ポワティエ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
2020年のお正月以来、4年ぶりとなる海外旅です。<br />その間、コロナが地球上を席巻したために海外もどんどん遠くなるばかり。<br />また個人的事情で数年をひたすら我慢し続け、やっと「そろそろ飛び立っても良さそうよ」とのささやきが聞こえてきたように思われて、航空券をゲットした。<br />2023年の秋のことだった。<br />今年になってパリまで予約していた深夜発のフライトのキャンセルがあり、代替便の連絡を突然うけた。でもその時間のフライトでは夫の都合が合わず、やむなく当初の出発より遅らせての旅立ちとなってしまった。<br /><br />旅立ってみたら、世の中の事情は様変わりしていて、特にフランスでは今夏のオリンピックに向けての心構えの変化があったのだろうか。かつてよりきっちりとしようと立て直し中なのだろうか?<br />旅行中に沸き起こってくる出来事に対処するには体力・気力の限界も感じつつ、なんとか旅をおえ、只今は旅行記に取り組み中。<br />詳細は旅行記でおいおい書きしるすこととしまして、まずは旅の概要を。<br />どうぞよろしくお付き合いをお願いします。<br /><br />2024.3.20   AF0281    羽田発 09:05、パリ着 15:50 <br />      Gare TGV発 18:19 、 ポワティエ着 20:39<br />2024.3.21 ポワティエ滞在 ノートルダム・ラ・グランド教会、<br />          サント・ラドゴンド教会、サン・ジャン洗礼堂など<br />2024.3.22 レンタカーにて サン・サヴァン修道院付属教会、<br />      ショーヴィニー サン・ピエール参事会教会へ<br />2024.3.23 列車にてトゥールへ移動 トゥール滞在<br />2024.3.24 アンボワーズ、クロ・リュセ城へ日帰りで遠足<br />2024.3.25 トゥール発日帰りミニバスツアー参加<br />2024.3.26 バスにてオルレアンへ移動 <br />2024.3.27 TERにてパリへ移動 パリ滞在3泊<br />2024.3.30 AF0282 パリ発 09:30, 羽田着 06:50 (3.31)<br /><br />(表紙写真はポワティエ、ノートルダム・ラ・グランド教会ファサード)<br />  `

巡礼道沿いの街ポワティエにてロマネスク三昧。その1.ノートルダム・ラ・グランド教会。

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2024/03/20 - 2024/03/21

5位(同エリア51件中)

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mistral

mistralさん

2020年のお正月以来、4年ぶりとなる海外旅です。
その間、コロナが地球上を席巻したために海外もどんどん遠くなるばかり。
また個人的事情で数年をひたすら我慢し続け、やっと「そろそろ飛び立っても良さそうよ」とのささやきが聞こえてきたように思われて、航空券をゲットした。
2023年の秋のことだった。
今年になってパリまで予約していた深夜発のフライトのキャンセルがあり、代替便の連絡を突然うけた。でもその時間のフライトでは夫の都合が合わず、やむなく当初の出発より遅らせての旅立ちとなってしまった。

旅立ってみたら、世の中の事情は様変わりしていて、特にフランスでは今夏のオリンピックに向けての心構えの変化があったのだろうか。かつてよりきっちりとしようと立て直し中なのだろうか?
旅行中に沸き起こってくる出来事に対処するには体力・気力の限界も感じつつ、なんとか旅をおえ、只今は旅行記に取り組み中。
詳細は旅行記でおいおい書きしるすこととしまして、まずは旅の概要を。
どうぞよろしくお付き合いをお願いします。

2024.3.20 AF0281 羽田発 09:05、パリ着 15:50
      Gare TGV発 18:19 、 ポワティエ着 20:39
2024.3.21 ポワティエ滞在 ノートルダム・ラ・グランド教会、
          サント・ラドゴンド教会、サン・ジャン洗礼堂など
2024.3.22 レンタカーにて サン・サヴァン修道院付属教会、
      ショーヴィニー サン・ピエール参事会教会へ
2024.3.23 列車にてトゥールへ移動 トゥール滞在
2024.3.24 アンボワーズ、クロ・リュセ城へ日帰りで遠足
2024.3.25 トゥール発日帰りミニバスツアー参加
2024.3.26 バスにてオルレアンへ移動 
2024.3.27 TERにてパリへ移動 パリ滞在3泊
2024.3.30 AF0282 パリ発 09:30, 羽田着 06:50 (3.31)

(表紙写真はポワティエ、ノートルダム・ラ・グランド教会ファサード)
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旅行の満足度
5.0
同行者
カップル・夫婦
交通手段
鉄道 高速・路線バス レンタカー タクシー 徒歩
航空会社
エールフランス
旅行の手配内容
個別手配

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  • 3月20日 AF0281 羽田発 09:05<br /><br />当初、プレミアムエコノミーで予約していたが<br />2日ほど前になって「Cクラスにアップグレードしませんか?」<br />との悪魔の囁きに負けてしまった。<br /><br />Air France からのお知らせの中に、スーツケースには名札をつけるように、<br />荷物の中に名前、電話番号、メールアドレスを書いた用紙を入れておくように<br />などの記載もあった。<br />いつからこのような注意書きが送られてくるようになっていたのか?

    3月20日 AF0281 羽田発 09:05

    当初、プレミアムエコノミーで予約していたが
    2日ほど前になって「Cクラスにアップグレードしませんか?」
    との悪魔の囁きに負けてしまった。

    Air France からのお知らせの中に、スーツケースには名札をつけるように、
    荷物の中に名前、電話番号、メールアドレスを書いた用紙を入れておくように
    などの記載もあった。
    いつからこのような注意書きが送られてくるようになっていたのか?

  • 通常とは違うコースで飛行中。

    通常とは違うコースで飛行中。

  • パリ着2,3時間前<br />食事時間になる前に、天井は三色旗カラーでライティングされた。

    パリ着2,3時間前
    食事時間になる前に、天井は三色旗カラーでライティングされた。

  • 到着は15:50<br />TGV乗り継ぎまで時間があるので、空港内で携帯のシムを交換<br />ユーロの引き出しなど、これからの旅の準備を済ませた。<br /><br />ターミナル2から歩いていけるTGV駅までやってきた。<br />(Aeroport Charles de Gaulle 2-TGV)<br />発車時間が近くなってくると順次何番ホームか掲示されるので<br />その都度、乗客はホームへと進んでゆく。<br />一人一人の携帯アプリやプリントした用紙のQRコードを<br />係の方が読み取っているようだ。<br />以前はティケットを刻印することが義務づけられていたが、<br />最近はオンラインでの購入が多くなり、バーコード、<br />QRコードの提示となってきたため<br />

    到着は15:50
    TGV乗り継ぎまで時間があるので、空港内で携帯のシムを交換
    ユーロの引き出しなど、これからの旅の準備を済ませた。

    ターミナル2から歩いていけるTGV駅までやってきた。
    (Aeroport Charles de Gaulle 2-TGV)
    発車時間が近くなってくると順次何番ホームか掲示されるので
    その都度、乗客はホームへと進んでゆく。
    一人一人の携帯アプリやプリントした用紙のQRコードを
    係の方が読み取っているようだ。
    以前はティケットを刻印することが義務づけられていたが、
    最近はオンラインでの購入が多くなり、バーコード、
    QRコードの提示となってきたため

  • ホームでは、指定された車両近くで<br />到着を待っている。<br /><br />荷物にはネームタグをつけるようにとの案内をどこかで見たが<br />実際どれほどの人が、タグをつけていたのか。<br />

    ホームでは、指定された車両近くで
    到着を待っている。

    荷物にはネームタグをつけるようにとの案内をどこかで見たが
    実際どれほどの人が、タグをつけていたのか。

  • 車両には大きな文字で TGV inOui と書かれている。<br />ティケットはフランス国鉄SNCFのアプリから購入。<br />二等料金にほんの少しプラスするだけで一等車両が予約できるので<br />長距離には一等車両を利用。

    車両には大きな文字で TGV inOui と書かれている。
    ティケットはフランス国鉄SNCFのアプリから購入。
    二等料金にほんの少しプラスするだけで一等車両が予約できるので
    長距離には一等車両を利用。

  • 翌21日、ホテル前での撮影。<br />前日の20日、ポワティエ駅到着は20時39分。<br />どんな田舎の駅かわからず、そんな時間にタクシーが待っているのか<br />わからず心配だったが、乗り場には1台停まっていた。<br />運転手さんは陽気な雰囲気の若者で、料金は9.10ユーロ。<br />渡した10ユーロにお釣りを用意しようとするので、いらないこと<br />を告げると、喜んでくれた。<br />降りたらトヨタ車だったので、素晴らしい車ねと褒めたら、<br />世界で一番の車だ、と大いに気に入っている様子だった。<br /><br />(写真はホテルのレセプション棟。大通りから中へ入っていく。)

    翌21日、ホテル前での撮影。
    前日の20日、ポワティエ駅到着は20時39分。
    どんな田舎の駅かわからず、そんな時間にタクシーが待っているのか
    わからず心配だったが、乗り場には1台停まっていた。
    運転手さんは陽気な雰囲気の若者で、料金は9.10ユーロ。
    渡した10ユーロにお釣りを用意しようとするので、いらないこと
    を告げると、喜んでくれた。
    降りたらトヨタ車だったので、素晴らしい車ねと褒めたら、
    世界で一番の車だ、と大いに気に入っている様子だった。

    (写真はホテルのレセプション棟。大通りから中へ入っていく。)

  • 3月21日朝のレセプション棟。<br />宿泊したのは手前にある建物。<br /><br />最初の予約どおりのフライトだったら<br />20日お昼過ぎにホテル到着、その後<br />街歩きができる予定だった。<br />半日ほどの時間が失われてしまっていた。<br />

    3月21日朝のレセプション棟。
    宿泊したのは手前にある建物。

    最初の予約どおりのフライトだったら
    20日お昼過ぎにホテル到着、その後
    街歩きができる予定だった。
    半日ほどの時間が失われてしまっていた。

  • 外の通りに出て、少し歩くと<br />レストランなどが軒を連ねる賑やかな界隈となる。<br />スーパーもすぐ近くにあった。

    外の通りに出て、少し歩くと
    レストランなどが軒を連ねる賑やかな界隈となる。
    スーパーもすぐ近くにあった。

  • Pl. du Marechal Leclerc(ルクレール広場)にある<br />Hotel de Ville (市庁舎)<br />の前を通り

    Pl. du Marechal Leclerc(ルクレール広場)にある
    Hotel de Ville (市庁舎)
    の前を通り

  • Google Mapの案内で

    Google Mapの案内で

  • 進んでゆくと

    進んでゆくと

  • 木組みの家々が立ち並ぶ<br />Pl. Charles de Gaulle(シャルル・ド・ゴール広場)に<br />やって来た。<br />

    木組みの家々が立ち並ぶ
    Pl. Charles de Gaulle(シャルル・ド・ゴール広場)に
    やって来た。

  • 広場に面して建つのが<br />ノートルダム・ラ・グランド教会(Eglise Notre-Dame la Grande)<br />両脇に松ぼっくりを被ったような塔が建ち、想像していたよりも<br />正面ファサードは小ぶりな感じの教会。<br />二層の長方形と上には三角形がのり、両脇にてっぺんの尖った<br />塔がついているのは積み木みたい。<br /><br />さらにファサード一面はびっしりと彫刻でおおわれている。

    広場に面して建つのが
    ノートルダム・ラ・グランド教会(Eglise Notre-Dame la Grande)
    両脇に松ぼっくりを被ったような塔が建ち、想像していたよりも
    正面ファサードは小ぶりな感じの教会。
    二層の長方形と上には三角形がのり、両脇にてっぺんの尖った
    塔がついているのは積み木みたい。

    さらにファサード一面はびっしりと彫刻でおおわれている。

  • ローマ時代の神殿の跡地に建てられた教会堂だそう。<br />924年、Sancta Maria Majorとのラテン名で<br />カテドラルの参事会管理教会として文書に登場。<br />1030-1080年の間にロマネスク様式で再建。<br />宗教戦争時の1562年、建物はユグノー(フランスの宗教改革<br />においてカルヴァン派の新教徒)に荒らされ、<br />ファサード上の彫刻の大半はその頭を落とされ<br />聖遺骨は燃やされてしまったそう。<br />革命時、建物は木材倉庫として利用されていたが<br />1795年再び教会としての役目を果たすようになった。<br />1992年ー1995年に修復工事を受ける。<br /><br />幾多の災難を潜り抜け、今ここにあることに感動!<br /><br />四層のヴシュールのある扉口は<br />比較的新しいもののようだった。

    ローマ時代の神殿の跡地に建てられた教会堂だそう。
    924年、Sancta Maria Majorとのラテン名で
    カテドラルの参事会管理教会として文書に登場。
    1030-1080年の間にロマネスク様式で再建。
    宗教戦争時の1562年、建物はユグノー(フランスの宗教改革
    においてカルヴァン派の新教徒)に荒らされ、
    ファサード上の彫刻の大半はその頭を落とされ
    聖遺骨は燃やされてしまったそう。
    革命時、建物は木材倉庫として利用されていたが
    1795年再び教会としての役目を果たすようになった。
    1992年ー1995年に修復工事を受ける。

    幾多の災難を潜り抜け、今ここにあることに感動!

    四層のヴシュールのある扉口は
    比較的新しいもののようだった。

  • 空間があますところなく彫刻でびっしりとおおわれていて<br />これぞまさにロマネスク。<br />ひとつひとつじっくりと見ていたら、どれほどの<br />時間があっても足りなそうで<br />待ち人のことも考えて、途中で切り上げた。<br />旅行記を書いていて、写真を拡大して改めて眺めて<br />刻まれた彫刻の数々に驚いています。<br /><br />向かって左側(右側も同様)のアーケードは尖頭型で<br />ヴシュールは二層になっている。<br />

    空間があますところなく彫刻でびっしりとおおわれていて
    これぞまさにロマネスク。
    ひとつひとつじっくりと見ていたら、どれほどの
    時間があっても足りなそうで
    待ち人のことも考えて、途中で切り上げた。
    旅行記を書いていて、写真を拡大して改めて眺めて
    刻まれた彫刻の数々に驚いています。

    向かって左側(右側も同様)のアーケードは尖頭型で
    ヴシュールは二層になっている。

  • 左側、旧約聖書より<br />楽園のアダムとイブ

    左側、旧約聖書より
    楽園のアダムとイブ

  • 聖書の物語の上にぽつぽつとつけられた点状のものを良く見てみると<br />動物や人間、怪獣などの顔をしたモディヨン(軒下飾り)ということがわかる。<br />それにしてもファサードにこれほどのモディヨンが見られることが驚き。

    聖書の物語の上にぽつぽつとつけられた点状のものを良く見てみると
    動物や人間、怪獣などの顔をしたモディヨン(軒下飾り)ということがわかる。
    それにしてもファサードにこれほどのモディヨンが見られることが驚き。

  • モディヨンは牛や馬、怪獣、おかしな顔の人など様々<br /><br />アダムとイブの隣に座しているのは<br />バビロニアの王ネブカドネザルだそう。<br />(銘文があるそう。)<br />

    モディヨンは牛や馬、怪獣、おかしな顔の人など様々

    アダムとイブの隣に座しているのは
    バビロニアの王ネブカドネザルだそう。
    (銘文があるそう。)

  • 中央は、四預言者ダニエルとエレミア、イザヤ、モーゼ<br />(彼らは自身の言葉の銘文入り巻物、書物などを手にしているそう。<br />いずれも救世主の到来を告げた預言者。)

    中央は、四預言者ダニエルとエレミア、イザヤ、モーゼ
    (彼らは自身の言葉の銘文入り巻物、書物などを手にしているそう。
    いずれも救世主の到来を告げた預言者。)

  • モディヨンとモディヨンの間には<br />草を吐き出す様々な人(グリーンマン)

    モディヨンとモディヨンの間には
    草を吐き出す様々な人(グリーンマン)

  • 受胎告知と<br />頭上から木が生えているエッサイ(キリストの降誕を預言。<br />一番末の息子がダビデ。エッサイの株から一つの芽が萌えいで<br />その根から一つの若枝が育ち、、、イザヤ書より)<br />

    受胎告知と
    頭上から木が生えているエッサイ(キリストの降誕を預言。
    一番末の息子がダビデ。エッサイの株から一つの芽が萌えいで
    その根から一つの若枝が育ち、、、イザヤ書より)

  • 右側には新約聖書の世界が続く。<br />受胎告知の場面<br />1992~95年に行われた修復工事の際、彩色された痕跡<br />が発見された。特に受胎告知の場面ではっきりわかる<br />ようだ。青い衣装をつけたマリアが微かにわかる。<br /><br />中世にはファサードはカラフルに彩色されていたようだ。<br />その後、これらの発見から光のショーが始まった。<br />

    右側には新約聖書の世界が続く。
    受胎告知の場面
    1992~95年に行われた修復工事の際、彩色された痕跡
    が発見された。特に受胎告知の場面ではっきりわかる
    ようだ。青い衣装をつけたマリアが微かにわかる。

    中世にはファサードはカラフルに彩色されていたようだ。
    その後、これらの発見から光のショーが始まった。

  • これほど草を吐く人が見られるのは初めてのこと

    これほど草を吐く人が見られるのは初めてのこと

  • おまけに二股の人魚ならぬお猿さんまでいて<br />しっぽの先には、これまた奇妙な顔がついている。<br /><br />上に見られるマリアのひらひらの衣装と<br />次の次、2番目に見られるマリアの平板な衣装の様子から<br />このファサードを飾った彫刻士のアトリエは2か所<br />だったのではないか、と想像されているそう。

    おまけに二股の人魚ならぬお猿さんまでいて
    しっぽの先には、これまた奇妙な顔がついている。

    上に見られるマリアのひらひらの衣装と
    次の次、2番目に見られるマリアの平板な衣装の様子から
    このファサードを飾った彫刻士のアトリエは2か所
    だったのではないか、と想像されているそう。

  • ナザレの街(シナゴーグ)<br />→エリザベト訪問(マリアが天使から受胎告知を受けたころ、<br />親族のエリザベトも懐妊したことがわかり、マリアは訪問した。)<br /><br />扉口、三番目のヴシュールには、自身のしっぽを振り返って口でなめている、<br />(或いは舌を出している)奇妙な動物の姿がぐるりと描かれている。

    ナザレの街(シナゴーグ)
    →エリザベト訪問(マリアが天使から受胎告知を受けたころ、
    親族のエリザベトも懐妊したことがわかり、マリアは訪問した。)

    扉口、三番目のヴシュールには、自身のしっぽを振り返って口でなめている、
    (或いは舌を出している)奇妙な動物の姿がぐるりと描かれている。

  • キリスト降誕(横たわったマリア、飼い葉桶の中の<br />イエス、のぞき込むロバと牛)<br />→幼子イエスの沐浴(聖杯のようなカップの中で<br />イエスの身体を洗っている)<br />→聖ヨセフ(困惑した様子のマリアの夫・ヨセフ)<br />→(下段へ)天使とヤコブの闘い

    キリスト降誕(横たわったマリア、飼い葉桶の中の
    イエス、のぞき込むロバと牛)
    →幼子イエスの沐浴(聖杯のようなカップの中で
    イエスの身体を洗っている)
    →聖ヨセフ(困惑した様子のマリアの夫・ヨセフ)
    →(下段へ)天使とヤコブの闘い

  • 横で眺めているヨセフの困ったなあ、との表情が愉快。

    横で眺めているヨセフの困ったなあ、との表情が愉快。

  • 四角形が積み上げられた2層目、<br />左右でそれぞれ下側で4つ、上側で3つのアーチがあり<br />12使徒と、上側両脇には杖を持つ人物の像からなっている。<br />特定できるのは上側、中央開口部左隣、2つの鍵をもっているので<br />ペテロとされている。<br />上側左はじの像は、教皇の三重冠をかぶり司教杖をもっている。

    四角形が積み上げられた2層目、
    左右でそれぞれ下側で4つ、上側で3つのアーチがあり
    12使徒と、上側両脇には杖を持つ人物の像からなっている。
    特定できるのは上側、中央開口部左隣、2つの鍵をもっているので
    ペテロとされている。
    上側左はじの像は、教皇の三重冠をかぶり司教杖をもっている。

  • 右隣<br />上段の右はじの人物も教皇杖をもっている。

    右隣
    上段の右はじの人物も教皇杖をもっている。

  • 右側のアーケード部分<br />

    右側のアーケード部分

  • 上にのっている三角形のピニョン。<br />石積みはまるで寄木細工のようで、ゆがんだようなマンドルラ<br />の中に、栄光のキリストが立っている。<br />四隅には四福音記者のシンボルが(人間の姿の天使はマタイ、<br />獅子はマルコ、牛はルカ、鷲はヨハネの象徴として表される)<br /><br />キリストの上には二人の人物の姿が見られる。これは<br />月と太陽(左)のアレゴリーだそう。<br /><br />

    上にのっている三角形のピニョン。
    石積みはまるで寄木細工のようで、ゆがんだようなマンドルラ
    の中に、栄光のキリストが立っている。
    四隅には四福音記者のシンボルが(人間の姿の天使はマタイ、
    獅子はマルコ、牛はルカ、鷲はヨハネの象徴として表される)

    キリストの上には二人の人物の姿が見られる。これは
    月と太陽(左)のアレゴリーだそう。

  • 扉口左側の柱頭彫刻<br />右側のスフィンクスのような頭を頂いた<br />奇妙な動物

    扉口左側の柱頭彫刻
    右側のスフィンクスのような頭を頂いた
    奇妙な動物

  • 右側の柱頭彫刻

    右側の柱頭彫刻

  • 左側、塔を構成している柱の束<br />円柱を積み上げていったようだが<br />間に施された彫刻はかなり風化がすすんでしまっている。

    左側、塔を構成している柱の束
    円柱を積み上げていったようだが
    間に施された彫刻はかなり風化がすすんでしまっている。

  • 松かさの屋根が可愛らしい。<br />上部は完全にモディヨンの世界となっている。

    松かさの屋根が可愛らしい。
    上部は完全にモディヨンの世界となっている。

  • これだけモディヨンだらけだと<br />職人さんたちは、宗教建築であることを忘れ<br />ひたすら楽しんで作ったかのように思えてくる。<br />

    これだけモディヨンだらけだと
    職人さんたちは、宗教建築であることを忘れ
    ひたすら楽しんで作ったかのように思えてくる。

  • 明るかった外部から堂内へ入る。<br />しばらくは目がなれずにいるが

    明るかった外部から堂内へ入る。
    しばらくは目がなれずにいるが

  • だんだん暗さに目がなれてくると<br />柱が彩色されていることが分かってくる。<br />1851年、建築家シャルル・ジョリー・ルテルムによる<br />修復工事の際に施されたものらしい。<br />当時でもタトゥーとの酷評があったようだ。

    だんだん暗さに目がなれてくると
    柱が彩色されていることが分かってくる。
    1851年、建築家シャルル・ジョリー・ルテルムによる
    修復工事の際に施されたものらしい。
    当時でもタトゥーとの酷評があったようだ。

  • シンプルなステンドグラス

    シンプルなステンドグラス

  • 内陣へと進む

    内陣へと進む

  • 内陣を取り囲む列柱が印象的<br /><br />内陣の下にはクリプトがあるが現在は非公開となっている。

    内陣を取り囲む列柱が印象的

    内陣の下にはクリプトがあるが現在は非公開となっている。

  • 鍵を手にした聖母マリア像。<br />ロマネスク期のマリア像の原型は1562年の宗教戦争時に<br />燃やされてしまい、現存する像は17世紀に造られた<br />レプリカ。<br />鍵を手にしているのは、地元の伝承にまつわっているようだ。<br />1202年、ポワティエがイギリス軍に包囲された折、<br />裏切者の町長が金と引き換えに町の鍵を敵に渡そうとしたところ<br />鍵は消えてしまったが、その後奇跡的にマリア像の手の中で<br />見つかった、という伝承による。

    鍵を手にした聖母マリア像。
    ロマネスク期のマリア像の原型は1562年の宗教戦争時に
    燃やされてしまい、現存する像は17世紀に造られた
    レプリカ。
    鍵を手にしているのは、地元の伝承にまつわっているようだ。
    1202年、ポワティエがイギリス軍に包囲された折、
    裏切者の町長が金と引き換えに町の鍵を敵に渡そうとしたところ
    鍵は消えてしまったが、その後奇跡的にマリア像の手の中で
    見つかった、という伝承による。

  • ヴォールト天井の壁画ははっきりとは分からなくなっているが<br />これは11世紀後半に制作されたものだそうだ。<br />1643年より上塗りで覆われていたものを、1852年ジョリー・<br />ルテルムによる修復工事の際に発見されたようだ。<br /><br />マンドルラの中には栄光のキリストが座し、二人の天使、<br />太陽と月のアレゴリーなどに囲まれている。<br />

    ヴォールト天井の壁画ははっきりとは分からなくなっているが
    これは11世紀後半に制作されたものだそうだ。
    1643年より上塗りで覆われていたものを、1852年ジョリー・
    ルテルムによる修復工事の際に発見されたようだ。

    マンドルラの中には栄光のキリストが座し、二人の天使、
    太陽と月のアレゴリーなどに囲まれている。

  • 周辺に残されるフレスコ画

    周辺に残されるフレスコ画

  • 12使徒のひとりか。

    12使徒のひとりか。

  • 外周をまわり、ひとまず教会堂をあとにします。<br /><br />この後、サント・ラドゴンド教会へ向かいます。<br />

    外周をまわり、ひとまず教会堂をあとにします。

    この後、サント・ラドゴンド教会へ向かいます。

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この旅行記へのコメント (14)

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  • しにあの旅人さん 2024/04/10 16:45:13
    出遅れたあ!
    Mistralさんもついに海外旅!
    出遅れたなあ。
    しかしこのところある事情で長く家を空けられません。せいぜい5日間くらいが限度みたいで、国内でもちょっと足りない感じ。。

    ロシア領を通らないと、かつての北極経由ということですか。
    長かったという記憶があります。
    ヨーロッパ旅行は一昔前に戻ったということですね。

    2010年までフランスに住んでいたのですが、ターミナル2から歩いて行けるTGV駅、そういえばそんなのもあったな、とはるか昔のような気がします。
    フランスも列車の切符はオンライン購入ですか。
    TGV inOuiってなんですかね。

    たぶんポワティエには行ったことはないのですが、こういうなにもない街角の風景がいいなあと思います。フランスの地方都市ですよね。
    しばらく楽しませていただきます。

    mistral

    mistralさん からの返信 2024/04/11 23:00:56
    RE: 出遅れたあ!
    しにあの旅人さん

    こんばんは。
    ご無沙汰しておりました。
    コメントを有難うございました。

    > Mistralさんもついに海外旅!

    はい、ついに、ですね。

    > 出遅れたなあ。
    > しかしこのところある事情で長く家を空けられません。せいぜい5日間くらいが限度みたいで、国内でもちょっと足りない感じ。。

    そうなんですね。
    どなたにも事情があります。
    私自身もずっと事情があって、、、
    この度やっと解禁です。(解禁は昨年の秋ごろからですが)
    >
    > ロシア領を通らないと、かつての北極経由ということですか。
    > 長かったという記憶があります。
    > ヨーロッパ旅行は一昔前に戻ったということですね。

    昔はアンカレッジ経由でのヨーロッパでした。
    それほどではないとしても、やはりヨーロッパは遠くなってきていますね。
    ユーロも高くなっていますし。
    >
    > 2010年までフランスに住んでいたのですが、ターミナル2から歩いて行けるTGV駅、そういえばそんなのもあったな、とはるか昔のような気がします。
    > フランスも列車の切符はオンライン購入ですか。
    > TGV inOuiってなんですかね。

    TGVから別れて Ouigo(Here we go!をもじったそうです。)はTGVの廉価版、
    そしてTGVとして運行していた高速列車はinOuiになったそうですが
    それでも今だにTGVという名称を冠していますね。

    アプリから予約ができるようになったのは便利になったように思います。
    そして携帯をピッとタッチすれば入場できるのですから。
    以前は(地方の駅ではいまだに窓口で購入もありましたが)ティケットを購入しようと
    すると、前の人が延々と時間をかけてティケットの購入をしていて、イライラしながら列の後ろに並んでいたものですが。事前購入をしていれば、そのようなイライラも解消できますね。
    >
    > たぶんポワティエには行ったことはないのですが、こういうなにもない街角の風景がいいなあと思います。フランスの地方都市ですよね。
    > しばらく楽しませていただきます。

    最後はパリの街歩きをしましたが
    地方都市の、のんびりゆったりに慣れてきてのパリは、あまりに観光客が多すぎで
    人疲れしますね。
    今回、地方都市メインでの旅でしたから、もうレンタカーは無理かも、と思っていましたが、夫もドライブを楽しむことができたようでした。

    しばらくロマネスクの旅行記が続きますが、どうぞご辛抱のほどをお願い致します。

    mistral
  • kummingさん 2024/04/07 17:01:21
    海外解禁♪
    mistralさん、こんにちは、ご無沙汰です♪

    とうとう、遂に、ようやく海外解禁されたのですね!その最初の旅に選ばれたのは、おフランスのポワテイエ?mistralさんがおっしゃっているので、ロマネスク好きの人にとっては必須の地、なのでしょう。

    ロマネスクって何?な私ですが、ロマネスク建築、美術は大好き(見るだけ眺めるだけ)です♪ 写真撮りっぱ、か、付け焼き刃な解説、の私と違って(←比べるのがおかしい)、詳しい解説、ありがとうございます。お好きなだけあって、読ませて頂き、すんなり理解できた? ような気になっています。もちろん、もう一度読み直しますよ!

    4trサボりing の今日この頃、フォローしている方々の新作(タイムライン)もたぶん見逃している中、今日はmistralさんの新作(更新情報)」に出会えて、ラッキー^o^でした。

    続編、楽しみにしています♪

    mistral

    mistralさん からの返信 2024/04/09 09:23:39
    RE: 海外解禁♪
    kummingさん

    おはようございます。
    コメントを早々にいただいてましたのにお返事が遅くなりました。
    私の方こそ、ご無沙汰しております。
    でもkummingさんの、イタリア旅などずっと拝見していましたよ。
    >
    > とうとう、遂に、ようやく海外解禁されたのですね!その最初の旅に選ばれたのは、おフランスのポワテイエ?mistralさんがおっしゃっているので、ロマネスク好きの人にとっては必須の地、なのでしょう。

    海外解禁、
    個人的にいろいろあって、なかなか思い切ることができませんでした。
    が、行ってみればなんとかなるみたいですね。
    ただ、4年間のブランクは大きかったようで、その間の体力、気力の衰えを
    実感した旅でした。
    ポワティエはチャンスさえあれば行きたいと密かに思っていたのですが、
    その前にヴェズレーなどもあったし、なかなか順番が巡ってきませんでした。

    > ロマネスクって何?な私ですが、ロマネスク建築、美術は大好き(見るだけ眺めるだけ)です♪ 写真撮りっぱ、か、付け焼き刃な解説、の私と違って(←比べるのがおかしい)、詳しい解説、ありがとうございます。お好きなだけあって、読ませて頂き、すんなり理解できた? ような気になっています。もちろん、もう一度読み直しますよ!

    kummingさんのイタリア旅には、度々ロマネスク物件も登場しておられ、
    ゆるかわの彫刻などを拝見するとうずうずしていました。
    惹かれておられることは充分に伝わってきていました。
    なんの解説もなくただ見て楽しめるのが、ロマネスク彫刻のすばらしさ、と思います。

    > 4trサボりing の今日この頃、フォローしている方々の新作(タイムライン)もたぶん見逃している中、今日はmistralさんの新作(更新情報)」に出会えて、ラッキー^o^でした。
    >
    私もずっと4トラにはご無沙汰しておりました。
    このままでは皆さまに忘れられてしまいそう、と心配しておりましたのに
    ご訪問いただきまして嬉しいです。
    あとしばらくロマネスクの物件巡りがつづきます。
    どうぞよろしくお願い致します。

    mistral
  • frau.himmelさん 2024/04/06 22:07:45
    ついに海外再開ですね
    mistralさんこんばんは。

    ついに海外へいらっしゃいましたか。長い長い足止め期間でしたね。
    そしてmistralさんが海外再開に選ばれた地がポワティエ。
    私には全く馴染みのない地でしたが、旅行記を読み進むにつれ、どうしてmistralさんがこの地を選ばれたのか、わかるような気がしました。

    それにしてもノートルダム・ラ・グラン教会のファサードの彫刻群の細かいこと!
    それをよくぞこれだけ詳しく読み解かれたものだと、mistralさんのご努力には頭が下がる思い。さぞかし時間のほうもかなり要されだろうな・・・、と思ったらまだ帰国なさってそんなに日も経っていないではありませんか!
    mistralさん、超人ですか?(笑)。

    これからも重厚な旅行記の続編、楽しませていただきますね。

    himmel

    mistral

    mistralさん からの返信 2024/04/07 16:09:21
    RE: ついに海外再開ですね
    himmelさん
    こんにちは。
    コメントを有難うございました。
    >
    > ついに海外へいらっしゃいましたか。長い長い足止め期間でしたね。

    himmelさんたちのお三人旅につづきまして、やっと重い腰を上げることができました。
    4年間の足止め期間、長かったですね。
    その間の体力・気力の衰えは大きかったとおもいました。

    > そしてmistralさんが海外再開に選ばれた地がポワティエ。
    > 私には全く馴染みのない地でしたが、旅行記を読み進むにつれ、どうしてmistralさんがこの地を選ばれたのか、わかるような気がしました。

    ポワティエという地はご指摘のように
    ロマネスク大好き人間、にとりましては注目度の高い街でした。
    それでもなかなか順番が巡ってきませんでしたが、やっと目指すことができました。
    >
    > それにしてもノートルダム・ラ・グラン教会のファサードの彫刻群の細かいこと!
    > それをよくぞこれだけ詳しく読み解かれたものだと、mistralさんのご努力には頭が下がる思い。さぞかし時間のほうもかなり要されだろうな・・・、と思ったらまだ帰国なさってそんなに日も経っていないではありませんか!
    > mistralさん、超人ですか?(笑)。

    いえいえ普通人です(笑)
    ただ、ポワティエのロマネスクは、結構長い期間憧れていたせいもあって
    予習時間がたっぷりあったものですから。
    細かい彫刻群も、ひとつひとつ突っ込んで記載していると、膨大な写真、コメントに
    なってしまいますので、かなり省略してしまいました。
    (その方の気力も、衰えてしまいました。)

    >
    > これからも重厚な旅行記の続編、楽しませていただきますね。
    >
    重厚とはいきませんが、旅はまだ始まったばかり。
    今後ともよろしくお願い致します。

    そうそう、パリではhimmelさんたちがいらっしゃいました
    ル・トラン・ブルーでもお食事をしてきました。
    以前、入口から覗いてみただけでしたが、himmelさんがいらっしゃらなかったら
    今回も機会はなかったかもしれません。
    有難うございました。

    mistral

    >
  • 川岸 町子さん 2024/04/06 21:33:02
    モディヨンの謎
    mistralさん、お帰りなさいませ(^^♪

    ご無事のお帰り、何よりです。
    20日頃に、そろそろご出発の頃かと思い出していました。

    ポワティエという街は知りませんでした。
    でも単純な私は、シャルル・ド・ゴール広場」「ノートルダム・~」と聞いたことある固有名詞が登場するので、親しみを感じます(苦笑)

    ノートルダム・ラ・グランド教会のファサードは本当に見事ですね!
    驚くほど細かい彫刻がびっしり施されて、曲線を描いているのがすごいです。
    一つ一つに意味があり、隣り合った図柄との関連性はあるのかな、と思いながら見せて頂きました。

    モディヨンは、どうして「普通の顔」でなく「おかしな顔」、そして「草を吐く」のでしょうね?謎です(笑)
    でもmistralさんがお書きのように、職人さんが楽しんで作業したのかも…と思うと微笑ましいですよね。
                   町子

    mistral

    mistralさん からの返信 2024/04/07 15:53:08
    RE: モディヨンの謎
    町子さん

    こんにちは。
    >
    > ご無事のお帰り、何よりです。
    > 20日頃に、そろそろご出発の頃かと思い出していました。

    前宣伝していましたものね。
    なんとかヨレヨレしながらも帰国しました。
    今回の旅は、4年間のブランクとその間の衰えを実感した旅となりました。
    >
    > ポワティエという街は知りませんでした。
    > でも単純な私は、シャルル・ド・ゴール広場」「ノートルダム・?」と聞いたことある固有名詞が登場するので、親しみを感じます(苦笑)

    どこにもあるノートルダム、シャルル・ド・ゴール、ですね。
    ポワティエという名は、ほとんどの方はご存じないのではないかしら?
    たまたまロマネスクの街、ということでmistral個人的には注目度が高かったんです。
    フランス行きが決まり、真っ先に目指したのはポワティエでした。
    あとは同行者の希望を適度に取り入れての旅程の調整でした。

    > ノートルダム・ラ・グランド教会のファサードは本当に見事ですね!
    > 驚くほど細かい彫刻がびっしり施されて、曲線を描いているのがすごいです。
    > 一つ一つに意味があり、隣り合った図柄との関連性はあるのかな、と思いながら見せて頂きました。

    一人旅だったら、ただただぼ〜っとして広場に座って いたかもしれません。

    思いつく限りの図柄を押し込んだみたいですよね。
    あと、ちょっとした空白があると、あっ、ここにも入れちゃえ、みたいな感覚で
    押し込めてみたり。だから、人物や動物のかたちが歪んでしまったりして、、、

    > モディヨンは、どうして「普通の顔」でなく「おかしな顔」、そして「草を吐く」のでしょうね?謎です(笑)

    そうですよね。
    どうして普通の真顔ではなく、ことさらな変顔にしたり
    口から草を吐いているのかしら?
    今までは草をはいている人(動物)がいると、あ〜見つけた!と喜んだものでした。
    ところがここではあちこちに居て、ちっとも珍しいことがなくて、
    それはそれで貴重な体験でした。

    > でもmistralさんがお書きのように、職人さんが楽しんで作業したのかも…と思うと微笑ましいですよね。

    同じアトリエの職人さんの仕事、と思われるような作品があちこちにある、
    という話を聞きますと、当時の職人さんは旅をしながら、旅先でお仕事をされたん
    でしょうね。それこそきっと楽しみながらのお仕事の旅だったのでしょうね。

    mistral
  • yunさん 2024/04/06 19:30:26
    ロマネスクに微笑む
    mistralさん

    お帰りなさい。
    イースター直前のフランスは、満を持しての旅再会に良い季節だった事でしょう。

    一カ所目のノートルダム・ラ・グランド教会から、ロマネスクの愉しさが満載。いつもにも増して、mistralさんの建築知識に裏付けられた「わかりやすい文章」に吸い寄せられてます。

    深夜便フライトキャンセルで失われた半日
    日中の現地入りは貴重ですから、これはとても残念でしたね。
    目に見えぬ所で、まだアフターコロナの最中なのかと感じる事がまま有ります。

    旅の概要から、レンタカー、バス、列車と多様なアイテムで巡られた旅程が楽しそう♪
    続編を楽しみに待ちます。

    mistralさんと入れ違いで、現在、欧州旅しています。アレコレ慌てながら…。

    yun

    mistral

    mistralさん からの返信 2024/04/07 15:34:06
    RE: ロマネスクに微笑む
    yunさん

    えっ?!
    現在、欧州にご滞在?
    一体、どこを彷徨っておられることでしょう。

    > イースター直前のフランスは、満を持しての旅再会に良い季節だった事でしょう。

    良い季節の旅、を想定していました。
    ところが、実際に旅立ってみますと、連日肌寒い日が続き、念のために持参した
    カシミアのセーター一択となりました。
    人間にとっては肌寒い日々でも、植物には春の到来!だったんでしょうね。
    田舎道では一面の菜の花が満開(せっかくの光景を何故か写真に残さなかった。)
    公園ではチューリップが満開だったり、桜が咲いていたり、、、
    春がやってきていました。
    >
    > 一カ所目のノートルダム・ラ・グランド教会から、ロマネスクの愉しさが満載。いつもにも増して、mistralさんの建築知識に裏付けられた「わかりやすい文章」に吸い寄せられてます。

    有難うございます。
    建築知識はたいしたことはありませんが、見て楽しめるロマネスクですね。
    見ていると、あそこにも、ここにも、と突っ込みどころが満載ですが
    あれこれ書いているときりがないほどですね。
    yunさんだったら、どんなふうに表現されるのかしらと興味があります。

    > 深夜便フライトキャンセルで失われた半日
    > 日中の現地入りは貴重ですから、これはとても残念でしたね。
    > 目に見えぬ所で、まだアフターコロナの最中なのかと感じる事がまま有ります。

    深夜便、集客力不足だったんでしょうね。
    それでも朝一にパリ入りは頼もしかったのですが、残念なことをしました。
    (朝一到着、それからすぐに行動、という若者のパターンからは足を洗わねば、
    との神さまからのお達しなのかもしれません。)

    > 旅の概要から、レンタカー、バス、列車と多様なアイテムで巡られた旅程が楽しそう♪
    > 続編を楽しみに待ちます。
    >
    さすがyunさん、お目のつけどころが!
    たまたま、計画を立てていたら、各種乗り物を乗り継いでの旅、になりました。
    現地でティケットを引き出す箇所、同じ一等でも座席指定がされていない???
    などなど様々な予約になり、一体、これで大丈夫かしら?など心配でした。

    > mistralさんと入れ違いで、現在、欧州旅しています。アレコレ慌てながら…。
    >
    旅にはハラハラ・ドキドキがつきものですね。
    ご無事で思い出多き旅になりますように。
    ご帰国後にはぜひ旅行記の投稿をお待ちしています。

    mistral
  • salsaladyさん 2024/04/06 09:25:57
    飼い葉桶の中のイエス様~
    ☆ここまで仔細に見物するとは、意識が高いなあ~と微笑みながら思い出してます。

    ☆キリスト教の不条理ともいえる、ヨゼフを無視して解任したマリアとその子イエス!

    ☆愛隣幼稚園の頃、その場の光景を説明する役を務めた❣我が姿を。。。東方からやって来る三人の博士を予言する折の厳粛な気持ちが何故かはっきりと。。。

    ☆世界三大宗教の根源がこんなおとぎ話から始まるわけですね~何世紀も続く不条理の世界を大和民族がどれだけ信じられるか?今にして疑問です~ミッションスクールに学びつつも、こんな疑問をつぶやく生徒は少なくないでしょうね。~see you~

    mistral

    mistralさん からの返信 2024/04/07 15:10:36
    RE: 飼い葉桶の中のイエス様?
    salsaladyさん

    お久しぶりです。
    しばらくの間引きこもっておりました。
    salsaさんはその間もお元気にお出かけされ、旅行記を楽しませていただいて
    おりました。

    > ☆ここまで仔細に見物するとは、意識が高いなあ?と微笑みながら思い出してます。
    >
    フフフ、好きなことになると
    仔細に見物し、旅行記でも詳細な、くどい記述になってしまいます。
    見識が、というよりは生来のもので、お許しくださいませ。

    > ☆キリスト教の不条理ともいえる、ヨゼフを無視して解任したマリアとその子イエス!
    >
    ヨぜフさんは蚊帳の外(無視したとも言えますね。)だったわけですものね。

    > ☆愛隣幼稚園の頃、その場の光景を説明する役を務めた?我が姿を。。。東方からやって来る三人の博士を予言する折の厳粛な気持ちが何故かはっきりと。。。

    幼稚園時代に、そのような思い出がおありなんですね。
    この場面では、厳粛な気持ちで臨んでね、との先生からのご指導があって
    きっとその想いをくまれて演技されたのでしょうね、きっと。
    salsaさん、幼いながら重要な役割を果たされたんでしょう。
    そんな体験は生涯忘れないことと思います。
    >
    > ☆世界三大宗教の根源がこんなおとぎ話から始まるわけですね?何世紀も続く不条理の世界を大和民族がどれだけ信じられるか?今にして疑問です~ミッションスクールに学びつつも、こんな疑問をつぶやく生徒は少なくないでしょうね。?see you?

    私もミッションスクール出身。
    講義を受けながらも白々しい想いでいたような気がします。
    それでもこの年になってくると、摩訶不思議なことがらにも意味があるような
    気がしてくるのは、段々天国(地獄?)が近づいてきた証かも?

    mistal
  • ドロミティさん 2024/04/06 09:19:43
    ロマネスクの街
    mistralさん、おはようございます。

    ポワティエはロマネスクの街と言われているそうですね。
    ノートルダム・ラ・グランド教会のレリーフ群の素晴らしいこと!
    繊細な彫刻に見入ってしましました。
    街中も趣きがあって訪れたい街がまた一つ増えました。
    続きも楽しみにしています。

                    ドロミティ

    mistral

    mistralさん からの返信 2024/04/07 14:52:27
    RE: ロマネスクの街
    ドロミティさん

    こんにちは。
    早速にコメントをいただきまして有難うございました。
    ドロミティさんがフランスを歩かれましてから約2週間後の旅でしたね。
    季節は少しすすんたのでしょうか?
    旅行前は、春先だからと薄着になることを想定していましたのに
    行ってみたら肌寒い日ばかりで。
    持参したカシミアのセーターばかりを着ている毎日でした。

    ポワティエはロマネスクの街と言われているそうですね。
    > ノートルダム・ラ・グランド教会のレリーフ群の素晴らしいこと!
    > 繊細な彫刻に見入ってしましました。

    おっしゃいます通り、ロマネスクの街・・・ということを知ってから
    いつかは行ってみたいと願っていましたが、やっと実現。
    想いをとげるまでには本当に時間がかかります。

    > 街中も趣きがあって訪れたい街がまた一つ増えました。
    > 続きも楽しみにしています。
    >
    フランスの田舎には、パリにはない良さがあって
    癒されます。
    ドロミティさんも機会がありましたら是非ご訪問くださいませ。

            mistral              

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