のゴンドラ（上の方に見える茶色のゴンドラ）もあるらしい。

左の一段と高いのがヘルシンキ大聖堂。

ヘルシンキ大聖堂と観覧車、ウスペンスキー寺院が見える。

大型客船も停泊していた。

マーケット広場の港から15分ほどでスオメンリンナ島に到着。

公共フェリーはスオメンリンナ島の北端の港に入港。
かなり大勢の人が乗っていた。

スオメンリンナ島の北端の港の側にはスーパーマーケットもあった。

スオメンリンナ島は要塞の島で、全体に石垣が築かれている。

スオメンリンナ島は4つの島で成り立っている。うっかり左側のメインの観光ルートから外れる島に来てしまったので、引き返す。

スオメンリンナ博物館。ビジターセンターも兼ね、ガイドツアーも受け付けている。

スオメンリンナ博物館 博物館・美術館・ギャラリー

レンガ造りの煙突が見えるが、何だろう？ガイドブックを見ても良く分からない。

橋を渡って南側の島に行く。

石造りの要塞。

世界遺産マーク。
「スオメンリンナの要塞は、軍事建築のユニークな記念碑として 1991 年に世界遺産リストに登録されました」ということだそうだ。

ガイドブックによるスオメンリンナ島の歴史は、
1748年（フランス革命の50年ほど前ね）、スウェーデンの支配時代に砦の建設が開始される。
1808年、フィンランド戦争が勃発し、スウェーデンが破れ、ロシアの占領下になる。
1917年、フィンランドが独立。
1918年、スオメンリンナ島がフィンランド領になる。フィンランド（スオミ）の城（リンナ）でスオメンリンナという名になった。
1973年、公園として一般に公開。
1991年、世界遺産に登録。

造船所。

要塞の島なので大砲もあちこちに展示されていた。

これは土産物店だったかな。

道案内にはフェリー乗り場までの距離が表示されているので、帰りのフェリーの時間を考えながら散策できる。

ここにも大砲。

あの丘には入り口が見えるが、武器などを保管していたのだろうか？

大砲は海に向って設置されている。

石垣を利用したカフェ。

王の門（キングスゲート）。

キングスゲート 史跡・遺跡

海側から見た王の門（キングスゲート）。

王の門（キングスゲート）付近の眺め。

要塞。

1749－1754という数字が見えるから、初期のころに造られたものか（1748年から砦の建設が開始されたのなら。

中はこんな感じ。奥には入らなかったが、あちこちとトンネルで繋がっているのか？

ここにも大砲。

鳥の雛（かなり大きくなっているが）もいた。

北のフェリー乗り場を目指す。

これも一見丘のような倉庫か。

ミニ庭園的な感じ。

建物の前に大きな錨が置いてあった。

再び橋を渡って北の島に戻ってきた。

スオメンリンナ教会。
要塞の建造とともに作られ、支配国が変わるたびにカトリック、ロシア正教と改宗され、フィンランド独立後福音ルーテル派の教会になったそうだ。
塔の天辺はガラス張りに見えるが、灯台になっているのか？

スオメンリンナ教会 寺院・教会

クレーン。

スオメンリンナ島の散策はお終い。

続く。