2023/06/02 - 2023/06/02
426位(同エリア1681件中)
薔薇の咲く庭さん
- 薔薇の咲く庭さんTOP
- 旅行記225冊
- クチコミ1092件
- Q&A回答0件
- 415,710アクセス
- フォロワー53人
この旅行記スケジュールを元に
フランスの ジヴェルニーにあるクロード・モネの庭へいつか行きたいと思っていましたが、もう行けそうにないので、日本の北川村にあるモネの庭へ行くことにしました。
せっかく四国まで行くのでモネの庭に行くだけではなく、行ってみたかった四万十川や牧野植物園、小豆島へも行く計画を立てました。
睡蓮の花が昨年満開になったのは6月5日。その日にモネの庭へ合わせていくことにしました。しかし、岡山まで行った次の日に季節外れの台風のために線状降水帯が四国にかかり、大雨のため土讃線が不通になり、琴平で土讃線の開通を待つという大幅な予定変更をせざるを得ない旅となりました。
飛行機ではなく陸上を行く方法を取り新幹線を使った長旅です。
6月1日 岡山城
6月2日 後楽園 金刀比羅宮
6月3日 牧野植物園 桂ヶ浜 はりまや橋
6月4日 北川村マ モネの庭 マルモッタン
6月5日 高松城
6月6日 小豆島 オリーブ公園 丸金醤油記念館 二十四の瞳映画村
6月7日 帰宅
この旅行記は、岡山後楽園と瀬戸大橋を渡った後の旅を記録したものです。ご覧いただけると幸いです。
温泉巡りの旅28 ことひら温泉琴参閣
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 交通手段
- JR特急 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
三井ガーデンホテル、岡山のチェックアウトの時間は、午前11時だったので、その前に後楽園を見に行くことにしました。
フロントには自動チェックアウトの機械が並んでいて、たくさんの人の事務処理ができることがわかりました。三井ガーデンホテル岡山 宿・ホテル
-
残念ながらこの日は朝から雨が降っていました。小雨でした。なので見学にはあまり差し支えがないと思いました。
旭川のところに出てきました。昨日とはまた違う表情の川です。 -
月見櫓が見えてきました。この月見櫓は、岡山空襲の時に焼け残った貴重な建造物だそうです。国指定文化財です。
-
月見橋のところに来ました。鉄製でがっちりした端です。今日はこの橋を渡って後楽園に行けます。ワクワクしました。
月見橋 名所・史跡
-
橋を渡りきったところに「特別名勝岡山後楽園」と書かれた石碑がありました。ここは南門です。お城から来ると1番近い門なのです。
岡山後楽園 公園・植物園
-
南門へ向かう途中に見えた岡山城。
池田綱政が築庭したときに、お城の背後にあったことから、「御後園」と呼ばれたそうです。後楽園と呼ばれるようになったのは、明治4年の事だそうです。岡山県に譲られて、一般公開が始まった時は公園と思われていたそうですが、公園ではありません。「ごこうえん」と呼ぶ人は、昭和の初めの頃までいたそうです岡山城 名所・史跡
-
私の子供の頃、父が出張で岡山に来ました。その時に後楽園の写真を見せてくれました。とても素敵な場所だと思いました。いつの日にか岡山の後楽園に行ってみたいとそれからずっと思っていたのです。それが今日叶うことになりました。
-
南門から入場しました。目の前に築山が見えています。初めて来た場所ですが、子供の頃に見た写真が思い浮かびました。
-
振り返ると南門がこのように見えました。日本庭園に入ったという感じがとてもします。
-
池の向こう側に建物が見えます。廉池軒と言う名前の建物です。戦火を免れた数少ない建物の1つだそうです。この建物から沢の池越しに見える松林や池の段差など、起伏に富んだ景観を眺めることができるそうです。時間がないので行くのは省略しました。
-
池が曲がって見えます。月山の高さは6メートルだそうですが、小高い丘のように見えます。何とも言えない調和のとれた美しい景色だと思いました。後楽園の中でこの景色が1番好きです。
-
築山に近づいてみると、なんと登れるではありませんか。驚きました。眺めるものと登ることができるものとは別だと思っていたからです。
-
緩やかな坂道になっていて飛び石が置かれています。
-
この築山は、「唯心山」の名前がついていました。池田綱政の子、継政が作ったそうです。確かに平面的な庭園が立体的な景観になっています。ツツジとサツキの季節が美しいそうです。その頃に来てみたいですね。
-
このような注意書きが掲示されていました。石の上にはあがってはいけないそうです。
登る人がいるんですね。 -
唯心山から見えた景色です。正門の方には、藩主が後楽園を訪れたときの居間として使われた延養亭等の建物が見えます。
-
そして正面は沢の池。砂利島、御野島が見えます。この景色は藩主だけが見ていたのではなく、日を定めて、藩内の人々にも観覧が許されていたそうです。
当時としては、大変珍しいことだったでしょう。 -
さらに右側を見ると井田が見えました。地図で調べると東を向いて後楽園を眺めていたことがわかります。
-
唯心山の裏側には建物がありました。ここで一休み。雨が降っているのが写真からよくわかります。ここで初めて人に会いました。お互いに雨の中を観光しているので「頑張っていますね」と言う気持ちを込めて「こんにちは」と挨拶をしました。
-
唯心山を降りました。どちらの方向に行くか迷いましたが、事前の調査ではモデルコースとして井田の方へ回ると、40分位で一蹴できることがわかっていたので井田の方へ向かうことにしました。11時までにホテルに戻らなければなりません。
-
「井田」です。昔は園内に広く田畑が作られていたそうです。井田とは中国周代の田租法だそうです。農業収益に対する課税の事だそうです。江戸時代には辺り一面に田畑が広がっていて、ここの1部だけに往時の名残を残しているそうです。
なぜ藩主がここに井田を作ったのか?自分に税をかけても意味がないように思います。田畑を作ることが好きだったのでしょうか? -
表示です。
-
この建物は、「流店」と呼ばれています。建物の中央に水路を通して美しい6つの奇石を配しているそうです。残念ながら、橋を渡ったところに立入禁止の立て札があり入ることができませんでした。藩主の休憩所だそうです。
建物の下に水路を作ってあるのでとてもおしゃれだと思います。
見てみたかったですね。 -
井田先には、茶畑が広がっているのが見えました。
-
しばらく道沿いに進むと、鳥居が見えてきました。南門でもらった地図には説明書きがありませんでした。藩主のお庭に鳥居があるのはなぜ?
-
お天気がよければもっと素敵でしょうね。池の中の御野島と中の島が水に映えることでしょう。
-
慈眼堂に出てきました。山門です。池田綱政が藩の平安と池田家の安泰を願って建立した観音堂だそうです。今は空堂だそうですが、江戸時代には歴代藩主が厚く信仰していたそうです。
-
外側から写真を撮りました。中には入りませんでした。
-
慈眼堂の先に岡山城が見える絶景の場所がありました。お城の後ろ側にあるので、後園と呼ばれていた理由がわかります。なかなか素敵な景色ですね。昨日はあの天守閣からこの場所が見えたはずです。
-
立派なお城です。今日は向こうから、後楽園を見ている人は何人くらいいるのでしょう?
-
後楽園の木の間に埋もれてお城が分かりづらくなっていますが、目を凝らしてみると、とても素敵な風景だと思います。しばらくここで見とれていました。
-
沢の池の中には3つの島があります。1番西にあるのが砂利島です。この島の樹木の剪定は大変そうです。
-
先ほど唯心山から見えた延養亭等です。裏側に能舞台があるそうです。後楽園の中心的建物だそうです。時間がないので近くまで行くのは割愛しました。
観光に来ている人が1人見えました。やはり雨なので少ないです。 -
拡大して写真を撮りました。玄関のようです。
-
違う方向から写しました。
戦火で消失して建て直されています。 -
沢の池の周りにある歩道にそって南門へと向かいました。
-
芝生の手入れがよく行き届いていてきれいです。
-
砂利島と唯心山と沢の池が調和しています。雨粒がカメラのレンズに落ちてきました。粒が大きくなっています。
-
木々の合間からお城が見えました。雨粒が大きくなってきて、これから先の旅が心配になってきました。しかしこの時期の台風は強力とは思えないので、楽観的に考えていました。
-
お天気が良かったら延養亭からこのような景色が見渡せるのでしょうね。後ろのほうの操山は借景になるそうです。
-
雨粒が大きくなってきました。唯心山が雨の中に見えます。
誰もいない後楽園を満喫しています。雨の中ですが。 -
岡山後楽園
-
岡山後楽園
-
岡山後楽園
-
岡山後楽園 回遊式庭園なので川が流れています。流れが急なので驚きました。
-
一周したので、ここで南門から帰ろうと思いましたが、先程の「流店」を横から見ることができないかと思い直して戻ってみることにしました。
せっかく来たのですから。 -
戻って横から見ましたが、水路が下を通っているのは見えませんでした。
-
反対側へ回っても見えません。残念!
-
雨が小降りになって、空が明るくなってきました。やれやれです。これで後楽園の見学は終了です。小さい頃から来てみたいと思っていた岡山後楽園に来ることが出来てラッキーです。
-
鷺がいました。ここを住処にしているのでしょか? 生き物がいると心が和みます。
-
日本三大庭園の一つに数えられる庭園。心が和む庭園です。
-
岡山後楽園
-
月見橋を戻ります。このあたりからまた雲行きが怪しくなってきました。
-
岡山城は旭川の堀越しに見ると難攻不落の城に見えます。
-
とてもステキな景色です。現代と江戸時代とがマッチしている。
-
城下の停留場へ来て見ると、次の電車がいつ来るのかが分かるように表示が出ていました。10:13この電車に乗れそうです。
開園と同時に入園したので約一時間の観光でした。 -
城下の路面電車の停留所です。この通りはかっては内堀だったとか?
城下停留場 駅
-
予定時刻を少し過ぎて電車が来ました。
-
岡山駅。大きな駅です。
岡山駅 駅
-
駅のロータリーは広く、噴水がありました。綺麗でよく整備されています。
-
荷物を持って岡山駅に行き、土讃線の特急南風9号12時5分発に乗る予定でした。しかしホームに南風は来ていません。予定では、四国の宇多津へ行き、「四国、グリーン紀行」のチケットを買う予定でした。
うずしおという名前の特急が宇多津まで行くので、とにかく乗りました。車内放送で南風号が大雨のために運休していると言う事、高知方面に行くのには宇多津で乗り換えるように案内がありました。とにかく宇多津まで行くことにします。 -
昨年の10月に瀬戸大橋を渡って四国へ行きました。瀬戸大橋から見えた美しい瀬戸内海の景色を再びみたくて、この路線に乗りましたが、それどころではありません。もし今日は高知まで出ることができなかったら、どこに泊まることになるのでしょう?
瀬戸大橋線 乗り物
-
車内はガラガラです。外の景色を写真を撮りましたが、うつろな気持ちで撮っています。宇多津へ行ってからどうするかを考えるしかありません。一瞬すべての予定をキャンセルして戻ることを考えましたが、ここは日本なので「何とかなるはず」と思い直しました。
-
昨年の美しい景色は全く見られませんでしたが、写真機のシャッターはしっかり押していました。
どうする? 特急に乗ってしまってから、土讃線の不通が分かって、まさにどうする? -
瀬戸大橋
どうする? 宇多津まで行って考えるしかない。 -
宇多津の駅まで来て、うずしおを下車しました。そのまま乗っていると徳島へ行ってしまいます。徳島に行く予定はありません。
宇多津駅で改札の隣の部屋にいる駅員さんに、土讃線の復旧の見込みについて聞いてみると「明日には開通するのではないかと思います」という、希望が持てる返事でした。「それなら開通を待ってこのあたりで一泊するしかない」
高知方面には「琴平」まで行くことが出来るとのことで、次に来た琴平行の電車に乗りました。
22分間の乗車時間で宿を探します。〇ooking.comのサイトで、駅近く、3ツ星の宿で空室があるホテルを探しました。〇ooking.comは時々使うことがあるので、信頼が持てます。
いくつかの候補が出てきて、その中で希望に合うホテルを見つけることが出来、予約が取れました。やれやれ・・・。
当日予約の経験は初めてです。
琴平に着くと豪華列車が入線していました。この列車も土讃線が不通になったため行先を変更したそうです。やがて出発していきました。どこへ向かったのかはわかりません。JR 琴平駅 駅
-
琴平? そういえばNHKのぶらタモリの番組で金毘羅宮の駅であることを紹介していることを思い出しました。
そうだ!金毘羅宮に行ってみよう!
この日は高知から中村駅に出て明日は四万十川の清流を流れる船に乗る予定でした。それは諦めて金毘羅宮へ行くのも良いかもしれない。 -
駅からホテルに向かいます。濁流が橋の下を流れ、大雨が降ったことが分かります。
金毘羅宮にお参りに来るための琴電琴平線の電車が川沿いに走っていました。後日、高松へ行きますが、そこからくることが出来ることが分かりました。 -
ことひら温泉琴参閣が今日のお宿です。
ことひら温泉 琴参閣 宿・ホテル
-
とにかく泊まるホテルを確保できてよかったです!
ホッと胸をなでおろしました。
時間が遅くなると当日予約はできなくなるからです。
助かりました。フロントの対応も丁寧で飛び込み宿泊でしたが、落ち着きました。
ちなみに今日宿泊予定だった四万十くろしおライン中村駅の前のホテルに電話を入れて、電車が止まっていることを伝えると「取り消しですね。キャンセル料は入りません」どの返事でした。電車が止まってしまうと行くことができないので、取り消しになるのですね。キャンセル料が助かりました。 -
せっかく琴平にいるので、では金刀比羅宮へ行くことにしました。まったく下調べが無いのでどう行くのかもわかりません。
ホテルの方に道を教えていただき、参道までとにかく行ってみることにしました。
金刀比羅宮山の頂上まで行くと785段あるそうです。私にはとても無理な階段の数です。300段位まではタクシーで行くことができると言うので、途中のお土産屋さんで手配してもらって300段のところまで来ました。 -
金刀比羅本教について説明する札がありました。
-
金刀比羅宮について全く知識がなかったので、よく解りません。とにかく行けるところまで上がることにしました。
-
山門を潜って先へと進みます。雨の中を参拝する人がいました。
-
参拝の受付時間は午前6時から午後6時までだそうです。
-
両側に寄付をした方の金額と名前が彫られている石塔が立っていました。
昭和52年に1,000,000円の寄付をしているんですから、信心深い方がいるんですね。 -
この石塔が延々と続いています。驚きました。
-
ここは平ですが、ここから先の階段がすごかったです。雨の中を頑張って登りました。
-
鳥居です。ここから先が階段。
-
頂上まで行くとすると、あと残り485段あります。登っても上っても階段が続くので、降りてきた人にあとどのくらいかと聞くと「昨日の大雨で木が倒れて頂上まで行くことができない」と教えてくれました。
-
どこまで行こうか? とにかく行けるところまで行ってみましょう。
-
628段のところにある旭社まで来ました。328段上ったことになります。私の心臓ではここが限界かなと思います。
あと157段登ると本宮まで行くことができます。
しかし、倒木のために山頂まで行くことができないのだったら、ここで引き返すしかないと思いました。 -
現在地を表した地図です。
-
降るのは簡単でした。あっという間に300段のスタートまで戻ってきました。ここから先はゆっくり下っていくことにしましょう。両サイドにお土産屋さんが並んでいます。
-
ついに金刀比羅宮表参道の看板のあるところまで降りてきました。ここがスタート地点です。
-
ホテルに帰る途中でひまわりが家先のプランターで咲いているのを見つけました。6月なのにもうひまわりが咲いています。やはり四国は季節が少し早いんですね。
-
この日は、ホテルの中にある飲み屋さんで食事をしました。当日予約では、レストランを取ることができませんでした。ビールのおいしかったこと!
思わぬ展開になってしまいましたが、とにかく今日は温泉に入ってゆっくり休みます。明日は土讃線が開通するといい!
旅は総合力が試されると、つくづく思います。突発的なことが起きた時にどのように解決していくのかが試されます。
それにしても、「今夜は泊まるところが決定していない」という経験は初めてでした。
~旅は続く~
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
薔薇の咲く庭さんの関連旅行記
この旅行で行ったホテル
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
87