2024/01/28 - 2024/01/28
88位(同エリア133件中)
ちゃんさん
昨年(2023年)12月に、西鉄路線バスの土日全線フリー定期券「ホリデーアクトパス」を購入しました。福岡から周辺各県までくまなくネットする西鉄バスを、6ヶ月間、土日乗り放題で13,700円というお得な定期券です。
久留米でも、市内はもちろん、八女、大川、筑後、浮羽、佐賀、鳥栖方面まで乗り放題。1月末の週末は、我が子と2人で八女方面へとぶらる出かけてみました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 乳幼児連れ家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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久留米から八女方面の31・32番は、平行する鉄道路線もないことから、基本10分間隔と高頻度の運行。最近では途中折り返しの35番もできちゃったけど、地方では破格の利便性です。
昔の「西テツ復刻カラー」のバスに乗り、久留米市内から40分ほどの福島高校前で下車しました。路線バス (西鉄バス) 乗り物
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福島というと全国的には東北をイメージするんでしょうけど、筑後地方の民にとっては八女市中心部としてなじみ深い地名です。
我が子は「スロープ&階段」の歩道橋を気に入った様子。 -
国道3号線を跨ぐだけでなく、山の中腹にも歩道橋が伸びています。その先は、岩戸山古墳エリア。
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小高い丘からの眺めは良好。
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モダンな「岩戸山歴史文化交流館 いわいの郷」にお邪魔してみました。入場無料です。
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天井の木のルーバーがおしゃれ。
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絵本コーナーは畳敷きになっていて、子連れで古墳散策した後の休憩にはうってつけ。
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宇宙関連の展示もあります。
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交流館のすぐ裏手が古墳。さすがは史跡で、手入れが行き届いていました。我が子にとっては、芝生が気持ちいい公園なのではないかな。
岩戸山古墳 名所・史跡
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ポジティブな印象が残ったらしく、帰宅後も「(また)こふんに行こう!」と主張していました。
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縄文時代の集落が再現されていて、吉野ケ里遺跡にも負けない(?)精巧さ。交流館に申し出れば見学もさせてもらえるそうです。
わざわざ係の人を呼び出すのも申し訳なくて、スルーしてしまいましたが・・・。 -
歩道橋を渡り、バス停側に戻って来ました。時間は11時30分、バス停すぐ横の「びーふ亭」オープンの時間です。
「八女」「子連れランチ」で検索したら出てきたので、大した予備知識もないまま来てみました。びーふ亭 グルメ・レストラン
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同じタイミングで、たまたま職場の同僚さんファミリーも入店。僕が知らなかっただけで、有名店なんですね。
予約は?と聞かれ、すわ満員かと戦慄しましたが、たまたま空きがありほっとしました。昔ながらの、ちょっとよさげな洋食屋さんの雰囲気。 -
Aランチは税込み990円。このお値段で、ハンバーグにサラダ、一口サイズのビーフシチューにグラタンが付いてきます。どれもうまい~!
ふわふわのハンバーグはもちろん、ホロリとお肉が崩れるビーフシチューでも幸せに満たされました。我が子もおいしそうな表情。びーふ亭 グルメ・レストラン
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そして食後には、ケーキと飲み物まで付いてくるんだから驚き。ゆったりくつろげて、満足の時間を過ごせました。
バス停前というのも便利。次はママも一緒に来ようと、我が子に約束です。 -
次のバスに乗って、八女市街地に入りました。
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福島と八女営業所の間にある、西唐人町で下車。
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福島八幡宮の横の池は「文化池」と呼ぶそうで、城の濠のよう。噴水が上がっていました。
八女福島八幡宮 寺・神社・教会
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池のほとりのお屋敷は、なんと歯医者さん!
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バス停から歩いて10分ほどで、鉄道記念公園に来ました。1985年まで、国鉄矢部線の筑後福島駅があった場所です。
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「SLがあるよ!」と我が子に呼び掛けてみたら怖がってしまったので、「SLみたいなすべり台だよ!」と修正。喜んで駆けて行きました。
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踏切のデザインが取り入れられていて、鉄道&すべり台が大好きな我が子としては、大喜びが避けられないアトラクションです。
それだけに雨が降り出したのには困ってしまいましたが、「1回だけだよ!」と念押ししたら言うことを聞いてくれました。パパ、成長に目を細めます。 -
早足で歩き、近くの旧八女郡役所に避難。20年も空き家だった、歴史的な建物が再生された施設です。
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朝日屋酒店が入っていて、八女の地酒や地ビールをゲットできます。お仕事を頑張っている、ママへのお土産を仕入れました。
店内の雰囲気もよく、角打ちができたら最高なのに。 -
ホール部分は、あまり手を加えられていません。あえて、なのかな。
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昔の映画ポスターの展示が行われていて、僕の世代にはズキューン!な内容です。
暗くだだっ広い空間が我が子は怖かったようで、「あっち行く!」と出たがっていました。その先は酒屋なんですが。 -
雨の切れ間を縫って、八女伝統工芸館へ。
八女伝統工芸館 美術館・博物館
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巨大な仏壇をはじめ、八女の伝統工芸品の実物を見ることができます。
木工の職人さんがいて、我が子にもやさしく相手してくれました。我が子は3千円なりのミニ賽銭箱に釘付けでしたが、今日は手作りコマ100円で我慢してね。 -
伝統工芸館も駅跡の敷地内で、矢部線の展示コーナーもあります。
黒木までは厳しいにしても、福島までは残せなかったものかなぁ… -
建物の内外を貫通する線路が面白い。レプリカではなく、実際に駅構内にあった、貨物の入れ替え用の側線跡なんだそうです。
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まだ雨が止まないので、時間調整のためちょっと早めのおやつタイム。物産館で、あまおうのアイスを舐めました。
その間にも続々台湾からのツアー客がやってきて、抹茶ソフトに舌鼓。インバウンドがうまく誘客できているようで、喜ばしいです。 -
バス停はあるけど、1日2本じゃ使いようがありません。小雨になるのを待って、次の目的地へ歩き出しました。
我が子が見知らぬ土地でもちゃんと歩いてくれるようになり、父子で「街歩き」ができていることにちょっと感動。はじめての景色が楽しいようで、笑顔が多いのも嬉しいです。 -
八女市指定文化財の、旧木下家住宅におじゃましました。
旧木下家住宅「堺屋」 名所・史跡
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お座敷にはテーブルと椅子がセットされ、食器とお品書きが並べられていました。レストラン営業を試行されるそうで、合併前の各町村の特産を取り入れたコース料理を味わえるとか。
こりゃ素敵、来てみたいと思いましたが、調べてみれば数万円とのこと。 -
市内に点在する町屋再生のホテルも高価格帯の所が多く、稼げる街として活性化を目指しているようです。
旧木下家は屋敷ながらモダンなデザインが随所に。トイレは窓が大きく取られて明るく、鮮やかなタイルと相まって、洋館のそれを見ているようでした。 -
縁側のガラスは平滑ではなく、景色がユラユラ揺れる昔のままの貴重品。我が子が傷つけないかヒヤヒヤします。
平時は縁側をぐるり一周できる形式の家ですが、今日はレストランの準備のため行き止まり。回れたら、何周でも駆け回っただろうな…。 -
住宅前の旧往還道路には歴史的な住宅が立ち並びます。
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再生され利用されている建物が多く、そぞろ歩くのにも楽しいです。とんかつ屋さん、来てみたい!
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ずらり並ぶと壮観。
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願わくば、無電柱化にも動いてくれると、さらに価値ある街並みになると思います。
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擬洋風建築も。
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旧往還道路の突き当りに位置する、福島八幡宮の境内へ。
非接触型の御手水、ずいぶん普及しましたね。 -
お賽銭をあげるのが大好きな我が子。上手にお参りできました。
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神社の下にもカフェがあって、裏通りにまで新しいお店が進出しているのはすごい。予約が基本の、結構な人気店のようです。
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西鉄バス通りに出ると、建物の間に鳥居を発見。
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しかし神社は見当たらず、「土橋市場」なる趣あるアーケードが覆っていました。戦後、闇市を整理するために、お店を神社の境内に集めたのが発祥なんだとか。
我が子が好む雰囲気ではないけど、鳥居がある=大好きな神社があるということを理解して、ずんずん中に入って行ってくれました。土橋市場 市場・商店街
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こちらも近年は若者オーナーの店の出店が相次いでいるそうで、こじゃれたマップが出ていました。
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しかも飲食店だけでなく、セレクトショップまで。
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夜もまた、いい雰囲気になりそう。
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八女には転職した元同期もいるし、今度は飲みにこようかな。
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市場の奥にはちゃんと土橋八幡宮があり、我が子は喜んで参拝してました。
さて時間は夕方4時前、そろそろ帰路につくとしましょう。 -
八女中心部・福島は、西鉄と堀川バスがそれぞれ別のバスターミナルを構えています。久留米へ向かうので、西鉄の「つながるバス停」へ来ました。
「つながるバス停」とは、八女市が整備したコミュニティ施設。八女方面のバスの行き先にも、わざわざカッコ書きで明記されています。 -
礼拝堂みたい。待合室内のピアノでは「戦場のメリークリスマス」を練習する青年がいました。
「こだわりがないのがこだわり」と謙遜するコーヒーは、1杯立てでなんと200円。ピアノの生演奏を聴きながら飲む、淹れたてコーヒー。なんと贅沢な時間でしょう。つながるバス停 名所・史跡
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我が子はカウンター下のけん玉と…
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木のルーバー越しに、間近を走るバスに夢中でした。
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おいしいコーヒーのため1本バスを遅らせても、次のバスが10分後にある。地方都市にあっては奇跡のようです。
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ツーステップの古いバスで、エンジン音を轟かせ3号線を北上します。バリアフリーではないけど、客室内の段差が少なく、座席配置も無理がなくてすっきりした車内です
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今日1日バスに付き合わせたけど、我が子が本当に好きなのは電車(親父もですが)。花畑駅で降りて、西鉄久留米まで1駅だけ電車に乗せてあげて、小さな旅は終わりました。
花畑駅 駅
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ホリデーアクトパスで福岡近郊バスの旅
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旅行記グループ ホリデーアクトパスで福岡近郊バスの旅
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