団塊夫婦の中央アジア絶景の旅・２０２３ー（１）旅の初めはカザフスタン・アルマトイから

2023/06/16 - 2023/06/17

２０２３年の海外旅行第二弾は、念願の中央アジア、カザフスタン・ウズベキスタン・キルギス３か国への旅。その中で一番の目的地はキルギス。旅行時期をキルギスの一番いい季節に合わせたので、ウズベキスタンは猛暑が予想されたため、タシケントとサマルカンドに限定。出発してみると、予想通りカザフスタンのアルマトイは日中の温度が３０度越えで、タシケントは４０度近い気温。日中の観光をひかえて、主に朝と夕方以降に観光するはめになった。
本編（第一部）は、最初に訪れたアルマトイの旅行記で、自然が美しいことで知られるメディウをバスで訪れたときの旅行記です。長いロープウェイを乗り継いだ先にはダイナミックな山岳風景が待っていました。（表紙写真は、メディウの山岳風景）

＜本旅行の大まかな日程(予定）＞

6/16 成田ー＞アルマトイ（カザフスタン）
6/18 アルマトイー＞タシケント（ウズベキスタン）
6/19 タシケントー＞サマルカンド
6/20 サマルカンドー＞タシケント
6/21 タシケントー＞アンディジャンー＞オシ（キルギス）
　（　6/22～7/5　キルギス滞在　）
7/6 ビシュケク(キルギス）ー＞アルマトイ（カザフスタン）
7/7 アルマトイー＞成田（7/8)

エリア アルマトイ(カザフスタン)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

６月１６日（金）、朝７時半すぎのバスで最寄り駅へ。マンション横のアジサイがちょうど見ごろを迎えていた。美しいアジサイに見送られての出発。昨日までの雨で、一段と美しかった。

新宿からは成田エクスプレスで空港第一ターミナルへ。コロナ以前は最寄りの駅から空港バスで出かけていたが、コロナのせいでバスが走っていないからだ。エクスプレスは思った以上に乗客が多く、満席に近かった。出発まで２時間弱しかなかったが、最初はカードラウンジでまったり。出国審査後はプライオリティパスで入れる、大韓航空のラウンジに入れた。

成田からは、アシアナ航空でソウルを経由してアルマトイへ。ソウルまでの機体はエアバスで最大のA380だった。

定刻の１３時２０分よりやや遅れての出発。機内食は牛丼と卵豆腐。量も少なくて、食べやすく、おいしかった。

１５時５０分にソウルの仁川（イーチョン）空港到着。再びプライオリティパスラウンジへ。ここは揚げ物など種類が豊富だったが、控えめに野菜や果物中心にとって食べた。

中国の許可待ちで１８時０５分より３０分遅れて仁川空港を出て、すぐに本日２回目の食事。再び牛肉。お肉はおいしかったが、パンは食べずに、ご飯も半分だけいただいた。チョコレートムースは多すぎて半分残した。アシアナの食事は普通においしかった。

外は中国のどこかの夜景。そのあとは真っ白な雪をかぶった山の上を通過したが、暗くて写真を撮れず残念。昼間ならすばらしい山岳風景が見られるルートだろう。

３０分遅れの夜１０時近くにアルマトイに到着。日本との時差はー３時間。バックが出てくるまで時間がかかった。アライバルの出口には大勢の出迎え。最初宿の出迎えの人を見つけられずに戸惑ったが、すぐに見つけられ一安心。両替所は列が出来ていたが、ATMはすいていて、無事カザフスタン通貨のTenge（テンゲ）を引き出せた。

出迎えの車で混雑した空港前。

ゲストハウス（Guest House on Sadovoya）に夜１１時ごろチェックイン。ここは送迎がフリーだったし、メディウ行きのバス停に近かったので予約。

６月１７日（土）、８時に頼んでいた朝食（あとで７時に食べたことにきづくことに）。宿のご主人は英語がまったく話せなかったので、文句も言わずに用意してくださった。

ゲストハウスの外観。見かけは普通の家だが、客室は３部屋程あり、部屋は広々としていた。

メディウへは、カザフスタンホテル向かいのバス停から１２番のバスで向かった。バス停に着くと、ほとんど待たずに１２番のバスに乗れた。料金は距離に関係なく一律１５０テンゲ（約５０円）。５００T札でおつりがもらえた。バスに乗り込むと満席状態だったが、すぐに二人が席を譲ってくださった。３０分以上も乗るので、助かった。

乗ったバス停。私達に続いて日本人カップルも重そうなリュックを担いで乗り込んできた。山へ行くという。

最初は、終点のメディウスケートリンクまでバスに乗り、そこで下車。終点の２つ前の停留所で日本人カップルは下車していた。どうやら私達も行ければいいと思っていたトレッキングコースを歩くようだ。

トイレ（有料で１２０T（４０円））をすませてから、川に沿って上へと歩き始めた。

氷河が溶けた水のようで白濁した川。スケートリンクを見下ろす展望台まではかなりの高さまで長い階段を登っていくようなので、早々に途中で引き返すことに。

道路際には野ばら。

バス停を終点から一駅もどったロープウェイの駅まで歩いて行く。頂上まで行きたいと言ったら、一番上のロープウェイは動いていないとのこと。説明がいまいち理解できなかったが、二番目のロープウェイまでの往復で一人５５００T(約１８５０円）)で、思ったほど高くなかったので、天気もいいので乗ることに。

ローウェイの運行図。写真中央の２本のロープウェイを乗り継いで行くようだった。

ロープウェイ乗り場。実際はテレキャビンだった。

テレキャビンの中から見下ろしたメディウスケートリンク。１９７２年に作られ、２０１１年のアジア大会にも使用されたという。

拡大して。

スケートリンクからは少し頭をのぞかせていた山が大きく見え始めた。天気はいいが、やや逆光ぎみなのが残念だ。

美しい渓谷の上を通過。

ロープウェイの下には、車道も伸びていた。車でも行けるようだ。ただし、上の方はとんでもない急傾斜の道で、冬の雪道でここを登るのは大変そうだ。

間もなくスキー場へ到着。ここで第１ロープウェイは終わり。二番目のロープウェイに乗り継いでさらに上へ。

二番目のロープウェイを降りると、さらに上に行くロープウェイが動いていたが、乗れるのかと思ったら入口が閉鎖され乗れなかった。試運転中だったようだ。

しかたなく雪渓まで歩いて登る。

同上、やや拡大して。

雪渓の前で記念撮影。

雪渓を後にして振り返って。

同上。

山の反対側はアルマトイの市街地が霞んで見えた。

ロープウェイ乗り場近くで昼食。付近には立派なタンポポ。

他にこんな花も。

スキーゲレンデの上を通り、下駅へ。

乗り継ぎ駅。ここまで来て帰る人の方が多そうだった。

下駅へ下るロープウェイの中から振り返って。このころには早くも雲が湧き始めていた。

早く登ってきて大正解。山の後ろは白い雲。

再びスケートリンクが見えてきた。

階段を登ってきた人達。

写真中央奥に白い展望台へ登る階段が見え隠れしている。

帰りも１２番のバスで最寄りのバス停へ。来るとき外が見えなかったので、下りる停留所がわからず、人にたずねて知ることに。バスはカザフスタンホテル前に停まるとばかり思っていたら、手前で左へ曲がったところの停留所で停車。危うく降りそこなうところだった。

暑いので、宿にもどって休憩することに。昼頃は３１度近くあり、出歩く気温ではなかったからだ。昨日、宿に着いた後に時刻を調整したが、１時間早く調整してしまい、今日は予定より１時間早く出発することになり、涼しい中での山行きになってラッキーだった。この後、午後遅くに市内を散策することに。（第二部につづく）