【東京散策139】4月1日街開き・オリ・パラ選手村レガシーを残す『HARUMI FLAG』をひと足先に歩いてみた

2024/02/24 - 2024/02/24

『HARUMI FLAG（晴海フラッグ）』は2021年開催のTOKYO2020オリンピック・パラリンピックで選手村が置かれた跡地に整備された新しい街。

東京湾岸エリア埋立地、東京都中央区晴海5丁目約18haのエリアに不動産大手10社が集合住宅や商業施設、小中学校を整備。
総戸数5632戸・24棟の分譲・賃貸高層マンション、そのメインタワーには50階建てのタワーマンション2棟が2025年完成予定で人口約12,000人が住む街となります。

2024年1月19日に入居開始され、4月1日に街開きとなります。
分譲マンション2LDK～4LDKの販売価格は約7500万円～最高2億3000万円、それでも周辺相場より割安な価格設定で抽選倍率は最高266倍にもなりました。

また、選手村になった背景もあり、エリア内には選手村のレガシィを残した場所も点在して存在、オリパラテーマパークみたいな雰囲気もあります。
その『晴海フラッグ』を歩いてみました。

エリア 月島・勝どき(東京)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• 交通: 3.5

• 交通手段: 高速・路線バス 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

新橋駅南から『東京BRT』 https://tokyo-brt.co.jp/ バスに乗車。
埠頭があった時代から『晴海フラッグ』へのアクセス手段は1.5kmほど離れた都営大江戸線『勝どき駅』で徒歩では遠くて不便。

現時点の交通機関は都営バスと2024年2月1日から新橋駅までのルート運行開始した『東京BRT』路線のみ。
将来的にはりんかい線の駅もできる予定らしいが、最寄駅まで1kmくらいあるらしいので期待薄な様相。

新橋駅 (ゆりかもめ) 駅

『東京BRT』は燃料電池バス『SORA』（トヨタ製）を使用しています。

10分程度乗車して『晴海中央』で下車。
ここまで新橋から10分くらいです。

ホテルマリナーズコート東京 宿・ホテル

東京駅から約3kmという立地にもかかわらず陸の孤島状態の場所なんです。

月島警察署前交差点から北を見ると下町だった勝どきも今や『勝どきザ・タワー』（1434戸）『クレストシティレジデンス』（495戸）などの高層マンションが立ち並び、すっかり再開発された街になりました。

南側は豊洲大橋。
橋を渡れば『豊洲市場』や、今話題の『千客万来』などもあります。
3月に『千客万来』https://www.toyosu-senkyakubanrai.jp/ と温浴施設『東京豊洲万葉倶楽部』https://go-manyo.reservation.jp/ja/hotels/manyo-toyosu　に宿泊する予定ですわ。

この交差点が『晴海フラッグ』への入口となります。
その入口には早速、横幅5mくらいの『Site of TOKYO2020（TOKYO2020会場）』の碑があります。

ここから選手村だった『晴海フラッグ』へ入ります。
右側の高い塔のようなものは中央清掃工場（ごみ処理場）の煙突、ここが晴海客船ターミナル以外なんにも無かった時代からありました。
昔の晴海埠頭にも何度か来ているので見たい方は旅行記グループでどうぞ！

正面の建設中の2棟は『HARUMI FLAG SKY DUO』
https://www.31sumai.com/mfr/X1604/#!

選手村時代には無かった新規の建物で50階建、高さ約180mの2棟1対のタワーマンションでこの2棟だけがタワーマンション形状になります。

歩いて最初に目についたのはコミュニティサイクルポート。

都内でも増えてきたスマホアプリ登録で利用できるバイクシェアサービス。
https://docomo-cycle.jp/tokyo/

お～っ！！これは・・・

選手村レガシーとしての名残ですわ。

敷地内にはこのようなイベント用電源なども随所に完備。

そして案内看板発見！
最近、都内でも再開発地域ではよく見かけるタイプのもの。

晴海ふ頭公園は、左地図赤枠内の位置にあり、東京湾に面しており、レインボーブリッジや東京タワーを含めた湾岸エリアを一望できます。

『晴海フラッグ』タウン内のマップ。

メイン通りは歩道と自転車道が分離されて広い。

この選手村の名残は・・・

敷地内あちこちで見られ、カラーも様々、しかも全部英語表記なんです。

建物の間は遊歩道が整備されています。

公園も遊具などが整備されてキレイ。

学習できるようにもなってる。

マンション棟内も・・・

庭園や遊歩道などが整備されています。

マンションアクセスのエントランス前も灯籠などが整備された洒落た演出や・・・

このような遊具もあったりする。

1階の室内にはカフェみたいなコミュニティエリア。

子供を遊ばせられるキッズコーナーも・・・

南側の豊洲エリアを眺めると・・・

運河対岸には『豊洲万葉倶楽部』と『豊洲市場』

お台場方面も眺望できます。

この運河沿いのマンション群が選手村として機能していたもの。

ここの内装改装で1年遅れてますからね。
短い期間開催のオリンピック終了後に少し値を下げて販売しても良かったのでは？

そして以前あった晴海客船ターミナル前は何もない。

不思議な屋根付きエリアもある。

マンション群をどのように見て周るのが良いかと悩む広さ。

結果的にはジグザグに南北行き来しながら西端へ向かうことに・・・

これはバス停ですね。

『晴海西小中学校』とある。

その向かいにあるには『晴海西小中学校』
約6,000㎡の校庭や小・中学校共用の屋内プールを持つ小学校と中学校が同じ敷地内に存在する晴海エリアのみを区域とする学校と言った感じ。
https://www.city.chuo.lg.jp/a0049/kosodate/gakkoukyouiku/shouchuugakkou/iten/haruminishi-kaikou.html

道路右側が小中学校、中央区の予想を上回るファミリー世帯の流入で数年後にはクラスが足らなくなるほどらしく、500ｍほど離れた場所に第2校舎を建設する予定らしい。

このマンションは以前も見たが、他の建物とちょっと違う。

バルコニーに竹を配しています。

ここにもレガシーあるわ。
それと広い開放的な明るい歩道がなんともいい感じ。

こんだけ広いと必要ですね。

元選手村建物南側遊歩道には色々あります。

最近ですね。

ここは『晴海緑道公園』と言うのですね。

ご意見箱まである（笑）

西端まで来ると『晴海緑道公園』となっていました。

ここから東に向けてが歩いてきた『晴海緑道公園』

昔の晴海客船ターミナルがあった埠頭西端まできました。
とにかくマンション群が凄い圧巻ですわ。

客船ターミナル建物は解体されて姿を消し、都営バスのバス停と『晴海信号所』https://www6.kaiho.mlit.go.jp/tokyowan/control_tokyo.html のみが残っています。

客船ターミナルは跡形もなく更地化してますわ。

『晴海信号所』だけがポツン。

向こうにお台場の『フジテレビ本社ビル』も見えるナイスロケ。

そんな好立地、この広大な更地にも何かできるんでしょうね。

晴海埠頭の都営バス停のみがポツンと残る寂しい光景。

その前を真新しい東京BRTの燃料電池バスが通過していく・・・

路面が赤く塗られているのもキレイ。

晴海埠頭西端にあるのは『晴海ふ頭公園』

晴海ふ頭公園 公園・植物園

こんな感じです。

河津桜がさいてます。

快晴の青空に映えますわ。

海が目の前の湾岸エリアでは珍しく、風も無いので暖かに感じます。

ラベンダーも植えられていますね。

帆船のような公園の巨大遊具。

公園内にはレストランとカフェ『O.GARDEN GRILL』があります。

O.GARDEN GRILL グルメ・レストラン

こんな健康志向向けのものも・・・

こちらにも・・・

晴海埠頭客船ターミナルがあった時のアートがここだけ残されてた。

ここら辺も客船ターミナルがあった時の公園のレンガブロックまんまだ。

目の前は東京湾なんでこんなもんですね。

この埠頭部分は変わってないみたい。

晴海埠頭(客船ターミナル) 名所・史跡

水産庁の帆船が停泊中。

日本丸ですわ。

そして向こうに見えるのは『レインボーブリッジ』
https://www.shutoko.jp/fun/lightup/rainbowbridge/

レインボーブリッジ 名所・史跡

これから話題の映えスポットになりそうな『TOKYO』大型モニュメント。

現在制作中ですが『TOKYO』の文字は横幅10m、奥行6.8m、高さ3.5mの巨大モニュメント。

文字形をしたものとしては国内最大級で、建設費用は総額1億6千万円もするため物議をかもしています。
でも完成すれば夜景スポっとにもなりそう。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/287868

この噴水にも『Site of TOKYO2020』がありました。

その説明看板。
4月以降の街開き後にも時々訪れてみたい場所ですわ。

公園パーキングは満車で入場待ちの車列ができていました。

この新しい街、今まで都内あちこち散策したが、広い遊歩道や開放感、緑、海沿いの湾岸エリアも眺められる景色として都内では豊洲と並ぶ屈指の絶景エリアですよ。

ここは住民だけでなく、映えスポットになりそう。

公園から東へ延びるメインストリートを見たロケ。

20階前後の高さのマンションが並びます。

その殆どが入居前状態。

バス停もまだ運行開始前かと・・・駅が遠いのがネックでバス頼み。

ここにも案内板。

テナントが入る建物もあるようです。
現時点ではお店も全くないですから、買い物とか不便かと・・・

建物の中の遊歩道を歩いてみます。
結構、カメラやスマホ持って歩きながら撮影している人を見ます。
ここに引っ越してきた人や興味本位で見に来た人かな (^▽^;)

ここは黄色の案内板。
なんだがヨーロッパみたいな雰囲気を味わえる。

外にはこういったスペースが必ずあるのもヨシです。

マンションエントランスはオートロック。

エントランス内は、まるでレストランみたいな造り。

正面の建物は50階建になるメインタワー。

北側の通りからは勝どき方面が望めます。

こちらの運河沿いも歩行者自転車が分離された広い歩道。

2024年3月にオープンする『三井ショッピングパーク ららテラス HARUMI FLAG』
https://mitsui-shopping-park.com/lalat-harumiflag/teaser/

これからの急速な人口増加を見越してますね。
ここに住む人の殆どが利用しそうな・・・

豊洲エリアと同様にキレイな街並みが整備されて選手村だったことよりも、ホント東京街歩き新名所的な雰囲気。

最後に見たのはオリパラレガシー残る『はるみらい』晴海地域交流センター
https://chuo9.tokyo/nw/702/

ここにはオリパラレガシーが展示されています。

内部は吹き抜け。

選手たちの寄せ書きが・・・

壁に展示されています。

代々木のオリンピック記念館とは違った見どころありあり。

折り鶴ですね。

英語で落書きいっぱい。

折り鶴ウェーブの説明。

外に出て、走るBRTバスのラッピング見て思い出した。
3月31日に東京初開催のフォーミュラーEが江東区の東京ビックサイト周辺道路で開催されるらしい。

外に出て選手村ができる前からあった中央清掃工場の煙突。
177.5mの高さがあり、東京都で2番目に高い工場煙突とのこと。

最後に現時点で『晴海フラッグ』にある唯一のコンビニは通り沿いのここ1軒のみ。

ガソリンスタンドに加えて珍しい水素ステーションまで備えています。

水素H2がなんともレア。
レギュラーガソリンは170円と高額だが、水素の相場はどんなもん？

だいたい周れたんでそろそろ帰路に着こうかと・・・

東京BRT始発のHARUMI FLAG（晴海五丁目ターミナル）にやってきた。

ターミナル内案内図。

路線図はこんな感じ、豊洲市場方面へも行けます。

まだバス停も仮位置にあった。

本日は土曜なので1時間に3本、20分に1本の運行のようだ。

新橋駅行きのバスがやってきた。

後ろに見えるのは都内屈指の超高層タワーマンション『THE TOKYO TOWERS』
1990年代建設と古いが地上58階総戸数2794戸の大型タワーマンション。

外観のラインが入ったデザインと豊洲大橋から真正面に見えるロケの良さから過去には嵐のPVなどにも背景で登場した都内では有名なマンション。

新橋に戻って駅前ビル内の『肉の万世』でランチ。

肉の万世 新橋店 グルメ・レストラン

ここのハンバーグやステーキは結構有名かと・・・

肉の万世 新橋店 グルメ・レストラン

本日は久々の散策で12000歩超えた。

と言うことで1か月ぶりの旅行記は『晴海フラッグ』
エリア内には選手村のレガシィを残した場所も点在して存在してさながらオリパラテーマパークみたいな場所で開放的なキレイな街並み、4月の街開き後はもっと話題になりそうで人が訪れそうな場所って感想です。