2024/04/12 - 2024/04/20
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nichiさん
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そんなに詳しくはありませんが、シニア夫婦ともに歴史好きです。
特に私は城好きです。
今治城はぜひ訪れたかった城の一つです。
この今治城だけでなく、宇和島城、篠山城、赤城城、津城、大洲城、伏見城、そして京都の二条城まで築城した藤堂高虎。
築城の名人と言われていました。
今回の旅行で、今治城以外に宇和島城や大洲城にも訪れます。
この今治城は、瀬戸内海を巧みに利用した浮城です。
吹揚げの浜という砂丘地帯にこの城は築城されました。
藤堂高虎は伊勢に移り、その後1635年に松平が城主となり、海側の曲輪の大改修を行い、今治城の最終形が出来上がりました。
櫓は19ありましたが、12の櫓が海を向いていました。
三重の堀があり、堀には海水を引き込んでいます。
今は内堀しか残っていませんが、ココにも海水が引き込まれています。
中堀とド戸堀は舟入につながっており、これが今治港の原型になっています。
舟入は100m四方の大きさがあり、城内の舟入としては日本最大でした。
明治維新後に廃城となり壊されていますが、石垣と内堀がほぼ江戸時代の姿を残しています。
内堀の外側にはかつては中堀、外堀があり、外堀には舟入があった日本屈指の海城でした。
その舟入が今の今治港の一部です。
昭和以降に、天守閣、東隅櫓、山里櫓、黒鉄御門が再建されています。
なかなか面白かったです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
美味しかったB級グルメを戴いた白楽天さんから徒歩15分。
今治城に到着しました。
第一印象、堀が広くてデカい!
江戸城より幅が広いお城ですね~
後で知るのですが、堀の幅は50m~70m。
これは弓の射程距離を超える広さなんだそうです。 -
海側とは反対側の高麗門から城内に入りましょう。
高麗門の奥にあるのが山里櫓。 -
この山里櫓。
2層の櫓ですが、上層部の窓と窓の間に窓のようなものがあります。
これは珍しい大砲狭間です。
朝鮮出兵で水軍の将だった藤堂高虎ならではの工夫だったそうです。 -
山里櫓の隣にも広いお堀。
-
この広~いお堀は海水です。
-
大きなお堀越しの天守。
カッコいいな~ -
高麗門をくぐって右に見えるのは天守閣。
-
そして左に進んで山里櫓。
ここからは大砲挟間はみえませんね。 -
山里櫓をくぐります。
-
山里櫓から内堀を振り返ってみます。
-
お城に入ってきた道を振り返ってみました。
こんな感じに見えるんだ~ -
本丸にやってきました。
-
天守に入ってみましょう。
天守は1980年に市政60周年を記念して建てられた模擬天守です。 -
入場料は520円×2
-
頂いたブロッシャーにこんな古地図がありました。
内堀・中堀・外堀の3重の堀があった今治城。
今残っているのは内堀だけです。
中堀と外堀は舟入とつながっていて、瀬戸内海につながっていました。
カッコいいですね~
いかに大きなお城であったか?
スケールもわかりますね。
中は撮影禁止でした。 -
天守の最上階までやってきました。
ココは撮影可です。
こちらは北側です。
一番右が大島です。
左の方に瀬戸内海の島々がつながっています。
しまなみ海道ですね。
島々をつないでいる来島海峡大橋が良く見えますね。 -
内堀と瀬戸内海の間に見えるのが今治港です。
昔の舟入の跡です。
ココから瀬戸内海に向けて船が出て行ったのですね~
想像するだけでワクワクします。
城内の奥は鉄御門と武具櫓が見えます。
手前に藤堂高虎像が見えます。 -
藤堂高虎の像をアップ!
-
東の方に向かって歩きます。
-
東側の景色です。
奥に広がる瀬戸内海、
このずっと先は神戸。大阪方面ですね。 -
アップで!
右から比岐島、四阪島、魚島、高井神島、弓削島です。
松平久松もここから島々を見ていたのでしょうね~ -
少し南へ。
-
南東側の景色です。
角の櫓は御金櫓です。
その手前は二の丸です。
で、奥には瀬戸内海。 -
お城から見える瀬戸内海の島々の景色は昔と変わらないのだろうな~
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南側にやってきました。
遠くの山並みは四国山地です。
あの向こうは高知県ですね。 -
海の向こうに西条の街が見えます。
今治から見ると、西条は南なんですね。
奥は四国山地の笹ヶ峰連峰です。 -
瀬戸内海にちょこんと浮かぶように見える島は平小島です。
漁業とミカンの島ですね。
その左奥にうっすら見えるのが新居浜市です。
後日、伺いま~す! -
新居浜市街をアップで!
-
こちらは南西側です。
眼下に見えるのは、城内にある吹揚神社です。
遠くに見えるのは四国の最高峰である石鎚山ですね。 -
アップで!
奥の山が四国最高峰の石鎚山(1982m)です。
手前が笠松山(右)と世田山(左)です。
いいお天気で良かった! -
こちらは西側の景色です。
高層の建物は、今治で一番高いビルで、今治国際ホテルです。 -
こちらは北西側です。
内堀の土橋が見えます。
私たちはあそこを通って城内に入りました。
右に小さな高麗門、そしてその右の櫓が山里櫓です。 -
天守から降りてきました。
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城内に鎮座する住吉神社です。
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こちらは隣の稲荷神社です。
明治5年より今治城内に鎮座する神社です。 -
稲荷神社の桜を入れて天守を撮影してみました。
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その隣の吹揚神社です。
立派な神社ですね。 -
お参り~
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神門をくぐって階段を降りて二の丸へ。
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二の丸では桜が咲いていました。
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こちらは二の丸の東の角にある御金櫓です。
昭和の時代に再建されたコンクリートの櫓です。
今治城の金銭を保管するための櫓でした。
中では強度美術館として、地元作家の展覧会を開催中でした。 -
御金櫓から見た天守。
桜も咲いていて綺麗ですね。 -
さっき天守から見た藤堂高虎像です。
-
アップで!
逆光なので、加工してます。
ビックリなのが、この藤堂高虎像は鎧姿ではなく平服なんです。
時代を先取りして平和な時代の城づくり、城下町の発展を考えた高虎なんですね。 -
逆光だけど天守を入れて撮影してみました。
-
ココでも桜が咲いていますね。
奥の建物は鉄御門につながる武具櫓です。
二の丸の北の角にあります。 -
右の鉄御門につながっています。
鉄御門・武具櫓は2007年に忠実に復元されたものです。
一見の価値ありですね。 -
天守の入場券を見せて中に入れます。
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武具櫓の前から天守を眺めます。
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カッコいいですね~
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昭和の再建と違って、きちんと大きな木を使って忠実に再建されたようです。
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鉄御門・武具櫓再建工事に関する資料が展示されていました。
材木の選定は東北地方まで及ぶなど、かなり苦労したようです。 -
石落としです。
ここから石を落としたり鉄砲で撃ったりして敵を攻撃しました。
門の真上にある櫓ですので、門を破ろうとする敵を真上から攻撃することができました。 -
木の香りが素敵な櫓の中を進みます。
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これは格子窓。
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敵兵の侵入や矢弾を防ぐため、太い格子を付けたのが格子窓です。
格子の間隔は、敵の頭は入りません。
内側からは鉄砲を撃ったり矢を射ったりすることができる幅になっています。 -
こちらにも格子窓。
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隙間から覗いてみました。
外から内堀の土橋を通ってきた敵がココからよく見えるわけですね。 -
今治城の正門は桝形虎口になっています。
石垣や土塁で囲った広場(桝形)を伴う城の出入口(虎口)のことです。
藤堂高虎は、桝形虎口の外側に高麗門。
内側に鉄御門、と2つの門を設置しました。
そして、三方に長屋状の櫓(多門櫓)を巡らせました。
敵が桝形に侵入しても、周り中から攻撃することができました。
高虎が考案した今治城の桝形虎口は、江戸城や大阪城など、徳川幕府の主要城郭に採用されて行きました。 -
これは矢を射ったり鉄砲を撃ったりする狭間です。
斜め下を向いている小さな窓ですね。 -
木の香りがいい感じです。
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武具櫓を出て、山里櫓に向かいます。
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山里櫓にも入ってみました。
ココは古美術の展示場でした。 -
鉄御門まで戻りましょう。
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頑強な石垣の上に造られた武具櫓です。
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先ほどはこの二階に入っていたわけで、挟間や石落としを外から眺めます。
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鉄御門から外に出ます。
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これが鉄御門かぁ~
文字通り、「鉄」です。 -
頑強ですね~
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鉄御門を出るとそこは回り戸囲まれている桝形虎口です。
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桝形虎口に出ました。
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桝形虎口の正面で、巨大な石が石垣に埋め込まれています。
上の櫓には先ほど中から見た格子窓がありますね。
敵兵の侵入や矢弾を防ぐため、太い格子を付けたのが格子窓です。 -
今治城最大の石で、勘兵衛石と呼ばれています。
築城奉行だった渡辺勘兵衛にちなんだものです。
この城を訪れた人は、この石の大きさに驚いたことでしょうね。 -
今はありませんが、この桝形虎口の入口には高麗門がありました。
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この図でその様子がよくわかりますね。
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頑強な桝形虎口ですね。
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今治城の石垣には、このように白くてつやがある石が混じっています。
これはなんと大理石なんだとか。。。
石垣に使われるのは珍しいようです。
小さな穴が空いているのは、貝が空けた穴で、元々海にあった石が使われたようです。 -
桝形虎口の入口付近から土橋の桜が満開です。
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ちょうどいい時期に訪れました。
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内堀の中の土橋の桜も満開です。
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桜の奥の建物は武具櫓です。
お城と桜、似合いますね~ -
逆光だけど、こっちの方が綺麗に見えるかな?
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土橋から見える内堀。
広い内堀ですね~ -
堀にいるお魚
この内堀は海水ですから、海水魚です。
スズキ、クロダイ、ボラ、サヨリ、コノシロ、コモンフグ、ヒラメ、ウマヅラハギ。
海なんですね~~
でも、淡水魚のミナミメダカもいるようですね。
一部堀底から真水が沸いている所があって、そこに生息しているようです。
不思議な堀なんですね。 -
あそこから海水が出入りしています。
以前の外堀は海に面していましたが、今は内堀だけ残っていて、水路で昔は舟入りだった今治港と水路でつながっています。
よって、潮の満ち引きで内堀の水位が変わります。
こんなお堀、初めてだな~ -
土橋を渡って振り返りました。
登城の際はココから入って行ったのですね。 -
それにしても広い内堀ですね~
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城を出たところは「御厩通」という町名だったのですね。
お城の入口の坂道の下に藩主の厩があって、後に町名を決める際にこの名前になったそうです。 -
城を眺めながら内堀の横を歩きます。
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アップで鉄御門越しの天守も。。。
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海水が出入りしている水路の入口です。
潮の満ち引きで石垣の水の跡が付いているのでしょうか? -
今治城から舟入のあった今治港に向かいましょう。
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内堀からつながる水路沿いを歩いて行きます。
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内堀から50m~60mほどで今治港です。
ココは昔、今治城の舟入だった所ですね。
いや~~
面白いな~
つづく
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