2020/01/01 - 2020/01/02
830位(同エリア1787件中)
norijiroさん
- norijiroさんTOP
- 旅行記115冊
- クチコミ2件
- Q&A回答0件
- 153,333アクセス
- フォロワー14人
ルアンパバーンは郊外にもいくつか見所がある。が、秘境ゆえ電車やバスが通っているわけもなく、個人ではなかなか行きづらい。というか、行けない。そこで、これら郊外に所在するスポットを一気に回るべく、現地の1日ツアーに申し込んだ。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 船 タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
2020年の初日の出。この時は、まさかこの年があんなことになるとは想像もしていない。普通に中国人観光客とかたくさんいたし。
-
ホテル横を流れるメコン川には朝靄がかかり、なかなか風情がある。朝食会場は川沿いのテラスに設けられているため、涼風を感じながら優雅な気持ちで食事を楽しめた。
-
ということで、新年早々ツアーに出発。ちょっと街を外れれば、だいぶひなびた感じになってくる。
-
と思っていると、山のなかに突然巨大な工事現場が現れた。しかもあちこちに掲げられた漢字の看板。「老中鉄路」、つまりラオス(中国語の略称で「老」)と中国間の鉄道である。当時は建設中だったが、現在では雲南省の昆明からビエンチャンまで開通していて、いずれはタイやミャンマーまで延伸する予定らしい。というわけで、ルアンパバーン入りにはベトナム経由のほか、陸路で中国経由というルートが爆誕した。今年の7月からは全線通しでの運行が始まり、昆明からは7時間半ほどで着く。かなり時間はかかるものの、雲南省+ラオスという観光の組み合わせが手軽になってはいる。
-
ラオスの山中にまで手を伸ばすチャイナマネーに驚愕しつつ、まずはエレファントランディングへ。
マニファエレファントキャンプ 体験・アクティビティ
-
約1時間のコースに出発!
-
象に乗る前にサトウキビの束を渡された。以前、何かの拍子に暴れ出した象、という動画を見たことがある。この巨体で暴れられると当然人間の手には負えない。ほとんど重戦車である。というわけで、くれぐれも変な気?を起こさないよう、好物だというサトウキビをふんだんに与え、ご機嫌を取りながら進む。
-
ついにルートは川のなかへ。
-
ほぼ水没。おそらく象の足は川底に着いていると思われるが、それにしてもなかなか軽快な水中歩行である。象は鼻を水面に出して呼吸できるのと、さらに水中では体重の影響がほぼなくなって楽に歩けるため、水に入ることに抵抗はないらしい。
-
山あり谷あり川ありで、かなり迫力のあるコースだった。ごほうびのサトウキビで頑張ってくれた象の労をねぎらう。
-
象の次は船に乗り換え。外見は屋形船風の簡素な船だが、なぜか乗用車風の座席が据え付けられている。どこから持ってきたんだ?
-
メコン川を遊覧。
-
川岸で休む水牛の群。よく見ると人がいるので、野良ではないのかもしれない。が、近辺には道などなく、いったいどこから連れてきたのだろうか。さすが秘境である。
-
しばらくすると、川面からそびえ立つ崖の前へ到着した。グーグルマップで調べると「PhaHung Cliff」というものらしく、なかなか迫力がある。
-
この崖の前でなぜか30分ほどの待機。崖に向かって椅子が置かれていることから考えると、30分の崖鑑賞タイム、ということなのだろうか。しかし、崖というのは眺めていて特に変化があるものでもなく、正直なところ暇でつらい。苦行だ。しかしここは仏教国。かの達磨大師は壁に向かって9年座禅して悟りを開いたというから、崖を見つめていれば何らかの真理を体得できるかもしれない。
-
崖を前に、この世の哲理に思いをはせる小学生。
-
30分後、ようやく出航となり、近くのパークウー洞窟へ。絶壁に掘られた洞窟のなかに、4000体以上の仏像が収められている。
パクオウ洞窟 洞穴・鍾乳洞
-
修行僧も多く訪れており、立派な聖地であることがうかがえる。やはり先ほどの崖タイムも何かしらの修行に深くかかわるものだったのだろう。決して、洞窟に入る順番待ちのための時間調整などといった理由ではないはずだ。
-
最後に訪れたのが、タート・クワーンシーの滝。水の色がクロアチアのプリトヴィツェのようで美しい。
クアンシーの滝 滝・河川・湖
-
最近日本でも話題のクマ。いるんすか?
-
クマに対する警戒心が雲散霧消する脱力系オブジェ。
-
滝の下流はちょっとした池になっていて、泳ぐことも可能である。すでに時刻は夕暮れ近くで気温が下がり、水温も冷たい。この環境で水に入るのはなかなかの剛の者である。
-
おいっ! さすがに冷えるらしく、ちょっとした遊泳体験程度で終了した。ツアーの順番では最後だったが、日中に来たほうがよかったのでは。崖などは最後でもよかろうに。
-
ツアー終了後の帰り道、前々から気になっていたこのナイトバザールへ。市内中心部とホテルの間にあった。観光客向けのものとは一転して、とてもローカルな雰囲気だ。
-
子どものためのミニ遊園地が併設されていて、地元の子どもたちでにぎわう。
-
露店にも地元色があふれている。ちゃんと値札がついており、なかなか良心的。
-
ツアー中に不覚にも帽子をなくしてしまったため、アディダスのキャップを所望した。やたらと縫製が荒い。内側がタイ語のカレンダーの切れ端で補強されているという特別仕様である。
-
売られていたパーカー。謎の日付と謎のねえちゃん、そして謎のエールフランス。この謎を解くのは君だ!
-
滞在も長くなってくるにつれ、本格的に行く場所がなくなってきた。翌日はだらだらと二度寝したのち、お昼前に伝統芸術民族センターへ。ここには国内に住む少数民族の衣装や風習にまつわる展示品が集められている。普段、こういうEテレ的模範小学生的施設にはあまり足が向かないのだが、それくらいしか行くところがない。
-
平たい竹ひごで籠を編む体験コーナーがあった。一つの籠目を作るだけで四苦八苦し、完成への道はあまりにも遠い。
-
センター見学後は近くの市場をひやかす。さっきのセンターにこんなのなかったか?
ダーラーマーケット 市場
-
足し算の途中のような気もするが、記号は掛け算。前夜のパーカーといい、謎の主張をする衣類が多すぎる。
-
市場に併設されていたスーパーに立ち寄る。ずーっと気になっていた試供グラスつきの醤油「GOLDEN MOUNTAIN」を購入し、ついにグラスゲット! 一升瓶入りの醤油本体はあまりにも重くて邪魔なので、ホテルにあげた。
-
屋台のおばちゃんは、よくこの「味王」ブランドのエプロンをしている。味の素の類似品のようなもので、台湾のメーカーがタイで製造したものが輸入されているらしい。中国産の「味玉」とかいう偽ブランドもあるとか。漢字文化圏の人間しか文字の差は見抜けまい。
-
今回、現地のレストラン選びはガイドブック「旅するラオス・ルアンパバーン案内」を大いに参考にさせていただいた。この本で紹介されていたお店は基本的に当たりである。
というわけで、この日の昼食も同書掲載のアッサリン食堂へ。歩道に面した店頭に中華鍋が置かれ、そこが厨房となっている。 -
味は全般的にタイ料理寄りの甘辛系。問答無用でご飯が進む。ただ、前面に壁がないオープンスタイルの造りのためか、店内は扇風機のみ。暑い。ホテルに帰るなりプールに飛び込んで暑さを癒した。
ラオス滞在もあとわずか、明日はついにハノイを経由して帰国の途へ。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
ルアンプラバン(ラオス) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2019年子連れラオスの旅
0
36