2023/11/23 - 2023/11/26
330位(同エリア2887件中)
れいろんさん
2023年11月末から12月初旬の旅行記再開します。
チェコでプラハ、チェスキー・クルムロフの2都市を観光した後、プルゼニ経由でミュンヘンへ。ボヘミア地方の旅です。
チェコからドイツ、ドイツからオーストリアは鉄道網が整備されていて、乗車券も事前にインターネットで購入できることから、列車の旅になりました。
ミュンヘンでは4泊。
到着の翌日、ニュルンベルクに日帰り観光に出かけましたが、その旅行記のみ別編で作成します。
ミュンヘン滞在中は観光らしい観光はできなかったので、この旅行記は(中抜きの)ミュンヘン滞在雑記になります。
ミュンヘン滞在時の当初予定は以下のとおりでした。
23日、プルゼニからミュンヘンへ国際列車で移動
23日、ニュルンベルク日帰り観光 → 別の旅行記
25日、マリエン広場周辺市内観光&国立劇場でバレエ鑑賞(Le Parc)
26日、アルテ・ピナコテークで美術鑑賞(日曜日は無料なので)
27日、10時前のWESTbahn鉄道でザルツブルクへ移動
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
プルゼニ発11時11分発、チェコのプラハからミュンヘンに向かう国際列車の車内です。
切符はチェコ国鉄のHPから購入(498kc)しました。 -
この切符はチェコ国内では座席指定は無料で可能なのですが、ドイツ国内走行区間の指定席は別途料金が必要になります。
指定席料金をケチったわけではなく、その座席指定の仕方が良くわからなかったので、全ての区間を自由席で乗って行きます。 -
プルゼニで乗車した時は空席は多く、予約済みの証の紙が付いている座席も散見される程度で、無事に風景を楽しめる席を確保できました、
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曇天の灰色の景色を車窓からぼんやり眺めていると、シューベルトの冬の旅が頭の中で流れ出しました。
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このエリアはクラシックの巨匠たちを多く輩出して、チェコのスメタナ、ドボルジャーク、今から向かうミュンヘンゆかりのリヒャルト・シュトラウス、ワーグナー・・・・。
ただ、この日の気分はシューベルトでした。 -
ドイツ国内に入り、天気も良くなってきました。
ミュンヘンまでは4時間ほど。楽しい鉄旅です。 -
そうそう、チェコ国内では日本と同じスタイルの車内販売がありました。
すごく揺れる車内。ワゴンを押して通るのは高齢女性の販売員・・・。
大変そうでした。 -
ドイツに入ると鉄道警察なのか、入国管理官なのか、数人の男性が乗車してきて、パスポートなどの身分証明書の確認が行われました。
かなり厳しい感じです。
証明書を持っていない女性が、すぐに下車するよう促されていました。
彼女を含め4人で乗車していたようなのですが、1名の同行者と一緒に2人で係員に連れられて行きました。 -
私が聞き取れた会話によれば、係官「あなたは証明書を持ってるので、乗車を続けて良い」。同行者「でも、彼女は言葉ができないので、私が付き添わなければば・・・」。
いやぁ、ちょっと怖かったです。
しかし、証明書の確認は、全員に行われるわけではなく、私への声掛けはありませんでした。 -
どうも、「これは・・?」という乗客を選んで声をかけているようです。
私があまりにも「外国人観光客」に見えたから、スルーされたのでしょうか?
因みに、日本大使館からは(主に在住者向けだと思うのですが)、シュンゲン域内の移動に関して、「必ず身分証明書を持参し、提出を求められたら率直に応じるように」と連絡されています。 -
そんなこんなで、定刻15時18分、ミュンヘン中央駅へ到着しました。
大きな荷物を引いているので、列車や駅構内の写真などは撮りません。
まっすぐ、ホテルへ向かいます。
中央駅から南へ500m、正面の四角い建物が4泊するホテルです。 -
Bayer's City Hotel 。
スーペリアダブルルーム素泊まり。397.62ユーロ(=423ユーロ-25.38ユーロ)。
事前支払いすることで、25.38ユーロ割引になりました。 -
エレベータまで数段階段がありました。
「リフトで上階へアクセス」でも、いろいろありますね。 -
4泊する我が部屋。
広さは十分で、かつ、使いやすそうです。 -
ベッドは2台をくっつけて、ダブルのマットレスが敷かれていて、ダブルの上掛けがのせてあるタイプでした。
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ライティングデスクは広々。薄型テレビは壁掛け。
コーヒーマシンと電気ポット&お茶などの用意があります。
右手には、金庫と冷蔵庫の設置された衣料ロッカーがあります。 -
水回りはこんな感じ。
正面に洗面台、右側にガラス扉で仕切られたトイレ、左には同じようにシャワーブースがあります。独立タイプなので使いやすいです。 -
窓からの眺めは南北に伸びるシラー通り。
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右に目をやれば、ミュンヘン中央駅の工事用クレーンが見えます。
明日は朝からニュルンベルグの日帰り観光に出かけるので、まだ何もしていないけれど、今日の夕食は持参のカップうどんで済ませて、ゆっくりすることにします。 -
ミュンヘン到着の翌日は日帰りでニュルンベルクの観光へ行きました。
名物のソーセージを食べて・・・、Essigbratlein フレンチ
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高台のお城に登って、小さな情緒ある街の散策を楽しみました。
ニュルンベルク城 (カイザーブルク) 城・宮殿
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しかし、この日の天気は不安定で、上の写真のように青空が見えたり、突風が吹き、豪雨が降ったり・・・。
極めつけは(荒天に起因して)、ICなど特急列車が大幅に遅延。
遅くなってどうにか到着したミュンヘンでは、うっすら雪に覆われた景色が待っていました。聖ローレンツ教会 寺院・教会
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昨夜はとても寒かったのですが、夜半には雪は止み、昼過ぎには雪の名残もありませんでした。
ミュンヘン中央駅は大規模な工事中。
東側に向いたミュンヘン市内の「玄関口」側の出入りはできません。ミュンヘン中央駅 (ハウプトバーンホフ) 駅
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只今、明後日、乗車予定のザルツブルク壱岐、ウエストバーン(WESTbahn)鉄道のホームを探して、駅構内をうろついています。
どこで乗ればいいのか良くわからない・・・。
ウェストバーン鉄道はオーストリアの私鉄です。
ドイツ国鉄の駅構内の電光掲示板には表示されないのかなぁ?ミュンヘン中央駅 (ハウプトバーンホフ) 駅
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でも、ドイツ国鉄の駅には、このような時刻表が貼られています。
これには発着ホームも記載されているので便利です。
(発着ホームは変更される場合もありますが。)
私の乗る列車は6番ホームから発車するようです。 -
6番ホームってどこだろう、と、確認に来ました。
駅の外れも外れ、一番南側のホームの脇をずっと西に歩いていき、別の駅か?と思いかねない場所(新宿と新宿三丁目くらい離れている感じ)にホームがありました。
アウェイ感がありますね。ホームの付け根にウェストバーン鉄道の詰め所もあり、「まあ、ここで間違いないよね」と、確認はできました。 -
さて、この日のお楽しみの観劇です。
トラムに乗って バイエルン国立歌劇場(Bayerische Staatsoper=National Theatre)にやってきました。 -
威風堂々としたバイエルン国立歌劇場(Bayerische Staatsoper=National Theatre)の外観。
この日のプログラムは バレエの Le Parc 。
開演は19時半からなのですが、クリスマスマーケット準備中のマリエン広場を見て、近くの有名なカフェでお茶をしようかと早めにやってきました。バイエルン国立歌劇場 劇場・ホール・ショー
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ところがマリエン広場の立ち入り禁止で準備中。
まあ、安全等を考えればそうなるかぁ。安全第一、ドイツらしい。 -
そして、トラムを降りた時から降っていたみぞれ雨は強くなるばかり。
風も強く冷たく身体をさすので、私には街の散策は難しいです。
(散策をしている人たちは沢山いましたが。) -
立ち寄りたかった有名なカフェはカウンターの立ちスペースまで人々で溢れていて、入れないし、入る勇気も持てない・・・。
しかたなく、規模の大きな Salvatore Passage に一時避難します。
イルミネーションが綺麗で、救われた気持ちになります。 -
濡れた身体を軽く拭いて一息。
Salvatore Passage 内には休憩できるようなスペースは見当たらないので、どこかで早めの夕食を食べてゆっくりすることにしましょう。
→ うろうろした挙句、カジュアルなタイ料理店に入って、グリーンカレーを食べました。そんな自分の選択にがっかりして写真はありません。 -
少し早めに劇場に行くことにしようと、みぞれ雨の中、バイエルン国立歌劇場に戻ってきました。
写真は劇場正面からのマックス・ヨーゼフ広場(Max-Joseph-Platz)です。マックスヨーゼフ広場 広場・公園
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開演1時間半前なんですが、劇場の扉は固く閉ざされていて、雨こそ当たらないものの、吹きっさらしの屋外で待つ羽目になりました。ううぅ~、寒い。
私だけでなく、他の(気の早い?)観客も薄暗く寒いスペースで待ちぼうけです。
・・・マリエン広場のクレーンが見えてるな。マックスヨーゼフ広場 広場・公園
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18時半、きっかり1時間前に重々しい扉が開き、中に入ることができました。
さすがドイツ!(褒めていません。こんな悪天なんだから、少しくらい開場時刻を早めたって良いじゃんねぇ。)バイエルン国立歌劇場 劇場・ホール・ショー
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今日の座席も安い上階の席なので、どんどん上ります。
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公式HPから購入したのは、最上階3 Rang links の左側の最前列。
27ユーロでした。 -
日本でチケットを購入する時、まだまだ他の良い席も残っていたのですが、「Le Parc」というのが、知らないプログラムだったので、ケチって安い席を購入しちゃいました。
やっぱり正面の席が良かったかなぁ。 -
私の席からは、当然ですが、舞台が斜めだし、遠いですね。
のぞき込むと、舞台前下のオーケストラを見下ろす感じになります。 -
いつものように、自席から天井から下がる優美なシャンデリアなどを撮影していると・・・
観客の集まるのが、早いことに気が付きました。
さすが、ドイツ?? -
そして、この劇場の最上階(Galelre)とその下の階(3.&2.Rang)には立見席が用意されているのですが、そこにいる人たちが多い事にも気が付きました。
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すぐ後でわかるのですが、彼らは舞台が始まった(暗くなった)とたん、近くの空席に移動してきて、ちゃっかり座って観劇するのでした。
・・・さすが、ドイツ? 合理的?? -
翌日、日曜日です。
日曜日は入館料が1ユーロになるアルテピナゴーグに行って、絵画を鑑賞しようと計画していたのですが、昨夜、みぞれにたたかれ、風邪を引いたようで、頭が痛いです。 -
もう、今日は、風薬を飲んで部屋にこもって過ごしましょう。
と、いっても明日はザルツブルクに移動するので、少し身体が楽になった午後、カールスプラッツ(Karlsplatz)付近まで散歩に出かけました。
しかし、ぱっとしない空模様です。カールス広場 広場・公園
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カールスプラッツにはクリスマスマーケットが出ていました。
2階建ての木造の建物は各種の飲食の屋台と立席のテーブルなど。
美味しいものの匂いがします。 -
まず、カールス門にご挨拶。
マリエン広場へ続くノイハウザー通りを少し歩いてみようか。カールス門 建造物
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カールス門は14 世紀の創建ですが、現在の門の大部分は第二次世界大戦後に再建されたものなのだそう。
カールス門 建造物
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この辺は14世紀っぽい??
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マリエン広場のクリスマスマーケットの準備中のクレーンアームが見えます。
しかし、この曇り空はどうにかならないのかなぁ。ノイハウザー通り 散歩・街歩き
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クリスマスマーケットの時期には、このノイハウザー通りにも沢山の屋台が並ぶと聞いていますが、まだ、その影もありません。
ちょっとがっかり。ドイツはオーストリアと比べてクリスマスマーケットの開始時期が遅い(クリスマスマーケットの期間が短い)ようです。ノイハウザー通り 散歩・街歩き
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寒いし、カールスプラッツのあの(木造2階建ての)屋台で、何か食べて、ホテルへ戻ることにしましょう。
-
空を大きく写してみました。
今にも、また、雪が降り出しそう。
行き交う人たちの服装も暗めだし、昼間で電飾は点けられていないので、どんとりと重暗い感じです。 -
クリスマスマーケットの屋台に戻ってきました。
何を食べようかなぁ。朝から何も食べていないもんね。
胃腸に優しいものが良いかも・・・。 -
飲食ができる屋内の立席も割と空いています。
-
販売されているのは、ソーセージ、カレーソーセージ、ピザなどなど。
飲み物は右側のブースです(写真無し)。もちろんのビール各種とグリューワイン。 -
やはり売れ筋はソーセージみたい。ドイツといえばソーセージだもんね。
パンに挟んで渡してくれるのか。
ソーセージだけを、切って、お皿に盛って、ソースをかけて・・という提供の仕方もあるのね。 -
でも、今は、もう少し汁っぽ物が食べたい・・。
スープはあるのかなぁ。 -
これはチーズとバターで和えたショートパスタらしい。
美味しそうだな。これにしようかな・・・。 -
と、思っていると、凄い大盛で提供されているのを目撃しちゃいました。
う~ん、あの量は一人では食べられない・・・。
(体調がいまいちなので。) -
結局、クリスマスマーケットは「見るだけ~~」になっちゃいました。
敗北感がありますが、体調が悪いので仕方ないです。
営業開始前のスケートリンクを写真に撮ってホテルに戻ります。
有名なスケートリンクですが意外と狭いのね。
東京、日比谷のスケートリングを思い出させます。 -
昼食兼夕食は、途中のサブウエイでサンドウィッチを買って、暖かいホテルの部屋で、暖かい飲み物と一緒に食べることにしましょう。
(・・・日曜日なのでホテルのそばのスーパーはお休みなんです。)
ミュンヘンでの食は、タイ料理&アメリカのサブウエイかぁ。つまらないなぁ。 -
ミュンヘンでは観光らしい観光をしないまま、ザルツブルクへ移動します。
ミュンヘン~ザルツブルク~ウイーン西駅を結ぶウエストバーン鉄道(Westbahn オーストリアの私鉄)を利用します。
中央駅の駅舎を後ろにどんどん歩いて、ウエストバーン(Westbahn)鉄道の発着する端っこのホームへ。ミュンヘン中央駅 (ハウプトバーンホフ) 駅
-
ミュンヘン発9時48分の予定なのですが、定刻になり、10時が過ぎても乗車する列車が姿を見せません。
ディレイは仕方ないのですが、その旨は電光掲示板にも表示されず、アナウンスもありません。
何もわからず、ホームで待っているのも寒いんだけど・・・。
隣に座っている人が自分のスマートホンのアプリで確認し、どうも悪天候(降雪?)で遅れているようだと教えてくれました。
写真はやっと入線してきたウエストバーンの列車です。 -
こんに遅れるなら、ドイツ国鉄のICか、普通列車にでも、当日券で乗れば良かったかなぁ。
ウエストバーン鉄道の車両は新しく綺麗だという口コミと、事前購入で安い料金(座席指定料金も含まれる)で乗れることなどから、選んだのですが・・・。 -
やっと到着した列車に乗り込みました。
2階建ての車両は口コミどおりかなり綺麗です。
オレンジ色の2は、二等車の2です。 -
私は大きめのスーツケースを持っているので、1階席にしました。
-
二等車の座席はこんな感じ。
2-2の配置で前後はゆったりしています。
ミュンヘン~ザルツブルク=18.99ユーロ(座席指定込み)。
1時間半ほどの乗車時間(予定)です。 -
カフェコーナーも連結されていると、HPに記載があったので行ってみました。
ちょっとした向かい合わせの席があり・・・ -
あとは、コーヒー類の自動販売機が置かれているスペースでした。
※ 現金は使えずQRコード決済で利用するようでした。(クレジットカードの可否はどうだったか、忘れてしまいました。) -
座席は固定タイプで、中央が向かい合わせになっているスタイルです。
\ \ \ / / / という配置です。
座席配置図を見て予約することができるので、進行方向に向いた窓側で、スースケース置き場の近くの席をとりました。 -
10時28分、やっとザルツブルク向け出発です。
時刻表では、ミュンヘン9時48分発、ザルツブルク着11時21分着ですが、このまま40分程度の遅れて着いてくれればありがたいです。 -
ミュンヘンを去る時、お天気は回復してきました。
私が雪雲女だったのかねぇ。
ドイツ国鉄の赤い車両がミュンヘン中央駅へ向かって走って行きました。 -
おおお、雪景色が広がってきた来た!
遅延の原因の降雪かなぁ?
このあと、列車は順調に走って、定刻(11時21分)に40分ほど遅れて、12時ちょっと過ぎにザルツブルク中央駅に到着しました。
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