2024/03/21 - 2024/03/21
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mistralさん
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ポワティエで三番目となるロマネスクの物件は
サン・ジャン洗礼堂(Saint Jean Baptistery)。
ここは以前からチェック済みで、是非とも訪問したいと思っていた。
以前から写真では眺めていたけれど、実際内部に入ってみると
想像以上にフレスコ画の保存状態は素晴らしく
また穏やかな色調が、宗教画ともぴったりマッチしているように想い
(個人的感覚です)感激してすぐにフレスコ画の撮影を始めてしまいました。
あとになって思い出してみても全体的なレイアウトの記憶が薄らいでしまい、再検証をしてみると、ゾーン毎にまとめたほうが分かりやすく思い、画像を並べ替えてみました。
堂内に漂よっている空気感をお伝えできると良いのですが。
(表紙写真はアプス天井のキリスト像)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ノートル・ダム・ラ・グランド教会を眺めながら
ランチを取ったのち、 -
サン・ジャン洗礼堂を目指して歩き始める。
午後は14時からオープンと聞いていた。
サン・ピエール大聖堂近くを通り -
大通りに出ると
通り過ぎてきたサン・ピエール大聖堂が見えてきている -
通りの向こう側に見えてきたのが
サン・ジャン洗礼堂。
右手にみえているのはミュゼ・サント・クロア -
資料によれば4世紀に造られたローマ人の住居の跡地に、
5世紀に建設された建物まで遡るそうだ。
現存しているキリスト教の建造物としては最古にあたるものの一つ。
11世紀までには何度も改修工事が行われ
1386年にはサン・ジャン教区教会となる。
これはそれまでの浸礼が滴礼へと変わっていったのに伴い
洗礼堂の本来の役割が失われていったことによるようだ。
1803年には発掘調査が、1836年からは修復工事がされている。
(浸礼:キリスト教関連の映画、聖画などでは、イエスがヨルダン川で浸礼を受けられる姿が見られる。浸礼とは「水に浸る儀式」を指す。初期キリスト教が異邦地域で宣教していく過程では、身体をすべて濡らすだけの水がない地域では、何滴かの水を振りかけることで洗礼を済ませたため、やがて浸礼はすたれることとなっていった。) -
洗礼堂の開館時間を改めて見てみたら11月7日から3月31日
までの冬時間は午後14時から16時までの間だけだった。
(月曜は休館)
(こちらの情報は、この掲示板ではなく洗礼堂ホームページによります。)
たまたま午後の開館時間に合わせてやってきたけれど
入場できたことはラッキーだった。 -
手前にあった説明板。
-
内部に入ると
一面に残されているフレスコ画に圧倒されてしまう。
その絵のすばらしさについつい写真を撮り始めてしまい
肝心の建物内部がどうなっていたのかを表す写真を
ほとんど撮っていなかったことに気づき、今更ながら
後悔しています。
写真は洗礼室から玄関の間となるナルテックスをみている。
ナルテックスは11世紀に付け足されたものだそう。
天井は木造。
扉から10数段の階段をおりて入っていくと左手に受付がある。
料金は3ユーロと書かれているが、お支払いした記憶が薄らいでしまった。 -
案内板にあった平面プランより。
右が現存しているプラン。 -
ナルテックスは展示室のような様相で
各地から集められてきた石材などが置かれている。 -
柱頭彫刻や
-
この地方から出土した5-10世紀に遡る
およそ100近くの石棺の蓋や桶、墓碑、柱頭などの
石のオブジェが保管されているそうだ。 -
洗礼室中央にあるバプテストリー(浸礼による洗礼の儀式を行う
為の槽)で、かつては石造りの天蓋で覆われていたようだ。
直径2.1メートルほど、八角形、5世紀に造られている。
その後、カロリング朝時代、浸礼にかわって滴礼が主流になった
為、埋められてしまった。
更には10または11世紀以降には、洗礼は教区教会の洗礼盤
を用いて行われるようになっていった。
1803年より行われた発掘調査の際に発見されたそう。 -
洗礼室に入って、正面にあたる壁面(東壁)上部。
11世紀末~12世紀に遡るフレスコ画が綺麗に残っている。 -
キリスト昇天を示す。
アーモンド型マンドルラの中で祝福するキリストの画像。
手には本を持っている。
やさしい表情をしているので、最初は聖母かと思ったほど。
下部にあるメダイヨンの中、十字のマークには
神の手が見えている。 -
キリスト像の下、オクルス(採光用の丸窓)の下には
両側に天使がいて,
天国でまるで舞っているかのよう。
飛天を連想。
天上のイメージは東西を問わず、同じようだ。 -
更に天使の両側、北東と南東の角をはさんで
それぞれ6人づつの12使徒の姿があり
キリストの昇天の様子を見守っているそうだ。
画像左側、3本の指を合わせているのはパウロだそう。
(3本の指を併せているのは、教えるジェスチャーをしている
ためだそうだ。) -
6人づつ、雲?の上に立っている。
この画像、一番右の方は手に鍵をもっているので
ペテロのようだ。 -
更に使徒像の下にも
-
画像からは玉?をもって差し出している右手のそばに
文字が書かれていて、コンスタンティヌス(帝)と読めるが
アップした4トラ画面からはどうでしょうか?
乗馬している姿のようだ。
彼はローマ帝国皇帝として初めてキリスト教を信仰した人物
であり、その後のキリスト教の発展に多大な貢献をした方の故か。
画面左側の女性のそばにも文字が書かれている。 -
洗礼室の南(?)壁
中央はローマの軍人であり殉教者のマウリティウスという方。
やはり名前がそばに書かれているようだ。
聖人の両脇にはクジャクとドラゴンが。
オクルスからの折からの採光が効果的。
古い建築物だけれど、すみずみまで計算しつくされているようだ。 -
ドラゴンは聖人とは反対側を向いて
剣を振りかざしている男性に対峙しているかのよう。
間に書かれた文字は
「彼は慈悲を乞い逃げた」という内容だそう。
ドラゴンはキリスト教では「悪魔」を象徴するそうだから
逃げていったのはドラゴンのようだ?
同様の構成の北側壁は
中央に冠を持つ聖人、両サイドにはクジャクがいて
それぞれが聖人を振り向いているかのようだ。 -
さて、そもそも一番最初に向かってしまっていた
東に位置するアプスです。
左半分には上記北側壁面の聖人とクジャクが見えている。 -
洗礼堂に入った途端に、遠目に見えていたが
真っ先に目に飛び込んできたアプスの壁画群。
13世紀に遡る壁画だそう。 -
天井のセミドーム、
四つ葉のマンドルラの中に栄光のキリスト像。
左手に球体を持ち、
四福音記者を表すシンボルに囲まれている。
(天使:マタイ、ライオン:マルコ、鷲:ヨハネ、牛:ルカ)
フィラクテール(吹き出し状のもの)にはその名前が書かれている。 -
入口となるアーケード上、メダイヨンの中には人物像が
描かれているようだ。(かなり掠れてしまっている。)
キリストの頭上には、二人の人物像。 -
どこに描かれていたのか、わからなくなってしまった。
-
壁面上部には洗礼者ヨハネの生涯の場面が
描かれているようだ。
6つの場面が識別されているそう。 -
ザカリアが大天使ガブリエルから息子誕生のお告げを受け
(写真は撮影していない)
ベッドに横たわったエリザベトが、3人の男性にむかって
手で合図をしている。
傍らでは、赤ん坊を寝かしつけている女性が描かれている。 -
左側はヨハネの命名の場面。
座っているザカリア(名前が記されている。ヨハネの父親)。
本を抱え、そのうちの1ページを指さしている。
頭上に舞い降りている精霊を表す鳩。
右の場面は、聖人が荒野で両手を合わせて祈っている。
聖人の頭上には神の手が見えている。 -
石棺の蓋 たくさんある中の一つ
鳥とロゼット模様が施されている。
7、8世紀のもの -
どのぐらいの時間、中にいたのか?
やっと外へ出てきた。
洗礼堂を北側から見ている。
天井の高い部分が洗礼室にあたり
その南北両側に19世紀に再建された後陣祭室が
ついている。 -
思いがけず保存状態の良かった
可愛らしい洗礼堂に
満足して振り返りつつあとにした。 -
しかしどんな平面プランだったのか
良くわかっていなかった。
中にいた時には、何を見ていたんだろう、、、
旅行記を記していてやっとレイアウトが理解できてきている
ように思う。 -
ここからはミュゼ・サント・クロアの写真数枚ですが
おまけに載せます。 -
前の旅行記で取り上げたサント・ラドゥゴンド。
彼女が創立した修道院の跡地に造られたミュゼ。
展示内容はヴォリュームがあったけれど、写真はあまり
撮らなかった。 -
柱頭彫刻が集められた部屋。
-
有名な柱頭彫刻。
二人の老人がお互いの髭をつかみ合い
片手には刃物を持ってなにやら言い争いをしている場面。
更に愉快なのは後ろから女性が喧嘩をやめさせようと
してか手をまわしている。
喧嘩している声が聞こえてくるかのようです。 -
これだけの写真だけですとたいした美術館ではないような
印象を受けられるかも知れません。
実はここはポワティエ近郊から発掘されたローマ時代の遺跡に
始まり、ロマネスク関連の彫刻、墓石から
近代美術としては、カミーユ・クローデルの彫刻、
ギュスターヴ・モローの絵画など幅広い分野にわたる展示品があるのです。
時間をたっぷりとってじっくり見ると、かなり見ごたえのある所です。
さすがに一日に4か所目ともなると足腰に疲れがでてきて
見方も大雑把なものとなってしまいました。
翌日はレンタカーを一日借りて、サン・サヴァン修道院へ向かいます。
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この旅行記へのコメント (9)
-
- マリアンヌさん 2024/05/28 15:42:23
- 素晴らしいサン・ジャン洗礼堂
- mistralさん
次々と眼福です。体が浸かる洗礼槽、イタリアでも初期の教会でいくつか見たことがありますが。フランスにも残っているのですね。
ナルテックスの柱頭石で既に萌え、マンドルラの優しいお顔のキリストや飛んでる天使などフレスコがよく残っていますね。
アプスのキリストは少し新しいですが、色彩がきれいですね。
そしてミュゼ・サント・クロア、ロマネスク関連の彫刻、墓石から近代美術としては、カミーユ・クローデルの彫刻、ギュスターヴ・モローの絵画とのこと、好きなものが羅列されていますので必見です。
貴重な画像や解説をありがとうございます。
現地に行くと想定外で入れなかったり、西欧あるあるなので。
mistralさんの旅行記をガイドにいつか訪れたいものです。
マリアンヌ
- mistralさん からの返信 2024/05/29 22:30:51
- RE: 素晴らしいサン・ジャン洗礼堂
- マリアンヌさん
再び、こんばんは。
> 次々と眼福です。体が浸かる洗礼槽、イタリアでも初期の教会でいくつか見たことがありますが。フランスにも残っているのですね。
洗礼槽、イタリアでご覧になってらっしゃるんですね。
フランスでは最古のものだそうで、珍しいのではないでしょうか。
というより他にあるのでしょうか。
私は初めてお目にかかりました。
> ナルテックスの柱頭石で既に萌え、マンドルラの優しいお顔のキリストや飛んでる天使などフレスコがよく残っていますね。
> アプスのキリストは少し新しいですが、色彩がきれいですね。
今に残るフレスコ画、素晴らしいですよね。
キリストのお顔を始めとして、描かれている人物像の表情、色彩、ともに優しいものでした。
小さな洗礼堂ですが、よくぞここまで残ってくれていた、という感じです。
> そしてミュゼ・サント・クロア、ロマネスク関連の彫刻、墓石から近代美術としては、カミーユ・クローデルの彫刻、ギュスターヴ・モローの絵画とのこと、好きなものが羅列されていますので必見です。
そうでしたか。
1日にわたって教会堂をめぐり、ミュゼまで辿り着きました。
駆け足で見学し、彫刻類や絵画も写真を撮ったんですが、アップまでには至りませんでした。
そろそろポワティエを切り上げようとしていた為です。
マリアンヌさん、是非ともご訪問くださいね。
mistral
- マリアンヌさん からの返信 2024/05/31 11:12:19
- RE: RE: 素晴らしいサン・ジャン洗礼堂
- mistralさん
お忙しい中、沢山返信いただき、ありがとうございました。
イタリアの古い時代の洗礼槽、不完全な跡みたいのは中部でも見たことがありますが、一番ハッキリしていたのは、アクレイアとグラードでした。
ご興味あれば、お暇なときに覗いてみて下さい。
https://4travel.jp/travelogue/10949851
今年もイタリアに来月出かけるのですが、現在チェック中。いつも準備不足で…(汗)
マリアンヌ
- マリアンヌさん からの返信 2024/05/31 11:34:40
- RE: 洗礼槽
- しつこくてごめんなさい。
洗礼槽、他にも思い出したので一応お知らせします。無理にご覧になりませぬよう。
https://4travel.jp/travelogue/11842220
https://4travel.jp/travelogue/11308065
- mistralさん からの返信 2024/05/31 21:55:13
- RE: RE: RE: 素晴らしいサン・ジャン洗礼堂
- マリアンヌさん
お知らせいただきありがとうございました。
アクレイアとグラートの洗礼堂の洗礼槽、拝見してきました。
完全な形で残っているんですね。
洗礼槽の周りには列柱も立っていて、ポワティエの洗礼槽には
かつては覆いがあったと書かれていましたが、
その痕跡かも、と思いました。
mistral
>
> お忙しい中、沢山返信いただき、ありがとうございました。
> イタリアの古い時代の洗礼槽、不完全な跡みたいのは中部でも見たことがありますが、一番ハッキリしていたのは、アクレイアとグラードでした。
> ご興味あれば、お暇なときに覗いてみて下さい。
>
> https://4travel.jp/travelogue/10949851
>
> 今年もイタリアに来月出かけるのですが、現在チェック中。いつも準備不足で…(汗)
> マリアンヌ
-
- bonojunさん 2024/04/30 23:34:00
- 聖地巡礼の旅…私の気持ちも南フランスへ?
- キリスト教の絵画や建築への知見の深さと、時代背景に思いを馳せながらシャッターを切っている、mistralさんの優しくて思慮深い眼差しを感じながら拝見させて頂きました。
写真のアングル?、細かいカット…時々zoomにしながらハッとしたり、ため息が出たり…ポアティエの街を歩かれている、ご夫妻な姿を思い描きながら、〝私もいつかこんな旅がしてみたい!″と思いました。
ここ最近の私は、仏教・法華経と齧る程度ではありますが、経典に触れる様になり、やはり聖書も紐解かなければならない時期なのか…と思っていた所でした。
今こそ、偉人達の説いた精神世界に触れ、人類の歩むべき道を考えつつ、今後も素晴らしい絵画や遺跡に出会えるワクワクを感じながら、旅を楽しみたいと思いました。
素敵💓な旅の記録、続編も楽しみです。
- mistralさん からの返信 2024/05/01 08:52:31
- RE: 聖地巡礼の旅…私の気持ちも南フランスへ?
- bonojunさん
おはようございます。
コメントを有難うございました。
> キリスト教の絵画や建築への知見の深さと、時代背景に思いを馳せながらシャッターを切っている、mistralさんの優しくて思慮深い眼差しを感じながら拝見させて頂きました。
深い知識をもってそこにいるわけではないんです。
若いころに目を奪われていた、空を貫くほどにと思われたゴシックの尖塔にはじまり、きらびやかなバロックやロココ様式からだんだん離れて、今はやさしさあふれるロマネスクに癒されています。
よくここまで生き残って(?)こうして私たちの前にいてくれて、有難う。。。との感謝の気持ちもあって、眼差しはついつい優しくなり、微笑みたくなってしまいますね。
> 写真のアングル?、細かいカット…時々zoomにしながらハッとしたり、ため息が出たり…ポアティエの街を歩かれている、ご夫妻な姿を思い描きながら、?私もいつかこんな旅がしてみたい!″と思いました。
写真は、充分に味わいきれないその場では(時間が足りなかったり、待ち人がいるかと思うと、いつまでも居続けることができなかったりで)見えていなかった詳細が、家に帰ってから画像を眺めていて新たな発見に出会ったりすることが多々あります。
そこでZoomしてみたり、それをカットしてみたり、、、
更に、この画像は何?と調べてみたり。
現場で見損なったことを悔やんだりしています。
一期一会、そこでしかできない体験であり、二度目があるかと思えど、なかなかに難しいことですね。それでも旅行記をしるすことで、追体験もさせてもらっています。
> ここ最近の私は、仏教・法華経と齧る程度ではありますが、経典に触れる様になり、やはり聖書も紐解かなければならない時期なのか…と思っていた所でした。
仏教の経典を紐解かれておられるんですね。素晴らしいですね。
解説本を読むことはありましたが、私はなかなかそこまでは至っておりません。
旧約聖書で語られる物語も、良く目にする場面だとなんとかわかりますが、まだまだです。
> 今こそ、偉人達の説いた精神世界に触れ、人類の歩むべき道を考えつつ、今後も素晴らしい絵画や遺跡に出会えるワクワクを感じながら、旅を楽しみたいと思いました。
> 素敵💓な旅の記録、続編も楽しみです。
「人類の歩むべき道」は、おっしゃるように偉人達がたどってきた道に触れることによって、指し示されているように思いますね。
ワクワクしながら旅を楽しんでいきたいですね。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
mistral
-
- willyさん 2024/04/26 12:43:16
- おすそ分けいただいています
- mistralさん
興味深くフランスの旅をおすそ分けいただいています。
キリスト教建築では、素人ながらわたしもロマネスクが好きでして、ご訪問の場所はmistralさんが見たいと思われただけのことがあるものだなと思いました。
(価値あるもの、という意味で)
フレスコ画の修復についてはいかがなのでしょう。修復作業中のようには見えないのですが、褪せているのか色使いも淡くて単純明快なゆえに力強く、素朴さは純粋さと並立して暖かく心を満たすように感じました(ど素人感想でお恥ずかしいですが)。
平面図があるので、読者としては脳内3D見取り図を作成しながら拝見できて、わかりやすかったです。
willy
- mistralさん からの返信 2024/04/26 22:21:04
- RE: おすそ分けいただいています
- willyさん
こんばんは。
マニアックな旅行記に、コメントまでいただきありがとうございました。
> 興味深くフランスの旅をおすそ分けいただいています。
おすそ分け、ということでしたら、私の方こそです。
いつも、とうてい自力では辿り着くことのない地での, willyさんの眼差しで捉えられた
景色を見せていただき、おすそ分けを感謝しています。
> キリスト教建築では、素人ながらわたしもロマネスクが好きでして、ご訪問の場所はmistralさんが見たいと思われただけのことがあるものだなと思いました。
> (価値あるもの、という意味で)
やはりロマネスクがお好きでしたか。
若い頃は天を貫くばかりに聳える塔を抱いたゴシック建築や煌びやかなバロック、ロココなどなどに
目を奪われていましたが、だんだん年とともに素朴なロマネスクに惹かれるようになりました。
> フレスコ画の修復についてはいかがなのでしょう。修復作業中のようには見えないのですが、褪せているのか色使いも淡くて単純明快なゆえに力強く、素朴さは純粋さと並立して暖かく心を満たすように感じました(ど素人感想でお恥ずかしいですが)。
修復の履歴については、最近の修復があったとの記載は見当たらないようでした。
修復をされてピカピカに真新しくなってしまった物件は、それはそれでガッカリしてしまいますから、これぐらいが好ましく思われます。
「素朴さは純粋さと並立して」と書かれておられますが、まさにそのことがロマネスクの本質のように思われます。それ故に一層、私たちのこころに素直に響いてくるのでしょうね。
経年劣化?で褪せた色合いも、より好ましいものに思われます。
> 平面図があるので、読者としては脳内3D見取り図を作成しながら拝見できて、わかりやすかったです。
ありがとうございます。
私も平面プランから立面図を思い描くたちでして、本当でしたら建物探訪の際には平面図を乗せておきたいんですが、、、常にはなかなか出来ないですね。
mistral
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