2023.10　四国初上陸！レンタカ一で巡る四国四県制覇、一週間の旅⑥…一日で愛媛四城を駆け巡る《後編》

2023/10/07 - 2023/10/14

「一日で愛媛四城を駆け巡る」後編です。

今まで夫の戦国時代大好き・お城大好きの趣味にくっついて歩いていただけの私が、なぜか突然目覚めてしまった。(笑)

四国ってお城の宝庫だったのね～。^^;
なにせ、まあ歴史の浅い北海道、戦国時代とは無縁の北海道に住んでいると、お城なんて教科書でしか知らないもんね。
あ、一応北海道にも「松前城」と言うお城はあるけど、そんな由緒正しい歴史あるというまでのものではない。

それが、400年前の建物が残っていたり、400年以上も前にあんな立派な石垣を築きあげたり、と知れば知るほどハマればハマるほどお城が面白くなってくる。

なので、知識は付け焼き刃です。^^;
それなりに一生懸命勉強しながら、でもその勉強が楽しい。
それに、老後の楽しみのためにもちょっとは内容のあるものにしとかないとね。←もう充分老後ですが、学ぶ意欲があるうちはまだ若いと思って頑張ってます。

愛媛四城の最後を飾るのは、一躍私の中でスターとなった「藤堂高虎」、築上の名手と言われていた高虎が、自分のために作った「今治城」です。


【四国旅・全行程】
　10/7　千歳→羽田→徳島空港→室戸岬(民宿室戸荘泊)
　10/8　室戸岬→高知(ブライトパークホテル泊)
　10/9　高知→梼原(マルシェ梼原泊)　梼原(ゆすはら)と読みます(前後編あり)
★10/10　梼原→今治(スーパーホテル今治泊)
　10/11　今治→剣山(民宿まつうら泊)
　10/12　剣山→徳島(東横イン徳島眉山口泊)
　10/13　徳島→淡路島→徳島(東横イン徳島眉山口)
　10/14　徳島→羽田→千歳

エリア 今治(愛媛)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: レンタカー JALグループ

14:50

13:50に松山を出て約1時間、今治到着。

今治は今治でも、市内ではなく、外れの方にある「タオル美術館」。
今治といえば、そうです、「今治タオル」！

特に今治タオルに思い入れがあるわけじゃないけど、どうしても見たいものがあるのです。

予定では先に今治城ですが、先にお城見ちゃうともしかしてこないで終わっちゃうかもしれないから、と先にタオル美術館へ。

タオル美術館 美術館・博物館

可愛いぬいぐるみがお出迎え。

時間がないのでじっくりは見ませんでしたが、素材はもちろんタオルだよね。^^;
あ、滞在時間は30分の予定、駆け足で回ります。

★タオル美術館(今治)★
　　https://www.towelmuseum.com/

↑の写真入り口、正面のフロント右手にはショップがありますが、後で～。(寄る時間があれば)

ショップ入り口上にかかってる、ミッキーやミニーのタペストリー、なんと一枚５５０００円もするそうです。(＠_＠;)

目指すのは、4階5階にある有料の企画展示エリア。

途中、目を引く展示やショップを足早に横目で見ながら通り過ぎる。

このカラフルなグラデーションの展示も、ここの見どころの一つです。

「Garden　cafe」

え、GODIVAも食べられるの？食べんけど^^;

糸巻きで作られたキティちゃん。
糸巻きでアートが出来るなんて、ユニークな発想。

キティちゃん好きなら、この空間はたまらないでしょうね。

うろ覚えだけどここから有料エリア？

タオル美術館はムーミン推し？

置かれているぬいぐるみは、たぶん全てタオル地。

タオル美術館といえばの、この眺め。
カラフルな糸巻きのラインがとっても楽しい。

ここからはすでに有料エリアです。
大人　800円(65歳以上500円)

65歳以上が「高齢者」と言う響きに多少抵抗は感じながらも、恩恵だけはしっかりと主張するわがままな高齢者です。(笑)

製造工程のラインを見学できます。
実際に、お仕事をされています。

実際に、機械から出来上がった物が出てきています。

あ、スヌーピーを作ってるのね。

4階から5階に上がる階段、ムーミンの仲間たちと一緒に上がっていくよ。

ムーミンの常設展から見ていきます。

ムーミンファミリー。

結構大きいです。

トーベ・ヤンソンさんの作品の展示。

タオルで出来ている質感がわかりますね。

すご～い、壁一面の糸巻き。

そして、糸巻きの家。

常設展「キャシー中島の世界」

私も一時期パッチワークにハマった時があり、ちょっとはかじったので凄さがよく分かります。

まずは、これです～、見たかったのは。(笑)

こういう発想が好き。

さ～、やってきました！

ここです、お目当ての場所は、ここです。

「Disney100　TOWELCOLLECTION」

ウォルト・ディズニー社１００周年を記念して開催された展示会です。(２０２３年１２月１２日まで開催予定)

タオル美術館について、ここまで来るのに１５分。
あと、１５分しかいられません。^^;

でも、これを見ただけでもうテンション↑になってるのは、もう皆さんすでにおわかりですよね～。(笑)

いちいちなんでも、楽しい。(笑)

シンプルなミッキー、ミニー、これも全部タオル。

下の写真で質感がわかるかな。

ぜ～んぶタオルのアート。

下のミッキーとミニー(他にもシンバやエルサがある)のタオル、これはタオルだけど2枚目の写真のタペストリー、なんと一枚５５０００円だそうな！(＠_＠;)

飾りたいけど、こんなふうに飾るスペースもないし、色んな意味で手が出ない～。^^;

３２２４本の糸巻きで作られたミッキー。

うん？この図案何処かで見たことある～、と思ったら…
はるか昔３５年以上も前、息子二人のために必死で編んだミッキーの編み込みセーター。
この図案を、編み物の製図におこすのがまぁ大変だったな～。

あどけない息子たちですが、今はもう見る影もないおっさんなので、顔出ししても大丈夫でしょう。(笑)

デイズニーのギヤラリーを出ても、最後の最後までいろんなアートで楽しませてくれます。

見たかった「Disney100　TOWELCOLLECTION」も滞在時間１０分！^^;

急がないと、今治城が閉館しちゃう～。
とりあえず、Disneyのタオルハンカチをバーッとお買い上げ。

でダッシュで今治城に向けて走ります。

16:00　今治城到着～！

なんとか間に合った。

今治城の閉館時間は午後５時。
お城の見学はどこも９時～５時だね。

今治城と村上水軍の関係は、私もまだなんとなくわかり始めたところなのでここでは割愛。
でも、秀吉の朝鮮出兵頃から関係しているのはなんとなくわかった。

今治城駐車場に車を止め(１時間１００円)、「土橋」をわたります。

もうあんなに陽が傾いてる。^^;

今治城 名所・史跡

今治城は、海に面している平城のため、お堀にも海水が引き込まれています。
というより、お城から船に乗ってそのまま海に出られるという、いまだかつてないお城。
日本三大水城(いまばり城、高松城、中津城)ともいわれています。

そのため、海と川の両方の魚が生息する珍しいお堀です。

「今治城鉄御門」

残念ながら、今治城に当時の建築物は残っていないそうなんです。ちょっと残念。

城内の建物も史実に基づかないものがほとんどらしいようですが、この「鉄御門(くろがねごもん)」はできる限り史実に基づいて作られたそう。

鉄御門をくぐる前の多門櫓の下には、お城あるあるの巨石が。(笑)
「勘兵衛石」とのこと。

階段？なのでしょうか、今までとはちょっと違う。

平城なので、なんの苦もなく天守閣までやってきました。

お城の前の広場には「藤堂高虎」の像。

これは、色々と見て回ったあと午後５時ころに取った写真なので、もうかなり陽が傾いて、最高のアングルが逆光。^^;

鎧武者姿ではなく、平服、つまり普段の姿の騎馬像は珍しいとのこと。

高虎は8人もの主人に仕えたことから「出世の為に主君を変える強欲な男」ともいわれているようですが、仕えた主人が亡くなったりとかでやむを得ずと言う仕方ない運命でもあったみたいだけど。
秀吉の弟秀長に仕えた時が、高虎の運命・考えを決めたんだなと、それで「推し」になった私です。

さて、まずは天守閣から見学に行きますか。

と言っても、今治城、天守閣を始めとして当時の遺構は殆どないに等しいらしいんです。
「復興天守」と言って、観光資源として天守をなんとか立てたいけど詳細な資料がないため、史実とはかなり違うものが多いらしいのです。

さらに言えば、ここ今治城は、撮影禁止。
資料展示が主なものになるので、多分スルーで見ることになるでしょう。^^;

ということで、天守閣最上部からの眺めとなります。
景色だけは撮影OKです。

お堀が海のすぐそばにあるのがわかりますね。

お城の影が～。(笑)

眼下に、赤い鳥居が立ち並んでいるのが見えます。

事前にグーグルマップで調べていたときに、鳥居が連なる神社があるというのは知っていたので、後で立ち寄ります。

海の向こうに掛かる橋、「来島海峡大橋」かな。

時間があれば、「来島海峡第二大橋」を渡って「亀老山展望公園」くらいには行ってみたいなとも考えていたときもあったけど、予定が押せ押せ。^^;

天守閣滞在２０分。^^;

我が家は展示資料もじっくり見るという城好きではなく、お城がどういう場所にどのように立っているか、を見るのが好きなので、極端な話、お城の中に入らないこともしばしば。

とはいえ時間が許せば見て歩きます。
まだ時間があるので「御金櫓」へ。
その名の通り、お金を保管する金蔵ですが現在は美術館のようになっているのでもちろんスルー。^^;

続いて「鉄御門・武具櫓」

その名の通り、武具庫ですね。
当時の武具こそありませんが、かわりにわかりやすい、パフォーマンスのパネルがあります。(笑)

うん、わかるわかる。

お城を回ってると、「武者走り」だの「犬走り」だの独特の用語が飛び出してくるわけで。

「武者走り」は今まで見てきた天守閣の中でも何度も出てきていたのでわかります。
が「犬走り」とは？

今治城は海水を引き込んだお堀が作られているので、潮の満干潮があり、それにより地盤を固める事が必要で地面を砂で固めなくてはならず、石垣を高く積んでいくために必要なスペースだったらしい。

それが「犬が走れるくらい細長い平地」ということで「犬走り」と呼ばれたらしい。

高い石垣が好きな築城の名手藤堂高虎が作るお城には幾つかあるようです。

「山里櫓」

「山里櫓」から「櫓門」の外に出ると、お堀のすぐ近くに出ました。

と、柵で通れないようになっている場所があります。

よく見ると、どうやら船着き場のようです。
お城から、船に乗ってそのままお堀へ、そして海へと繰り出していけるようになっています。
さすが、高虎の考えることは違う！←推しの贔屓目(笑)

船着き場から見える天守閣。

こんなにすぐ近くから、船に乗り込むことが出来るんですね。

どうしても、この本を手に写真を取りたかった。

でも感動で？ブレブレ(笑)

それでは、天守閣上から見えていた「神社」に向かいます。

赤い鳥居が連なる「吹上神社」

今治市内の各地にあった神社を、明治５年に合祀鎮座されたものです。
なので、天照大神を始めとした大神様、更には「藤堂高虎公」が祀られた神社があります。

グーグルアースで見ていると気になる場所だったんです。

吹揚神社 寺・神社・教会

神社から見る天守閣。

「吹揚神社」

時刻は午後５時１０分。

天守閣の入り口は閉まっちゃいましたね。

「高虎様」のお姿も拝めたし(笑)

そろそろ今治城を後にしましょうか。

来た時に通ってきた「土橋」

高校生の、くつろぎの場所になっているようです。(笑)
男の子ばかりのグループだけど、カップルにとってはデート場所にもなるでしょうね～。(笑)

夕暮れ時のお城。

西の方のお城の姿は、幻想的なシルエット。

で、帰る前に気になってるアレを見なくちゃ。

アレは「アレ」ですよ～。(笑)

そう、今治城のお堀は海水を引き込んでいるということでした。
どこでどうやって海で繋がっているんだろうと、気になりお堀の周りのを歩いてみました。

そうしたら、見つけましたよ。
町の中を通って海へと向かっているんでしょうね。

これで本当に最後。

午後５時２０分、今治城をあとにします。

途中スーパーに寄ったりして、午後５時４０分、今宵の宿「スーパーホテル今治」に到着。

駐車場で見つけた、ご当地ナンバープレートが可愛かったので。(笑)

スーパーホテル今治 宿・ホテル

17:50

ちょうど混雑する時間帯、フロント激混み。
ま、スーパーホテルは何度も利用しているので、システムは合点承知だい！
ルームキー代わりの暗証番号だけ貰ってサクッとチェックイン完了。

今回のプランは「シアターツイン」
予約時料金　1室9000円
じゃらんのスペシャルクーポン1500円と、じゃらんのポイント300円(少なっ^^;)使って、7020円のお支払い～。

いや～、大浴場あって、朝食ついて7000円は、安くて助かったわ～。
昔のスーパーホテルは安いなり、だったけど、最近は段々と使い勝手が良くなってきましたね。

でも、あれ？テレビはどこ～。

まぁお部屋は「シアタールーム」

そうです、テレビ、壁に映し出されるんですね。
こんなの初めて。
慣れないと見ずらいけど。(笑)

ここの決め手の一つは「ウエルカムバー」があることだったのよ～。(笑)

と言っても、ビールがなくて残念だったけど。
私はワインと梅酒をいただきました。
夫は、何だっけ？

夫を「ウエルカムバー」に残し、私は2階にある「ランドリールーム」へ。

そうです、今回1週間の旅。
荷物を減らすべく4日分の着替えで臨んでるので、ちょうど4泊目の今日はお洗濯日。
ビジホですからたいていランドリールームはありますね。

荷物をおいてダッシュでランドリールームに向かうと、ラッキー3台中2台空いていて、一緒に入った男性と私で残りゲット。(笑)

洗濯は使用料1回200円、洗剤柔軟剤、市販されているボトルがそのまま置いてあり自由に使えます。
更に、乾燥機は無料。
何という太っ腹。

洗濯が終わるまで、ウエルカムバーでうだうだ。(笑)
洗濯が終わったら、乾燥機に入れて、1時間半に設定して(完璧に乾かしたいので)夕食を食べに出かけます。

フロントで近隣のお食事どころのマップを頂いてました。

でも、遠出はしたくないし、ということでやってきたのはホテルすぐ近くの「今治焼き鳥まるや」さん。(本当に徒歩2分)

まる屋 グルメ・レストラン

へえ～、ご当地やきとり食べ比べなんてあるんだね、なんて夫と話していたらわが町「室蘭」もあるじゃないですか。

「室蘭やきとり」も取り上げていてくれるということで、「室蘭やきとりの室蘭から来ました～」と言ってこのまるやさんのロゴの写真を撮らせてもらいました。

そうすると、女将さんと息子さんかな、「来月やきとりの研修で室蘭行くんですよ」と我が家近くの、室蘭で観光客に有名な焼き鳥屋さんの名前が出るではありませんか。
あ、室蘭はやきとりの人口比が全国一とも言われるやきとりの街なので、それぞれお気に入りのお店があるんです。
(厳密に言えば鶏肉ではなく「豚串」なんですが、むろらん人は頑として「やきとり」といいはります笑)

中でも観光客が入りやすい大手の焼き鳥屋さんにいらっしゃるということで。

で、地元の新聞社に取材してもらうように、連絡しますよと言って、とりあえず新聞社に取材依頼をしたら、本当に取材してくれたみたいです。
(新聞の顔出し写真もそのまま載せていいですよ、と許可いただきましたので載せちゃいます)

「新聞にのりました」と、まるやさんにメッセージをしたら、ちょうどこの旅行記作っている今、「本当に取材が来ると思いませんでした。今治と室蘭、つながりに感謝します。いつか室蘭でやきとりフェスが出来るように頑張ります」とメッセージを頂きました。

こりゃ、また今治焼き鳥食べに行かなくっちゃ。＼(^o^)／

メニュー

まるやおすすめメニューのNO1、2，3　行ってみよう！

で、今治焼き鳥、堪能しました。

お肉苦手だけど、焼いた鶏肉と豚肉少々ならなんとか食べられる私。
でも、鶏皮は苦手なんだよね。

でも今治やきとりといえばどうやら「鶏皮」
串に挿していない鶏皮を鉄板で焼き、鉄の重しでプレスして焼くのが今治焼き鳥ということです。

なんの抵抗もなく食べちゃいました～。

左から順番に
NO２の「皮にんにく」NO３の「親ももにんにく」「せんざんぎ」そしてNO１の「つっきね」

まるやさんでは、女将さんとの会話の他に、常連さん？との会話も弾み、1時間半も居座ってしまいました。
「室蘭？風力発電の仕事で北海道あちこち回ってるから知ってるよ」とか(笑)

そんなに広くないお店、私達が入ってすぐあとからも次々とお客さんが来て、ほとんどお断りしていました。
そんなこんなの楽しい夜を過ごし、今治の思い出がとっても濃いものになりました。
まるやさん選んで大正解！

ふぅ～、満足満足。

お店を出ると、ホテルは目の前。
楽ちんだね～。＼(^o^)／

スーパーホテル今治 宿・ホテル

大きいお風呂に入りたかった～。
そんなに広くはないけど、誰も入ってないのであづましい。(笑)
(平日だし、基本ビジネスマンばかりだったから女性は少なかったのかもね)

私がホテルを選ぶ基準は、朝食大浴場付き、そして値段が手頃なビジホ。
今回はそれをすべて兼ね備えた、満足のホテルでした。

旅行では夕食はたいていスーパーのお惣菜だけど、たまには食べにも出ますよ～。
さ、明日から折り返しです。
まだまだハードな旅は続きます。