2024/03/22 - 2024/03/22
8位(同エリア53件中)
mistralさん
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この旅が具体化していく中、夫は国際運転免許証を取得していた。
どこで、というあてがあったわけではなかったようだが、
ただフランスの田舎道を走りたかったようだ。
これまで海外ドライブをしてきて、そろそろ海外での運転は返上する時期
にきているような気がして、今回はできるだけ最寄りの交通機関を
頼ろうと思っていたのだが、、、
サン・サヴァン修道院まではどうしてもバスでは辿り着くことが出来ず、
出発間近になって、やっぱりレンタカーを借りようかと、話を切り出した。
mistralにとっては修道院訪問をどうしても諦めることが出来ずに、
夫にとっては「フランスの田舎道を走りたい想い」を叶えられる好機到来、
と二人の想いが一致して、すぐにレンタカーの申し込みをした。
今回は小型だけれどオートマ車でカーナビ付きに。
(表紙写真はサン・サヴァン修道院身廊)
この旅行記を書くにあたり、「欧羅巴の旅」の管理人さんにご許可いただき、聖書からの引用箇所などを付記させていただきました。
他に,世界美術大全集 8 ロマネスク (小学館)
フランス・ロマネスクへの旅 池田健二 (中公新書)
図説 ロマネスクの教会堂 (ふくろうの本 河出書房新社)
などなど, の愛読書があり参考にさせていただきました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
3月22日、ホテルで朝食を済ませて予約してあったレンタカーショップ
へ向かった。
ポワティエ駅近くにあり、google map を頼りにして徒歩で向かった。
小さなオフィスで手続きを済ませて、車はどこに?と思ったら
大通りを挟んだ向かい側、大きな立体駐車場の一画に停められている
ようだ。
緑のドアから入って2階に行って、と言われて半信半疑で向かったら
本当に駐車場に入る為の緑色のドアがあり、上がっていったら
レンタカー会社のスペースあたりには女性の担当者がおられたようで、
どこかから現れてきた。 -
距離は45キロちょっと。
ポワティエを出てしばらくは車の量も多かったが
やがて写真のような長閑な道に変わった。
折から一面の菜の花畑が続いていた。 -
アベイ・サン・サヴァン・シュル・ガルタンプ
修道院付属教会(Abbaye Saint-Savin -sur-Gartempe)は
その名のようにガルタンプ川沿いにあった。
修道院への矢印を見落としてしまい、通り過ぎて川沿いの道で
車を停めた。 -
古そうな橋が反対側には架かっていた。
13世紀のものらしい。
あとになってから、あの橋にも行ってみれば良かったと思ったけれど、
写真のみが残っている。 -
修道院への入り口を通り過ぎてしまっていたので
引き返してきて案内板の示すとおりに進んでいったら
広場が駐車スペースとなっているようだった。 -
広場の空きスペースに駐車した。
Opel Mokkaあるいは同等車種,
で申し込んでいたレンタカー。 -
もとの修道院の建物を通り過ぎて
案内板の出ている入口に向かう。
(ミュージアムショップだったのかもしれない。) -
12時近くになっていたので入場できないだろうと思い
ショップの方に 午後は14時からかと伺ったところ
入場時間があるのはミュージアムだとのこと。 -
そこにいらっしゃった男性の方が、ご親切に
教会堂入口のドアまで案内して下さった。 -
茶色のドアのところで
こちらからどうぞと開けて下さった。 -
いきなり
静まりかえっている教会堂内部に招き入れられた。
横手から入っていったので
どうやら突き当たりがナルテックスになるようだ。
噂どおり、身廊天井にはフレスコ画がびっしりと描かれている。 -
「フランスにおけるロマネスクのシスティーナ礼拝堂」との
異名をもつ、ここ修道院教会。
伝承では、5世紀、ローマ人によるキリスト教徒への迫害から
逃れるため、母国マケドニアから逃げてきたサヴィヌスと
キプリアヌスの兄弟が、ガルタンプ川のほとりでつかまり
斬首されたそう。
修道院は800年頃シャルルマーニュに仕えていたBaidillusによって、
2兄弟の殉教者の聖遺骨が発見されたその場所に、聖遺骨を納める
為に建設されたとされる。
その後、ノルマン人の侵略により多大な被害を受けるが
1010年アキテーヌ公夫人からの莫大な寄進により新たな教会堂が
建設される。
革命後、修道院教会は教区教会となり、その姿を残すこととなった。
1841年ー1856年に修復工事が、
1960年代には大規模な修復工事が施された。 -
まずはナルテックスから見ていこうと
身廊をとばしてやってきた。 -
身廊への扉のあるタンパン上には
栄光のキリストが描かれている。
円形のマンドルラの中で、両手を広げたキリストは
右手の親指と薬指を合わせて祝福をしている。
(そのスタイルがビザンティン風だそう。)
霧(雲?)の中に浮かびあがるキリスト像のようで
一層厳かな感じを受ける。 -
キリストの脇では2人の天使が十字架を掲げている。
天井部分、半円筒形のヴォールトもびっしりと
壁画で覆われている。 -
ヴォールト部分、比較的はっきり残っている壁画の一つ
上から2番目の壁画(黙示録12章1-6節)
左下に座っているのは語り手のヨハネ、
頭上にあるのは天を表す半円で、彼は開かれた神殿が現れる様を見ている。
神殿の中には、契約の箱(十戒が刻まれた石板を納めた箱)が見えているそう。
「ひとりの女が太陽を着て、足の下に月を踏み、その頭に十二の星の冠をかぶっていた。
この女は子を宿しており、産みの苦しみと悩みとのために、泣き叫んでいた。
また、もう一つのしるしが天に現れた。見よ、大きな、赤い龍がいた。それに七つの頭と十の角とがあり、その頭に七つの冠をかぶっていた。
その尾は天の星の三分の一を掃きよせ、それらを地に投げ落した。龍は子を産もうとしている女の前に立ち、生まれたなら、その子を食い尽そうとかまえていた。
女は男の子を産んだが、彼は鉄のつえを持ってすべての国民を治めるべき者である。この子は、神のみもとに、その御座のところに、引き上げられた。」
黙示録をまともに読んだことがなかったので、一部分を書き記しました。
女性はキリスト教界を象徴しているそう。
幼子は神殿から現れた天使によって天へ連れていかれる。 -
中央の場面 黙示録9章1-10節
「左側で第5の天使がトランペットを吹くと深淵の穴が開き、
そこからイナゴがあふれ出てくる。
翼がある馬の身体に、蠍の尾を持つイナゴは、人間の顔をしていて、
冠を戴き、女性のような髪型をし、歯はライオンのよう。
イナゴはむこう5カ月の間、額に神の印がない人間を苦しめる。」
「これらのいなごは、出陣の用意のととのえられた馬によく似ており、その頭には金の冠のようなものをつけ、その顔は人間の顔のようであり、また、その髪の毛は女のかみのようであり、その歯はししの歯のようであった。」 -
下の場面 ヨハネの黙示録9章13-16節
「第六の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、一つの声が、神のみまえにある金の祭壇の四つの角から出て、ラッパを持っている第六の御使にこう呼びかけるのを、わたしは聞いた。<大ユウフラテ川のほとりにつながれている四人の御使を、解いてやれ>すると、その時、その日、その月、その年に備えておかれた四人の御使が、人間の三分の一を殺すために、解き放された。騎兵隊の数は二億であった。わたしはその数を聞いた。」
六つあるという場面は、どうやらヨハネの黙示録の場面を表しているようだ。 -
一番下には
玉座についている、聖女またはキリスト教会を擬人化した女性と
上には二人の天使が。
女性の周りを囲むのは、修道院の創立に関わった人たちで
サン・サヴァンを囲む壁を建設したシャルルマーニュ、
その息子でベネディクトゥスの戒律を修道院に導入したルイ敬虔王、
ポワトゥ伯でアキテーヌ公のギョーム5世、サン・サヴァン初代
修道院長を務めたアニアヌのベネディクトゥスとされるそうだ。 -
身廊に踏み入れるところ。
天井画は地面からは17メートルの高さのところの
ヴォールト天井に描かれていて
長さは42メートルにわたるそうだ。
制作されたのは11世紀末。 -
旧約聖書の創世記と出エジプト記のエピソードが描かれている。
もともとは61のエピソードが描かれていたそうだが
現存しているのは44。中には損傷が激しいものもあるようだ。
教会堂内部の柱は、多くが大理石のような模様で彩色されている。
側廊と身廊の高さはほぼ同じようで
側廊の開口部からの明かりが堂内に差し込みかなり明るく感じた。 -
ヴォールト中央を走る大きなフリーズによって、壁画は
南北2つに分けられていて、更にそれぞれは2層に分かれる。
この時代までは、神は「天から差し出された手」として表現
されていたようだが、サン・サヴァンでは神はキリストの
ように描かれているようだ。ただし実際の人間像よりも
大きく描かれている。
それでは、各場面のコメントをあちこちから調べた情報を
もとに書いていきます。
画だけ見ていてもあまり訴えてくるものがありませんが
場面の意味するところがわかってくると、人物像がいきいきと
してくるように思いました。
(個人的な備忘録の意味もあって書いています。どうぞ文字は
スルーしてお進みください。) -
「世界美術大全集8 ロマネスク」より
画像の配置説明図を載せます。
撮影はこの一覧表と同じように左側(ナルテックス側)、
下の半分(北側)から順次撮り始めています。
絵画そのものが聖書の記載順番通りでないこと,
北側半分も二段組になっているために、記載順とはばらばらに
なってしまっています。
(場面ごとに切り離して、時系列に並べた方が良いのか、
悩ましいところです。) -
上:腕を伸ばす神。右手からは太陽が放たれている。
太陽は中に男性の顔が描かれた円で表現されている。
左手には、三日月を戴く女性の顔が描かれた円で
表された月がのっている。
「創世記第1章14?19節」
下:左側は、眠っているアダムの身体から肋骨をとりだして
いる。
その肋骨からイヴをつくりだす。
右側では神がイヴをアダムに紹介している。
「創世記第1章27節、第2章21‐22節」
「創世記第1章22節‐25節」
「創世記第3章1-6節」 -
上:黄色のマントのアブラハムと緑の服の、その甥ロト。
牧夫の間で起きた争いにより、別々に異なる地方に
向かうことを決めた。
「創世記第13章8-9節」 -
ほとんど目が見えなくなったイサクに、
兄エサウのふりをしてレンズマメの皿を差し出す
下の息子ヤコブ。イサクはヤコブに祝福を施す
場面だそう。
「創世記第27章18-29節」 -
上、中央:神が右手でアブラハムに祝福を施し
約束された地に向かうよう言っている場面。
神に召命を与えられ、アブラハムは妻サラと甥のロト
と共にハランからカナンの地に旅立つ。
「創世記第12章1-3節」
その右には木に登る人物の姿が見える。 -
下:アブラハムの祖孫・ヤコブのお気に入りの末の子・ヨセフ
は、嫉妬した10人の兄たちによって、エジプトに向かう隊商に
売られてしまう。緑色の服をきたヨセフ、兄たちによって
突き出され、商人たちにより馬に引かれていく場面。
「創世記第37章27節」 -
上:バベルの塔の建設場面。右には人間が神の国に届くような塔を建てようして石を運んでいる。左にはこの人間の試みをやめさせるために、神が人間の言葉を増やすことで、お互いが理解できなくなるようにしている。
「創世記第11章4-27節」 -
下、右側:ポティファル家に仕えるようになったヨセフ。主人の妻に誘惑され、それを拒絶する様子が描かれている。
下、左側:薄緑の服のポティファルの妻、ヨセフに復讐するために、ヨセフが乱暴しようとしたと訴える。左手でヨセフを指し示し、右にいる夫に訴えている。
「創世記第39章7-12節、14-19節」 -
上、左より:酔いつぶれたノア、二人の息子のセムとヤペテは父親に布をかけている。もう一人の息子ヤペテは、父を指さしからかっている。
「創世記第9章23節」
上、中:子ヤギが木の枝につるされている。
上、右:ノアがハムの息子カナンとその子孫を、父親の振る舞いを理由に呪っている。
「創世記第9章24-27節」
下、右:ピンクの服の、手を縛られたヨセフ(右はじ)、緑の服のファラオの下僕により玉座についているファラオ(白い服)の前に連れていかれる。そこでヨセフはファラオの夢を解き明かす。
「創世記第41章14-36節」
下、中:二人の話を聞いている人物の姿
下、左:玉座についたファラオによって褒美を受け取るヨセフ。跪いているヨセフを宰相に任命し、ファラオは自身のリングを与えている。
「創世記第41章42節」 -
上:左 神がノアに洪水を起こすことを告げ
方舟をつくるように語っている。
「創世記第6章13節‐21節・第7章4節」
上:右 方舟は3層になっている。一層目には四つ足の動物、
2層目には家禽類、最上階にはノアの家族がいる。
「創世記第7章7‐24節、第8章1‐12節」 -
-
左:イスラエルの部隊を導く天使
「出エジプト記第14章19節」
中:火の柱
「出エジプト記第13章21-22節」
右:民を導くモーゼ
追手から解放されたヘブライの民の先頭にいる緑の服のモーゼ(右はじ、途切れている)奇跡を起こした杖を手にしている。モーゼの後ろは兄のアロン。
「出エジプト記第15章22節」 -
上、左:アダムとイヴの息子・アベルとカインの兄弟が、神に捧げものをする場面。羊飼いのアベルは子羊を布にのせて神に差し出し、神のうしろにいるカインは素手で麦の束を差し出している。神はアベルの供物のみに祝福を与えている。
「創世記第4章3-5節」
上、右:嫉妬したカインはアベルを殺してしまう。緑の服の神はカインに呪いをかけ、カインを追放してしまう。
「創世記第4章8節、9-16節」
下、右:モーゼ達が葦の海を渡る場面。ヘブライの民を追ってきたファラオの軍隊。波に飲み込まれようとしている。右手では馬が半分溺れたかけた人を踏みつぶそうとしている。左側には6人の騎兵が、戦車についていこうとしている。
「出エジプト記第14章26-28節」 -
上、左:神は、方舟から出てきたノアを右手で祝福している。
「創世記第8章18節、第9章1-17節」
上、右:神に感謝の意を表す為、跪いているノア。
「創世記第8章20節」 -
左から
民を導くモーゼ
「出エジプト記第15章22節」
半円からは神の手が出ていて、モーゼを祝福している。
雲の柱
「出エジプト記第13章21-22節、第14章19-20節」
<主は彼らの前に行かれ、昼は雲の柱をもって彼らを導き、夜は火の柱をもって彼らを照し、昼も夜も彼らを進み行かせられた。>
十戒の石板を授かるモーゼ
「出エジプト記第31章18節」
<マンドルラの中の神に跪きモーゼが2枚の十戒の石板を授かっている。左右では天使がラッパを吹いている> -
ずっと長い間上を眺めていたので、首をさすりながら
周歩廊へ向かうところ。
石が敷き詰められた床が、長い年月の間にすり減り、
ゆがんでしまっている。
内陣を取り囲む周歩廊の幅は狭くて、約1.8メートルほど。
周歩廊沿いに5つの祭室がある。 -
周歩廊を歩いていくと、内陣には5つの
放射状祭室がある。
ポワトゥー地方で最も早いものの1つで
ノートル・ダム・ラ・グランドやサンティレール教会堂
に影響を与えたようだ、 -
連続アーチのある壁面の装飾や
-
フレスコ画が描かれた祭室などがある。
中央には古そうな石棺。 -
-
左上に、可愛らしいエンジェルがいるのを見つけた。
-
-
内陣を取り囲む柱頭の彫刻は
ライオンとアーカンサスが交互に配されている。 -
ライオン
-
?
-
動物の絵柄が描かれた柱を一本見つけた。
-
南翼廊の祭室
-
-
北翼廊の祭室
-
北翼廊
-
北翼廊では1884年の工事の際に
修道院長オドン2世の石棺が発見されたそうだ。
この院長の時期にロマネスクの教会堂の建設が始まった。 -
側廊
-
椅子に横たわって天井を眺めた図。
教会堂の中で横になるのはちょっと憚れるような
ことですが、こうして眺めると随分らくちん。 -
内陣の下に広がるクリプトは現在は公開されていない。
かつて殉教者サヴィヌスとキプリアヌスの聖遺骨が
納められていたそう。(現在は失われている。)
クリプトには11世紀に遡る壁画が描かれているそうだ。 -
教会堂内部から出口となる扉。
外界と隔絶された教会堂内部で、二人で思う存分
ロマネスクの壁画を味わることができた。 -
平面図、見上図などを載せました。
図説「ロマネスクの教会堂」より画像をお借りしました。
(ふくろうの本、河出書房新社) -
ひんやりとしていた教会堂から外へ出ると
日差しがまぶしかった。
広場のカフェのテラス席でお昼休憩。
席は埋まっていたが、テーブルなどを出してくださった。 -
長閑な時間・・・
出発の前にもう一度教会堂を見にいってきた。
もう訪れることはないだろうなあ、との想いから・・・ -
教会堂を見渡せるガルタンプ川を渡った所まで最後にもう一度
やってきた。
教会堂東側部分と、かつての修道院とが見渡せる地。
ガルタンプ川はロワール川の支流の支流の支流にあたるようだ。 -
こんな光景に出会えて
よい一日となった。
この後、ポワティエとの中間地点にある
ショーヴィニー、サン・ピエール聖堂に立ち寄ります。
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この旅行記へのコメント (8)
-
- パルファンさん 2025/08/01 22:24:03
- 誰と旅する?
- mistralさん、こんばんは、
旅行で、CDG駅からポアチィエに行かれる時の経緯を知り
新ためて24年のポアチィエの旅行記に訪問~
そこでmistralさんの旅行スタイルはやはりパルファンと
似ているよなぁって・・その感情も・・
ロマネスク探訪に付き合ってもらうのに夫さんに配慮して
旅程を組んだり、公共の乗り物での疲れ、苦労、トラブル等。
一人旅、友人旅、ツアーは行かないし、結局伴侶をなだめつつ
出かけてるわけですが・・ま、長い長い付き合いです~
それにしてもロマネスク彫像に詳しくたけていらっしゃる!
取り留めないことをコメントしてしまいごめんなさい。
また、おじゃまします。
パルファン
- mistralさん からの返信 2025/08/02 14:28:17
- RE: 誰と旅する?
- パルファンさん
こんにちは。
引き続いてのコメントをありがとうございます。
> そこでmistralさんの旅行スタイルはやはりパルファンと
> 似ているよなぁって・・その感情も・・
そうですね。
以前もそんなふうにおっしゃっていただきましたね。
私にも、同じような感覚を抱いていましたこともあって、改めてパルファンさんからの
ご指摘に共感したのでした。
> ロマネスク探訪に付き合ってもらうのに夫さんに配慮して
> 旅程を組んだり、公共の乗り物での疲れ、苦労、トラブル等。
そうです、そうです。
最初の頃は、何がそんなに面白いの、といった態度だった夫から、もう良いでしょう
と促されたりして、、、
そのうちに私も学んできて、付き合ってもらう代わりに、夫の行きたいと思う所へも
つき合うようにして、おあいこさまね、と(笑)
我が家と違うのは、旅でハンドルを取るのはパルファンさんだったことでした。
パルファンさんはこの数年、レンタカーでの旅からは足を洗われたご様子でしたね。
夫は昨年もイタリア、チロル地方への一人旅でもレンタカーを借りていました。
まぁ、様々なトラブルに見舞われながらも、無事帰国しましたが、実際は我が家でも
レンタカーを使うのはやめなくては、と思う日々です。
> 一人旅、友人旅、ツアーは行かないし、結局伴侶をなだめつつ
> 出かけてるわけですが・・ま、長い長い付き合いです~
はい、同感!
もっとずっと若い頃は、ツアー参加、それも友人たちと、など色々な体験を経て、
今に至るわけですが。
結局長い付き合いである夫をなだめつつ、夫と旅をすることが一番という結論に
至ったわけです。
それも、旅の相棒として、あとどのぐらい一緒に行けるかは、残りの時間はわずかになって
きたかもしれません。
> それにしてもロマネスク彫像に詳しくたけていらっしゃる!
ロマネスク美術巡り、の参考書は結構あちこち出ていまして、行くまではそんな本を
パラパラと見ているわけです。
現地に立ったら、これがあの場面!と思い出して、写真を撮りまくってしまいます。
以前は、金沢百枝さんのロマネスク美術の講座にしばらく通っていました。
マリアンヌさんともご一緒していました。当時はやはりロマネスク巡りをされているお二人
ともご一緒していました。
そんなこともありましたが、、、
行ってみたいと思うようなところは、交通の不便なところばかりですから
この先の旅ではレンタカーを手放したら、難しいでしょうね。
私もついついのおしゃべりをしてしまいました。
mistral
-
- マリアンヌさん 2024/05/28 16:07:38
- ロマネスクのシスティーナ
- mistralさん
Che meraviglia☆☆☆
私的には、ミケランジェロより萌えです。
「世界美術大全集8 ロマネスク」より画像の配置説明図の掲載、ありがとうございます。さすがmistralさん こんな本をお持ちなんですね。私は初心者向けのフランス・ロマネスクへの旅程度です。(汗)
創世記など聖書の場面を読み解いていただき、ありがとうございます。
このあたりの詳細な聖書は難しくて「七十七人訳ギリシア語聖書:秦剛平訳」など読んでも物語をさらうことさえ難解で、私などは子供用からでしょうか。
もしも訪れることができたなら、ガイドにさせていただきますね。
それにしても首が痛くなりそうです。
マリアンヌ
- mistralさん からの返信 2024/05/29 22:51:07
- RE: ロマネスクのシスティーナ
- マリアンヌさん
> 私的には、ミケランジェロより萌えです。
私も同感!!
> 「世界美術大全集8 ロマネスク」より画像の配置説明図の掲載、ありがとうございます。
中古の本を買って持っています。
この本をパラパラとめくって見ていると、ロマネスクの寺院はまだまだたくさん散らばっていることがわかります。
私の人生、あと2つぐらいはいけるかなあ、という感じです。
> 創世記など聖書の場面を読み解いていただき、ありがとうございます。
> このあたりの詳細な聖書は難しくて「七十七人訳ギリシア語聖書:秦剛平訳」など読んでも物語をさらうことさえ難解で、私などは子供用からでしょうか。
黙示録、創世記などなど難しいですね。
解説付きの黙示録をたまたま見つけて引用してみました。
こんな機会でないとページを開く事もなさそうで、一部分ですが読んでみました。
それでも一部分ですから、、、
根気がなくなってしまい持続した力があると良いのですが。
> それにしても首が痛くなりそうです。
首のケアが必要です。
しばらく上を見上げては、元にもどして、首をグルングルンと回していました。
そんなこんなでも、素晴らしい教会堂でした。
mistral
-
- 川岸 町子さん 2024/05/11 08:12:03
- 思い
- mistralさん、おはようございます。
訪れたい所があり、そこへの思いを繋ぐためにmistralさんが、様々な事をお調べになり、ご主人さまの願いも重なり、素敵な一日になりましたね。
首が疲れるほど見上げた天井は、本当に見事です!
一つ一つに意味が込められ、歴史の厚みを感じました。
途中、1100年代とあり、日本が鎌倉時代の頃かと驚きました。
また動物が描かれた柱は、とても珍しいですよね。
どんな思いで描いたのでしょうね?
最後にもう一度修道院の姿をご覧になったmistralさんのお気持ちが伝わり、私も嬉しくなりました(^-^)
町子
- mistralさん からの返信 2024/05/11 23:36:39
- RE: 思い
- 町子さん
こんばんは。
いつも有難うございます。
今年もそろそろアジサイの季節が到来しますね。
あの見事なアジサイのお寺の光景を思い出します。
>
> 訪れたい所があり、そこへの思いを繋ぐためにmistralさんが、様々な事をお調べになり、ご主人さまの願いも重なり、素敵な一日になりましたね。
私たちは(4トラの皆さんです)是非ともその光景を見てみたいとの想いを実現するためには、様々な努力を惜しまない人たちだと思います。
そんな努力を他の分野にも向けられれば良いのですが、なかなかそのようには行かず。
旅にでるとイキイキすることができる人種だと(我ながら)そう思います。
その願いを実現するために、今回は夫の願いがぴったりとはまってくれました。
修道院に行くことができたのは、そんな夫の願いがあったおかげでした。
> 首が疲れるほど見上げた天井は、本当に見事です!
> 一つ一つに意味が込められ、歴史の厚みを感じました。
1000年の時空を超えて、出会えた絵画には、よくぞ無事にこれまで保存されてきたね、と感謝の想いしかありませんね。
>
> 途中、1100年代とあり、日本が鎌倉時代の頃かと驚きました。
> また動物が描かれた柱は、とても珍しいですよね。
> どんな思いで描いたのでしょうね?
当時の彫刻師、絵師の人々、どんな想いで、描いていたのか
そこに立つと、彼らの熱い想いが伝わってくるようですね。
> 最後にもう一度修道院の姿をご覧になったmistralさんのお気持ちが伝わり、私も嬉しくなりました(^-^)
有難うございます。
まさに一期一会ですね。
いまこの時の出会い・・・ということを想っていました。
mistral
-
- salsaladyさん 2024/05/10 09:05:06
- Bienvenidue ! ~南仏のアヴィニヨンにも似て。。。
- ☆20世紀以前の教会堂が生き生きと存在している欧羅巴の自然~パステルとも表現できない落ち着いた彩色が何とも言えない心の平安を醸しだす~
☆ヨハネの黙示録~よく復習されて、日本では古き由緒あるお寺を尋ねられ(雪の降る)❓
☆フランスではロマネスコに共感され。。。トルコのブルーモスクでは、異教徒による壁画の上塗りが途中まで剥がされていた姿を見ましたが、こちらは違うの?
☆祝福の意味で親指と人差し指をリンクする姿は、yogaのア―サナにも似て興味深いわ!
☆何はともあれ、果敢に欧羅巴にチャレンジする姿を応援したいです。我が家は夫がなかなか腰を上げる様子が無いし、印西へ行くだけで色々とおだてなければならず、お宅のbetter-half
のチャレンジ精神を見習ってほしいものだと(国際免許は新嘉坡駐在時に取得しましたが、同じ左側通行でしたから技術的には安全でした!)もっとやる気を出さなければね~
- mistralさん からの返信 2024/05/11 23:13:00
- RE: Bienvenidue ! ~南仏のアヴィニヨンにも似て。。。
- salsaladyさん
こんばんは。
お返事が遅くなってしまました。
いつも有難うございます。
> ☆20世紀以前の教会堂が生き生きと存在している欧羅巴の自然~パステルとも表現できない落ち着いた彩色が何とも言えない心の平安を醸しだす?
日本の木造建造物もすばらしいですが、ヨーロッパにはヨーロッパの良さがあり、どちらも捨てがたいですね。
壁画の淡い色彩は、ベースにその土地からとれた土を使っているせいではないかと思われます。私には、コントラストのはっきりした色彩よりは、ここの教会堂のような淡い色に惹かれます。
> ☆ヨハネの黙示録?よく復習されて、日本では古き由緒あるお寺を尋ねられ(雪の降る)❓
>
> ☆フランスではロマネスコに共感され。。。トルコのブルーモスクでは、異教徒による壁画の上塗りが途中まで剥がされていた姿を見ましたが、こちらは違うの?
>
ロマネスク、大好きです。若いころは空を突き刺すようなゴシックや、豪華絢爛なバロックなどにひかれましたが、年取ってからはもっぱらロマネスク。。。
こちらの教会堂は、トルコのように異教徒によって漆喰で塗り固められてしまうような被害は受けていないようです。むしろ宗教改革の時代に、彫刻の顔を破壊されたりする被害を受けていますね
> ☆祝福の意味で親指と人差し指をリンクする姿は、yogaのア―サナにも似て興味深いわ!
私も最初は、あれ!ヨガの瞑想の指?と思いましたが、こちらは親指と薬指のようです。
ですので、祝福の指(親指と薬指)の方が難しいです。
> ☆何はともあれ、果敢に欧羅巴にチャレンジする姿を応援したいです。
応援のコメント、有難うございます。
行ったら行ったで、結構難儀なことが起こったりして大変なのですが、
それでもそんな体験は、なかなか国内ではできない体験ですので、体力気力がある限りは
チャレンジしたいと思っています。
我が家は夫がなかなか腰を上げる様子が無いし、印西へ行くだけで色々とおだてなければならず、お宅のbetter-half
> のチャレンジ精神を見習ってほしいものだと(国際免許は新嘉坡駐在時に取得しましたが、同じ左側通行でしたから技術的には安全でした!)もっとやる気を出さなければね?
そうなんですか。
お見受けする限り、salsaladyさんのご主人さまは、とっても協力的にお見受けしています。いつも喜んでドライバー役をかって出ておられるご様子です。
我が家でも、決してやる気があるわけでなないような。。。
mistral
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