2023/11/24 - 2023/11/24
76位(同エリア728件中)
れいろんさん
2023年初冬の中欧旅の続きです。
チェコのプラハ~チェスキークルムロフ~プラハ~プルゼニュ(ピルゼン)とチェコ国内を観て、ミュンヘンに移動してきました。
ミュンヘンでは4泊したのですが、中日(到着翌日)にニュルンベルクに日帰りで出かけてきました。
この旅行記は、そのニュルンベルク見て歩きになります。
ドイツは鉄道王国。
そして、ドイツ国鉄では様々なお得な切符が用意されています。
ミュンヘンエリアで言えば、バイエルンチケットの一日乗車券は、たった27ユーロで、普通列車=鈍行(※)の2等車両に乗り放題と「超お得」!
(※ ICE、IC、ECは対象外)
更に、少額の追加料金で人数が増やせて(※)、2名なら36ユーロ! 1人18ユーロで乗り放題ってことなんです。(※5名分まである。)
唯一のネックは、平日の利用開始時刻が「朝の9時から」ということ。
ニュルンベルクに行きたいのは、金曜日なんだよなぁ。
さてさて、どうしましょうか?
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この後、ミュンヘンからザルツブルクへ移動し1泊。更にウイーンで2泊し、チャイナアラインで台北(桃園)経由で帰国しました。
あと、2編の旅行記を作成する予定ですので、よろしくお願いします。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
バイエルンチケットの平日の利用時間(※)は、「朝の9時から、夜中の3時まで」です。
朝の出発時刻が遅くなるのが難点。(※ 土日祝日は当日の0時から。)
ミュンヘンからニュルンベルクは鈍行でも2時間強。9時過ぎの普通列車で向かっても、十分観光する時間は確保できそうですが・・。
今は冬。暗くなる時刻が早いんだよなぁ。 -
翌日に行こうかな? 翌日は土曜日、当日0時から使用できます。
(どう考えても「お得度」は、土日祝日利用に軍配があがる・・・。)
だけど、翌日の夜はバイエルン国立歌劇場でバレエを鑑賞するので、時間的にも、体力的にも余裕をもって夜を迎えたいところ。
バイエルンチケットでも、私は一人旅だから、27ユーロ必要だし・・・。 -
ドイツ国鉄は「早割」も充実していて、DBのホームページで利用列車の時刻を変えながら検索していると、往復とも無理のない時刻の列車が34.80ユーロ(往復)でした。
差額 10.80ユーロで、楽ちん&時間(往復2時間)を購入。私も大人になったものです。
ミュンヘン始発のICを選んだので、問題なく着席できました。 -
1時間ほどでニュルンベルク駅に到着。
駅構内の大きなクルスマスツリー。ニュルンベルク中央駅 駅
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ニュルンベルク駅はモダンで明るい駅でした。
工事中のミュンヘン中央駅の薄暗い感じとは大違い!ニュルンベルク中央駅 駅
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さて、駅を背に、観光開始~。(駅舎、可愛いです!)
空模様が気になります。
天気予報はあまり良くなくて、いつ雨が降りだすか心配です。ニュルンベルク中央駅 駅
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駅の目の前には、城壁と丸い大きな塔がありました。
城壁の中に、職人広場(Handwerkerhof)という、中世の職人の人の家などを再現した商業施設があるとのこと。職人広場 専門店
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職人広場には、飲食店やハンドメイドのお店など、様々なお店があるらしいのですが、まだ「開店準備中」が多かったので、帰りにゆっくり見ることにして、まずは、旧市街の中心である中央広場を目指します。
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聖ローレンツ教会へつながるケーニッヒ通りには、沢山の屋台が出ていました。
グリューワインのお店や・・・ -
・・・クリスマス飾りを売る花屋さん。「この樅の枝を頂戴。」
ヨーロッパの栗栖間瀬前だなぁと感じました。
日本の暮れに、お正月飾りを売っている感じですね。 -
カラフルな果物屋さん。
でも、この時期、地元の果物は林檎くらい。 -
堂々とした2つの鐘楼を持つゴチック様式の聖ローレンツ教会。
1270年~1477年にかけて建てられた古い教会ですが、、第二次世界大戦で屋根などが大規模に被災したものの、戦後7年かけて、オリジナルに忠実に再建・修復されたものなんだそうです。聖ローレンツ教会 寺院・教会
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その聖ローレンツ教会の正面に延びるカロリーネン通りの両側には、これまた沢山の屋台たち。
今、屋台をのぞいて、買いたいものが出てくると困るので、こちらも帰りに寄ることにします。カロリーネン通り 散歩・街歩き
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ペグニッツ川をムゼウム橋を渡ると、ニュルンベルク旧市街。
ムゼウム橋は、長さより、幅が広いので、「橋」というイメージはありません。
まして、この日は屋台も出ているので、余計にそう感じました。ムゼウム橋 建造物
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ムゼウム橋から西側を見ると、石造りのフライシュ橋(Fleischbrücke)があります。16世紀に建造された、後期ルネサンス様式の石橋だそう。
帰りに通ってみたいです。 -
橋を渡って、右を見ると、メリークリスマスの電飾が!
「weihnachat」って「メリークリスマス」の意味だそう。
その前に、kinder ってついているから、子供達メリークリスマスってことなのかなぁ? -
中央広場へ向かう道には「クリスマスマーケット」の電飾。
クリスマスを迎える、わくわくした感じに、私の心も踊ります。 -
しかーし、中央広場は、そのクリスマスマーケットの準備で、全く立ち入ることができません。
正午に1回動くというフラウエン教会(Frauenkirche)の仕掛け時計も、斜めから見ることになってしまいます。・・・見えるのかなぁ?
16世紀に造られたという仕掛け時計の動く様子、見たかったけれど、難しいかもしれません。フラウエン教会 寺院・教会
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さらに、「金色の輪を回すと願い事が叶う」などで有名なシェーナー・ブルネン(Schöner Brunnen)にも近づけません! 全体像すらも見えません。
う~ん、クリスマスマーケットが始まる直前は、観光には不適切なようです。何もかも「見られない」のですね。
(翌日、訪れたミュンヘンのマリエン広場も立ち入れませんでした。)クリスマスマーケット (ニュルンベルク) 祭り・イベント
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そして、ツーリストインフォメーションに立ち寄って、地図を貰っていると、雨が降り出してしまいました。
開店時間には、少し早いけど昼食とろうと思っていたニュルンベルク・ソーセージのお店(Bratwursthäusle bei St. Sebald。)へ行ってしまいましょう。
開店は11時なので、あと10分・・・。
店内には入れなかったのですが、テラス席で待っていてと、言ってもらいました。 -
同じくテラスで雨宿りしていたご夫婦(写真正面)についで、2番目で入店。
ソーセージとビールを注文しました。
「フレッシュ・プレッツェルはどうします?」と聞かれ、つい「お願いします。」と。 プレッツェル=1.70ユーロ。 -
店内はオープンキッチン。ソーセージをジュージュー焼いています。
フランクな食堂で、小さな木のテーブルと少しガタガタする椅子。
相席も当たり前のようです。 -
ビール到着。500ml=4.90ユーロ(チェコと比べると倍くらい。)
いただきま~す。 -
そして、炭火で焼かれたニュルンベクル・ソーセージ6本。9.90ユーロ。
付け合わせは、ザワークラウト、ポテトサラダ、ホースラディッシュから、1つ選ぶシステム。
ポテトサラダをお願いしました。 -
熱々のソーセージと濁りのあるビールを楽しみました。
雨は止んだかなぁ? おそるおそる外に出てきました。 -
やったぁ! 雨が上がっています。
張り切って、ニュルンベクル城まで行ってきます。 -
※ これから1時間半ほどが、唯一お天気の良かった時間。
なので、同じような写真が続き、その後、写真がなくなりますが、ご了承ください。
少し急な坂道の途中で振り返れば・・ -
・・・急傾斜の三角屋根とそこにつきだす煙突が可愛らしい。
奥には教会の鐘楼が見えます。 -
見上げるニュルンベルグ城(カイザーブルク)。
青空の下、堂々たる姿。ニュルンベルク城 (カイザーブルク) 城・宮殿
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ニュルンベルグ城(カイザーブルク)は、12世紀に築城された、神聖ローマ皇帝の城で、現在の姿になったのは、15~16世紀頃だそうです。
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振り返って街を見下ろすと、太陽の光があふれていました。
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ああ、これは美しい景色だ。
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しみじみとお天気に感謝。
そして、久しぶりの海外の旅を楽しめている事にも感謝して・・・。 -
絵になる2人と1匹の散歩姿も、私を幸せな気持ちにさせてくれます。
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ニュルンベルクで一番素敵な時間だったので、くどいですが、もう一枚、写真を載せさせてください。
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さて、お城まで、もう少し登って行きましょう。
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お城の東側には、この Kaiserstallung (Imperial Stables) が建っています。1495 年に建てられた Imperial Stables = 帝国厩舎。
実際は、長い間、穀物倉庫として使われていたのだとか
1937年、ユースホステルに改装され、第二次世界大戦で被災したものの、援護再建されて、今でも現役のユースホステルです。泊まってみたい~。 -
隣接する四角い塔は、「五角形の塔(Fünfeckturm)」で、12世紀末に建てられたもののようです。
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登りつめた場所から、北側の街並みが見えました。
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ここから、城内に入って行くようです。
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右の塔がニュルンベルク城のシンボルのジンヴェル塔(Sinwellturm)でしょう。
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本当にお天気になって良かったぁ。
ニュルンベルク市内を見下ろします。 -
眩しい太陽の光が嬉しいです。
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急傾斜の屋根の家並みも可愛い。
ニュルンベルクに来て良かったです。 -
さて、ニュルンベルク城(カイザーブルク)ですが、お城の内部などを見て回るには、入場料が必要です。
「60mの深さの井戸(中央の建物の中にある)」には興味があるのですが、ガイド付きの見学のみ可能らしい・・。 -
ドイツ語はわからないし、英語を聞くのは疲れるし、どうしようかしなぁ・・・。
四角い塔は Heidenturm (異教徒の塔?)。 -
右に深井戸の建物(Tiefer Brunnen im Brunnenhaus)、その奥に円筒形のジンヴェル塔(Sinwellturm)。
塔も100段以上の階段で、上部まで登れるらしい・・・。 -
ブロンズの城の模型がありました。
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どうしようかなぁ・・・などど思っている時は、止めるのが吉。
もう、いろいろ無理ができない年なので、きっぱり諦めましょう。
(今、思えば、行っておくべきでした~!) -
先ほどは、ジンヴェル塔(Sinwellturm)の横の入口から城内に入ってきましたが・・・
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今度は階段を下りて、下の入口から出て行きます。
ニュルンベルク城は東側の城壁に2箇所の入口(開口部)があるようです。 -
2つの入口(開口部)の位置関係がわかりますか?
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急な石畳の道を降りて行きます。
滑らないように気をつけなくては・・・。 -
お天気に恵まれ、良い気分でニュルンベルク城を後にします。
お日様、本当にありがとう。
(感謝の気持ちを沢山伝えたのですが・・・) -
アルブレヒト・デューラーの記念碑まで降りてきました。
すぐ近くにアルブレヒト・デューラー・ハウス(Museen Nürnberg - Albrecht-Dürer-Haus)があるのですが、彼にはプラドやルーブル、ウフィツィやウィーン美術史美術館などで何度かお会いしているので、今回は割愛しちゃいます。
注:ここで曇り空になっています。アルブレヒト・デューラーの像 モニュメント・記念碑
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アルブレヒト・デューラーにごあいさつした後は、どっしりとした聖セバルドゥス教会(Sebalduskirche)に立ち寄りました。
ニュルンベルク最古(創建は8世紀、当初はロマネスク様式)の教会で、14世紀にゴシック様式の外観に改築されたという教会で、広大な内部と高い天井が印象的でした。
さらりと内部を見学して、外へ出ると大雨!!
教会内部に戻り、雨足が弱くなるまで、さらに数十分、雨宿りをさせてもらいました。 -
聖セバルドゥス教会の後は、傘をさしての散策になってしまったので、写真がありませんが、ペグニッツ川の中州である Trödelmarktinsel に架かるカールス橋(Obere Karlsbrücke)を渡って、アドラー通りに出てきました。
この写真と前の写真は、雨に濡れて入ったカフェの店内・・・という、実際の状況が出ています。 -
濡れ鼠で、寒くなってしまったので、目についたカフェに入り、カフェラテを注文しました。
おやぁ、どうも中国系の人が経営者のようです。
トイレもお借りして、退店する時に「謝謝」と言うと、「謝謝。再見」と返事を返してくれました。
帰国後Googlemapを見てみると、カフェの名は「Niu Asian Café」。なかなか人気があるようです。 -
雨があがっていたので、傘をたたみ、カメラを手にします。
アドラー通りとカイザー通りの間のケプフラインスベルクという通り。
私の立っている位置に「Siegessäule (戦勝記念塔)」という名の、コラムがあるのですが、その写真を撮りそこなったようです。 -
奥にはニュルンベルク城が見えました。
雰囲気の良い場所でした。 -
聖ローレンツ教会、戻ってきましたよ。
薄日を受けて、朝よりも明るい印象です。 -
これから、カロリーネン通りの屋台をのぞいていきます。
・・・荷物になるのに、重いのに、林檎なんか買ってしまいました。
だって、農園直売だって言うし、林檎の種類も複数選べるって言うし・・。
酸っぱい系の林檎を2種類、合計で1KGほど下さいっ!
おまけに甘い系の林檎を1個もらって大満足なのですが、重いです・・・。 -
重い荷物で歩き回るのも辛いので、もう、駅へ戻ることにしましょう。
おやっ、ケーニヒ通りに、こんな催し物がありました。
朝はなかったのですが・・・。
東方の三博士を乗せてきたロバとラクダかなぁ? -
と、近づいて見たら、ロバとリャマでした?
まあ、リャマもラクダの仲間なのですけれど。
ラクダより扱いやすいから、良いのではないでしょうか? -
餌を購入して、リャマにあげることができます。
人気のある催しのようでした。 -
中央駅に戻ってきました。
今回、購入したICの早割は列車指定なので、まだ少し時間があります。
のんびり駅構内のお店でものぞいてみます。→ 最後が大変なことに!
この日は、悪天候の影響とやらでDBは大幅に遅れている様子。
私が自分の列車(17時02分発)に乗るべくホームに上がっていくと、まだ15時半発の長距離列車が停車している有様でした。
そして定刻16時過ぎの列車が到着し、停車している前の列車をよそに出発。
・・・どうも路線に寄って、遅れの状況に違いがあるみたいなんです。
随時、ミュンヘンへ行く列車も入ってくる(南下する列車は、必ずミュンヘン経由)のですが、その列車に乗って良いのか、否か?
早割のルールが良くわからないし、語学力もないので、自分の予約列車が来るまでおとなしく待機しました。
当初20分ほどの遅れと表示されていた我が列車は、結局、50分程度の遅れで入って来ました。待たない方だったのかと思います。
早速乗り込むと、空いていました~。多くの乗客は(時刻表的に)前の列車に乗って行ったのでしょう。
まあ、50分くらいOKです。しかし、吹きっさらしのホームで待機していたので、身体の芯まで冷え切ってしまいました。
そしてミュンヘンに到着したら、道路が白い!?
ミュンヘンでは降雪があったようです。冬の旅はいろいろあります。
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