2023.10 「秋の乗り物まつり」の旅 Vol.7　たった３時間の至福の空・ファーストクラスの旅

2023/10/02 - 2023/10/06

2023年「春の乗り物まつり」に続き、今度は「秋の乗り物まつり」。香港国際空港のキャンペーンで航空券を貰い、身近なところでカンボジアのビザを取得できることを知り、更には移転により閉鎖される空港があると聞いて航空券を確保していった本末転倒な旅。それでも乗り物を乗り継いで移動する旅が好きなので楽しみにしていた。

すでに旅は後半戦。カンボジア・シェムリアップからバンコクに戻り買い物やら食事を楽しみそろそろ帰国の途に。でも第２のメインディッシュを旅程に組んだこの旅....ある意味、クライマックスがやってくる。

エリア バンコク(タイ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 15万円 - 20万円
• 交通手段: 飛行機
• 航空会社: エミレーツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

宿をチェックアウトし、タイ国際航空の本社で朝食をとってスワンナプーム国際空港に到着。さて、出発ボードを見て「どの飛行機に乗ろうかな？」....なんて、１度はやってみたいな。もしくはサイコロに任せてどこかへ行くとか！？四国とか？ｗ。

ちなみにこのボードを見て、これから搭乗する予定の便が定刻で出ることを確認していた。

スワンナプーム国際空港 (BKK) 空港

この後のフライトは今のところ定刻で飛ぶことを確認。ということでセブンイレブンでお土産を購入する。お土産はいろいろと検討するが、毎度のことでインスタント麺にしてしまう。

スワンナプーム国際空港 (BKK) 空港

お土産を購入したところでリパッキング。ここまで受託手荷物は無しで飛行機に乗ってきたが、スワンナプームからは荷物を預けて帰ります。

画像の右隅に写っているIKEAのフォールディングバックにお土産を始め、着替えた洗い物やこの先不要になるものを詰めていく。これでかなり身軽になったよ。

スワンナプーム国際空港 (BKK) 空港

荷物の整理を終えてから搭乗手続きへ。

スワンナプーム国際空港 (BKK) 空港

これから搭乗するのは初めてとなるエミレーツ航空。

スワンナプーム国際空港 (BKK) 空港

ここでエミレーツ航空に搭乗するとなると、行先はどこになるのかな？。

スワンナプーム国際空港 (BKK) 空港

搭乗手続きを終え、先ほど整理した荷物を預けて搭乗券を手に。そして出国。この３日間で２回もタイを出国することに。

でも、ここから入っていいの？。

スワンナプーム国際空港 (BKK) 空港

無事に出国し制限エリアへ。パスポートにはタイの入出国×４とカンボジアの入出国×２の計６つのスタンプが１ページにまとまって押されている。次にタイにこれるのはいつになるのかな？。

スワンナプーム国際空港 (BKK) 空港

搭乗時刻まで２時間ちょっとある。免税店を巡るようなことはしないのでこちらへ。インビテーション貰っていたのでお邪魔していきましょう。

エミレーツ航空ラウンジ (スワンナプーム国際空港) 空港ラウンジ

いつもはスターアライアンス系のラウンジを利用しているので、エミレーツ航空のラウンジは初めて。室内は広く、スタッフも笑顔でサービス満点。

エミレーツ航空ラウンジ (スワンナプーム国際空港) 空港ラウンジ

お楽しみの食事は....どれも美味しそう。

エミレーツ航空ラウンジ (スワンナプーム国際空港) 空港ラウンジ

機内食もあるのでこの程度で。この料理は予めこのように盛ってあるのでお皿ごとテーブルへ。そしてビールは Chang をいただきます。

もちろん自分で料理や量をチョイスできるバイキング方式のメニュー・コーナーもある。

エミレーツ航空ラウンジ (スワンナプーム国際空港) 空港ラウンジ

食事の後はせっかくなのでとシャワーを借りることに。

エミレーツ航空ラウンジ (スワンナプーム国際空港) 空港ラウンジ

エミレーツ航空のラウンジだからと変に期待して借りてみたけれど、バスタオルとタオル、そして備え付けのシャンプー、リンス、ボディソープのみで他のアメニティ類は無かった。それでもシャワーの湯量と湯温には大満足！。浴びといて良かったな。

って、完全にラウンジ○食だよ。

エミレーツ航空ラウンジ (スワンナプーム国際空港) 空港ラウンジ

シャワー上がりにビールとチーズをいただきます。そしてちょっとした「おつまみ」を探しにカウンターへ見に行ったらシャンパンを見つけてこちらもいただきますよ。

エミレーツ航空ラウンジ (スワンナプーム国際空港) 空港ラウンジ

シャンパンを見つけたので自分で注ごうとしたら、すぐにスタッフがやってきて注いでくれた！。呑兵衛への牽制だったのかもしれない....（違。

エミレーツ航空ラウンジ (スワンナプーム国際空港) 空港ラウンジ

ラウンジに入室した直後は空いていたけれど、搭乗時刻が近づくにつれ混雑してきた。それでも空いているテーブルがまだたくさんあったのでキャパシティは充分にあるようだ。

エミレーツ航空ラウンジ (スワンナプーム国際空港) 空港ラウンジ

ちなみにラウンジ内では Wi-Fi も利用できるが、IDやパスワードはチケットの裏にスタンプされているのでコレを見て接続するようだ。私は海外SIMを使用していて、容量に余裕があったため利用しなかったので通信速度は不明です。

※画像のパスワードは一部消してあります。

搭乗時刻ぎりぎりまでラウンジを楽しんでから搭乗口へ。ラウンジから搭乗口まではそれほど遠くなかったのでありがたかったな。

スワンナプーム国際空港 (BKK) 空港

これから搭乗する飛行機を目の前にする。自分にとって初めて搭乗する AIRBUS A380-800 だ。間近で見ると、その大きさに改めて驚いてしまう。

スワンナプーム国際空港 (BKK) 空港

搭乗開始となりゲートを通過する。

スワンナプーム国際空港 (BKK) 空港

ボーディングブリッジを歩いて機体へ向かう。途中分岐があって、どうやら３本の搭乗橋が機体につながっているようだ。

スワンナプーム国際空港 (BKK) 空港

いよいよ初搭乗となる AIRBUS A380-800 の機内へ。ワクワクが止まらない。

スワンナプーム国際空港 (BKK) 空港

っと、機内に入る直前に外を見ると....この高さ。はい、２階席へ向かいます。それにしても高いなぁ。

機内に入るとすぐに客室乗務員（CA）が手元の搭乗券を確認する。そして私の名前を発しての挨拶、からの誘導で通されたのがこちらの席。

この一連の流れに慣れていないので緊張してしまったよ。

旅行記のタイトルにもあるが、これから憧れのファーストクラスをエミレーツ航空で体験する。行先は香港....かなり短い旅程だけど、どんなフライトになるのか？。

いきなり凡ミス発生！。緊張していたせいなのか、ウェルカムドリンクを「オレンジジュース」でオーダーしてしまったよ。計画ではここからシャンパンをいただく予定だったのに.... orz 。

ウェルカムドリンクのオレンジジュースを飲み干した後はアラビックコーヒーをいただきます。写真を撮ろうとしたらストップをかけられ、「写りよくないから、ちょっとコーヒー淹れなおしてくる」と言ってギャレイに戻っていった。きれいに写真に残せずなんだか申し訳なかったけど、しょっぱなから凄いサービスだよな。

アラビックコーヒーは初体験。普段飲んでいるコーヒーとはかなり変わった感じな香り、味だったが嫌いでは無いな。そしてコーヒーと一緒にサーブされたデーツとともにいただくと更に美味しく感じた。

個室型のシートに座る。足元の広さだとか、シート幅だとかが狭いだの広いだのとかの評などする必要のないサイズだ。そして目の前には大型のモニタまで設置されていた。

まだ落ち着かないところでメニューブックを渡される。

こちらはワインリスト。

名前でしか聞いたことが無いシャンパン「ドンペリニヨン」。

このほか、錚々たるワインたちが並んでいる！

....らしいが、普段ワインを嗜むことをまったくしないので、さっぱり解りません。

もう「猫に小判」「豚に真珠」のようなワインリストだ。

うん、上記のような感想すら持てないほどの無知ようだったかも。

こちらはグランドメニュー。食事と飲み物をこちらから選択する。

ソフトドリンク、モクテル、コーヒー、紅茶、カクテル、ビールなどいろいろ。

こちらは食事メニュー。

昼便なので食事はランチメニュー。フライト時間も短いのでアペタイザーそしてメインディッシュとサイドディッシュ、デザートが並ぶ。あ、あとキャビアも。

メニューリストのほか、ファーストクラスの座席には予めドリンクやスナックもセットされている。残念ながら冷蔵機能はないのだが、電動で出てきたり収納したりとなかなか楽しい。

https://youtube.com/shorts/8uXpz3Ad_h4

ついつい何度も開閉を楽しんでしまった。

安全のしおり。A380の文字を見てやっと搭乗出来たんだと改めて実感。

初めて搭乗する機体だから安全のしおりをしっかり見て、脱出方法も確認しておかなければ。でも２階から脱出シューターは嫌だな。

そういえば大昔、某航空会社の訓練施設にお邪魔した時に Boeing 747 のモックに入り込み、アッパーデッキから展開した脱出シューターを見下ろしたことがあった。あんなもん誰がここからシューターで脱出するんだよ！？。なんて思ったけれど....いざとなれば、どうなんだろう？。

ヘッドホン。今回は使用しなかったので（普段飛行機内でも使うことは少ない）どんな感じだったかは不明。

この巨体の飛行機にもかかわらず３本の搭乗橋を使い、乗客を時間内に収納していた。てっきり「このペースなら出発遅れるかな？」なんて思っていたけれど定刻にプッシュバックスタート。そして離陸時のエンジン音の想像以上の静かさに驚いてしまった。４発のエンジンを積んでいるが、座席がエンジンより前にあることと２階席でエンジンから離れていることが影響しているのかな？。

スワンナプーム空港を離陸しベルトサインが消灯してから機内サービスがスタート。まずはドリンクサービスから。私は図々しくもシャンパン（ドンペリニヨン）をオーダーしてしまった。シャンパンと共にサーブされたのは温かいナッツ類。

「こうすると承認欲求を満たす写真が撮れるよ」との教えを守り記念写真をｗ。

普段ならビールばかり呑むのに、慣れない飲み物で大丈夫なのか？。

シャンパンを口に含み、舌の上で弾けて芳香が広がる味わいを楽しむ....。

う～ん、慣れないような文章書いていたら蕁麻疹が出てきたｗ。

上空でのシャンパンを楽しんでいたところCAに呼び出されてトイレへ。

洗面台にはハンドソープとハンドクリーム、そして男性用・女性用の香水も用意してある。その香水のブランドが....なんとブルガリ！。すごい世界観だよ。

そしてこちらのトイレには他にも各種アメニティ類が準備されている。歯ブラシやクシ、爪やすり、化粧パットなどが並び、さらにはシャワーキャップにシャンプーリンス....。

あれ？トイレなのに、なんでいろいろ揃っているの？。

ご存じな方からは何勿体ぶっているんだとお叱りを頂きそうなので....。

エミレーツ航空の AIRBUS A380-800 のファーストクラスにはシャワーが浴びられるスペースがあるんです（それも２ブースも）。２階最前方のトイレ２ヶ所にそれぞれシャワーブースがあり、ファーストクラスの乗客が利用することができる。

ということで、食事のリクエストを聞きにきたときに「食事前にシャワー」を浴びたいと伝えていたので、準備ができたところで案内してもらった。

わずか５分間しかお湯は出ないが水量やお湯の温かさは抜群！。なにより上空でシャワーを浴びるというスペシャルな体験をしたかったから。

シャワーから戻ってきたら冷たいシャンパン（ドンペリニヨン）が準備されていた！。ここまでで何杯呑んだっけ？。

着席するとテーブルが出され食事の準備が始まる。

まずはアペタイザーから。

マグロのタタキ
モロッコ風スパイスの効いた茄子とクミンマヨネーズを添えて

Tuna tataki
Served with Moroccan spiced aubergine and cumin mayonnaise

「マグロのタタキ」をいただきます。

あれ？キャビアは？。このフライトではキャビアとシャワーを楽しみにしていたのに。

「シャンパンのオカワリはいかがですか？」。何杯目かのドンペリニヨンをいただきます。ボトルの半分以上はいただいてしまったのかな？。それにしても、こんな場違いな乗客にも拘らず笑顔でサービスしていただけるなんて嬉しい限り。

慌てて「ちょっとだけでいいんだけど、キャビア食べたい」とリクエストしたらフルサイズで出てきてしまった。

キャビア
細かく刻んだ玉ねぎ、チャイブ、すりおろした卵、サワークリームとレモン、メルバトーストとブリニ添え

Caviar
Presented with a traditional selection of finely chopped onion, chives, grated egg,sour cream and lemon, served with melba toast and blinis

人生３度目のキャビアっ！。

１度目は某フランスの自動車メーカーの発表会後の懇親会でクラッカーに少量載ったものを食べ。
２度目は全日空・HND-GMP便のビジネスクラスで出た機内食・アペタイザー「海老のマリネとアボカドサラダ」の上に載っていたものを食べ。
※２度目の参考ｗ
https://4travel.jp/travelogue/11624134

過去２回は何かしらの料理にちょっと載っているレベルだったけど、３度目の正直！いよいよ「キャビア」という料理をいただきますよ。

https://youtu.be/iqtyYMncoeM
ただ残念な男がキャビアを食べているだけの動画

憧れの「キャビア」を食べているハズなんだけど、なんだか反応が薄いなぁ....。

メインディッシュ

牛ヒレ肉のたたき
エシャロットとタラゴンのソース、蒸しアスパラガスとセロリアック添えポテトグラタンを添えて

Seared beef tenderloin
Served with shallot and tarragon sauce, steamed asparagus and potato gratin with celeriac

牛ヒレ肉のたたき
エシャロットとタラゴンのソース、蒸しアスパラガスとセロリアック添えポテトグラタンを添えて

牛肉が美味しかったのは勿論のことなんだけれど、肉の下に敷かれたアスパラガスがめちゃ美味しかったなぁ。

シャワーで時間を使ってしまったため、機内食はメインディッシュで終了しデザートまでは届かなかった。でも、大満足！。そしてお腹もイッパイだ。

予定では明日朝までは食事をとる予定が無いので丁度いいのかもしれない。

ベルト着用サインまであと僅か。ちょっと座っているシート周辺をチェック。

モニター横にデンドロビウムの一輪挿し。もちろん生花だ。

使用しなかった寝具。昼便・短距離便にかかわらず用意されていた。でも、フルフラットにしてみたりの時間がもったいなくシートポジションはほぼ変えなかった。ちょっと勿体なかったかな？。

なんか勘違いしそうな座り心地。今回の旅の行程の中にLCC便が４便もあるのに、一方ではこんな贅沢をしてしまう....極端な空の乗り物旅になってしまったかな。

勘違いついでに機内販売も利用してしまった。

あー....この夢のような時間は無慈悲にも終了を告げる。香港空港の滑走路が近づいてきて着陸。

わずか３時間の極上空間。いつの日か長距離便で再びこのシートで旅をするぞ。そう誓いをたてて離席した。

最後にお世話になったキャビンクルーのみなさまと記念写真。

実は英語がまるっきりダメな私。搭乗直後に "Sorry . I can't speak English . Japanese only ! " と言っておいたら、声掛けはゆっくりと話してもらったりと大変親切に対応してもらった。ワケワカメな英語で迷惑をかけてしまったと反省しないと。

こちらはお土産にいただいたアメニティ。なんと BVLGARI のブランドものがセットされている。今回は留守番をしている「いつもの同行者」のためにいただいたアメニティなのだが BVLGARI（ブルガリ）ブランドのハンドポーチに香水やボディクリーム、ハンドミラーなどが入っていてかなり豪華だ。ちなみに画像のものは女性用で、別にいただいた男性用はハンドミラーなどは入っておらず別なラインナップになっている。また香水も女性用と男性用では香りは違っていた。

なお今回搭乗したフライトは日中の短距離便のため通常はアメニティの配布はないので悪しからず。

夢の世界から現実の世界へ。

香港国際空港 (チェク ラップ コック空港) (HKG) 空港

ありがとうね
A380-800 / A6-EEY

香港国際空港 (チェク ラップ コック空港) (HKG) 空港

航空機からターミナル・入国審査ブースへ向かう通路にて....何かしらの探知犬がお出迎え。みんな端に寄って歩いて行くが、私は逆に引き寄せられるぅ。

香港国際空港 (チェク ラップ コック空港) (HKG) 空港

再び香港に戻ってきた。ここまで飛行機だけで７レグ搭乗。

無事に入国を済ませたけれど、乗り継ぎのためなので観光は無し。出発は夜なので、このあとはどうやって時間を潰そうかな？。まずは預けた手荷物を受け取ってから空港ターミナル内で居心地の良い場所を探そうかな？。

まだまだ続く「乗り物の旅」。

香港国際空港 (チェク ラップ コック空港) (HKG) 空港