田主丸の激安イタリアンと、浮羽「いそのさわ」でほのぼの蔵開き【ホリデーアクトパスで福岡近郊バスの旅その2】

2024/02/10 - 2024/02/10

　ホリデーアクトパスで、筑後近郊の小旅行。今日はうきはの友達に誘われ、久留米から進路を東に向けてみました。

エリア 朝倉・甘木・小郡(福岡)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 乳幼児連れ家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

　久留米からうきは市浮羽町へは、バスだと１時間以上かかります。
　いくらバス好きの我が子といえ、飽きてくる長さ。平行するバス路線があるところまでは、細切れにバスを乗り継いでみました。

路線バス (西鉄バス) 乗り物

　何度もピンポン（押しボタン）を押せて、我が子はごきげん。バス乗り放題の「ホリデーアクトパス」があれがこその、お遊びです。
　それでもコース後半では、だいぶ飽いてきたご様子。

　久留米市中心部から４０分ほどの、上田主丸で下車しました。今は久留米市の一部となった、旧田主丸町の中心部まであとわずかの場所になります。

　少し久留米方面に戻って、地元で評判のイタリアン「Pizza食堂RoKA」へ来ました。そう、この日本家屋風の建物がそれです。

　元は寿司屋か小料理屋か なんかだったのかな？ テーブル席はきちんとイタリアンな雰囲気なんですが、半個室のお座敷席があるのが子連れには嬉しいところです。

　サラダ・バゲット・ドリンクに、パスタかピザがセットになった「ROKAランチ」が、税込み1,300円。
　ドリンクには、ビールやワインを追加料金なしで選べるのがポイント高いです。行くなら是非バスで！

　ピザとパスタは、それぞれ週替わりで３種類から選べます。

　というわけで、サラダをつまみに赤ワインを傾けながら待つことしばし。

　クリームパスタがやってきました。濃厚でおいしい。

　お子様ランチは1,000円で、ハーフサイズのピザがメインディッシュです。こちらも焼き立ての香ばしさが、食欲をそそります。
　我が子はピザよりパスタを気に入ったらしく、半分以上を奪われました。

　１時間ばかりゆっくりして、浮羽行きのバスに乗りました。途中の吉井までは割と本数があるのですが、浮羽まで入るバスは日中１時間に１本なので、気を付けて。
　もう梅の季節ですね。

　新しい工業団地に、巨大な工場が見えてきました。「あの」資生堂が久留米工場進出ということで、地元では大ニュースになったものです。

　うきは市吉井町は、白壁の街並みとして有名。先週は、家族ドライブで訪ねました。
　近年、古民家の雰囲気を活かしたホステルやカフェが、ぐぐっと増えている界隈。福岡近郊で日本の雰囲気を感じたい、インバウンド観光客にもオススメしたいです。

筑後吉井「白壁の町並み」 名所・史跡

　さらに１０分ほど走って、うきは市浮羽町のターミナル・浮羽発着所に到着です。え、ローソンじゃないかって？よく見て下さい、見慣れた看板に西鉄のロゴがおさまっています。
　店内のイートインスペースやトイレは、バス利用者も遠慮なく使ってOKの「発着所」です。

　５分ほど歩いて戻り、いそのさわの酒造所へ。おお、賑わってる１

　ちょっとした有料試飲コーナーに、即売場。あとは各地から集結したキッチンカーが並ぶ、小さなお祭りです。

　窯を積んだピザのキッチンカーなんてあるんですね！ 本当に焼き立てで、おいしかったです。

　ケースを椅子代わりにした席が点々と置いてあり、少人数のグループがめいめいで楽しんでいました。
　来週の久留米城島の酒蔵開きは１０万人以上の集客があり、大規模で楽しいんですが、こういう蔵ごとのイベントも、リラックスできていいものです。

　というわけで、僕らもぐびっと一杯。
　試飲の小さなカップで呑むのも面倒になって来て、瓶に手が出かけてしまいましたが、お互い幼児連れの身。理性を失わない程度にしないと。

　いそのさわでは、左党には夢のような「酒宿」もやっています。酒樽のサウナなんて、一度経験してみたいですよね。
　外からチラリと見えただけで、中まで見ることができなかったのは残念。アピールも兼ねて、どしどし見学を受け入れては？と思います。

　通常の食事コーナーも、蔵開きでは閉鎖中。通常のコーナーまで開けるような人出がないのかもしれません。日常の蔵を、再訪したいです。

　蔵から歩いて３分の駐車場では、地元商工会のイベントも開かれていました。右側は商工会の出店、左のキッチンカーの列は、非公認だとか(笑)。
　ステージイベントもやっててるのに、イベントの正式名称や主催がどこにも書かれておらず、ゆるーい感じが面白いです。

　我が子は消防車に乗れたことが、何よりの思い出だったんじゃないかな？ 非公認のスーパーボールすくいも楽しんでくれました。

　帰りは別料金になるのを承知で、途中まで列車で帰ることにしました。
　初の「ひらがな駅名」として有名だった、うきは駅へ。駅舎は昔ながらの木造で、有人駅なのも好ましいです。

うきは駅 駅

　僕の実家の近所の駅をはじめ、昔はどこにでもあったような駅。

　久留米行きの普通列車が入って来ました。かつては筑豊で「赤い快速」として活躍した、キハ２００系の２両編成です。

JR久大本線 乗り物

　酒蔵帰りの人が大勢乗って来たけど、ガラガラで到着した上に、座席数が多い車両なので余裕を持って座れました。

　資生堂は、久大本線の車窓からもよく見えます。

　御井駅で下車。駅前に市内へのバスが発着するので、久留米まで戻るよりもかえって乗り換えしやすいです。

御井駅 駅

　さて御井駅前の駐輪場には、利用者向けの注意喚起があるのですが…

　裏面は、九州新幹線全線開業まで久留米駅で使用されていた、乗車位置案内看板のリサイクルでした。
　最長１１両編成の特急が２０分間隔で走った「最強在来線」の記憶と、思わぬところで対面。親子ともども楽しめた１日でした。