2023年11、12月ワンワールド・エクスプローラーの南極大自然・氷山特集

2023/11/26 - 2023/12/21

今回は、見事な氷山を沢山見ました。

●卓状氷山
棚氷の前面から欠け落ちた天辺が平らな氷の塊を一般的に卓上（テーブル型）氷山と呼び、実際驚くほど巨大なものがあります。
氷山は生まれた場所から大海原に漂って行き、溶解するか、割れて2、3個に分かれる迄に、長いものだと10年以上も同じ形を保っているものも有るそうです。
記録上最大の氷山は、2000年3月にロス棚氷から分離したもので、
最初の氷山は全長286km、幅40kmほどの巨大なものでした。
その氷山は後に分解しましたが、それでも数ヶ月は巨大な形のまま浮遊し、
西の方向に流れて行きましたが、その仲間は6年後もまだロス海に浮いていたと言う事です。

これらの巨大な氷山は、ロス棚氷やフィルヒナー棚氷のような大規模な棚氷から生まれます。ウェッデル海の氷山の多くはイースト・ウィンド・ドリフトによって運ばれ、ほとんどがサウスジョージア島の方向に移動して行きます。

他にウェッデル海の西側で北西の方に押しやられて、南極海峡（南極半島の北端）を通り抜けて行く氷山もがある様です。
この様な理由から南極海峡は「氷山小路（Iceberg Alley）」と言われています。

●小型氷山
南極の氷山は、全てが卓状氷山の様に大きいものとは限らず、
もっと小型の氷山が沢山あります。氷山というのは大小を問わず海にある氷床、棚氷、氷河、浮氷から分離した氷片を示すものです。
しかし、定義上氷山と呼べるものは、面積が100平方ｍ以上有り、5m以上海面上に出ているものと言われています。

これより小さな塊は氷山状の氷塊と呼ばれています。
殆どの氷山はその体積の6分の１から4分の１しか海面に姿を見せてい無いので海面下の巨大さは凄いようです。

☆クルーズスケジュール・予定☆
　11/29 (水）　ウシュアイア出港
　11/30 (木）　ドレーク海峡クルージング
　12/ 1 (金）　ドレーク海峡クルージング→ 南極線通過
　12/ 2 (土）　南極圏通航→ アデレード付近・ガレッド
　12/ 3 (日）　ガレット→ マルガリック湾　
　12/ 4 (月）　シャルコー島
　12/ 5 (火）　シャルコー島
12 /6 (水） べリングスハウゼン海→ マルグリット湾
12/ 7 (木）　マルグリット湾
12/ 8 (金）　ブルコイパス島
12/ 9 (土）　南極半島
12/10 (日）　南極半島
　12/11 (月）　ドレーク海峡クルージング
12/12 (火） ドレーク海峡クルージング → ウシュアイア入港
12/13 (水） ウシュアイア入港

エリア 南極(南極大陸)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 船 徒歩
• 航空会社: アメリカン航空 ブリティッシュエアウェイズ ラタム航空 JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

少し傾いた屋根の卓上氷山。

水平線上の長い卓上氷山。
これも遠くですがかなり大きな氷山でした。

こちらも迫力がありました。

海の青さと氷山の白さがとても綺麗！

なだらかな氷山。
左の卓上氷山が少し見えています。

ロンドン（ＣＮＮ）によると2023年11月下旬に
英首都ロンドンの２倍以上の大きさを持ち、数十年間にわたって南極の海底に接地していた世界最大の氷山「Ａ２３ａ」が動き始めたことが分かった。
巨大なＡ２３ａは１９８６年、フィルヒナー・ロンネ棚氷から分離し、
ほぼその直後に南極ウェッデル海の海底に接地した。
Ａ２３ａは厚さ約４００メートルで、面積は４０００平方キ
ロ近い。これに比べ、大ロンドン都市圏の面積は１５７２平方キロにとどまる。

しかし３０年以上たった今、Ａ２３ａはおそらく氷山の自然なサイクルの一環で
縮小して海底から外れ、動き始めたとみられる。
Ａ２３ａは今後、海流に運ばれて東へ向かう見通し。
現在は１日５キロのスピードで移動している。
研究者２人によると、Ａ２３ａの分離は自然なサイクルの一環だが、気候変動の影響で南極の氷に変化が起きており、毎年大量の氷が失われているという。

イルカ・クジラみたい？

この氷山では有りませんが・・・

世界最大の氷山が３０年超ぶりに動き出したようです。
これは「Ａ２３ａ」と呼ばれる南極の氷山で、面積はおよそ４０００平方キロメートルで、これは東京都の約1,8倍の大きさ。
英国南極地域観測所の氷河学者オリバー・マーシュさんによると、
これほど大きい氷山が移動するのは珍しいという。
アフリカ方面に移動中だとか？
サウス・ジョージア島の方へ向かうかも知れないとか?

この地点で交差して行きました。
氷山も大きさや形などに依るのか？
比較的速度が早い氷山も有ります。

この大きな氷山も動いています。

後部の氷河が早く動いているのでしょうか？

離れていきます。

この氷河も拡大しますと
ふんわりした氷河でとても綺麗でした。

海の青さと真っ白な氷山のコントラストが素晴らしい！

透明感が有ります。

大きな氷山でした。

この地域は尖った氷河が多いようです。

澄んだ空気と無の世界が美しい。

殆ど白夜の世界でしたが、夕陽が当たっています。

海の青さ、水面近くの氷山の青さも素晴らしい！！！

島のような氷山。

お天気が悪くて不鮮明ですが
この卓上氷山も横長で、かなりの長さでした。

氷の海の遠くに長い氷山が見えます。

こんな氷の海を航海出来るのも、
ポナン社のル・コマンダンショルコーならではです。

かなりのクルーズ代金でしたが、
今回、この船に乗船して本当に良かったと思いました。

この2つの氷山もインパクトが有ります。

別々に写しています。
この氷山も海上に出ている大きさがこんなに大きいのに
海面下は一体どうなっているのか？？？

後ろの氷山。
この大きさの氷山が、
海面に出ている面積のおよそ4分の３から5分の４が、
海中に存在しているのが想像もつかない！

この卓上氷山も横長です。

次々と形、大きさ、カラーも違う
氷山に飽きる事は有りませんでした。

シャープな曲線が素晴らしい！！！

少し拡大して。

この２つの氷山も離れて行きます。

色々、氷山の説明が出来ずにすみません！

お部屋のベランダから、
このような素晴らしい氷山が沢山見れて凄いです。

少し波が出て来ました。

尖った左側の氷山は教会のよう！

お天気が崩れて来たので・・・

お部屋のベランダからのこの素晴らしい氷山は、
とても大きくて綺麗でした。

氷山の殆どはお部屋のベランダから写したものが多いです。
とても贅沢でした・・・

手前の黒いのはペンギンです。

氷山の上に氷がのっている。

もう、そろそろ氷山も見納めのようです。

この家のような形の氷山もかなり大きかったです。

これが最後の氷山でした。
100枚の氷山の写真でした。

この旅行記へのコメント （4）

• ようかんさん 2024/03/02 00:09:29

  素敵な風景で感動しました！

  とても美しいお写真ばかりで見とれました
  真っ白い氷河と深いブルー
  どこまでも静かな世界ですね
  素敵です
  この凛とした空気の中で身をおいてみたいです
  
  うっとりさせて下さってありがとうございます！
  私のつたない旅行記に訪問して下さってありがとうございます
  （私の旅行はバタバタして恥ずかしい。。。）
  
  

  ニースのミモザさん からの返信 2024/03/02 13:12:34

  Re: 素敵な風景で感動しました！

  ようかんさん
  メッセージ有難うございます。
  南極は本当に素晴らしい大自然が沢山あり、音の無い神秘な白とブルーの世界で何時も魅了されます。
  是非、機会がありましたら訪れてみて下さい。
  
  　　　　　　　　　　　ニースのミモザ

• World Traveler 1959さん 2024/02/28 20:53:43

  迫力ありますね。

  ニースのミモザさま
  　100枚の氷山の写真、ありがとうございます。感動しました。ニースのミモザさまはわたしのような単なる旅好きの旅行者ではなく、研究家であり科学者であり写真家でもあり、すごいですね。尊敬します。重ねて感謝いたします。

  ニースのミモザさん からの返信 2024/02/29 17:21:00

  Re: 迫力ありますね。

  World Traveler 1959さま
  こんにちは！
  掲示板へのメッセージにいいねも有難うございます。
  私は旅行記も上手く書けない、能天気で
  ケセラ・セラで毎回旅してます海外旅行大好き人間です。
  
  添乗員もガイドもいない旅で、
  上陸する時はソディアックボートでしたので、
  完全武装でカメラのみ持参でした。とても余裕の無い状態でしたー
  何時もお声をかけて下さいまして元気が出ます。
  有難うございました。
  
  　　　　　　　　　ニースのミモザ