バンコクB級グルメ探索...の巻ぃ～（タイ式牛煮込み・タイ式焼き鳥・マレー式バクテー ）〔エカマイやらヤワラーやら／バンコク／タイ〕

2023/12/21 - 2024/01/13

私は、タイに来て以来、あまりタイ料理を口にする事もなく、今やバンコク中に溢れている「日本料理」店で、食事を取る事が殆ど。

タイ料理が嫌いという訳では無いのだが、海外生活が長くなった日本人駐在員や定住者にとって「共通事項」だと思うのだが、

折角、海外にいるのに（接待時以外は）日本料理しか食べない...という方は意外に多い...（若い頃は、なんで海外に来てまで日本料理を食べる必要があるの?と奇異に考える時期もあったのだが...）

私も海外生活が15年を越えた辺りからその気持ちが非常に良くわかる様になってきた...

まあ、歳をとったせいもあるのだが、日本人として日本料理に回帰するのは当然の流れ...かな...

長年の勤続疲労により、心身に異常をきたしている部分が多くなり、いよいよ「高血圧」やら「コレステロールコントロール」etcetc等をしなくてはならない状況となってしまい...

そういう状況下では、『日本料理』の方が、何かと数値を把握し易い／コントロールが楽なのである...

まあ、若い頃は、散々、現地に溶け込む事を最優先し、現地の料理を好んで胃に中に放り込んで来た自分も...今は先達たちと同じ考えになりつつある...

そういう意味で（日本料理屋が山ほどあり、日本食材も豊富な）タイ、ここバンコクは最高の場所であり、安心して定住できるという理由の一つでもある...

PS）それなら海外にいないで、日本に帰って来て、毎日、日本食を食べてればいいのでは...という意見もあろうが...それは違う...笑）

エリア バンコク(タイ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

【牛煮込みの「ワッタナー・パーニッチ（ト）」】

時々、トンローという場所にある「どんどんドンキ（ドンキホーテ）」にやってくる...

ワッタナー・パーニッチ アジア料理

【牛煮込みの「ワッタナー・パーニッチ（ト）」】

（トンロー）ドンキという名前の割には、隣りのエカマイからの方が近いので、BTSエカマイ駅で下りて、エカマイ通りを真っ直ぐ歩くか（15-20分ぐらい）、駅の近くでタムロしているモトバイクの後ろに乗ってくる（5分ぐらい）のだが...

グランデ センター ポイント スクンビット 55 トンロー ホテル

【牛煮込みの「ワッタナー・パーニッチ（ト）」】

ドンキのところから（エカマイ通り沿いに）少し先に行ったところに...『すげぇ...お店（食事処）』がある。

ヘルスランド エステ・スパ・マッサージ

【牛煮込みの「ワッタナー・パーニッチ（ト）」】

何がそんなに『すげぇ～』のか、というと....

なぎ屋 (トンロー店) 和食

【牛煮込みの「ワッタナー・パーニッチ（ト）」】

まず「ビジュアル」...

アイヌ・バー バー

【牛煮込みの「ワッタナー・パーニッチ（ト）」】

この店頭にど～んと構える、年季の入った『巨大釜』と、その上に置かれた、これまた信じられない程の『巨大鍋』...

うま食堂 和食

【牛煮込みの「ワッタナー・パーニッチ（ト）」】

そして、その鍋の中でグツグツと煮込まれている怪しい色をした食べ物...

「なんじゃ～!!こりゃぁ～!?」

ホテル ニッコー バンコク【SHA Extra+認定】 ホテル

【牛煮込みの「ワッタナー・パーニッチ（ト）」】

嘗て、TVとかで...

...イタリアで作られた「1,000人分のピザ」とか...NYかどこかの寒い冬に、失業者たちに配られる「鍋物」とかの映像とかでしか見た事がない様な鍋が、

エカマイの大通りを歩いていると突然、目の前に飛び込んでくるという....このシチュエーション....

マックスバリュ (ゲートウェイ エカマイ店) スーパー・コンビニ

【牛煮込みの「ワッタナー・パーニッチ（ト）」】

この店内の雰囲気やら、だいぶん使い込まれて年季の入った（半分化石と化した様な）...しかも、でかい調理器具たち...どれをとっても凝視せずにはいられない...感じ...

【牛煮込みの「ワッタナー・パーニッチ（ト）」】

これでもしっかり「ミシュランのビブグルマン」を取っている模様...

Marriott Executive Apartments Bangkok Sukhumvit Thonglor ホテル

【牛煮込みの「ワッタナー・パーニッチ（ト）」】

おお、ミシュラン以外にも「緑の丼マーク」がるやんけ...


PS）
この「緑の丼マーク」は、（ミシュランがこの地に来るよりかなり以前の）1961～98年に、石油会社：シェルが「Shell Chuan Chim」という企画で「ガスを使って美味しいお料理を...」というキャンペーンを行なったそう...その際に美味しいと認められたお店に対して緑の丼を表示するという制度が作られたんだとか...

そしてこの制度に一役買ったのが、タイ王族のタナッシー氏...

シェルから依頼を受けた食通の彼が自らお店を訪れて料理を食べ、美味しい料理と食材が提供されているお店であると認めた場合、認定書及び緑の丼をお店に掲げることを許可している...んだとか...

ibis Styles Bangkok Sukhumvit Phra Khanong ホテル

【牛煮込みの「ワッタナー・パーニッチ（ト）」】

さて、入店後、まず飲み物を注文。

目の前の（これまた年季の入った）冷蔵庫に中に入っていた、ちょっと怪しい薬膳っぽいお茶を注文。

エム ケー ゴールド (エカマイ店) 地元の料理

【牛煮込みの「ワッタナー・パーニッチ（ト）」】

しばらく経ってから出てきた（牛煮込み）料理は、こんな感じ～。

ただ、なんというか...あの店頭の大鍋のダイナミックさが、全く伝わらないビジュアルと量...出てきた途端に、期待値MAXが急激に沈むを感じてしまう...

ゲートウェイ エカマイ ショッピングセンター

【牛煮込みの「ワッタナー・パーニッチ（ト）」】

これに白いご飯を別注文し、掻き込む！

まあ、兎も角、「頂きます!!」

ビッグシー (エカマイ店) スーパー・コンビニ

【牛煮込みの「ワッタナー・パーニッチ（ト）」】

「ん!?」

ちょっと牛煮込みの味自体も総じて「薄味」で、目の前に置いてある薬味／辛味をガンガン投入しないと、ご飯が食べきれない感じ...かな...

結論、まあ、料理自体「量も味の方も」店頭とのビジュアルのギャップが激し過ぎ、ズッコケてしまいそうになるが...

まあ、この店自体は...「一見の価値は大あり」...と言えるかな...

エカマイ ショッピング モール ショッピングセンター

【「ノムジット・ガイヤーン」という焼き鳥屋】

さて、お次は前記の「ワッタニーパーニット」の横にあるもう一つのお店。

オクターブ ルーフトップ ラウンジ & バー バー

【「ノムジット・ガイヤーン」という焼き鳥屋】

以前、この道を歩きながら（開店時間前の早朝に）このお店の前を何気無く通過した際に、

Ascott Thonglor Bangkok ホテル

【「ノムジット・ガイヤーン」という焼き鳥屋】

写真の様な感じで、店頭で鳥（ガイヤーン）を焼いていた。

「ヒィ～、うまそぉ～!!」

ノムチット ガイヤーン 地元の料理

【「ノムジット・ガイヤーン」という焼き鳥屋】

ここは創業1972年のエカマイの隠れたガイヤーンの名店...と言われている。

マ メゾン アジア料理

【「ノムジット・ガイヤーン」という焼き鳥屋】

ところで『ガイヤーン』とは、タイ北部のイサーン地方の名物だそうで、鶏肉（タレ付け）を、炭火でじっくりと焼き上げた料理の事。

サバイチャイ 地元の料理

【「ノムジット・ガイヤーン」という焼き鳥屋】

入店後、ガイヤーンとカオニャオ（餅米）を注文。

このお店はカゴに直にご飯を入れないで、ビニール袋に包んで出てきた...こんなの初めて見たわ...

なんか、都会的というか、清潔というか、観光客慣れしているというか、はたまたコロナの置き土産というか...

まあ、でも、タイで食べる「餅米」は、本当に美味しい...これを手で摘んで食べていると「あゝ、タイに来たなぁぁ...」と毎回実感する...

Marriott Executive Apartments Bangkok Sukhumvit Thonglor ホテル

【「ノムジット・ガイヤーン」という焼き鳥屋】

さて、ちょっと時間が経ってから、料理が出て参りました...友人とムシャムシャとこれに喰らいつく...

他に頼んだ「ソムタム」も少し甘いナッツ系の香りが漂い、本当に旨かった。

UCC オリエンタル カフェ

【「ノムジット・ガイヤーン」という焼き鳥屋】

まあ、ただ...なんというか...

なぎ屋 (エカマイ店) 和食

【「ノムジット・ガイヤーン」という焼き鳥屋】

これだけ名店なのに店内は（掻き入れ時んお時間帯にも関わらず...）「ガラガラ」...料理もまあそこそこ美味いし、店員の感じも凄く良いのに何故か客が全然入っていない...

なんでだろう...か...

そこだけが不思議な...お店であった...（店構えに特徴がなく、面白みがないからか...）

インターコンチネンタル バンコク スクンビット IHG ホテル ホテル

【義肉骨茶（イー・バクテー ）】

さて、別の日...

ヤワラー（中華街）に行った帰りに、立ち寄ったこのお店。

ここは、バンコクには少ない「（マレーシア式）バクテー」 のお店。

急に、バクテー が食べたくなり、初めて覗いて見た。

義肉骨茶 地元の料理

【義肉骨茶（イー・バクテー ）】

場所は「（国鉄）ファランポーン駅」から、あの「ジュライロータリー」を越えて、少し行った先にあった。

いろいろ事前にネットで調べてみると、異なる住所だったりするので、何度か移転している模様...


PS)
『肉骨茶』と書き「バクテー」と読み、中国語で肉骨は豚肉、茶はスープ。スペアリブなどの骨付き肉を、生薬とともに煮込んだしょうゆベースのスープ。嘗て「苦力（クーリー）」と呼ばれた中国人労働者が、削ぎ落としきれなかった肉のついた骨を料理に使った事が名前の由来らしい…

ソンファ肉骨茶 アジア料理

【義肉骨茶（イー・バクテー ）】

ここは、結構（一部のディープな）日本人の間では良く知られたお店なんだそうなぁ。

お店の料理担当のお兄ちゃんは顔が厳つく怖そうだが、話してみると実は優しい感じ...店を切り盛りしているお母さんもいて、会計は彼女に頼むスタイル...共に、外国人にはかなり慣れている様で、客との以心伝心はかなりできる...気はする...笑）

ファランポーン駅 (国鉄 ) 駅

【義肉骨茶（イー・バクテー ）】

最初に「食器を消毒する熱湯入りのドンブリ」が出てきたのにはびっくりした...こんなのは初めてやなぁ...

相当、観光客慣れしているお店かもね、よき、よき。

7月22日ロータリー 広場・公園

【義肉骨茶（イー・バクテー ）】

このバクテー には、大きく分けて「マレーシア式」と「シンガポール式」に区分できる模様で、大まかな違いは以下の通り（以下、wikiより）

● マレーシア式バクテー の特徴（from福建）：醬油ベースの濃いスープ／豚肉（色々な部位）／漢方のスパイス

● シンパポール式バクテー の特徴（from広東）：白っぽい透明スープ／スペアリブ／漢方スパイス／ニンニク×胡椒

クイッティアオ クアガイ アーン アジア料理

【義肉骨茶（イー・バクテー ）】

このお店は、「マレーシア式のバクテー」。

野菜もたっぷり（量もたっぷり）で、漢方のスパイスも入っているとの事なので、なんだか汗をかきながらフッフしながら食べ込んだ後、

なんだか、すっごく健康体になった気分になれるのが嬉しい...（気のせいだけど...）

我々、身体にたくさんの病気（成人病系）を抱えている世代（特におじさん）には、こういう食事がいいのかもねぇ～


...以上...

W22 バイ ブラサリ【SHA Plus+認定】 ホテル

この旅行記へのコメント （2）

• yeppoon_loverさん 2024/01/30 10:03:10

  初めまして

  コタ(Kota)１号さん
  
  いつも当方の日記にいいねをいただき、ありがとうございます。
  初めて書き込みさせていただきます。
  
  私、昨年あたりから、キャッシュフローでシミュレーションしながら、将来のタイ移住のことを、考え始めています。
  
  …と言っても、私はまだ10年は働かないといけなくて、今は、まだ頭の片隅程度で、日々、心が、タイ移住と、日本で暮らしながらタイ渡航…との間で行ったり来たりしている状況なんですが、そんな状況の中、写真はもちろん、写真と写真の間に綴られた一文一文も参考に、日々、将来像を考えております。
  
  純粋にコタ(Kota)１号さんの日記そのものを楽しませていただいてもおりますので、これからもよろしくお願いいたします。
  
  yeppoon_lover

  コタ(Kota)１号さん からの返信 2024/01/31 12:19:55

  RE: 初めまして

  yeppoon_lover 様
  
  こんにちは。
  
  私は会社を退職し2年になりますが、やっぱり落ち着いて老後を過ごすには、引退前にどれだけ現金を蓄えられるかがポイントかと...
  
  まあ、最終的には、限界もあるので、出たとこ勝負なのでしょうが、自分も海外に長いとはいえ、マインドは日本人なので（これまで接して来たラテン系とか、途上国系の考え方『将来を考えずに使いまくる／それで幸せ---!』みたいな考えには脱皮できず...）
  
  やっぱり、将来のキャッシュフォローの計算ばかりしてしまい、仮に十分であっても...（うちの親の世代の様に）『将来何かあったらどうしよう／その時の為に』と根拠のない不安に苛まれる事があります....こういうのって、きっと個人差もありますが、総じて『日本人の気質』なんだと思います...笑）
  
  ...嘗て外国人にこの話をしたら「そんないくら考えても、わかりもしない将来の事を考え不安になり、今の生活が面白くなかったら、生きている意味がないやん!!」と一蹴された事があります...苦笑
  
  そんな（日本人っぽい）将来の不安を払拭してくれるのは...
  
  「これまでの経験値」と「将来の精度の高いキャッシュフロー」しかありません。
  
  退職して、最初の頃（まあ、いまもそーですが）、駐在員をしていた頃と同じノリで、結構、ガンガン生活費を掛けてしまい反省する事／不安になる事も多いのですが（急に生活パターンを変えることもできませんし、惨めな気分になるのも本意ではないので...）、
  
  キャッシュフローを毎月作っては眺めながら「う----ん、このぐらいならば、何歳まで／いくらほど使っても大丈夫だなぁ...」とか再確認する事ができるので、
  
  安心して今の生活を続けられると、心の安定を得ながら...生活をしているのだと思います（これで親の世代の...根拠のない不安を払拭する事ができます）。
  
  なので、キャッシュフローの作成頻度、精度の向上は、退職前に一生懸命繰り返し、訓練しておいて頂いた方が宜しいかも...しれません...
  
  使えないほどの資産をお持ちの方以外は...笑）
  
  こた＠メッセージありがとうございました!!