2023/09/01 - 2023/09/02
33位(同エリア39件中)
ゆーちさん
この旅行記のスケジュール
2023/09/01
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懐石料理 ひだホテルプラザ
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バスでの移動
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八幡社
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聞名寺
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諏訪町
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禅寺橋
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バスでの移動
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朝食 ひだホテルプラザ
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飛騨ホテルプラザに戻る
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この旅行記スケジュールを元に
今回はツアーのキャンセル待ちに応募。運良く1ヶ月前に参加決定し、一生に一度は行ってみたかった「おわら風の盆」に行けるチャンスを得た。
「おわら風の盆」は普通の盆踊りのように先祖の霊を迎える踊りではなく毎年9月1日から3日まで、二百十日の風を封じ五穀豊穣を祈るために踊り続けられてきた伝統行事である。コロナで3年中断され昨年は雨で中止、何と4年ぶりの開催であった。
9月1日金曜日 初日
午後8時前後に何処からともなく太鼓と三味線、胡弓の音。その方向へ足が向く。幸運な事に歩き始めて直ぐに八幡社の舞台踊りに遭遇。遠くに見えただけでも心が躍る。
その後、諏訪町の日本の道百選通りまで行こうとそぞろ歩く。下新町 今町 東町 の次が諏訪町だ。石畳みと格子戸が特徴的な町並み。ぼんぼりが道の両側を照らす中、おわらの踊り手が次第に増えていく。町流しの音の聞こえる方へと移動しながら歩くのもなかなか楽しかった。
? ビデオからのスクリーンショットの画像が最悪で申し訳ない。雰囲気だけでもお伝えできれば幸いである。
9月2日土曜日
昼食までの自由時間を利用して、午前中は「さるぽぽ」という路線バスで「飛騨の里」を訪れる。飛騨の古民家を身近に体感できてよかった。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 観光バス ANAグループ 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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尾張名古屋を上空から。左下に名古屋城が見えた。写真では城の部分がぶれてしまったが。
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9月1日金曜日
セントレア空港の一角、ツアーバスの発着はここから。13時30分に出発した。国道41号線を飛騨高山へ向かう。中部国際空港セントレア 空港
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途中二箇所くらい休憩した。ここは長良川サービスエリア
長良川サービスエリア 道の駅
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高山のひだホテルプラザに17時過ぎ到着。チェックインもソコソコに荷物のみ部屋に置いて二階の夕食会場に直行。既に料理が個々に準備されていた。
飛騨高山温泉 ひだホテルプラザ 宿・ホテル
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創作懐石料理 風
小鉢 サーモンのエスカベッシュ 前菜 珍味三点盛り合わせ 飛騨宿儺かぼちゃ 二種の刺身昆布締め(梶木、飛騨泉ふぐ)。
空腹だったので先に頂いたご飯は飛騨こしひかり -
飛騨牛 朴葉味噌宝楽鍋 朴葉味噌の香りが郷土色を濃くする。
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天麩羅 舞茸と真鯛のホイル蒸しレモン風味、奥美濃古地鶏のつみれ南禅寺蒸し
汁椀は赤味噌仕立て なかなかのお味でした。 -
夕食後18時出発。2時間半かかって富山県八尾町に着く。あたりはもう暗く、すでに帰りの観光客の列がバスを待っていた。
おわら風の盆 祭り・イベント
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「八尾ふらっと館」までガイドさんに付いて行く。スーパームーンの翌日だったのでお月様がまあるい。涼やかにあたりを照らしていた。
おわら風の盆 祭り・イベント
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井田川を渡るとぼんぼりが町の名を知らせてくれる。下新町の雪洞。赤いスティックライトに誘導されて歩く。
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早速「おわらの舞台踊り」を見ることができた。舞台で踊るのは熟練の踊り手らしい。ここは八尾八幡社、八幡社は729年~749年に始まったと言われ祭神は聖徳太子といわれる。1578年に現地に建立された。春季祭礼時には曳山六基が境内に入り、角廻しが見ものだそう。
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「聞名寺(もんみょうじ)」境内には屋台が並んでいた。おわらの音が聞こえてこなかったので石段の下から見上げるのみ。浄土真宗本願寺派 桐野山 聞名寺は1290年に建立され、八尾が門前町となった発祥の寺だそう。
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集合場所になっていた「八尾町ふらっと館」に到着。無料休憩所とトイレ、インフォメーションサービスの場所。ここに22時10分集合の約束をして自由見学となった。
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ここから私達は諏訪町の街並みの方へそぞろ歩く。おわらの踊り手が若い男女と子供たち総勢で進んでくる町流しに遭遇。
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男踊りは農作業や案山子をユーモラスに表した所作の連続。女踊りは蚕の糸を紡ぐ所作など手仕事に由来するらしいが色香が漂う。大人の間に次世代を担う子どもたちが挟まって踊る。
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おわら節を唄い演奏する地方(じかた)は太鼓、三味線、胡弓からなる。胡弓は他の盆踊りでは殆ど見られず、大正・昭和初期に取り入れられた。その哀愁をおびた音色は八尾に秋を運んでくるという。
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指の先まで綺麗に表現する踊り手の所作に感心する。粋な男踊りの姿は、高価な羽二重のはっぴをまとっているという。
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ここは東町。八尾には全部で11の町がある。あちこち歩くので雪洞の灯りは町の名とともに道標となり頼りになった。
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踊り手の休憩時間があった。諏訪町の方へ移動する。
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諏訪町のぼんぼり。諏訪町はかつて飛騨と越中を結ぶ宿場町として栄えた町。石畳と格子戸の静かな街並みもおわらの夜は大勢の人で賑わう。
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諏訪町の石畳と家並みは「日本の道百選」に選ばれるだけあって風情は満点。
八尾町旧町は江戸時代から続く町人文化の町。諏訪町通りは、昭和61年(1986)に「日本の道百選」に、エンナカの水音は平成8年(1996)に「残したい日本の音百選」に選定された。 -
丁度すいている時間だったので一服する。諏訪町の石畳と格子戸のある道の両側にこうして座って踊りを待つ時間もなかなか良い時間だと思う。
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町の仲間が集まって何やら賑やかに話し合っていた。町の人達のこのような光景は見ていて微笑ましい。
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八尾(ヤツオ)のマンホールはつばき?かな。
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少しづつ踊りながら町を進んで行く。列の右が男踊り、左が女踊りの大人達。中央に子供たち。子供たちは成長と共に自分たちも早く踊り手になりたいと思うのだそう。文化が自然に引き継がれていく。おわらの歴史は元禄(1688~1703年)の頃と古い。
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間近でおわらの町流しを見ることができた。傘で顔が見えないのが神秘的で味がある。しゃがんでそれとなく道を広げるように観客に促す係の若者も居て、皆の協力で踊りが成り立っていることがよくわかる。
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大人と言っても20代の若者が踊る。男踊り女踊りは若柳流の振付により現在の洗練された舞踊となったそうである。
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女踊りはうちに秘めた思いを表現し、可憐で品のある美しさだ。同じ所作の繰り返しだが何回見ていても飽きない。
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輪になって踊る場面もあった。緑の浴衣は10代の学生さんらしい。
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八尾の11町全てが独自の衣装で踊る。調べはゆったりと流れ、マイクなしの唄い手の民謡と共に静かな踊りが町に流れていく。黒い帯は誰でも一枚は持っている(喪服の帯として)ので皆で統一しているそうである。
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男女の踊りの所作も違い、それぞれが意味を持っていてその融合が見せ場を作っている。観られる方は恥ずかしくない芸を見せようとする。常に高みを望み、毎年納得出来るまで自分の芸を鍛えるという。この辺がおわらはただの民謡に終わらない所なのではないか。
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下新町に戻ってきた。
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禅寺橋には橋の欄干におわらの踊りの所作が刻み込まれていた。観光客の中には一度も町流しのおわらに遭遇せずに終わる人もいるという。
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井田川を渡って町民ひろばへむかう。一生に一度は見たかった生の“おわら風の盆”を目と耳とこころで体感して、充足感溢れる気持ちだった。
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禅寺の坂の夜景。山間地を切り開いて町建てされたことを今に伝える、坂と石垣の風景。夜だからよく見えないが、高く積み上げられた石垣の上に町屋の灯りが続く、八尾独特の風景なのだそう。
八尾の街並み 名所・史跡
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ふるさと創生一億円事業の時に作られたという「八尾町民ひろば」は観光客用に使われていた。ふらっと館を10時30分に出発し徒歩で町民ひろばには10時50分頃着いたが、ものすごい長蛇の列が出来ており、我々のバスに乗るまで1時間位待った。バスは午前0時頃ようやく出発。
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ホテルの部屋に入ったのは午前2時を過ぎていた。
飛騨高山温泉 ひだホテルプラザ 宿・ホテル
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ここで初めて落ち着く。書斎コーナーもあり
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ベッドは広々のツイン。
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ソファースペースはリビングの様でゆとりがありくつろげた。明日の出発は12時と良く考えられたスケジュールになっていた。安心してぐっすり眠る。
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9月2日土曜日
夫に起こされ渋々朝食会場へ。朝食は6時45分から9時まで自由に取れる。 ブッフェだが、小分けに盛り付けてあるので取りやすい。私たちの食欲も落ちない。ちょっと寝不足だが元気だ。 -
出口におすすめのお土産が陳列されていた。やはり朴葉味噌だろう。
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部屋は八階。高山市内が一望でき眺めも良い。
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中央に見える三角の山は有名な長野県の穂高岳(3190m)という。
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昼食は11時。それまで“飛騨の里”へ行ってみる事にした。
片道40分位の散歩のつもりだったが、フロントに聞くと「気温が高く上り坂で結構大変ですよ」といわれ、バスで往復する事を勧められた。徒歩5分のバスセンターへ。高山濃飛バスセンター 乗り物
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「飛騨の里」はバス停二つ目。バスは9時発で少し大回りして一方通行で登って入り口に9時10分に着いた。それにしても一乗車百円は安すぎる。観光バスより立派な大型車だった。
飛騨の里 美術館・博物館
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飛騨の里 標高は647m、敷地面積は約13万㎡(4万坪)という。入場券は一人700円。ゆったり歩くには60分かかるとの事。
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飛騨の里内部のマップ。全部歩きたかったが、帰りのバスが一時間後だったので諦めて「五阿弥池」を一周した。
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水車の見える風景。池の向こうには観光客が増えていたが、日本人より外国人が多かった。
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「わらび粉小屋」の内部。養蚕の用具が陳列されていた。
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「わらび粉小屋」には’ぎーこぎーこチョロチョロ’と水車の回る音が聞こえていた。
この道具も養蚕に使われた物か? -
右に「ハサ小屋」と左に「旧西岡家」。あちこちから江戸中期~後期の古民家を移築したと説明があった。
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合掌造りの屋根は草むして風情がある。
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「旧西岡家」まさしく合掌作り。白川郷の雰囲気が味わえた。
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バッタリ小屋を過ぎたあたりから池の対岸を望む。ピンクのミソハギが岸にゆれていた。ミソハギはお盆に供養する餓鬼の喉を潤すためお供えと一緒に飾られる花と言われている。
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百日紅(サルスベリ)の花が満開だった。
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休憩所。中に民具が陳列されていた。
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「旧小林家」では一位一刀彫りの実演がされていた。
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一刀彫の実演。
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一刀彫の作品。美しい木目と使うほどに赤くなる木肌の変化が特長だそう。
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出入口近くに戻った。外国人が多い。スパニッシュらしい話し声が聞こえてきた。
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バス停の側に松倉苑という飛騨の特産品の売店あった。
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売店内部。味噌樽に並べられたお土産品。売店の様子。民芸品も多いがカードが使えなかった。
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バス停のそばに涼しげなゴーヤのグリーンカーテンが。旅人も癒される。
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飛騨の里10時29分発の「さるぽぽ」バスで戻る。気温はどんどん上昇し、とても歩いて戻れる状態ではなかった。バスを利用して正解だった。
飛騨の里 美術館・博物館
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ホテル到着10時50分。フロントの前には記念写真用にこんな大きな屋台も陳列されている。持っている「さるぽぽ」は「幸せの猿の赤ん坊」という意味で、昔、母親が子や孫の健康と幸せを願って作った人形だそう。
飛騨高山温泉 ひだホテルプラザ 宿・ホテル
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11時からの昼食(洋食)に十分間に合った。12時からは高山市内観光だ。その二へ続く。
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