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2023年6月末から7月初めの週末に、岩手県北上市と花巻市、そして平泉町へ二泊三日の一人旅に行って来ました。<br /><br />昨年2022年11月に八幡平市の秘湯宿を訪問しましたが、その後岩手県にはまだまだいい温泉がいっぱいあることに気がついて、今回は老舗の湯治宿の宿泊も含めて花巻市周辺で旅を計画しました。<br /><br />『湯治旅』と言いながら、しっかり観光も組み入れています。<br /><br />週末に1日年休を足して、いつものグダグダとした旅ですが、読みながら楽しんでいただければ幸いです。<br /><br />本編は2日目の岩手県花巻市の旅行記です。

2023年7月夏の週末二泊一人湯治旅~岩手県花巻温泉郷③:『賢治の故郷(ふるさと)』花巻~

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2023/07/01 - 2023/07/01

97位(同エリア531件中)

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この旅行記のスケジュール

2023/07/01

この旅行記スケジュールを元に

2023年6月末から7月初めの週末に、岩手県北上市と花巻市、そして平泉町へ二泊三日の一人旅に行って来ました。

昨年2022年11月に八幡平市の秘湯宿を訪問しましたが、その後岩手県にはまだまだいい温泉がいっぱいあることに気がついて、今回は老舗の湯治宿の宿泊も含めて花巻市周辺で旅を計画しました。

『湯治旅』と言いながら、しっかり観光も組み入れています。

週末に1日年休を足して、いつものグダグダとした旅ですが、読みながら楽しんでいただければ幸いです。

本編は2日目の岩手県花巻市の旅行記です。

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
グルメ
4.0
交通
3.5
同行者
一人旅
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
高速・路線バス 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • この前編は『2023年7月夏の週末二泊一人湯治旅~岩手県花巻温泉郷②:台温泉観光荘さん~』です。<br />https://4travel.jp/travelogue/11839537<br /><br />旅の2日目の7月1日(土)は、宿泊先最寄りの台温泉バス停から朝9時52分発の花巻駅前経由賢治詩碑前行きの岩手県交通バスに乗車して、10時30分頃に終点のバス停に到着しました。<br /><br />ここまでの運賃は大人640円です。<br /><br />バス停標柱の後の茅葺き屋根の建物は、江戸末期に建てられた旧南部藩の『同心屋敷』です。<br /><br />土日祝日はこのバス停から花巻駅方面へ9便バスが運行されていますが、都市部に住んでいる私の感覚からすると、運行本数はかなり少ないですね。

    この前編は『2023年7月夏の週末二泊一人湯治旅~岩手県花巻温泉郷②:台温泉観光荘さん~』です。
    https://4travel.jp/travelogue/11839537

    旅の2日目の7月1日(土)は、宿泊先最寄りの台温泉バス停から朝9時52分発の花巻駅前経由賢治詩碑前行きの岩手県交通バスに乗車して、10時30分頃に終点のバス停に到着しました。

    ここまでの運賃は大人640円です。

    バス停標柱の後の茅葺き屋根の建物は、江戸末期に建てられた旧南部藩の『同心屋敷』です。

    土日祝日はこのバス停から花巻駅方面へ9便バスが運行されていますが、都市部に住んでいる私の感覚からすると、運行本数はかなり少ないですね。

  • 11時発の台温泉行きの折り返し便に乗車することにしました。<br /><br />ここでの滞在時間は約30分程ですが、バス停から目的地まで徒歩片道6分程かかります。

    11時発の台温泉行きの折り返し便に乗車することにしました。

    ここでの滞在時間は約30分程ですが、バス停から目的地まで徒歩片道6分程かかります。

  • この遊歩道の先に目的地があります。

    この遊歩道の先に目的地があります。

  • 旅の2日目最初の目的地の宮沢賢治の詩『雨ニモマケズ』の石碑の前に来ました。<br /><br />詩碑は1936(昭和11)年に完成したもので、碑文の文字は彼と交流のあった、詩人で彫刻家の高村光太郎の筆跡です。

    旅の2日目最初の目的地の宮沢賢治の詩『雨ニモマケズ』の石碑の前に来ました。

    詩碑は1936(昭和11)年に完成したもので、碑文の文字は彼と交流のあった、詩人で彫刻家の高村光太郎の筆跡です。

    宮沢賢治詩碑 名所・史跡

  • 賢治の詩の代表作『雨ニモマケズ』は、1933(昭和8)年9月に肺病で亡くなる2年前の1931年(昭和6)年11月に彼が手帳に書いたものです。<br /><br />碑面には有名な書き出しを含む詩の前半部分ではなく、彼の決意表明を含む後半部分が刻まれています。<br /><br />この詩を書いた時は闘病の時期で、賢治は自分の死期が近いことを悟っていた頃です。

    賢治の詩の代表作『雨ニモマケズ』は、1933(昭和8)年9月に肺病で亡くなる2年前の1931年(昭和6)年11月に彼が手帳に書いたものです。

    碑面には有名な書き出しを含む詩の前半部分ではなく、彼の決意表明を含む後半部分が刻まれています。

    この詩を書いた時は闘病の時期で、賢治は自分の死期が近いことを悟っていた頃です。

    宮沢賢治詩碑 名所・史跡

  • 詩碑はかつて賢治が設立した『羅須地人協会』の跡地に建っています。<br /><br />彼はここで農民を対象に化学や土壌等の講義を行なっていました。<br /><br />詩碑の建つ高台から、生前彼が講義の合間に農作業を行った『下ノ畑』を望むことが出来ます。

    詩碑はかつて賢治が設立した『羅須地人協会』の跡地に建っています。

    彼はここで農民を対象に化学や土壌等の講義を行なっていました。

    詩碑の建つ高台から、生前彼が講義の合間に農作業を行った『下ノ畑』を望むことが出来ます。

    宮沢賢治詩碑 名所・史跡

  • 右側の直進する農道の突き当たり付近が、かつての『下ノ畑』です。<br /><br />戦後の区画整理で現在は田んぼに変わっています。<br /><br />その先を北上川が流れています。

    右側の直進する農道の突き当たり付近が、かつての『下ノ畑』です。

    戦後の区画整理で現在は田んぼに変わっています。

    その先を北上川が流れています。

    宮沢賢治詩碑 名所・史跡

  • 詩碑とその周辺の見学を終えて、バス停に戻ることにしました。<br /><br />戻る途中で見頃を迎えた萼紫陽花(がくあじさい)が目に留まりました。

    詩碑とその周辺の見学を終えて、バス停に戻ることにしました。

    戻る途中で見頃を迎えた萼紫陽花(がくあじさい)が目に留まりました。

  • 前日の雨を浴びて、一際色鮮やかに咲いていましたよ。

    前日の雨を浴びて、一際色鮮やかに咲いていましたよ。

  • こちらは紫の萼片(花弁の様な部分)の紫陽花です。

    イチオシ

    こちらは紫の萼片(花弁の様な部分)の紫陽花です。

  • バス停と詩碑の間の道路沿いには、賢治の作品の石碑が設置されています。<br /><br />これは詩集『春と修羅』に収録されている『饗宴』の詩碑です。

    バス停と詩碑の間の道路沿いには、賢治の作品の石碑が設置されています。

    これは詩集『春と修羅』に収録されている『饗宴』の詩碑です。

  • 11時出発のバスに間に合いました。<br /><br />バス停そばの同心屋敷につきましては、前日に北上市の『みちのく民俗村』を見学しましたので、ここはパスしても問題ありませんでした。<br /><br />【該当する旅行記】<br />2023年7月夏の週末二泊一人湯治旅~岩手県花巻温泉郷①:北上市立博物館・みちのく民俗村~<br />https://4travel.jp/travelogue/11837961

    11時出発のバスに間に合いました。

    バス停そばの同心屋敷につきましては、前日に北上市の『みちのく民俗村』を見学しましたので、ここはパスしても問題ありませんでした。

    【該当する旅行記】
    2023年7月夏の週末二泊一人湯治旅~岩手県花巻温泉郷①:北上市立博物館・みちのく民俗村~
    https://4travel.jp/travelogue/11837961

  • 出発前にバスの運転手さんと以下の会話をしました。<br /><br />チ)宮沢賢治記念館に行きたいのですが…<br /><br />運)途中の上町(かみちょう)で降りて、反対車線のバス停から土沢線に乗るといいよ。<br /><br />チ)ありがとうございます。<br /><br />11時10分頃に上町バス停に到着しここで下車、次に乗車する岩手県交通バス土沢線の雲南桜前行きの出発まで1時間弱の待ち時間がありました。<br /><br />ここまでの運賃は大人150円です。<br /><br />ここは花巻市の繁華街、ちょっと早めに昼食を摂ることにしました。

    出発前にバスの運転手さんと以下の会話をしました。

    チ)宮沢賢治記念館に行きたいのですが…

    運)途中の上町(かみちょう)で降りて、反対車線のバス停から土沢線に乗るといいよ。

    チ)ありがとうございます。

    11時10分頃に上町バス停に到着しここで下車、次に乗車する岩手県交通バス土沢線の雲南桜前行きの出発まで1時間弱の待ち時間がありました。

    ここまでの運賃は大人150円です。

    ここは花巻市の繁華街、ちょっと早めに昼食を摂ることにしました。

  • 上町バス停のすぐ近くに、花巻滞在中に是非立ち寄りたいと思っていた『マルカンビル』があります。<br /><br />以前は花巻市を代表するデパートでしたが、経営不振を理由に2016年に閉店されました。<br /><br />しかし、6階の大食堂は閉店前から利用客が多く、また地域の方達の閉店を惜しむ声もあって、2017年に営業を再開されたそうです。<br /><br />バスの運転手さんはさりげなく、旅行客の私にこちらで昼食を摂ることを薦められたのですね。

    上町バス停のすぐ近くに、花巻滞在中に是非立ち寄りたいと思っていた『マルカンビル』があります。

    以前は花巻市を代表するデパートでしたが、経営不振を理由に2016年に閉店されました。

    しかし、6階の大食堂は閉店前から利用客が多く、また地域の方達の閉店を惜しむ声もあって、2017年に営業を再開されたそうです。

    バスの運転手さんはさりげなく、旅行客の私にこちらで昼食を摂ることを薦められたのですね。

    マルカンビル大食堂 グルメ・レストラン

  • エレベーターで6階に上がり、食券売り場で食券を買い求められる客の行列に並びながら、食品サンプルの陳列ケースを撮影しました。

    エレベーターで6階に上がり、食券売り場で食券を買い求められる客の行列に並びながら、食品サンプルの陳列ケースを撮影しました。

    マルカンビル大食堂 グルメ・レストラン

  • 対面の陳列ケースです。<br /><br />大食堂のメニューは豊富ですね。

    対面の陳列ケースです。

    大食堂のメニューは豊富ですね。

    マルカンビル大食堂 グルメ・レストラン

  • 土曜日の大食堂は地元の方達を中心に盛況でした。<br /><br />特に窓側の席は人気で私は混雑していない入口に近い席に座り、近くを通りかかったスタッフさんに食券を渡しました。<br /><br />店内は昭和後期のデパ食の雰囲気で溢れています。

    土曜日の大食堂は地元の方達を中心に盛況でした。

    特に窓側の席は人気で私は混雑していない入口に近い席に座り、近くを通りかかったスタッフさんに食券を渡しました。

    店内は昭和後期のデパ食の雰囲気で溢れています。

    マルカンビル大食堂 グルメ・レストラン

  • マルカンビル大食堂と言えば、ナポリタンの上にトンカツが載った『ナポリカツ』が有名ですが、今回は昆布おにぎりと…

    マルカンビル大食堂と言えば、ナポリタンの上にトンカツが載った『ナポリカツ』が有名ですが、今回は昆布おにぎりと…

    マルカンビル大食堂 グルメ・レストラン

  • 醤油ラーメンを頂きました。<br /><br />〆て税込700円也。<br /><br />おにぎりは注文を受けてから都度作られているため、頂いた時にはまだ温かく、ほろほろとご飯が解ける様でした。<br /><br />ラーメンは懐かしい味でした。

    醤油ラーメンを頂きました。

    〆て税込700円也。

    おにぎりは注文を受けてから都度作られているため、頂いた時にはまだ温かく、ほろほろとご飯が解ける様でした。

    ラーメンは懐かしい味でした。

    マルカンビル大食堂 グルメ・レストラン

  • 40分以内に昼食を食べ終えてから大食堂を後にして、上町バス停から予定時刻より2分遅れでやって来た、雲南桜前行きの岩手県交通バスに乗車しました。<br /><br />今まで花巻市内で乗車したバスは車内の乗客数が少なかったのですが、このバスは新幹線が停車するJR新花巻駅を経由するためやや混雑していました。

    40分以内に昼食を食べ終えてから大食堂を後にして、上町バス停から予定時刻より2分遅れでやって来た、雲南桜前行きの岩手県交通バスに乗車しました。

    今まで花巻市内で乗車したバスは車内の乗客数が少なかったのですが、このバスは新幹線が停車するJR新花巻駅を経由するためやや混雑していました。

  • 12時20分頃に旅の2日目午後の目的地最寄りの賢治記念館口バス停に到着しました。<br /><br />上町バス停からここまでの運賃は大人340円です。<br /><br />次の花巻駅方面の便は今回乗車したバスの折り返し便で、ここには13時21分頃の到着予定です。<br /><br />約1時間程の滞在時間がありました。

    12時20分頃に旅の2日目午後の目的地最寄りの賢治記念館口バス停に到着しました。

    上町バス停からここまでの運賃は大人340円です。

    次の花巻駅方面の便は今回乗車したバスの折り返し便で、ここには13時21分頃の到着予定です。

    約1時間程の滞在時間がありました。

  • 宮沢賢治記念館は高台に建っています。<br /><br />車で来館される場合は高台の上の駐車場まで直接行くことが出来ますが、路線バスで来館される場合はバスが通行する国道456号線から歩行者専用の階段を上る必要があります。

    宮沢賢治記念館は高台に建っています。

    車で来館される場合は高台の上の駐車場まで直接行くことが出来ますが、路線バスで来館される場合はバスが通行する国道456号線から歩行者専用の階段を上る必要があります。

    宮沢賢治記念館 美術館・博物館

  • 階段の入口の脇で咲いていた白い紫陽花です。

    イチオシ

    階段の入口の脇で咲いていた白い紫陽花です。

    宮沢賢治記念館 美術館・博物館

  • 記念館に向かう階段は木製で全367段あります。

    記念館に向かう階段は木製で全367段あります。

    宮沢賢治記念館 美術館・博物館

  • 階段には一段づつ『雨ニモマケズ』の詩の一文字が振られています。<br /><br />階段を上る時の疲れを紛らわせるためのアイデアでしょう。<br /><br />詩の文字数よりも階段の段数の方が多いため、最後は別の言葉を足していましたけどね。

    階段には一段づつ『雨ニモマケズ』の詩の一文字が振られています。

    階段を上る時の疲れを紛らわせるためのアイデアでしょう。

    詩の文字数よりも階段の段数の方が多いため、最後は別の言葉を足していましたけどね。

    宮沢賢治記念館 美術館・博物館

  • 後半は少し息を切らせて木の階段を上って来ましたが、その先に短いレンガの階段が続きます。<br /><br />まだ『おつかれさまでした!』とちゃうやん( ´△`)

    後半は少し息を切らせて木の階段を上って来ましたが、その先に短いレンガの階段が続きます。

    まだ『おつかれさまでした!』とちゃうやん( ´△`)

    宮沢賢治記念館 美術館・博物館

  • 全ての階段を上り切ると、近くの展望台から周辺の景色を眺められます。<br /><br />晴天ですと眺望はさらに良かった筈ですが、当日は生憎の曇り空。<br /><br />その代わり気温は高くなり過ぎず、旅をする自分には都合が良かったです。

    イチオシ

    全ての階段を上り切ると、近くの展望台から周辺の景色を眺められます。

    晴天ですと眺望はさらに良かった筈ですが、当日は生憎の曇り空。

    その代わり気温は高くなり過ぎず、旅をする自分には都合が良かったです。

    宮沢賢治記念館 美術館・博物館

  • 駐車場に面して階段の入口付近に、レストラン『山猫軒』さんがあります。<br /><br />賢治の短編童話『注文の多い料理店』に登場するレストラン(実は人間を食べる山猫の妖怪が仕掛けた罠)と同じ名前ですね。

    駐車場に面して階段の入口付近に、レストラン『山猫軒』さんがあります。

    賢治の短編童話『注文の多い料理店』に登場するレストラン(実は人間を食べる山猫の妖怪が仕掛けた罠)と同じ名前ですね。

    山猫軒 グルメ・レストラン

  • 駐車場の中を抜けると記念館の正門があります。

    駐車場の中を抜けると記念館の正門があります。

    宮沢賢治記念館 美術館・博物館

  • 正門を通り直進して、宮沢賢治記念館に到着しました。

    正門を通り直進して、宮沢賢治記念館に到着しました。

    宮沢賢治記念館 美術館・博物館

  • 玄関先では2匹の『猫の事務所』の事務員さんがお出迎え。<br /><br />混雑はしていませんでしたが来館客はそこそこあって、前日の北上市の博物館よりもはるかに多く感じました。<br /><br />賢治の作品のファンは一定数いますが、これも今年2023年5月に彼とその家族をテーマにした映画が公開された影響でしょうか。

    玄関先では2匹の『猫の事務所』の事務員さんがお出迎え。

    混雑はしていませんでしたが来館客はそこそこあって、前日の北上市の博物館よりもはるかに多く感じました。

    賢治の作品のファンは一定数いますが、これも今年2023年5月に彼とその家族をテーマにした映画が公開された影響でしょうか。

    宮沢賢治記念館 美術館・博物館

  • 記念館の入館料は一般350円、高校生250円、小学生・中学生150円です。<br /><br />館内には大きな常設展示室と小さな特別展示室があります。<br /><br />常設展示室では1896(明治29)年の誕生から37歳の若さで亡くなるまでの宮沢賢治の事績を、パネルと直筆原稿等の遺品などで紹介しています。

    イチオシ

    記念館の入館料は一般350円、高校生250円、小学生・中学生150円です。

    館内には大きな常設展示室と小さな特別展示室があります。

    常設展示室では1896(明治29)年の誕生から37歳の若さで亡くなるまでの宮沢賢治の事績を、パネルと直筆原稿等の遺品などで紹介しています。

    宮沢賢治記念館 美術館・博物館

  • 展示物の撮影は一部を除き撮影自由です。<br /><br />撮影禁止対象のものは記念館所有のものではなく、外部から提供を受けたパネルの写真等に限定されている様です。<br /><br />こちらは賢治が愛用したチェロ(右)と、彼の最愛の妹が使っていたバイオリンです。<br /><br />彼の実家は花巻の古着商で、裕福だったそうです。<br /><br />彼はクラシック音楽が大好きで、彼自身もチェロの演奏を趣味で嗜んでいました。

    展示物の撮影は一部を除き撮影自由です。

    撮影禁止対象のものは記念館所有のものではなく、外部から提供を受けたパネルの写真等に限定されている様です。

    こちらは賢治が愛用したチェロ(右)と、彼の最愛の妹が使っていたバイオリンです。

    彼の実家は花巻の古着商で、裕福だったそうです。

    彼はクラシック音楽が大好きで、彼自身もチェロの演奏を趣味で嗜んでいました。

    宮沢賢治記念館 美術館・博物館

  • 楽譜台やメトロノーム、レコード等も展示されています。<br /><br />彼の趣味は童話の構想にも反映され、作品『セロ弾きのゴーシュ』には楽団や楽団員が登場しますね。

    楽譜台やメトロノーム、レコード等も展示されています。

    彼の趣味は童話の構想にも反映され、作品『セロ弾きのゴーシュ』には楽団や楽団員が登場しますね。

    宮沢賢治記念館 美術館・博物館

  • こちらは生前に出版された童話作品や詩集の書籍です。<br /><br />作家駆け出しの頃は自費出版でした。

    こちらは生前に出版された童話作品や詩集の書籍です。

    作家駆け出しの頃は自費出版でした。

    宮沢賢治記念館 美術館・博物館

  • 賢治はシルクロードにも興味があった様ですね。<br /><br />彼の童話集『四又の百合』は『西域もの』と呼ばれるジャンルの短編作品で構成されています。

    賢治はシルクロードにも興味があった様ですね。

    彼の童話集『四又の百合』は『西域もの』と呼ばれるジャンルの短編作品で構成されています。

    宮沢賢治記念館 美術館・博物館

  • こちらは宮沢賢治のもう一つの『肩書』農業技師に関する資料です。<br /><br />1918(大正7)年に盛岡高等農林学校(現在の岩手大学農学部)を卒業後転々と仕事を変えていましたが、1921(大正10)年の故郷花巻の農学校教師就任を経て、彼は貧しい農民の生活改善と地位向上を志す様になります。<br /><br />文学者の顔と農業技術者の顔の2つの側面を見ないで、賢治を語れないと思いました。

    こちらは宮沢賢治のもう一つの『肩書』農業技師に関する資料です。

    1918(大正7)年に盛岡高等農林学校(現在の岩手大学農学部)を卒業後転々と仕事を変えていましたが、1921(大正10)年の故郷花巻の農学校教師就任を経て、彼は貧しい農民の生活改善と地位向上を志す様になります。

    文学者の顔と農業技術者の顔の2つの側面を見ないで、賢治を語れないと思いました。

    宮沢賢治記念館 美術館・博物館

  • このコーナーは賢治の信仰に関する展示です。<br /><br />賢治の実家は熱心な浄土真宗の門徒でしたが、彼は高等農林学校在学中に法華経の教義に触れて大変感激し、日蓮系の宗教団体『国柱会』に入信しました。<br /><br />それから彼の亡くなるまでの行動や考え方の根底には、常に法華経がありました。<br /><br />晩年は家族に受け入れてもらえたそうですが、入信した頃は実父と激しく『宗論』を戦わせていたそうです。

    このコーナーは賢治の信仰に関する展示です。

    賢治の実家は熱心な浄土真宗の門徒でしたが、彼は高等農林学校在学中に法華経の教義に触れて大変感激し、日蓮系の宗教団体『国柱会』に入信しました。

    それから彼の亡くなるまでの行動や考え方の根底には、常に法華経がありました。

    晩年は家族に受け入れてもらえたそうですが、入信した頃は実父と激しく『宗論』を戦わせていたそうです。

    宮沢賢治記念館 美術館・博物館

  • 別室の特別展示室では、特別展(企画展)『銀河鉄道の夜』が開催されています。<br /><br />※本特別展は来年2024年2月13日までの開催ですので、現在進行形で記載しています。<br /><br />賢治の没後1934(昭和9)年に初回出版された彼の長編童話の代表作は、初稿から現在の形になるまでに数回大小の改編・改訂が加えられています。<br /><br />特別展では残された彼の草稿を基準にして、その変遷の経緯を説明しています。<br /><br />記念館には実質40分程の滞在でしたが、じっくり観ようと思えば最低1時間以上は必要ですね。<br /><br />滞在時間がとても短く感じられました。

    別室の特別展示室では、特別展(企画展)『銀河鉄道の夜』が開催されています。

    ※本特別展は来年2024年2月13日までの開催ですので、現在進行形で記載しています。

    賢治の没後1934(昭和9)年に初回出版された彼の長編童話の代表作は、初稿から現在の形になるまでに数回大小の改編・改訂が加えられています。

    特別展では残された彼の草稿を基準にして、その変遷の経緯を説明しています。

    記念館には実質40分程の滞在でしたが、じっくり観ようと思えば最低1時間以上は必要ですね。

    滞在時間がとても短く感じられました。

    宮沢賢治記念館 美術館・博物館

  • 見学もそこそこに記念館を出て、賢治記念館口バス停まで元来た道を歩いて戻りました。<br /><br />予定時刻より4分遅れでやって来た花巻駅前経由イトーヨーカドー行きの岩手県交通バスに乗車して、13時46分頃に花巻駅に到着しました。<br /><br />ここまでの運賃は大人390円です。

    見学もそこそこに記念館を出て、賢治記念館口バス停まで元来た道を歩いて戻りました。

    予定時刻より4分遅れでやって来た花巻駅前経由イトーヨーカドー行きの岩手県交通バスに乗車して、13時46分頃に花巻駅に到着しました。

    ここまでの運賃は大人390円です。

    花巻駅

  • 花巻駅前に隣接する広場では、多くの露店が軒を並べていました。<br /><br />後でHPで調べてみると『はなまき宵宮(よみや)』という、市内各地で開催される縁日の出店の様です。

    花巻駅前に隣接する広場では、多くの露店が軒を並べていました。

    後でHPで調べてみると『はなまき宵宮(よみや)』という、市内各地で開催される縁日の出店の様です。

  • 次の目的地の宿泊先に向かうバスは、15時に出発の予定です。<br /><br />当日は曇り空でもそれなりに暑いし、宮沢賢治記念館に行く途中の長い階段の上りで少し疲れたし…<br /><br />1時間余り待ち時間がありましたが、花巻駅近くのカフェで休んで時間を潰すことにしました。<br /><br />駅前の『Lit work place』さんに来店しました。

    次の目的地の宿泊先に向かうバスは、15時に出発の予定です。

    当日は曇り空でもそれなりに暑いし、宮沢賢治記念館に行く途中の長い階段の上りで少し疲れたし…

    1時間余り待ち時間がありましたが、花巻駅近くのカフェで休んで時間を潰すことにしました。

    駅前の『Lit work place』さんに来店しました。

    Lit work place グルメ・レストラン

  • 1階のカウンターでアイスコーヒー税込440円を注文し、2階に持って上がって頂きました。<br /><br />夜はバーになる今時のお店ですね。

    1階のカウンターでアイスコーヒー税込440円を注文し、2階に持って上がって頂きました。

    夜はバーになる今時のお店ですね。

    Lit work place グルメ・レストラン

  • そろそろバスの出発予定時間が近づいて来ましたので、お店を出ることにしました。

    そろそろバスの出発予定時間が近づいて来ましたので、お店を出ることにしました。

    Lit work place グルメ・レストラン

  • 駅前のロータリーに予定時刻の15時頃に到着した、新鉛温泉行きの岩手県交通バスに乗車して、今回の旅の2泊目のお宿に向かいました。<br /><br />本編旅行記を最後までご覧いただき、ありがとうございます。<br /><br />この続きは『2023年7月夏の週末二泊一人湯治旅~岩手県花巻温泉郷④:鉛温泉藤三旅館さんの湯治部に泊まる~』となります。<br />https://4travel.jp/travelogue/11841720

    駅前のロータリーに予定時刻の15時頃に到着した、新鉛温泉行きの岩手県交通バスに乗車して、今回の旅の2泊目のお宿に向かいました。

    本編旅行記を最後までご覧いただき、ありがとうございます。

    この続きは『2023年7月夏の週末二泊一人湯治旅~岩手県花巻温泉郷④:鉛温泉藤三旅館さんの湯治部に泊まる~』となります。
    https://4travel.jp/travelogue/11841720

    花巻駅

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