2023/05/08 - 2023/05/11
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織田グレイシー道さん
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「嗚呼、太平洋フェリーさ乗って太平洋航路の醍醐味を味わいたいだ」という心の叫びを実行すべくいざ抜錨。
太平洋フェリーの食事プラン付の「きそ」と「きたかみ」で太平洋の王道たる東廻航路の航海を敢行。
おら流石に気分が高揚しただ。
<航海の目的>
・ムック本に掲載され、帝国海軍軽巡洋艦と同じ名を冠した「木曾(きそ)」と「北上(きたかみ)」の乗り心地と太平洋航路の王道と絶景をしかと刮目する。
<所感>
当初、仙台に宿泊せず新鋭船「スーパー北上さま」乗船目的だけで仙台で牛タン食ってトンボ帰りするつもりだったが、それでは余りにも無粋な旅なのでカプセルホテルで1泊して仙台食い倒れ観光しつつ往復で異なるフェリーを利用するに至った。
- 旅行の満足度
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 船 JRローカル 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
(1)往路「きそ」編
苫小牧発19:00の太平洋フェリー「きそ」
三菱重工下関造船所製で15,795トンで26.7ノットのスペックで、2005年就役で年季こそ入ってるが設備の充実さにかけては国内最高峰のフェリーである -
「きそ」のブリッジで、客室が三層の伝統と格式の設備力を誇るフル規格である
同世代とはいえ速力重視の新日本海フェリーが誇る質実剛健な「はまなす」とは対極の存在である -
「きそ」三層吹き抜けのエントランスホール
南太平洋の世界観を具現化したデザインである
丸く光ってるのはアンモナイトのようだ -
「きそ」伝統的インフォメーション
映画館の案内所的な雰囲気を醸し出す
貴重品ボックスの設置など気配り会社の名門大洋フェリーに拮抗する設備力を誇る -
「きそ」廊下
巾、高さ共に妥当でいて落ち着いたデザインである -
「きそ」設備配置図
船型が長距離フェリーの王道を行く理想形
同世代フェリー「はまなす」のような威圧感はない -
「きそ」デッキプラン
船室が充実しており、非常に分かり易い配置である。 -
「きそ」大浴場
浴場は清潔で広いが、湯はぬるめ -
「きそ」エレベーター
-
「きそ」B寝台ボックス
空間はそこそこだが、レジスター換気口がないので息苦しいのが設備上の難点
あと上段・下段ボックスの組み合わせに難あり -
この世代の照明はLEDではなく蛍光灯である
やはり「はまなす」と同世代の船である -
「きそ」レストラン「タヒチ」
落ち着いて飯が食えます -
食事付プランで夕食バイキング
名古屋飯フェアによる味噌かつや味噌煮込みおでんの味が八丁味噌仕立てのため何とも独特な風味だった
勿論おかわり自由 -
「きそ」シアターラウンジ「サザンクロス」
シネマフロンティアのようである -
何と晩の上映は「トップガン・マーベリック」とな
飯食って眠いけど絶対観ておこう -
シアターラウンジ「サザンクロス」の内部
フェリーにしては気合の入った豪勢な造り込みである
「トップガン・マーベリック」が船の揺れと同期して何気に臨場感ありました -
映画観終わった頃がこの間訪れた下北半島沖でした
-
朝、デッキに出ると既に三陸海岸の宮城沖だった
-
これが太平洋フェリー名物のスカイデッキなのです
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「きそ」巨大ファンネル
30ノット爆走する日本海舞鶴航路と違い、20ノットで巡行するため風速が緩いのでデッキに上がり放題なのが嬉しい -
まごうことなきオーシャンパシフィックピースな北太平洋の旭日である
-
「きそ」後部デッキに街灯柱があるのは太平洋フェリーが初めてお目にかかる
-
「きそ」左舷前方を見ゆ
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「きそ」左舷後方を見ゆ
-
いよいよ金華山が見えてきました
しかしここいらは東日本大震災の震源地付近のいわく付き海域である -
金華山沖に進撃中の「きそ」
この角度の船舶が秀逸です -
「きそ」右舷前方の伝統的ブリッジを見ゆ
-
「きそ」係船設備が配置された後部デッキを見ゆ
-
雄勝沖で川崎近海汽船のRORO船と小型タンカーとの行き合い
-
東北電力女川原子力発電所沖を航行
東日本大震災にあって高台建設が功を奏し、一切津波の打撃を受けなかったばかりか女川市民の避難地にもなった尊い原発である -
「きそ」ローズルーム(レストラン隣接)
-
朝食バイキング
おかわり三昧で腹持ちが良すぎて、昼食を採る必要がなくなった程である -
ローズルーム窓から眺めた金華山島と金華山灯台
東日本大震災の津波が真っ先に直撃したのかかなり崖が崩壊してるのが認められた -
宮城県最高峰にして日本百名山「蔵王」連峰を見ゆ
-
伊達62万石の仙臺を太平洋沖から見ゆ
金満都市の札幌ではこうは行くまい -
仙台港入港間近で、泉ヶ岳と船形山を見ゆ
東北は初夏の気配で良いですな -
定刻通りに仙台港に入港した「きそ」
フル規格のフェリー特有の重厚かつ伝統的なブリッジが印象的である
バウランプが開き、続々と車輛が吐き出される -
「きそ」御船印
往路の「きそ」編はここまで -
東日本大震災で奇跡的に被災を免れた仙台港フェリーターミナルから中野栄駅まで歩いて仙石線に乗る事になる。
詳細旅行記:「おら東北さ行くだ」仙臺・伊達62万石の旅 参照 -
仙台港フェリーターミナルにあった、均整の取れた「いしかり」の精密模型
船底塗装が青であるのが太平洋フェリーだけ -
(2)復路「きたかみ」編
仙台発19:40の太平洋フェリー「きたかみ」
三菱重工下関造船所製で13,694トンで24.6ノットのスペックで、2019年就役で苫小牧~仙台間に特化した革新的コンセプトのカジュアルフェリーである。 -
「きたかみ」の先進的なブリッジ
仙台航路に特化してサイドランプに変わり、二層構造のため「きそ」よりは定員数が少ない。
だがしかし単なる合理化ではなく、船内設備は革新的で洗練され使い勝手が良くなり、ザコ寝二等寝台が一掃され全てボックスとなったのが有難い。 -
「きたかみ」エントランスホール
壮大な吹き抜けではなくなったが、代わりに宇宙船のような先進的デザインとプロジェクターの光が近未来的である -
「きたかみ」インフォメーション
革新的デザインで威圧感がなくなり、軽快な案内所に路線変更
御船印はここで購入しました -
「スーパー北上さま」だよ
阪九フェリーの「せっつ」に勝るとも劣らない演出ぶりである -
「きたかみ」廊下
巾、高さ共に申し分なく、白基調で実に明るく華やかな雰囲気である -
「きたかみ」C寝台ボックス
なにしろ長手方向の寸法が拡張され(巨人OK)、カート置場まである -
「きたかみ」C寝台ボックス照明
LED式だが眩しいので照明側を足にしても差し支えないレベルである -
「きたかみ」船内配置図
かなりスタイリッシュな船だが、総トン数が高い「それいゆ」よりも定員が多いので空間のやりくりが実に絶妙な船ある -
「きたかみ」デッキプラン
鳥眺図形式なのでいかにも先進的である -
「きたかみ」エレベーター
-
「きたかみ」大浴場
湯舟が円形で先進的だが、湯はぬるめ -
「きたかみ」のラウンジ
宇宙写真展会場である -
「きたかみ」コインランドリー
溜め込んだ汚れ物の洗濯が出来るので実に有難い -
エントランスホールは一応二層吹き抜けにはなってるが、間接照明のブルーライトが宇宙船を演出している
「シルバーブリーズ」とは格の違いを見せつけます -
宮古沖のようであった
ここいらで針路変更とな -
「スーパー北上さま」からもオーシャンパシフィックピースな北太平洋の旭日を望めた
-
「きたかみ」右舷後方を見ゆ
-
「きたかみ」左舷前方のデッキを見ゆ
-
「きたかみ」の後部デッキ
「きそ」とは船のレイアウトが異なる -
「きたかみ」後部デッキ
係船設備が配置された広大な空間である -
「きたかみ」巨大ファンネル
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「きたかみ」のレーダーマスト
艦船とは全く異なる機器が配置されている -
下北沖で近海郵船のRORO船との行き合い
-
「きたかみ」レストラン「グリーンプラネット」
-
レストラン「グリーンプラネット」の内装は軽快そのもの
-
食事付プラン朝食バイキング
コロナ対策の納豆が抜かりなく装備されていたのが有難い
毎度の事だが自分のバイキング盛り付けにセンスないので何卒勘弁願いたい -
苫小牧港に定刻11:00通りに着岸した「きたかみ」
余りのスタイリッシュな船型に暫し惚れ惚れして眺めてたのは言うまでもない
そういえば太平洋フェリーの青帯って新幹線「のぞみ」に似てなくない? -
「きたかみ」御船印
復路の「きたかみ」編はここまで -
参考文献のムック本とカタログ
「スーパー北上さま」の特集号です
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