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《2023.October》あみんちゅぶらり北陸を歩く旅石川そのⅠ羽咋・志賀~能登イルミネーション巡り編~<br /><br />秋を迎えた令和5(2023)年。当たり前だがあと2ヶ月で年が変わる。思い返せば“宿泊を伴う旅”に出かけるようになり、4年ぶりとなる沖縄にも行くことができた。大手を振って旅することに躊躇する気持ちを今尚私自身は持っている。人から“うつされる”ものは仕方がないが、最低限人に“うつさない”ようにマスクを着けているのも然りである。またコロナ禍に於いて人が集まるイベント開催は中止や規模縮小という策が取られたここ数年。その反面“負けるなコロナ!”という想いから始まったイベントも少なくない。<br /><br />そんな中で自分自身の年間を通して追いかけるイベントの“テーマ”も固定しつつある。夏場の風鈴に加え秋場のイルミネーション・ライトアップがそれに当たる。いずれも“昨年”からという但し書きは入るのだが、大規模なものはともかく中小規模のものも数えると〝いくつあるのか? 〟としか思えない現実を知ることとなる。また風鈴同様ライトアップ・イルミネーションも“開催時期”は凡そ決まっており、開催を知ってから休みを取るようでは遅過ぎるのである。昨年もそう痛感しただけに今年は9月頃からデータ収集を始めたのだが、昨年と開催パターンが変わっていたりと上手く行かなかった。そんな中である程度の数が集まって開催されている場所を見つけ、その界隈をターゲットとした“プランニング”を立ててみた。その場所は能登半島、数十年前に家族旅行で行ったきりの場所である。そんな場所ではあるが鉄道路線は廃止されたが、自動車道は整備され、行き易くなった。その様な理由に加えてもうひとつ、敢えて目的地に選んだ理由があった。それは令和6(2024)年3月16日に金沢から敦賀間の北陸新幹線延伸により、運行区間が大幅に短縮される在来線の特急“サンダーバード”に乗車することである。<br /><br />元々私自身が〝乗り鉄〟ではあったのだが、車の免許を早く取得したためにその後は〝車旅〟が多くなった。そのため北陸本線も〝特急雷鳥には乗ったことがあるものの、その後サンダーバードに乗車する機会には恵まれなかった。勿論683系車両は見たことはあるが、乗ったことはなかった。その列車が北陸新幹線の延伸によって走行区間が大阪~敦賀と金沢と比べ約半分の距離に運行が短縮される。京都からだと1時間かからない距離を利用するだろうか…という思いが募り、せっかくだから〝乗り鉄復帰〟してやろうという目論見で今回の旅を計画した。<br /><br />JTBのダイナミックパッケージを利用。京都~金沢間のサンダーバード指定席と2日目夜のホテルをアレンジしたツアー代金は、社員割引を適用して15,720円。レンタカーはじゃらん手配で13,250円、1泊目ホテルは楽天トラベルで5,800円。それにバス代とJR乗車券の900円が基本の旅行代金となる。手配完了は旅立ち前日の10月24日。いつも通りのドタバタスタートで旅行当日を迎えることとなった。<br /><br />令和5(2023)年10月29日日曜日<br />なんとなくしっくりこない天気の中家を出る。最近は送って貰えることもなくなったので、出勤時と同じくバスに乗る。9:31出発した田舎の赤バスは9:46に田舎駅に到着。JR線ホームに移動し、10:08に快速に乗車、京都駅に10:23に到着する。金沢までの企画乗車券は〝京都市内発着〟扱いなので、事前に山科までの乗車券を購入しておく。若干安くはなるのだがあくまでキセルではない。京都駅ではめったに利用しない0番線ホームを利用する。日差しが戻って〝旅モード〟になる中、683系サンダーバード15号金沢行きが入線する。ほぼ定刻に出発し山科から湖西線に入る。このサンダーバード15号は停車駅が多く、湖西線内はすべて通過した後敦賀・武生・鯖江・福井・芦原温泉・加賀温泉・小松と停車し、終点金沢に到着する。福井では敦賀行きの521系普通列車と離合。白山市付近で延伸する北陸新幹線の高架橋を見ながら走って行き金沢に到着した。所要2時間16分は速達型より少し遅いが、別に暇を持て余すような時間でもない。このままの方が良いな…と思う関西人は私を含め多いのだろうと思った2時間であった。<br /><br />金沢の駅は多分北陸新幹線の開業によって大きく変わったのであろう。数十年前の記憶にはこんな垢ぬけたお洒落さはなかった筈だと思いながら歩いて行く。次行程のレンタカー営業所に向えば良いのだが、その前に忘れてはならない〝お土産〟を仕入れに向かうことにする。いつものことではあるが私が旅する際に〝お土産〟のリクエストをされることはまずないと言って良い。行先はともかく〝どこへ行くのか?〟はほぼほぼわからないので、リクエストのしようがないのが理由らしい。ただ今回に限ってまーさんからリクエストを受けた〝金沢棒茶〟、一般のお茶は〝葉〟を使用するのに対し〝棒茶〟は文字通り〝茎〟を利用するものらしい。良くはわかってはいないのだが、金沢が有名な場所のお茶らしいので先に購入しておくことにした。金沢百番街あんとの〝丸八製茶場 JR百番街店〟に立ち寄る。日曜日ということもあってかあんと内は人人人でごった返していた。館内マップを参考に店舗に向かう。そもそも〝お茶屋さん〟に行くことはなかった私にとって〝何を選んだら良い〟のかがわからない。店員さんのお勧めに従って2点ほど購入。お土産を購入するために、出発前から気疲れした私であった。<br /><br />必須のお土産の購入を済ませてレンタカーの営業所へと向かうことにする。駅前にやたら看板が出ていることに違和感を感じたのだが、良く見れば本日10月29日は金沢マラソンが行われる日であった。通行止めになっている道路もあるとは書かれてはいるが、その辺りは旅行者故自分がどの道を通るのかも定かでない。なので必要のない心配になるかも知れないと割り切って歩いて行く。しかし何かがおかしい…。駅前に目星となるような建物が見当たらないのである。もしかして…と思いスマホナビを起動するとやはりそうであった。金沢駅は金沢港口と兼六園口で東西に別れている。なんとなく歩いて行った出口が金沢港口であったために逆方向へと進んでいたのであった。慣れない〝街〟には相変わらず馴染めない私であることに痛感した瞬間であった。<br /><br />結局兼六園口から出て歩いて行くことになった。構内だけを見てもそう思うのだが、外から眺めた金沢駅は思いのほか大きいものであった。メインストリートから一本外れの通りに営業所は建っていた。スカイレンタカー金沢駅前店、沖縄に行ったときに一度利用した会社ではあるが本州では初めてである。今回こちらの利用を決めたことはワイド補償プランと軽自動車の空車と値段であった。コロナ禍で観光客が減少した際に、車両を減らした経緯がある店舗は全国にあり、増加した観光客の需要に追い付けず、空車もない上に価格が高騰しているのが事実である。43時間の利用で13,000円するのは以前では考えられない値段ではあるが、このご時世では安い方である。文句があるのであれば利用しなければ良いだけであるから…。<br /><br />フルオプションで借り受けるので傷のチェックもなく、ガソリンの満タン確認だけで貸し出し手続きはすぐ終了。三菱のek-spaceクンが今回の旅の友に決まり、2泊3日の石川県の旅が始まった。<br /><br />ナビの設定を志賀町にある“道の駅とぎ海街道”にセットして走り始めようと思ったところで凡ミスが2件発覚する。先ずはカーシガレット用の充電器、そしてTypeCの充電ケーブルである。充電器を忘れたことは仕方がないのだがケーブルは落とし穴であった。今年発売されたiPhone15Proに機種変更したまでは良かったが、端子が変わっていた事を失念していた。仕方がないので道中で見つけたホームセンターに立ち寄るがしっくりとくるものがなく、一服後に出発しようとすると土砂降りの雨になった。折り畳み傘は持って入るが、長さの短い傘でカメラが濡れないように撮影することは骨が折れるため、ビニール傘も探す羽目になってしまった。改めて車を走らせるのだが、どうやらマラソンの規制区間にバッティングしてしまったようで一向に進まない。ほぼ1時間掛けて辿り着いたダイソーイオンタウン金沢示野店で全てを仕入れることができ、やっと目的地に向かう体制が整った。<br /><br />金沢市内を北上し内灘町へと入る。ナビは右折を指示するが、看板標記の“のと里山海道”を見ながら直進し、千鳥台交差点からのと里山海道に入る。後から調べるとナビの表示は“一般的な順路”として作られた“大根布ジャンクション”を利用する“新道”を利用するものだと知る。ならば道路標示もそうして欲しいとして1観光客は思うのであった。<br /><br />快調に北上を続け走っていると今浜ICで“気になる”表示を見つける。千里浜なぎさドライブウェィ、日本で唯一砂浜を走ることが出来る道として知られている道である。ここも数十年前に家族旅行で訪れた場所ではあるがあまり記憶に残ってはいない。今浜ICを通り過ぎ、戻ろうかと思案していると千里浜ICの表示にもやはり“千里浜ドライブウェィ”と書かれていることに気付き、ここで下道に下りることにした。グルリと迂回して淡い記憶が蘇る景色が広がっていた。やはり四駆車が多いようだが、砂浜に向けて車を停めている者が多い。つられて私も車を停めて海を眺める。雨は止んだが雲は多い。しかし夕陽が雲の合間からさす景色は素晴らしい!砂浜を走るドライブウェイはなかなかのものであった。時間の都合で長居は出来なかったが、この旅初めての絶景に遭遇した瞬間であった。<br /><br />再び千里浜ICからのと里山海道を走り、西山ICで下りた後石川県道116号線を進んで到着した場所が道の駅とぎ海街道である。ここが今回の旅最初の目的地であるが、別に道の駅が目当てではない。“世界一長いベンチ(サンセットヒルイン増穂)”がある場所として知る人ぞ知る“恋人の聖地”として有名処となっている。勿論聖地も“一人旅派”の私には関係ないが、この場所で秋に行われるイルミネーションイベント〝ときめき桜貝廊〟を尋ねるためである。こちらも日曜日ということもありカップルやご夫婦が多いようだが、そんな軋轢に負けず三脚にカメラとスマホを装着した機材を抱えてひとり歩いて行く。昨今肖像権の問題から他人が写り込んだ写真をSNSにアップロードすることを過剰に気にし過ぎている傾向があるように思えてならない。勿論盗撮もどきであれば問題になるだろうが、先にカメラを構えている前に割り込んできた者達が肖像権の侵害と発言ができるのだろうかと不思議に思えてならない。言い方は悪いが一部のマナーのない撮り鉄が、被写体の前を歩いた地元の方々に対して“邪魔者扱い”をして暴言を吐くことが“肖像権の保護”に当たると誰が言うのかということだ。私自身テレビにもYouTubeにも写り込んだことはある。しかしイベント会場に居る以上、まわりで写真や動画を撮るためにカメラが回っていることは理解もしている。いわゆる仕方がないという理由である。その線引きはこんなご時世故に難しいのかも知れない。しかし漠然と肖像権を捉えてしまうとトラブルに繋がる危険性もはらんでいる。私自身はそういう考えだが、回りの観光客に対し自分の感情だけをぶつけているつもりはない。スマホカメラで二人の写真を撮ろうとして上手くいかないカップルにも進んでシャッターを押してあげるようにしている。私自身がメカ音痴ならば躊躇するかも知れないが、一応ケータイ売っている人なので大抵のスマホカメラは弄れることは自負しているところもあるので・・・。<br /><br />400mを超える長さのベンチではあるが、さすがに往復すると約1kmある距離を往復する気力も体力もないので半分位の距離を往復し、1時間半ほど滞在してから車へと戻って来た。<br /><br />道の駅とぎ海街道へと向かうにあたり走った道を再び走行する。もちろん逆走だ。途中県道との重複区間から国道249号線に入り羽咋を目指す。約30km南下して辿り着いた場所は能登國一之宮氣多大社である。氣多大社は金沢より来ればのと里山海道柳田ICからそう遠くない場所に鎮座しているため、先に氣多大社を回るのがセオリだと思われよう。勿論そのことは解ってはいたのだが、実はイルミネーションの開演時刻のことがあり、会場で待ち時間を作るよりもは移動も含め時間を有効活用したいと考えたためである。<br /><br />気多大社でのイルミネーション・プロジェクションマッピングイベントは、いしかわ百万石文化祭2023の一環として行われるものであり、10月14日~29日の午後6~9時迄開催されている。国の重要文化財に指定されている拝殿をスクリーンとして映し出されるプロジェクションマッピングや原生林の“入らずの森”他各所が綺麗にライトアップされている。鳥居を潜った参道には篝火が灯されており、良い雰囲気を醸し出している。神門奥に鎮座する拝殿に映し出される様子は正に圧巻のレベルであった。<br /><br />その他にも普段は入れない“入らずの森”を間近で見ることが出来るイベントも行われている。入口で宮司さんによる“お祓い”を受けて進み、間近で見る原生林はライトアップで照らされて厳か感が増したものであった。撮影等は一切禁止ではあるが、十分目に焼き付けるのに十分なものであった。そして境内社でライトアップされている大玉神社・菅原天満宮にも参拝し、2時間弱で気多大社のイベントを満喫して駐車場へと戻って来た。<br /><br />駐車場にはいしかわ百万石文化祭2023のイベントのひとつである“大型砂像”が置かれていた。大きなサイズの上本格的な作りをしており、10月14日~11月26日の期間中は“大型砂像展示デジタルスタンプラリー”が開催されている。デジタルスタンプを5ヶ所集めると羽咋の特産品が頂けるらしいが、今回は時間の関係で残念だが止めておく。<br /><br />時刻は21:00を少し回った頃だった。当初の予定では七尾市の青林寺illusionへと転戦する予定だったのだが、お決まりの時間取りの甘さによって間に合わなくなってしまった。宿泊自体は和倉温泉なので向かう先は同じである。ただ和倉温泉自体でもイルミネーションイベントが行われており、食事を後回しにして先に和倉温泉に向かう。和倉温泉は初めて訪れた場所だと思う。湯気があちらこちらで湧き上がっているのは温泉地ならではの景色と言えよう。和倉温泉のイルミネーションは和倉源氏ノ海ホタル橋・和倉温泉湯元の広場・和倉温泉宿守屋寿苑の恋人たちの桟橋他で行われている。開催期間は通年とはあるが凡そ22:00頃らしいので、宿泊時に訪れるならば注意が必要だ。<br /><br />まあ和倉温泉のイルミネーションは宿泊者向けのサービスのレベルなので、車移動とダッシュの繰り返しで、開催が分かっている3ヶ所は巡ることは出来た。今宵の宿は和倉温泉なので宿直行すれば良いのだが、夕食を摂るために少し車を走らせることにした。<br /><br />グルメでない私の話は良くしていることだが、地の物を敢えて食べに行くことはしない。今回も最寄りのファーストフードで検索した結果の“すき家七尾藤橋店”を訪れることにした。<br /><br />この界隈で深夜営業しているファーストフードショップが少ないためだろうか?意外と店内は混雑していた。とは言え座れない程のものでもなく、テーブル席に陣取り“牛丼大盛+冷やっこセット”を注文。能登まで来て牛丼かよと言われるかも知れないが、私にとってはおかずは初めて見た景色と言うことにしておこう(笑)。<br /><br />20分ほどで完食し、車へと戻り和倉温泉へと向かう。途中ローソン七尾光陽台店のな立ち寄って、飲み物を購入の後一服する。再び車を走らせること数分で今宵の宿ホテルアルファーワン能登和倉に到着する。<br /><br />チェーン店のアルファーワンを選んだのは値段の安さと遅めのチェックイン時刻の2点である。意外だったのは和倉温泉に立地しながら大浴場の温泉がなかったこと。ビジネスホテルゆえ部屋にユニットバスが備わっているため問題はないのだが、初泊の候補に挙げた場所は、室内にバスルームがない上に大浴場も0:00迄等制約があり、迷いに迷った経緯があった。地域型の旅行支援を受けられる奥能登エリアはほぼ同じ理由であった。お土産代に充てる地域振興券の有無も考慮はしたが、移動距離を加味すると到着時刻を早めるのはほぼ不可能である。結局使い勝手の良さを選んだ結果アルファーワン能登和倉を選んだこととなった。<br /><br />一泊朝食プランの喫煙シングルで5,800円。楽天ポイント2,100Pを差し引いて3,700円ならば価値はある。3階304号室があてがわれ部屋に入る。まあそれなりの広さはあるため寛ぐことはできそうだ。昨晩の寝不足を解消しないと翌日がキツイ。その気持ちが寝るだけという利用価値を後押しし、ひとっ風呂浴びてベットへGO!ケータイの充電を確認すればさっさと寝るzzz。そんな感じで1日目の夜は過ぎて行った。<br /><br />  《続く》

《2023.October》あみんちゅぶらり北陸を歩く旅石川そのⅠ羽咋・志賀~能登イルミネーション巡り編~

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2023/10/29 - 2023/10/29

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たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。

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《2023.October》あみんちゅぶらり北陸を歩く旅石川そのⅠ羽咋・志賀~能登イルミネーション巡り編~

秋を迎えた令和5(2023)年。当たり前だがあと2ヶ月で年が変わる。思い返せば“宿泊を伴う旅”に出かけるようになり、4年ぶりとなる沖縄にも行くことができた。大手を振って旅することに躊躇する気持ちを今尚私自身は持っている。人から“うつされる”ものは仕方がないが、最低限人に“うつさない”ようにマスクを着けているのも然りである。またコロナ禍に於いて人が集まるイベント開催は中止や規模縮小という策が取られたここ数年。その反面“負けるなコロナ!”という想いから始まったイベントも少なくない。

そんな中で自分自身の年間を通して追いかけるイベントの“テーマ”も固定しつつある。夏場の風鈴に加え秋場のイルミネーション・ライトアップがそれに当たる。いずれも“昨年”からという但し書きは入るのだが、大規模なものはともかく中小規模のものも数えると〝いくつあるのか? 〟としか思えない現実を知ることとなる。また風鈴同様ライトアップ・イルミネーションも“開催時期”は凡そ決まっており、開催を知ってから休みを取るようでは遅過ぎるのである。昨年もそう痛感しただけに今年は9月頃からデータ収集を始めたのだが、昨年と開催パターンが変わっていたりと上手く行かなかった。そんな中である程度の数が集まって開催されている場所を見つけ、その界隈をターゲットとした“プランニング”を立ててみた。その場所は能登半島、数十年前に家族旅行で行ったきりの場所である。そんな場所ではあるが鉄道路線は廃止されたが、自動車道は整備され、行き易くなった。その様な理由に加えてもうひとつ、敢えて目的地に選んだ理由があった。それは令和6(2024)年3月16日に金沢から敦賀間の北陸新幹線延伸により、運行区間が大幅に短縮される在来線の特急“サンダーバード”に乗車することである。

元々私自身が〝乗り鉄〟ではあったのだが、車の免許を早く取得したためにその後は〝車旅〟が多くなった。そのため北陸本線も〝特急雷鳥には乗ったことがあるものの、その後サンダーバードに乗車する機会には恵まれなかった。勿論683系車両は見たことはあるが、乗ったことはなかった。その列車が北陸新幹線の延伸によって走行区間が大阪~敦賀と金沢と比べ約半分の距離に運行が短縮される。京都からだと1時間かからない距離を利用するだろうか…という思いが募り、せっかくだから〝乗り鉄復帰〟してやろうという目論見で今回の旅を計画した。

JTBのダイナミックパッケージを利用。京都~金沢間のサンダーバード指定席と2日目夜のホテルをアレンジしたツアー代金は、社員割引を適用して15,720円。レンタカーはじゃらん手配で13,250円、1泊目ホテルは楽天トラベルで5,800円。それにバス代とJR乗車券の900円が基本の旅行代金となる。手配完了は旅立ち前日の10月24日。いつも通りのドタバタスタートで旅行当日を迎えることとなった。

令和5(2023)年10月29日日曜日
なんとなくしっくりこない天気の中家を出る。最近は送って貰えることもなくなったので、出勤時と同じくバスに乗る。9:31出発した田舎の赤バスは9:46に田舎駅に到着。JR線ホームに移動し、10:08に快速に乗車、京都駅に10:23に到着する。金沢までの企画乗車券は〝京都市内発着〟扱いなので、事前に山科までの乗車券を購入しておく。若干安くはなるのだがあくまでキセルではない。京都駅ではめったに利用しない0番線ホームを利用する。日差しが戻って〝旅モード〟になる中、683系サンダーバード15号金沢行きが入線する。ほぼ定刻に出発し山科から湖西線に入る。このサンダーバード15号は停車駅が多く、湖西線内はすべて通過した後敦賀・武生・鯖江・福井・芦原温泉・加賀温泉・小松と停車し、終点金沢に到着する。福井では敦賀行きの521系普通列車と離合。白山市付近で延伸する北陸新幹線の高架橋を見ながら走って行き金沢に到着した。所要2時間16分は速達型より少し遅いが、別に暇を持て余すような時間でもない。このままの方が良いな…と思う関西人は私を含め多いのだろうと思った2時間であった。

金沢の駅は多分北陸新幹線の開業によって大きく変わったのであろう。数十年前の記憶にはこんな垢ぬけたお洒落さはなかった筈だと思いながら歩いて行く。次行程のレンタカー営業所に向えば良いのだが、その前に忘れてはならない〝お土産〟を仕入れに向かうことにする。いつものことではあるが私が旅する際に〝お土産〟のリクエストをされることはまずないと言って良い。行先はともかく〝どこへ行くのか?〟はほぼほぼわからないので、リクエストのしようがないのが理由らしい。ただ今回に限ってまーさんからリクエストを受けた〝金沢棒茶〟、一般のお茶は〝葉〟を使用するのに対し〝棒茶〟は文字通り〝茎〟を利用するものらしい。良くはわかってはいないのだが、金沢が有名な場所のお茶らしいので先に購入しておくことにした。金沢百番街あんとの〝丸八製茶場 JR百番街店〟に立ち寄る。日曜日ということもあってかあんと内は人人人でごった返していた。館内マップを参考に店舗に向かう。そもそも〝お茶屋さん〟に行くことはなかった私にとって〝何を選んだら良い〟のかがわからない。店員さんのお勧めに従って2点ほど購入。お土産を購入するために、出発前から気疲れした私であった。

必須のお土産の購入を済ませてレンタカーの営業所へと向かうことにする。駅前にやたら看板が出ていることに違和感を感じたのだが、良く見れば本日10月29日は金沢マラソンが行われる日であった。通行止めになっている道路もあるとは書かれてはいるが、その辺りは旅行者故自分がどの道を通るのかも定かでない。なので必要のない心配になるかも知れないと割り切って歩いて行く。しかし何かがおかしい…。駅前に目星となるような建物が見当たらないのである。もしかして…と思いスマホナビを起動するとやはりそうであった。金沢駅は金沢港口と兼六園口で東西に別れている。なんとなく歩いて行った出口が金沢港口であったために逆方向へと進んでいたのであった。慣れない〝街〟には相変わらず馴染めない私であることに痛感した瞬間であった。

結局兼六園口から出て歩いて行くことになった。構内だけを見てもそう思うのだが、外から眺めた金沢駅は思いのほか大きいものであった。メインストリートから一本外れの通りに営業所は建っていた。スカイレンタカー金沢駅前店、沖縄に行ったときに一度利用した会社ではあるが本州では初めてである。今回こちらの利用を決めたことはワイド補償プランと軽自動車の空車と値段であった。コロナ禍で観光客が減少した際に、車両を減らした経緯がある店舗は全国にあり、増加した観光客の需要に追い付けず、空車もない上に価格が高騰しているのが事実である。43時間の利用で13,000円するのは以前では考えられない値段ではあるが、このご時世では安い方である。文句があるのであれば利用しなければ良いだけであるから…。

フルオプションで借り受けるので傷のチェックもなく、ガソリンの満タン確認だけで貸し出し手続きはすぐ終了。三菱のek-spaceクンが今回の旅の友に決まり、2泊3日の石川県の旅が始まった。

ナビの設定を志賀町にある“道の駅とぎ海街道”にセットして走り始めようと思ったところで凡ミスが2件発覚する。先ずはカーシガレット用の充電器、そしてTypeCの充電ケーブルである。充電器を忘れたことは仕方がないのだがケーブルは落とし穴であった。今年発売されたiPhone15Proに機種変更したまでは良かったが、端子が変わっていた事を失念していた。仕方がないので道中で見つけたホームセンターに立ち寄るがしっくりとくるものがなく、一服後に出発しようとすると土砂降りの雨になった。折り畳み傘は持って入るが、長さの短い傘でカメラが濡れないように撮影することは骨が折れるため、ビニール傘も探す羽目になってしまった。改めて車を走らせるのだが、どうやらマラソンの規制区間にバッティングしてしまったようで一向に進まない。ほぼ1時間掛けて辿り着いたダイソーイオンタウン金沢示野店で全てを仕入れることができ、やっと目的地に向かう体制が整った。

金沢市内を北上し内灘町へと入る。ナビは右折を指示するが、看板標記の“のと里山海道”を見ながら直進し、千鳥台交差点からのと里山海道に入る。後から調べるとナビの表示は“一般的な順路”として作られた“大根布ジャンクション”を利用する“新道”を利用するものだと知る。ならば道路標示もそうして欲しいとして1観光客は思うのであった。

快調に北上を続け走っていると今浜ICで“気になる”表示を見つける。千里浜なぎさドライブウェィ、日本で唯一砂浜を走ることが出来る道として知られている道である。ここも数十年前に家族旅行で訪れた場所ではあるがあまり記憶に残ってはいない。今浜ICを通り過ぎ、戻ろうかと思案していると千里浜ICの表示にもやはり“千里浜ドライブウェィ”と書かれていることに気付き、ここで下道に下りることにした。グルリと迂回して淡い記憶が蘇る景色が広がっていた。やはり四駆車が多いようだが、砂浜に向けて車を停めている者が多い。つられて私も車を停めて海を眺める。雨は止んだが雲は多い。しかし夕陽が雲の合間からさす景色は素晴らしい!砂浜を走るドライブウェイはなかなかのものであった。時間の都合で長居は出来なかったが、この旅初めての絶景に遭遇した瞬間であった。

再び千里浜ICからのと里山海道を走り、西山ICで下りた後石川県道116号線を進んで到着した場所が道の駅とぎ海街道である。ここが今回の旅最初の目的地であるが、別に道の駅が目当てではない。“世界一長いベンチ(サンセットヒルイン増穂)”がある場所として知る人ぞ知る“恋人の聖地”として有名処となっている。勿論聖地も“一人旅派”の私には関係ないが、この場所で秋に行われるイルミネーションイベント〝ときめき桜貝廊〟を尋ねるためである。こちらも日曜日ということもありカップルやご夫婦が多いようだが、そんな軋轢に負けず三脚にカメラとスマホを装着した機材を抱えてひとり歩いて行く。昨今肖像権の問題から他人が写り込んだ写真をSNSにアップロードすることを過剰に気にし過ぎている傾向があるように思えてならない。勿論盗撮もどきであれば問題になるだろうが、先にカメラを構えている前に割り込んできた者達が肖像権の侵害と発言ができるのだろうかと不思議に思えてならない。言い方は悪いが一部のマナーのない撮り鉄が、被写体の前を歩いた地元の方々に対して“邪魔者扱い”をして暴言を吐くことが“肖像権の保護”に当たると誰が言うのかということだ。私自身テレビにもYouTubeにも写り込んだことはある。しかしイベント会場に居る以上、まわりで写真や動画を撮るためにカメラが回っていることは理解もしている。いわゆる仕方がないという理由である。その線引きはこんなご時世故に難しいのかも知れない。しかし漠然と肖像権を捉えてしまうとトラブルに繋がる危険性もはらんでいる。私自身はそういう考えだが、回りの観光客に対し自分の感情だけをぶつけているつもりはない。スマホカメラで二人の写真を撮ろうとして上手くいかないカップルにも進んでシャッターを押してあげるようにしている。私自身がメカ音痴ならば躊躇するかも知れないが、一応ケータイ売っている人なので大抵のスマホカメラは弄れることは自負しているところもあるので・・・。

400mを超える長さのベンチではあるが、さすがに往復すると約1kmある距離を往復する気力も体力もないので半分位の距離を往復し、1時間半ほど滞在してから車へと戻って来た。

道の駅とぎ海街道へと向かうにあたり走った道を再び走行する。もちろん逆走だ。途中県道との重複区間から国道249号線に入り羽咋を目指す。約30km南下して辿り着いた場所は能登國一之宮氣多大社である。氣多大社は金沢より来ればのと里山海道柳田ICからそう遠くない場所に鎮座しているため、先に氣多大社を回るのがセオリだと思われよう。勿論そのことは解ってはいたのだが、実はイルミネーションの開演時刻のことがあり、会場で待ち時間を作るよりもは移動も含め時間を有効活用したいと考えたためである。

気多大社でのイルミネーション・プロジェクションマッピングイベントは、いしかわ百万石文化祭2023の一環として行われるものであり、10月14日~29日の午後6~9時迄開催されている。国の重要文化財に指定されている拝殿をスクリーンとして映し出されるプロジェクションマッピングや原生林の“入らずの森”他各所が綺麗にライトアップされている。鳥居を潜った参道には篝火が灯されており、良い雰囲気を醸し出している。神門奥に鎮座する拝殿に映し出される様子は正に圧巻のレベルであった。

その他にも普段は入れない“入らずの森”を間近で見ることが出来るイベントも行われている。入口で宮司さんによる“お祓い”を受けて進み、間近で見る原生林はライトアップで照らされて厳か感が増したものであった。撮影等は一切禁止ではあるが、十分目に焼き付けるのに十分なものであった。そして境内社でライトアップされている大玉神社・菅原天満宮にも参拝し、2時間弱で気多大社のイベントを満喫して駐車場へと戻って来た。

駐車場にはいしかわ百万石文化祭2023のイベントのひとつである“大型砂像”が置かれていた。大きなサイズの上本格的な作りをしており、10月14日~11月26日の期間中は“大型砂像展示デジタルスタンプラリー”が開催されている。デジタルスタンプを5ヶ所集めると羽咋の特産品が頂けるらしいが、今回は時間の関係で残念だが止めておく。

時刻は21:00を少し回った頃だった。当初の予定では七尾市の青林寺illusionへと転戦する予定だったのだが、お決まりの時間取りの甘さによって間に合わなくなってしまった。宿泊自体は和倉温泉なので向かう先は同じである。ただ和倉温泉自体でもイルミネーションイベントが行われており、食事を後回しにして先に和倉温泉に向かう。和倉温泉は初めて訪れた場所だと思う。湯気があちらこちらで湧き上がっているのは温泉地ならではの景色と言えよう。和倉温泉のイルミネーションは和倉源氏ノ海ホタル橋・和倉温泉湯元の広場・和倉温泉宿守屋寿苑の恋人たちの桟橋他で行われている。開催期間は通年とはあるが凡そ22:00頃らしいので、宿泊時に訪れるならば注意が必要だ。

まあ和倉温泉のイルミネーションは宿泊者向けのサービスのレベルなので、車移動とダッシュの繰り返しで、開催が分かっている3ヶ所は巡ることは出来た。今宵の宿は和倉温泉なので宿直行すれば良いのだが、夕食を摂るために少し車を走らせることにした。

グルメでない私の話は良くしていることだが、地の物を敢えて食べに行くことはしない。今回も最寄りのファーストフードで検索した結果の“すき家七尾藤橋店”を訪れることにした。

この界隈で深夜営業しているファーストフードショップが少ないためだろうか?意外と店内は混雑していた。とは言え座れない程のものでもなく、テーブル席に陣取り“牛丼大盛+冷やっこセット”を注文。能登まで来て牛丼かよと言われるかも知れないが、私にとってはおかずは初めて見た景色と言うことにしておこう(笑)。

20分ほどで完食し、車へと戻り和倉温泉へと向かう。途中ローソン七尾光陽台店のな立ち寄って、飲み物を購入の後一服する。再び車を走らせること数分で今宵の宿ホテルアルファーワン能登和倉に到着する。

チェーン店のアルファーワンを選んだのは値段の安さと遅めのチェックイン時刻の2点である。意外だったのは和倉温泉に立地しながら大浴場の温泉がなかったこと。ビジネスホテルゆえ部屋にユニットバスが備わっているため問題はないのだが、初泊の候補に挙げた場所は、室内にバスルームがない上に大浴場も0:00迄等制約があり、迷いに迷った経緯があった。地域型の旅行支援を受けられる奥能登エリアはほぼ同じ理由であった。お土産代に充てる地域振興券の有無も考慮はしたが、移動距離を加味すると到着時刻を早めるのはほぼ不可能である。結局使い勝手の良さを選んだ結果アルファーワン能登和倉を選んだこととなった。

一泊朝食プランの喫煙シングルで5,800円。楽天ポイント2,100Pを差し引いて3,700円ならば価値はある。3階304号室があてがわれ部屋に入る。まあそれなりの広さはあるため寛ぐことはできそうだ。昨晩の寝不足を解消しないと翌日がキツイ。その気持ちが寝るだけという利用価値を後押しし、ひとっ風呂浴びてベットへGO!ケータイの充電を確認すればさっさと寝るzzz。そんな感じで1日目の夜は過ぎて行った。

  《続く》

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
5.0
グルメ
5.0
ショッピング
5.0
交通
5.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
高速・路線バス レンタカー JR特急 JRローカル 徒歩
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行なし)
利用旅行会社
JTB
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この旅行記へのコメント (2)

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  • marsyさん 2023/11/19 05:57:52
    能登のイルミ
    たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さんおはようございます、marsyというものです。
    たかちゃんさん(長いので略します)は大津の方みたいですね、こちらは長浜の者です。
    私も一昨日能登へ行ってきました、と言っても、七尾まで電車で日帰りしただけです。千里浜とか能登の先の方を回るには、車が絶対必要ですね。
    この時期は、どこもイルミとかライトアップしてるんですね。
    明日はどこを回られるのかな?
    では失礼いたします、たかちゃんさん旅行記にポチッとな!

    たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。

    たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん からの返信 2023/11/19 12:42:15
    車は必需品ですね♪
    marsyさん

    こんにちは、はじめまして。
    お立ち寄り頂きありがとうございます。長浜にお住まいですか?

    湖北エリアもローカルながらイルミネーションイベントはされているようですね。今年初まだ開催未定のところが多いようですが。

    今年に限って言うならば“プロジェクションマッピング”が多いようですね。能登もそうでした。おっしゃるように能登は交通の便が悪く、温泉に浸かるだけならともかく、他の目的があれば車は必需品です。特にイルミネーション目当てであれば。

    能登は三部作の予定です。43時間のレンタルで450km走り、なかなかのロングドライブでした。

    明日(日曜日)はシフト制の勤務の故仕事で、20・23日が休みになります。平日開催のイベントとして東近江の瓦屋禅寺・永源寺あたりに行ければいいな~と思っています。

    開催が未定ですがこほくイルミの広場も行きたいと思っております。

    今後ともどうぞよろしく!致します。

    たかティム。

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