2023/10/07 - 2023/10/09
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織田グレイシー道さん
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「嗚呼、15年ぶりに復活した青蘭航路に乗って寺山食堂の盆カレーが食べたいだ」という心の叫びを実行すべくいざ抜錨。
ブルーマーメイドの新航路で白鳥大橋を渡航し、寺山修司記念館と盆カレーを食べるため小旅行を敢行。
おら流石に気分が高揚しただ。
<小旅行の目的>
・十月より新設された新航路(室蘭~青森)ブルーマーメイドからの白鳥大橋を海上より刮目する。
・第三セクターの青い森鉄道で往年の東北本線・青森~八戸を乗り倒す。
・寺山修司記念館で「書を捨てよ、街へ出よう」の寺山ワールドをしかと刮目する。
・寺山食堂で寺山盆カレーと寺山しじみラーメンを食い倒れしてモール泉に漬かる。
・八戸フェリーターミナル食堂の成吉思汗定食を再度味わう。
(所感)
三沢といえば専ら航空祭や航空科学館といった空属性が圧倒的に強い街だが、三沢の持つ側面を堪能すべく航空祭の喧騒と混雑とは無縁で珍しくミリタリー色とは無縁で素朴な素顔に戯れたかったのもあった。
街が小さい割に食べ物のバリエーションが豊富な三沢に移住したくなってしまったのは言うまでもない。
余談だが空自カラ揚げまでリリースするほどのB級グルメタウンである。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス 船 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
<ブルーマーメイド青蘭航路編>
今回の出発点は室蘭港から。
20時発の津軽海峡フェリーの「ブルーマーメイド」は船尾着岸にて待機。 -
内海造船建造で8820トンで20ノットの速力を持つ、津軽海峡フェリーの一隻「ブルーマーメイド」が室蘭に出向する形となります。
-
宮蘭航路が撤退して2年でラピュタの如く何度でも蘇る室蘭フェリーターミナル。
-
室蘭やきとり弁当はフェリーターミナル内の冷凍自動販売機で「た~ちゃん」謹製メガ盛が売っている。
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徒歩の乗船客はボーディングブリッジではなく、青函フェリー同様に車輛甲板からのワイルドな乗船となる。
青函フェリーとは違い、二層構造の車輛甲板となる。 -
20時ジャストに抜錨して室蘭港から出港。
内海造船イズムな係船設備の船尾と中央町の夜景。 -
出航するとすぐに白鳥大橋に舵を切る。
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東日本最大の吊り橋と称される白鳥大橋と室蘭港を出港する重量物を運搬し室蘭名物の喫水の深い鉱石運搬船。
-
白鳥大橋に向かって進撃する「ブルーマーメイド」
-
白鳥大橋の真下に向かって進撃中
入口の道路が螺旋状になってるのが特長(絵鞆側) -
ショウヘイ・オオタニ級にド迫力の主塔
日石エネオスのタンカーが接岸中(崎守側) -
日本製鐵の夜景と白鳥大橋の全景。
全長1380m、支間長720m、主塔高140m
これが明石海峡大橋だと長さ3倍で高さ2倍という事になります。 -
余談になりますが護衛艦「ひゅうが」から撮った昼間の白鳥大橋です。
ちょうど前の写真が沖合にあたります。 -
「ブルーマーメイド」の質素な船内インフォメーション。
御船印を販売して貰いたかった。 -
「ブルーマーメイド」のエントランスホール。
内海造船イズムでシルバーブリーズの基本設計が本船にあたる。 -
「ブルーマーメイド」の通路
天井の円形照明といいやはり内海造船の流れを汲むことが判明。 -
「ブルーマーメイド」のデッキプラン。
シルバーブリーズ同様にケレン味のない素直な船型である。 -
二等船室でシルバーフェリーとは違い自由席である。
ねぶた祭の際にはここで寝てました。 -
フェリーターミナルで買った「た~ちゃん」謹製ゴツ盛りやきとり弁当と中央町の大鳳で買ったやきとりをまとめてチンして頂きます。
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これが津軽海峡航路の風物詩になりそうですな。
函館焼きとは違いタレにコクが深いのが室蘭焼きです。
ただし冷凍がガチ過ぎて、船内のレンジでもコメの解凍が不十分なので、買ったら一度フェリーターミナルの高出力レンジでチンしておく必要ありますぞ。 -
これが青蘭航路の全容で、極力岬を掠めるようにして距離をショートカットしてるのが分かりますぞ。
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駒ケ岳沖を航行中で、夜間なので何も見えないのが口惜しい。
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液晶画面のだと更に下北半島の鉞の刃の部分も掠めてるのが分かりますが、夜間なので見えないのが口惜しいです。
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深夜3時に青森港4番パースに着岸した「ブルーマーメイド」
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バウバイザーをチルトアップした「ブルーマーメイド」
何と青森でも車輛甲板からの下船となったのだ。 -
津軽海峡フェリー青森フェリーターミナル。
ここで始発電車運行までの時間調整できます。
近所にはファミリーマートもあり買い出しには事欠きません。 -
暁に輝く「ブルーマーメイド」
そういえば新日本海フェリー「すいせん」で海峡を東西横断中に「ブルーマーメイド」に航路を譲って頂いた様子を一部始終観測していたわけです。 -
デッキプランそのもの形状の「ブルーマーメイド」
時間を持て余してしょうがなかったので青森駅まで歩く決意を固めたからこそ眺められたレアな左舷風景をゲットできました。 -
御船印がない代わりに方向幕を土産に持ち帰りました。
ブルーマーメイド青蘭航路編はここまで。 -
<寺山修司ワールド編>
フェリーターミナルから歩き倒して30分で青森駅西口。
猿倉温泉に行った2~3か月前より駅の全容を顕した東口の青森駅舎。
後日談になるが2024年4月に開業で、東北最大級の無印良品が入店するらしい。
今回はここで青い森鉄道を使って三沢まで移動。
青森もまた寺山修司ゆかりの地。 -
八戸行きの始発電車が入線。
弘前行きのJR東と全く同じ交流車輛を使ってるのがよく判る。
ロングシートのワンマンカーで何の変哲もないごく普通の電車。 -
と思いきや、走ったらやたらめったら速いのが青い森鉄道なのです。
何せ往年の東北本線で、直線区間や駅間距離が長いので飛ばしまくりです。 -
最後尾の運転台がいとも簡単に眺めることができ、時速百キロで運転しておりました。
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往年の583系も疾走したであろう東北本線の威光は貨物も健在なので全く衰えていないようです。
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シ~サイド氏が泣いて喜びそうな保守用車鉄を見ゆ
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野辺地駅では伝統のEF-81に牽引された「カシオペア」に遭遇。
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そんなこんなで西舞鶴駅に何となく似ている三沢駅(西口)に到着。
三沢航空祭では駅舎を撮る余裕が皆無だけに感無量でした。
駅の向かいにも寺山食堂あり。 -
しかし三沢航空祭や寺山修司記念館へは東口の駅舎の方が馴染み深いわけです。
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そしてEH-500金太郎が轟音と共に三沢駅を架け抜ける。
東の金太郎、西の桃太郎。 -
MISAWAぐるっとバスを最大限に活用して寺山修司記念館へ行きますが、余りの遠さに悶絶しました。
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30分で寺山修司記念館に到着。
シュールでアナーキーな怪しげな建物でした。 -
しかも入口の扉が「ハクション大魔王」してます。
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しかも外壁には男前のオブジェまで埋め込まれてるから畏れ入ります。
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これが寺山修司記念館のエントランスホール。
中でも「死」という文字に寺山修司の創作テーマの一端を垣間見ました。 -
裕次郎イズムな國鉄路線(東北本線?)に無断侵入中?寺山修司。
世界の寺山修司だからこそ許されます、たぶん。 -
「あしたのジョー」の主題歌作詞や力石徹の葬儀委員長を務めた経歴のある寺山修司のグラブで氏も嗜んでたようですな。
ひ弱なイケメンが強面になれたのはボクシングで顔面をしこたまどつかれたからでしょう、たぶん。 -
その証拠にボクシングをやる前は自称「青森県のせむし男」として線の細いイケメン文学青年だったわけです。
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若かりし頃の寺山修司。
イケメンを超越して筋金入りの美青年だったわけです。
しかも書かれた文字も読み易い上に書体にも味がありましたようです。 -
「書を捨てよ、街へ出よう」の初版。
再販の文庫本もこの味のあるデザインに復刻して貰いたいモノです。 -
タイミングさえ合えば、寺山修司が作った映画上映にもありつけるのがここの記念館の魅力のようです。
昭和の香りがプンプンします。 -
益体もない質問に絶妙な切り返しをやってのける寺山修司のインタビュー動画。
強面の割にはボソボソッとした口調でしたな。
職業「寺山修司」です。 -
そして男前な寺山修司の代表的写真です。
記念館でこの写真のグッズを販売して貰いたかったですな。
(ポストカードやマグカップなど)
でも即興論文「ぼくが戦争に行くとき」を買って帰りました。 -
そして寺山修司記念館の周辺は気持ちのいい散策路が設けられ、小川原湖や八甲田連峰の絶景まで堪能できます。
三沢基地エシュロンのドーム群も湖越しに俯瞰するので彼の国の工作員も記念館へ足繁く来てるのかも知れません、たぶん。 -
小学校時代の同級生が集って建立したとされる寺山修司記念碑。
彼等曰く「寺山修司は今も生きている」と。 -
文学品の前には蓴菜がしこたま獲れそうな小田内沼が望める絶妙な高台です。
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記念館からほど近い寺山食堂「おおせっか」で寺山定食をしこたま頂くとしました。
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昭和レトロな味の寺山盆カレー。
余りの懐かしさに涙流しながら平らげました。 -
寺山しじみラーメンも同時にきました。
三陸磯ラーメンのような味のスープでこれまた懐かしい味でした。 -
寺山食堂のリーフレットで市内指定食堂で提供できる所が海軍カレーみたいですぞ。
-
市民の森温泉浴場「湯っこ」でモール泉につかりました。
浴槽からは小川原湖が望め、風呂の雰囲気は函館の谷地頭温泉に似ております。
入浴料は安い代わりにシャンプーと石鹸持参で地元民御用達の温泉浴場です。 -
言わずと知れた三沢基地正門。
航空祭のない普段は至ってこんな感じです。
余談ですが、MCハマーみたいな黒人兵がYナンバーのクルマでハマー聴きながら基地の正門へ走り去ったのにはウケました。 -
スカイプラザ三沢内のpizza屋に貼ってあったアイオワとローマのピザ対決がいどんちみたくて実に面白かったのう。
高カロリーのピザは野郎向けでヘルシーなピッツァは女子受けしそうですな。 -
隠れた三沢情緒を満喫し終えて再び青い森鉄道でフェリーの待つ八戸に向かいます。
三沢航空祭で何度も利用した鉄道であるのはいうまでありません。
寺山修司ワールド編はここまで -
<シルバーエイト八苫航路編>
帰路は諸般の事情で八戸~苫小牧のシルバーフェリーを利用します。
ここの受付が橋本環奈系の黒髪ロング嬢なのが嬉しい誤算でした。
これまた後日談になりますが、2024年2月に新ターミナルが左隣にオープンしたそうです。
成吉思汗定食と黒髪ロング嬢も移設して頂くと大変有難いのですが如何に? -
22時発の4便が北海道へ戻る鉄板便でありシルバーエイトなのです。
内海造船製の9500トンで20ノットで店員600人のため、常にごった返して大垣行き夜行列車状態になってしまう宿命の船で通算3度目の乗船になってしまいました。 -
ここのフェリーターミナルの最大の愉しみは、何と言っても成吉思汗定食です。
この定食にありつくためにシャトルバスではなく、市営バスで最寄りの停留場(上浜名谷地)から1キロ歩のが風物詩となってしまいそうです。 -
通算2度目となり安い上に量も多くそして旨い。
コスパに優れ病み付きになりそうな定食なのは最早言うまでもない。 -
シルバーエイトの機能優先のカジュアル志向なエントランス。
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シルバーエイトのデッキプラン。
総トン数の割に重心が嵩上げされて車輛や乗客がしこたま収容できる船型なのが見て取れる。 -
シルバーエイトの船内設備は電子レンジが異常に充実してるので、今後これを利用しない手はない。
乗船前に十和田バラ焼きを調達して朝食作らないと勿体ない。 -
(仮称)争奪戦の湯
このフェリーの浴場はごった返すので乗船後すぐに利用するとあずましくないので、明け方を狙うしかいないようだ。 -
シルバーエイトの二等船室
ブルーマーメイドと違って指定席できっちりと仕切られてるため場所の移動は不可となる。 -
これが八苫航路の全容で、シンプルなまでに一直線に結んでるのが判ります。
雛型が津軽海峡フェリーと同じなので業務提携してるのでしょう。 -
シルバーエイトの双発ファンネル
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内海造船イズムな船尾係船設備
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苫小牧港から出港したと思しき苫小牧名物の小型コンテナ船。
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3月の大湊行きで乗船した日高山脈をバックに八戸向かう「シルバーブリーズ」
往路で乗船した「ブルーマーメイド」級の派生船である。 -
6時キッカリに苫小牧港に着岸した「シルバーエイト」
時間帯的にも撮影しづらい船である。
いい加減付き合い方が分かってきた帰路の鉄板船である。 -
シルバーエイトの通算2回目の御船印。
エイトだけに8の付く日に縁ありとな。
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