2023/11/20 - 2023/11/20
872位(同エリア6670件中)
masaさん
また明日抗癌剤投与で、1週間はヘロヘロ状態が続くので、快晴の今日のうちに京都のどこかをぶらぶら散歩しようかと考えた。結論は、大変べたな(関西でいうところの大変ありふれた)哲学の道でも歩こうかと相成った。途中安樂寺や法然院に立ち寄った。最後にもう40年近くは訪れていない銀閣寺も見学しようと思い立ったが、これが大正解。銀閣寺こんなに綺麗だったんだと再認識させられた。良ければご一読を!
青空のもととってもべたな京都紅葉散歩シリーズ
青空のもととってもべたな京都紅葉散歩シリーズ(2)(智積院・方広寺・五条界隈・鮨「えび奈」で昼食)
https://4travel.jp/travelogue/11870080
青空のもととってもべたな京都紅葉散歩シリーズ(3)((岩倉実相院・志明院・宝が池・常照寺・源光庵)
https://4travel.jp/travelogue/11871042
青空のもととってもべたな京都紅葉散歩シリーズ(4)(旧三井家下鴨別邸・下鴨神社・梅小路公園)
https://4travel.jp/travelogue/11871156
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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京阪電車のツートンカラーに塗られた特急電車。楠葉→祇園四条→市営バス203号系統→東天王町で降車、ここから散歩です。東天王町角にあった高級料亭「つる屋」は跡形もなくなり、跡地にホテルが建つそうです。
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歩く途中にある泉屋博古館は住友家寄贈の中国の殷・周時代を中心とした青銅器を中心に保存、展示されています。昔何度か見学しましたが、この博古館の中国青銅器の収集品には圧倒されますよ。残念ながら今日は休館日。ここはかなりお勧めです。
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泉屋博古館前の庭。
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哲学の道から少し東に上がる大豊神社への道。
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道沿いの今年の紅葉は長期間の異常な暑さが続いたため全然ダメですね。多くが赤くなる前に散っています。
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道から少しそれたところにある、第63代、冷泉天皇 櫻本陵(さくらもとのみささぎ)。
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安楽寺山門。このお寺の山門までの階段の紅葉は大変に綺麗で撮影スポットです。まだ少し早いようです。
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安楽寺から少し歩くと法然院に出ます。その前に法然院のお墓に寄りました。谷崎潤一郎の墓を探していた所たまたま見つけたのが、哲学者九鬼周造の墓です。フランス留学時代はフランス語の個人教師としてジャン・ポール・サルトルを雇い(有名になる前とはいえよく考えたら凄いですね)、京大教授時代は祇園の花街から人力車で講義に出向いたと言われる、なんとも粋な羨ましい哲学者ですなー。
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一番奥に、谷崎の墓をやっと見つけました。寂の一字が彫ってあります。春には枝垂れ桜が咲くそうです。
お隣は日本画家福田平八郎の福田家のお墓でした。 -
法然院の山門からは中庭の紅葉が綺麗に見えました。この辺りは哲学の道から少しはずれており、いつも静かで落ち着く所です。
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奥の紅葉が額縁の絵の様です。
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両側に白砂壇が造られています。
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境内です
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法然院から少し下った所の陶器の工房では、こんな店先でコーヒーを入れて販売していました。いい香りが漂います。
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哲学の道に戻ってきました。「西田幾太郎」を始め、その弟子「田辺元」「三木清」らが思索にふけりながらこの道を歩んだことから、その名前で呼ばれるようになったとのこと。
歩いている人の約7割ぐらいが外国からの観光客のように感じます。 -
白川疎水通りに突き当たり、右に進み如何にも観光地化した土産物屋が並ぶ道を抜けると銀閣寺の総門です。観光客の数も金閣寺ほどではなく、結構ゆったりと見学ができました。
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中門を入った所にある枯山水の直線的な砂の美しさの庭園。
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銀閣寺は臨済宗相国寺派の寺院で、正式名称は「東山慈照寺」。
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室町八代将軍足利義政により造営が開始された銀閣(観音殿)。2階建ての楼閣建築で、1階には書院造の「心空殿」、2階には禅宗様仏殿の「潮音閣」があり、外壁には黒漆が塗られています。
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金閣寺、銀閣寺はともに相国寺の塔頭寺院、同じグループなんですね。
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銀閣寺の象徴のような砂を盛った向月台。月の光を反射して銀閣を照らすといいます。
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銀閣(観音殿)と向月台。
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大胆な曲線と直線の組み合わせが美しい銀沙灘、奥に向月台が見えます。
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東求堂。檜皮葺の現存する最古の四畳半書院だそうです。北面東側の四畳半は義政公の書斎「同仁斎」と呼ばれる。義政はここを拠点に華道や茶道など東山文化を育んだ。
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銀閣寺の庭園の中心と言える銀閣と東求堂の前に造られた池泉「錦鏡池」(中国の西湖の型)。
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銀閣と錦鏡池、池に銀閣が写るように設計されています。
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仙人州
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ここの境内では手入れがいいのか紅葉が綺麗でした。
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お茶の井。井泉は義政公愛用のお茶の井跡で現在もお茶会の飲料水として使用されているそうです。
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遊歩道が整備されており、中腹には展望所が設置され銀閣寺の全体を眺望することができる。ここからの展望は京都市街も望め、とても雄大で素敵です。
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境内は大変綺麗に整備されており、なかなか素晴らしい。本当に久しぶりに訪れたが、こんなに綺麗な庭園だったんだなーと改めて驚きました。
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帰路、いつもの定番、四条通大丸横地下にある「イノダ」で休憩です。本店はいつも行列で行く気がしません。今日は夕食代わりに珍しくオムライスを二人ともオーダーしました。でも「イノダ」のオムライス、やっぱり美味しいです。
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京阪祇園四条駅前の「南座」にもうすぐ勘亭流で役者の名前が書かれた「まねき上げ」が行われると、一気に京都も華やかな師走になります。歳をとると1年が早く感じますね。
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この旅行記へのコメント (1)
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- 機乗の空論さん 2023/11/25 11:18:20
- はじめまして!
- 秋の京都は行きたいのですが、連日TVニュースで外国人観光客襲来を見ると気が引けて行ってないのですが?…、法然院は実に好いところですね。だから見ると哲学の道も行きたくなります。私も枚方から敢えて京阪特急で行くのが好きです。
抗癌剤治療中とのことですが決して負けることなく打ち勝って下さいよ!、関西人は簡単にはへこたれまへんで!、masaやん応援してまっせ!!。
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