2024/06/22 - 2024/06/23
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チャムンパスさん
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この旅行記スケジュールを元に
2024年6月下旬の週末に、茨城・福島県境を跨る奥久慈地域へ一泊二日の一人旅に行って来ました。
今回は福島県南部の塙町(はなわまち)にある湯岐(ゆじまた)温泉に宿を取り、併せて未訪問の茨城県大子町(だいごまち)に立ち寄る計画を立てました。
今年は例年になく関東・東北地方の梅雨入りが遅く、出発の前日にようやく関東地方の梅雨入りが発表されました。
旅の1日目は曇りがちな晴れ、2日目は時折雨の降る生憎の天気でしたが、日本三名瀑の一つに数えられる袋田の滝に古城跡巡りと、本格的梅雨入り前の久慈川の上流部を楽しんで来ましたよ。
本編は福島県東白川郡塙町湯岐温泉の宿泊先の滞在記です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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この前編は『2024年6月夏の週末一泊一人旅~茨城県&福島県奥久慈②:『もみじ寺』永源寺は地蔵さんだらけ~』です。
https://4travel.jp/travelogue/11912534
6月22日(土)の14時38分に、茨城県大子町のJR常陸大子駅から水郡線の郡山行きの普通列車に乗車して、本日のお宿のある温泉地の最寄り駅に向かいました。常陸大子駅 駅
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出発4分前に水戸方面から4両編成のキハE130系気動車がホームに入線しました。
常陸大子駅 駅
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常陸大子駅で先頭1両を残して、後3両を切り離しました。
常陸大子駅 駅
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常陸大子駅を出発した列車は県境を越えて、福島県内に入りました。
途中の矢祭山駅から見た車窓の風景です。
駅は矢祭山公園の園内にありますが、園内を流れる久慈川を眺めることが出来ました。矢祭山駅 駅
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久慈川は茨城県と福島県を跨いで流れる川です。
久慈川の上流部を表す『奥久慈』は、福島県も含まれます。久慈川 自然・景勝地
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15時7分頃に磐城塙駅に到着し、ここで下車しました。
磐城塙駅 駅
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磐城塙駅は水郡線では数少ない有人駅です。
現在の駅舎は1993年に竣工し、駅舎内に塙町立図書館を併設しています。
独特で斬新なスタイルの駅舎は、1995年にグッドデザイン賞を受賞しています。磐城塙駅 駅
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駅と宿泊地の間を結ぶ路線バスは土日祝日運行されていませんので、お宿に連絡して車の送迎をお願いしました。
送迎車が来るまでの間、駅前に展示されていた木のオブジェを撮影しました。磐城塙駅 駅
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15時20分頃に駅前にお宿の若旦那が運転される車が到着し乗車、約15分程かけて湯岐温泉にある『山形屋旅館』さんに着きました。
じゃらんで予約したプランは『【厳選常陸牛プラン】足元直下の源泉と厳選常陸牛で、心も体も胃袋も・・・!!もう一つの実家山形屋へ』で、一人泊の基本料金は15,400円(入湯税別)でした。湯岐温泉 山形屋旅館 宿・ホテル
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玄関で客室のキーを受け取り、母屋『本館』2階の205号室に向かいました。
踏み込み、広縁なしの6畳間の和室で、室内に洗面所やトイレ、冷蔵庫はなく共用となります。湯岐温泉 山形屋旅館 宿・ホテル
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客室の隅に布団が積んで置いてありました。
山形屋旅館さんは湯治宿に由来する旅館で、布団の上げ下ろしは宿泊客が行うルールです。
客室も湯治宿スタイルで、テンションもUp(*^_^*)湯岐温泉 山形屋旅館 宿・ホテル
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布団のそばに浴衣やタオル、アメニティ一式が入った洗濯籠が置いてありました。
湯岐温泉 山形屋旅館 宿・ホテル
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客室に入ってから人心地付いて、お茶を淹れてお茶請けのお菓子を頂きました。
山形屋旅館さんのチェックインの手続きは、来館時ではなく客室に置かれた宿泊客カードを書いて、夕食時に回収する方式です。湯岐温泉 山形屋旅館 宿・ホテル
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客室の窓から外を見ると、右手に本館に隣接する離れ『新館』が見えました。
こちらにある客室は、洗面所・トイレ付きだそうです。湯岐温泉 山形屋旅館 宿・ホテル
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左手を見ると駐車場を挟んで、混浴の岩風呂大浴場が見えました。
湯岐温泉 山形屋旅館 宿・ホテル
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客室で十分休息を取ってから、17時前に大浴場へ最初の入浴に行きました。
本館の階段の傾斜は急ですので、昇降に注意が必要です。
1階の玄関前に自販機が設置されていて、酒類も販売されています。湯岐温泉 山形屋旅館 宿・ホテル
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客室の窓から見えた新館の1階に貸切風呂があります。
宿泊客の利用は無料ですが、10時から23時までは予約制でそれ以外の時間帯はフリーです。湯岐温泉 山形屋旅館 宿・ホテル
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最初に利用した岩風呂大浴場は、夕食前の時間帯混雑していました。
駅から送迎車で旅館に来る時に若旦那から、今晩は温泉好きのグループ御一行が宿泊されていることを聞いていました。
滞在中の大浴場は賑やかそうですね。湯岐温泉 山形屋旅館 宿・ホテル
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ご挨拶代わりの最初の入浴を楽しんでから、外に出て山形屋旅館さんのお隣に建つ旧『井桁屋』の建物を撮影しました。
残念なことにコロナ禍が始まった頃に、諸般の事情により閉館したそうです。
現在の湯岐温泉は山形屋旅館さんの他に『和泉屋旅館』さんだけの、静かな山あいの温泉地です。井桁屋 (イゲタヤ) 宿・ホテル
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夕食は部屋食で18時から18時30分までの開始とのことで、当日は18時20分頃に配膳されました。
先にグループの宴会場の配膳を優先された様でした。
お膳は2つでまず一の膳です。
お造りはスズキの刺身と焼霜造、ヤシオマスの刺身と海魚と川魚の2種盛でした。湯岐温泉 山形屋旅館 宿・ホテル
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二の膳の上には宿泊プランのオプション、常陸牛の陶板焼きが載せてありました。
焼いているところの撮影を失念しましたが、脂が乗ってジューシーで美味しかったです。湯岐温泉 山形屋旅館 宿・ホテル
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飲み物は1階の自販機で買ったノンアルコールビール300円を頂きました。
湯岐温泉 山形屋旅館 宿・ホテル
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温かい料理は食事の途中で運ばれてきます。
鮎の塩焼きです。湯岐温泉 山形屋旅館 宿・ホテル
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茶碗蒸しです。
出来立ては温かくて美味しかったです。湯岐温泉 山形屋旅館 宿・ホテル
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揚げたての季節の天ぷらです。
山菜の『コシアブラ』はこの時期らしい山の味覚です。湯岐温泉 山形屋旅館 宿・ホテル
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シメのご飯とキノコや青菜、豆腐の入った味噌汁、香の物です。
茶碗ではなく、小さなお櫃の様な器でご飯を頂きました。湯岐温泉 山形屋旅館 宿・ホテル
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デザートのスイカで夕食は終わりです。
ごちそうさまでした。
元湯治宿のルールで、食べ終えたお膳は廊下に出します。湯岐温泉 山形屋旅館 宿・ホテル
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夕食を頂いてから、暫く客室でくつろいでいました。
今回はアルコール分を摂取していないので、寝落ちすることはありませんでした。
2回目のお風呂に入りに行きたかったのですが、基本24時間利用可能な混浴の岩風呂大浴場は、
①9時~10時
②14時~15時
③21時~22時
は女性専用時間です。
22時を過ぎてから早速入浴に行きました。
大浴場に入るとたまたまなのか、誰もいない貸切状態(*^o^*)
混浴のため撮影は本来自粛すべきところですが、源泉の真上に浴槽のあるこの浴場が珍しいので、今回撮影させて頂きました。湯岐温泉 山形屋旅館 宿・ホテル
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大きな浴槽の右隣に小さな浴槽がありますが、浴槽の中の岩の隙間やパイプから温泉が湧き出しています。
この浴槽は上がり湯として利用するルールです。湯岐温泉 山形屋旅館 宿・ホテル
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大きな浴槽の中の大きな岩の隙間やパイプからも温泉が湧き出しています。
温泉の泉質はアルカリ性の無色無臭の単純泉で、湯温は39℃弱で温く長湯が出来ます。
まさしく夏向きの温泉ですね。
チャチャっと撮り終えた後ぬる湯の温泉を楽しんでいましたが、しばらくして温泉好きのグループ御一行が入浴に来られて、浴室内は大変賑やかになりました。湯岐温泉 山形屋旅館 宿・ホテル
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静かに温泉を楽しみたい私としては、適度に身体が温まったところで早めにお風呂から上がりました。
客室に戻って自分で敷いた布団に入って23時頃に就寝しました。湯岐温泉 山形屋旅館 宿・ホテル
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翌日6月23日(日)は朝早く3時30分頃に目覚めて、4時頃に貸切風呂に入浴しました。
この時間帯さすがに誰も利用していないだろうと思っていましたが、行ってみて先客が居られたことにビックリ(・Д・)
温泉好きのグループ御一行が宿泊されているだけあって、うかうかしていられません。湯岐温泉 山形屋旅館 宿・ホテル
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貸切風呂ですので、脱衣所もこじんまりとしています。
湯岐温泉 山形屋旅館 宿・ホテル
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浴室は家庭用のお風呂と変わらない構造です。
湯岐温泉 山形屋旅館 宿・ホテル
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違うのは大浴場と同様、縁から溢れ続ける温泉で満たされた浴槽です。
源泉は岩風呂大浴場とは別で、かつて隣にあった旅館で使われていたものを利用されている様です。
泉質は大浴場とほぼ同じですが、泉温は41℃強の高めです。
浴槽に加温装置が付いていましたが、これは湯温が下がる冬季対策のためと思われます。湯岐温泉 山形屋旅館 宿・ホテル
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貸切風呂で温泉を楽しんだ後、もう一度6時30分頃に大浴場で入浴しました。
この日は未明から雨で、大浴場にはお宿の傘をさして出掛けました。
朝食は8時から夕食と同じ部屋食で頂きました。
お膳も夕食と同じ2つ、一の膳の上にはおかずが所狭しと並んでいました。湯岐温泉 山形屋旅館 宿・ホテル
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二の膳の上にはご飯としじみの味噌汁、ヨーグルトが並んでいました。
旅館の朝食は食が進みます。湯岐温泉 山形屋旅館 宿・ホテル
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朝食を頂いた後はチェックアウトまで客室でゆったりしていました。
10時にチェックアウトの手続きを済ませて、磐城塙駅までお宿の車で送って頂きました。
帰りの車を運転されたのはお宿のご主人、若旦那のお父様でした。
車中でお宿のことや湯岐温泉、地元塙町のことを色々伺うことができました。
お宿の皆さん、大変お世話になりました。
10時15分過ぎに駅に着いた時は、ありがたいことに雨が止んでいました。磐城塙駅 駅
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駅舎の近くに建てられていた防犯協会の掲示板のイラストは、昭和期を代表する漫画家、故富永一朗氏の作品です。
塙町に彼の作品を展示する『富永一朗はなわ漫画廊』があります。磐城塙駅 駅
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乗車予定の列車が来るまで1時間程の待ち時間がありましたので、駅併設の塙町立図書館(左上)に入って時間を過ごしていました。
11時15分発の郡山行きの普通列車に乗車して、次の目的地に向かいました。
本編旅行記を最後までご覧いただき、ありがとうございます。
この続きは『2024年6月夏の週末一泊一人旅~茨城県&福島県奥久慈④:磐城棚倉古城跡巡り~』となります。
https://4travel.jp/travelogue/11913838磐城塙駅 駅
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