トンロー(エカマイからの方が実は近い…)にある日本の『ドンキホーテ』の3階にレストラン街があるのだが、場所柄(ちと、ビジネ...
続きを読むス街、BTSから離れ過ぎているせいか...)このレストラン街は「超しょぼい」。
これまでの「コロナ禍」のせいなのか、その為、客も入らないせいか...閉店、coming soon状態が多く、余り聞きなれない名前の(なんちゃって系の)日本料理店、焼肉屋、中華料理があるだけであった(最近は、少しづつ新しいお店が出だしている模様...)。
その中で、『MA MAISON(マ・メゾン)』という(私は聞きなれない)名古屋発祥の洋食屋さんが、以前より端っこの方で、静かに佇んでいる...
子供の時に大好きでよく食べたデパートの上にある系の昭和の洋食屋さん程度に思っていたので、(高血圧でコレステロール過多気味の)私は、これまでここを避けて来た...
ところが、今回、気晴らしに(チキンとプロテインばかり飲んでいてもあれなんで…)、ちょっと入って見ようという気になった...
そしたら…そしたら....店の中は、レトロ感満載の超素敵なお店...
まあ、日本の昭和というよりも、どちらかというと、昭和時代に(我々がTVの中で洋画なんかで観て)憧れていた『欧米、洋式』のスタイルの内装ががっちりと決められている感じ...とでもいえばいいのか...
料理のメニューもスタイルも、デパートの屋上洋食とは比較にならず、かなり手の込んだ...両親と食べた洋食(の…もっと高級バージョン)が用意されており、
「...ああ、ここいいレストランだわ…」とすぐに虜になりそうな雰囲気があちらこちらに散りばめられている...
あゝ、やっぱ、日本の洋食屋を舐めてはいけない....
仰々しくもなく、かといってチープでもない、なんだか(生活がどんどん良くなっていったあの時代、日本の高度成長期、まだ子供の頃たくさんの夢を持っていた頃を思い出す...とでもいうか、そういう)不思議な満足感を得る事ができるお店でござんした..
お勧めできます。
以下、お店(名古屋の本店)のWebより…
「…お客様にくつろいでいただける空間にもこだわりました。肩が凝るような食事ではなく、友人の家に招待されたような落ち着いた時間を過ごしてもらおうと考えました。そこで名前を「MA・MAISOM(私の家)」と名づけたのです…その名の通り「こんな家に住むことが夢だった」というオーナーの思い入れで作られた店は、英国民家の雰囲気を醸し出し、十数年かけて集められた英国アンティーク家具や雑貨達… また、マ・メゾン特製デミグラスソース。33年前に産声を上げたソースは今もなお、創業当時の美味しさを守りつづけている…なお、当店の会計がなぜ「鍵」で行われているのか…「アットホームな雰囲気を大事にしているのに普通にレシートが置かれては、気分も覚めてしまいます…そこで食事だけでなく、本当にリラックスしにきたんだと実感ができるような小物が鍵…「60年代のクロード・ルルーシュ監督の『男と女』のワンシーンで、男が女と入ったレストランでオーダーの最後に言います。「そしてルームキーを一つ」…小粋な感じの愛の告白シーン…
ドラマティックが好きな女とロマンティックが好きな男には胸を打たれる恋愛映画…当店は、鍵一つのエピソードを話題のきっかけとしてほしい…と願っています…」
…なんだとか...
う~ん、かっこいい、昭和、青春、甘酸っぱい思い出が....。
ここ、良い店だわ....
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投稿日:2023/03/11