シニアの2023　青空のもと、とってもべたな京都紅葉散歩３（岩倉実相院・志明院・宝が池・常照寺・源光庵）

2023/11/29 - 2023/11/29

べたな京都の紅葉散歩第３弾です。今回は久しぶりに車で紅葉の名所を回りました。やっぱりなんだかんだ言っても観光客に人気のある寺社の紅葉は綺麗だなーと再認識した一日でした。ただ残念なのは岩倉実相院の有名な床紅葉の撮影が厳しく禁止されていました。やっぱり訪れる人のマナーが悪く仕方が無い対応なんでしょうかね？良ければご一読を。

青空のもととってもべたな京都紅葉散歩シリーズ

青空のもととってもべたな京都紅葉散歩シリーズ（１）（哲学の道・法然院・銀閣寺）
https://4travel.jp/travelogue/11867950
青空のもととってもべたな京都紅葉散歩シリーズ（２）（智積院・方広寺・五条界隈・鮨「えび奈」で昼食）
https://4travel.jp/travelogue/11870080
青空のもととってもべたな京都紅葉散歩シリーズ（４）（旧三井家下鴨別邸・下鴨神社・梅小路公園）
https://4travel.jp/travelogue/11871156

エリア 下鴨・宝ヶ池・平安神宮(京都)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

「岩倉実相院」の山門です。天台宗から離脱した単立寺院で檀家を持ちません。重文指定でもないので国庫の補助も望めません。
そのためコロナ過での拝観者の減少でかなり苦労をされたようです。院内を拝観しましたが、あちこち老朽化が目立ちました。
2022年にはクラウドファンディングで1500万円の寄付を募っておられます（集まりました）。

入ってすぐの所からもう綺麗な紅葉が始まります。

石庭「こころのお庭」。東北大震災追悼を意識し、波や山で日本の国土に見立てた庭です。
2013年小川勝章氏の指導で「こころのお庭プロジェクト」として2年にわたり、約250名の一般市民の参加により作庭したものだそうです。

有名な床紅葉です。黒光りする床に紅葉した紅葉が綺麗に反射しています。写真撮影は厳しく禁止され、これでもかというくらいに「撮影禁止」の張り紙が張られているのは少し興ざめです。
この写真は、実相院で絵葉書を購入してスキャンしたものです。
約20年前、床に外のもみじが映り込む景色を「床もみじ」とタクシードライバーの方が呼んで有名になったそうです。へーそうなんだ、知らなかったなー。実相院にとってはドライバー「Good job」ですね。

裏山を背景にした西側の山水庭園で豪快です。

若干盛りを過ぎていましたが、大変綺麗な紅葉でした。交通の便が不便で、まだまだここまでは訪れる観光客も少なくゆったりと庭園鑑賞ができますよ。

次に志明院に行こうかと運転していると、宝ヶ池の国際会館前の道路の紅葉があまりに綺麗だったので車を止めて、会館横の宝ヶ池を半周してきました。奥に見えるのが国際会館です。

宝が池公園の紅葉。
道路沿いは綺麗でしたが、池の周りは今一つでした。

真っ赤で大きなドウダンツツジが色づいています。

この写真でわかりますか？拡大してみてください、すごい数のトンビがえさを求めて飛んでいます。左下に座っている人が、大量の餌を与えていました。
いろいろ意見が分かれるところでしょうか。
僕の住む樟葉駅前広場でも注意書きにもかかわらず、何人もの人がこっそりと大量のパンくずを鳩に与え糞の被害が出ています。

次に山奥のべたではない「志明院」を訪れました。狭い道が多い雲ケ畑街道を北に進み、料理屋「畑嘉」手前を加茂川に沿った細い道を登ったところにあり、結構行きづらいです。ウエザーニュースでも京都市の紅葉情報でも「見頃」となっていたのでわざわざ訪れましたが、なーんだもう完全に終わっているではないですか！もー！

また山門内は撮影禁止です。

山門の彫刻

山門から見た本堂。大変苔むした山寺です。

次に訪れたのは洛北鷹峯「常照寺」です。山門前の紅葉のトンネル。

赤門です。江戸期才色兼備とうたわれた名妓吉野太夫が寄進した門です。

本堂。ここのお寺はいつ訪れても、ご住職が丁寧な説明をしてくださいます。

丁度見頃でした。

妙法龍神

次はすぐ近くの曹洞宗「源光庵」です。

ここの紅葉も見事でした。

本堂。金沢の富商中田静家が元禄年間に寄進したものだそう。

本堂裏の特に紅葉の時期が美しい鶴亀庭園

丸窓は悟りの窓と言われ、円は大宇宙を表すそうな。
このお寺この丸窓で一気に名前が売れて全国区になり観光客が絶えません。
いつもこの窓の写真を撮るために皆さん順番を座って待っておられます。

角型は迷いの窓と言われ人間の生涯を象徴し、生老病死の四苦八苦をあらわすそうな。

二つ並んだ有名な丸窓と角型の障子窓。上述したように何か色々意味があるようですが、ひねくれ者の僕にはどうも後付けの感が拭えませんなー。うがった見方、嫌な性格ですね。

くっきりと足跡が残る本堂内の血天井。伏見桃山状の遺構、石田三成との戦に敗れた鳥居彦衛門一党の自刃した時の痕跡。

本堂前の紅葉

源光庵の紅葉、今日一番の紅葉でした。
今日はこれにてお開きです。