２０２２－２０２３年末年始旅 その５ 三岐鉄道北勢線① 西桑名－楚原

2022/12/31 - 2022/12/31

過去旅アルバム

エリア 桑名・長島(三重)

• 旅行の満足度: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 私鉄

桑名駅はかつて共同使用駅で駅の左右にそれぞれＪＲと近鉄が駅舎を所有していた
今は橋上化の上、改札口は分離されているが、かつての近鉄北勢線、今の三岐鉄道北勢線はその当時から独立した駅舎を駅前広場の片隅に構えている

位置もまさに桑名駅の構内の外れ
もはや構内ではないような場所で、横を関西線の貨物列車がちょうど通過する

近鉄北勢線になる前、三重交通路線だったさらにその前は別会社で、と説明されそうだが、かつてはもっと国鉄駅舎近くに立地していたらしい

かつての桑名の中心は桑名駅から東へ１キロほど離れており、元々北勢線もここから９０度カーブして路線を延ばした先にその名も雅な桑名京橋駅を設置していた
西桑名には車庫や貨物施設も備わっていたが、駅周辺の整理とともに移転し簡素な今の姿になった由

その路線が続いていた名残か、開放的な突端で待っていると、上り列車が到着
乗客がパラパラと降りてくる

２０キロほどの短い路線だが終点の阿下喜まで行く運行は案外少なく、旅程に組み込むのに苦労した
員弁川対岸をほぼ並行する三岐鉄道三岐線と組み合わせるまでは当然なのだが、どこから入ってどこから出るか、どの時間帯・どの順番に乗るかなど多くの選択肢があり、この西桑名から入るルートになったのだが、ベストではなく、その理由は後でわかる

言わずと知れたナローゲージ車両

もちろん三岐鉄道にも鉄道むすめがいる
職員の年齢層を見ると、なかなか趣深い

後付けの空調設備

乗客がひしめき合ってでもいない限り、車内が狭いということもない

助役氏に旗を振られて発車

別世界のような近鉄特急を横目に

ゴロゴロと走り出す

関西線と近鉄名古屋線を乗り越す
ちょうど亀山行きが通り過ぎる
短い間にいろいろ見られて楽しい

すぐに上り列車とすれ違い

無人駅にするための自動改札機が設置
鉄道会社によっては、逆に徹底的に新しいものを入れないマンパワーに立脚する思想もある

大晦日の休日ダイヤだが、朝はまだ本数も多く割と頻繁に上下列車がすれ違う

星川駅
時間帯により有人駅
土日祝は終日無人というどこかのＪＲみたいなこともなく、今日も駅員配置されてる模様

都市型店舗代表のドン・キホーテもあるが

車窓はだんだん郊外風景に

切実

七和駅で３本目のすれ違い

田んぼと

家が入り混じる

北大社と六把野の統合新駅東員
三岐鉄道移管後は、駅の統廃合などかなり思い切った施策が行われている
たしかに町役場にはこの地点の方が近い

まだ新しさを感じるホームで４本目のすれ違い

旧北大社駅の北大社信号場という名の車庫
車両管理の中枢
実は今回乗るまで北大社駅がなくなったことを知らなかった

全検のために床下機器が取り外された車両と思われる

いなべ市の鄙びた風景が広がる

路線中最後の大きな駅楚原
甲子園にも出ている県立いなべ総合学園高校の最寄り駅
通学利用もあるだろう、有人駅である
阿下喜からの列車とすれ違い