2020/01/03 - 2020/01/04
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norijiroさん
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ついにこの旅も終わりが見えてきた。見るべきところはおおむね見学し、のんびり過ごすべきところはのんびりリラックスし、わがラオス旅行に一片の悔いなし! と言いたいが、もう一つ何か爪痕を残したい気もする。
そこで、最終日は街中をぶらぶらしつつ、あの超高級ホテルへアポなし突撃を敢行!
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- タクシー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ハノイへの飛行機は夜発のため、まだ割と時間はある。
ホテル内には王族の旧居宅が残されて公開されており、そこからメコン川を望む。ゆったりとしたいい景色だ。ホテルの敷地がとても広いためか、他の宿泊客と会うこともほとんどなく、のびのびと過ごすには最適であった。 -
トゥクトゥクに乗って、最後の市内観光へ出発。
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たまにお寺を見ながら、ぶらぶらと路地を散歩する。
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寺めぐりの最後を飾るのは、プーシーの丘の南側にあるワット・ビスンナラート。1512年建立で、現存するルアンパバーン最古の寺院として知られている。
ワット ヴィスンナラート (すいか寺) 建造物
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この半球状の仏塔が、半分に切ったスイカに見えることから「スイカ寺」とも呼ばれているとか。1914年の豪雨によって仏塔が損傷した際には、内部から多くの金銀財宝が発見されたという。
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寺の御本尊はかなり大きな黄金の大仏で、まわりを多くの仏像が取り囲む。市内でもっとも多くの仏像を収めた寺院であるらしい。ここの本堂は広くて落ち着いており、個人的にはいちばん気に入った。
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たいへん畏れ多いが、私に非常に似た雰囲気をもつ1体を発見。引き続きこの地の方がたの願いを聞き入れていただきたい。
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そして、ついにやってきたのがここ。言わずと知れた超ウルトラ高級ホテルチェーン・アマンリゾーツの「アマンタカ」である。部屋はスイートのみで、1泊20万、30万円は当たり前。もはや一般人立ち入り禁止の感すらあり、実際にここに一家で突入しようとした際、守衛に笑顔かつ警戒モードで「何のご用で?」と尋ねられた。つまり、守衛はすべての宿泊客の顔を把握しているということである。それとも、あまりに場にそぐわない風体で排除すべきものと判断されたのであろうか。
Amantaka ホテル
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当然宿泊などは夢のまた夢であるため、ダイニングレストランでお茶を飲むにとどめた。写真は一見青汁、よくよく見ても青汁、しかし飲んでみると柑橘系のジュースである。緑成分が何由来なのかは分からない。すっきりした爽快な味で炎天下の散歩の後にぴったりであった。飲み物はいずれも1000円前後であるため、喫茶利用ならわれわれ一般人でもなんとか戦える。
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シンプルかつ上品で容赦のないラグジュアリー感。目の保養になる。一方、私はトイレのすみずみまでギンギンに冷房がきいていたことに妙に感動した。いつか宿泊できる日が来るのだろうか。
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すっかり泊まった気になって、リッチな気分で帰路へとつく。
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ハノイふたたび。
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翌日は本当の最終日。帰国便は15:40発である。というわけで、ほとんど時間はないのだが、貪欲に締めのハノイ観光へと出かける。
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まずは朝食に、ハノイ随一のフォーの人気店といわれる「フォー・ザー・チュエン」へ。1日中行列が絶えないという。
フォーザーチュン 地元の料理
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店員の連携技で熱々のフォーができあがっていく。
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20分ほど並んでようやくありつけた牛肉のフォー。結構あっさりながらも深みのある味わいで、具材の牛肉もたっぷり。さすが名店である。毎日食べても飽きないだろう。
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最後どこへ行きたいかを子どもに聞いたところ、ハノイの旧ホアロー刑務所とのこと。
ホアロー収容所 (ホアロー刑務所) 建造物
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刑務所だけあって、非常に堅牢な扉と鍵。生半可な根性では突破できまい。ここはフランス統治時代に政治犯を収容するために建設されたもので、鍵などの金属製品はフランスより最高品質のものが届けられた。その後、ベトナム戦争時にはアメリカ兵捕虜の収容所に転用され、収容者からは皮肉をこめて「ハノイ・ヒルトン」などと呼ばれたらしい(アメリカンジョーク?)。フランス人が余計なもの作りやがって、と思っていたに違いない。
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こちらが小さな独房。足枷なんかがあったりしておっかない。
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施設と何の関係もなくて申し訳ないのだが、いちばんインパクトのあったのがこの写真。なんでホー・チ・ミンと金正恩が握手を??と一瞬驚いたが、もちろん、右側は祖父の金日成。すごく似てる。あるいは、似せている、のか。
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昼食はあまり時間もないので、バインミーをテイクアウトで注文した。
バインミー25 地元の料理
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すみません。私は本場のバインミーの実力を完全に見誤っておりました。とっとと食べて空港へ、という感じで、特に大きな期待もなく食べたのだが、これがすごい。パンの表面はテイクアウトにもかかわらずサクサク、具材はしっとりジューシーで、正直なところそこらのサンドイッチとは比べものにならないほど完成度が高い。こんなことなら、もっと食べておけばよかった。
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空港で待機する帰国便。帰りも頼みます。
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もう帰るだけ、と安心しきっているときに悲劇は起こる。機内の子どものおやつ用に、売店でチョコレートを購入しようとした。5枚のチョコレートを重ねてリボンがけしてあり、4ドルの値札がついている。5枚で4ドルは現地の物価から考えるとちょっと高いけど、まあいいか、と思いレジに行くと、どういうわけか20ドル。なぜ? 不透明な会計にキャンセルも考えたが、すでに包装が完了しており、ここまできて買わないのはさすがに気が引ける。
泣く泣く購入した後に5枚をばらしてみると、何と1枚ごとに4ドルの値札がついているではないかっ! 4×5=20!! それなら普通は、いちばん上のチョコに20ドルの値札をつけるのでは? まさか薄い板チョコが5枚で2200円(当時)とは……。子どものおやつなんてもってのほかで、桐箱に入れて贈答品にでもしたほうがよい。
一応名誉のために付け加えると、このチョコは市内の専門店でも1枚4ドル程度で売られている超高級チョコだそうで、別に空港の売店が不当な価格で売ったわけではない。でも釈然としない。いまでも同じ販売方法を取っているのだろうか。 -
今回の行程はこれにて終了。最後はおまけのはずのベトナムにしてやられた感はあった。
で、ラオスにいったい何があったのか。厳粛な僧侶の托鉢、異文化を感じさせる寺院や仏像、壮大なメコン川の夕景、豊かな食文化など、これらがいい感じに重なり合って、異国のはずなのになぜか郷愁を感じさせる。そんなしみじみとした印象ではないだろうか。派手ではないが、噛むほどに味が出る、そんな感覚である。秘境というよりは、誰しもが共通してもつ故郷のイメージなのかもしれない。
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2019年子連れラオスの旅
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