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 大阪のレトロ建築探訪の第3弾、後半は堺筋に沿って堺筋本町から日本橋まで。昭和初期に御堂筋が拡張されるまで、堺筋には三越や松坂屋、高島屋などの百貨店が立ち並び、大阪一の目抜き通りだった。日本橋の高島屋別館(旧松坂屋大阪店)にその面影を見ることが出来た。<br /><br />********************************************<br /> 大正時代から昭和初期にかけて、大阪が「大大阪」と呼ばれた時期があった。人口、面積、工業出荷額において東京市を凌ぎ世界有数の大都市に躍進、特に繊維産業の集積から「東洋のマンチェスター」と呼ばれた。活況を呈した当時の面影を、現存する建物等から探るのがこのシリーズの目的である。<br /> 万歩計は現役時代に10年以上を淀屋橋の本社に勤務したが、これらを見て歩くことはなかった。今回の建物探訪を通して「進取」「商売に使うお金と世の中に使うお金は別物」、という大阪商人の考えが読み取れた。<br /><br /> 探訪に際しては事前にネット情報を調べ、当日はGoogleMapを片手に歩き回った。大部分の建物は非公開のため外観の写真が主になった。一方で既に撤去されその跡がマンションや駐車場になっていた場所も多く、文化財として保護しない限りこれ他の建物は早晩消える運命にある。<br /><br /> 参考にした主なネット情報は以下の通り。<br />・歴史散歩 大阪市内で今なお残る歴史的建造物<br />  https://tabicoffret.com/article/78221/<br />・大阪市中心部の近代建築・生きた建築MAP<br />  https://archirecords.com/blog-entry-210.html<br />・大阪レトロ プロットマップ<br />  現在ネットから削除されている?

大阪市のレトロ建築探訪 5.南船場、日本橋

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2023/03/14 - 2023/03/14

249位(同エリア3837件中)

旅行記グループ 大阪市のレトロ建築探訪

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36

万歩計

万歩計さん

この旅行記のスケジュール

2023/03/14

  • 近鉄日本橋駅から帰路

この旅行記スケジュールを元に

 大阪のレトロ建築探訪の第3弾、後半は堺筋に沿って堺筋本町から日本橋まで。昭和初期に御堂筋が拡張されるまで、堺筋には三越や松坂屋、高島屋などの百貨店が立ち並び、大阪一の目抜き通りだった。日本橋の高島屋別館(旧松坂屋大阪店)にその面影を見ることが出来た。

********************************************
 大正時代から昭和初期にかけて、大阪が「大大阪」と呼ばれた時期があった。人口、面積、工業出荷額において東京市を凌ぎ世界有数の大都市に躍進、特に繊維産業の集積から「東洋のマンチェスター」と呼ばれた。活況を呈した当時の面影を、現存する建物等から探るのがこのシリーズの目的である。
 万歩計は現役時代に10年以上を淀屋橋の本社に勤務したが、これらを見て歩くことはなかった。今回の建物探訪を通して「進取」「商売に使うお金と世の中に使うお金は別物」、という大阪商人の考えが読み取れた。

 探訪に際しては事前にネット情報を調べ、当日はGoogleMapを片手に歩き回った。大部分の建物は非公開のため外観の写真が主になった。一方で既に撤去されその跡がマンションや駐車場になっていた場所も多く、文化財として保護しない限りこれ他の建物は早晩消える運命にある。

 参考にした主なネット情報は以下の通り。
・歴史散歩 大阪市内で今なお残る歴史的建造物
  https://tabicoffret.com/article/78221/
・大阪市中心部の近代建築・生きた建築MAP
  https://archirecords.com/blog-entry-210.html
・大阪レトロ プロットマップ
  現在ネットから削除されている?

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
同行者
一人旅
交通手段
徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  •  御堂筋から中央大通りを歩き堺筋の交差点に出ると、

     御堂筋から中央大通りを歩き堺筋の交差点に出ると、

  •  明治屋ビル。曽禰中條建築事務所の設計で大正3年(1924)に明治屋の大阪店として完成した地上7階、地下1階建のビルです。

     明治屋ビル。曽禰中條建築事務所の設計で大正3年(1924)に明治屋の大阪店として完成した地上7階、地下1階建のビルです。

    明治屋ビル 名所・史跡

  •  ネオ・ルネッサンス様式でコナーの曲線が柔らかな印象。<br /> 明治屋は輸入食品・洋酒類の専門店で6,7階には西洋料理屋「中央亭」も併営する等、当時としてはハイカラな西洋食文化の発信地だったそうです。<br /> ~大阪観光局HPより

     ネオ・ルネッサンス様式でコナーの曲線が柔らかな印象。
     明治屋は輸入食品・洋酒類の専門店で6,7階には西洋料理屋「中央亭」も併営する等、当時としてはハイカラな西洋食文化の発信地だったそうです。
     ~大阪観光局HPより

  •  2006年まではビルの1階には明治屋が入っていましたが、いまはコンビニになっています。なお明治屋は京橋にもレトロビルを保有しています。<br /><br />

     2006年まではビルの1階には明治屋が入っていましたが、いまはコンビニになっています。なお明治屋は京橋にもレトロビルを保有しています。

  •  堺筋を南に歩くと小さな石造りの建物。

     堺筋を南に歩くと小さな石造りの建物。

    パンとエスプレッソと 堺筋倶楽部 グルメ・レストラン

  •  昭和6年(1931)建設の旧川崎貯蓄銀行大阪支店。銀行の建物らしく端正な左右対称の建物です。

     昭和6年(1931)建設の旧川崎貯蓄銀行大阪支店。銀行の建物らしく端正な左右対称の建物です。

  •  取り壊す計画の建物を現オーナーが惜しんで買い取り、2001年にレストランとして開業しました。<br /> ~大阪観光局HPより

     取り壊す計画の建物を現オーナーが惜しんで買い取り、2001年にレストランとして開業しました。
     ~大阪観光局HPより

    パンとエスプレッソと 堺筋倶楽部 グルメ・レストラン

  •  内装は建設当時の金庫室をワインセラーにするなど、各部屋の特徴と魅力を巧みに生かしているそうです。<br /> ~大阪観光局HPより

     内装は建設当時の金庫室をワインセラーにするなど、各部屋の特徴と魅力を巧みに生かしているそうです。
     ~大阪観光局HPより

  •  正面玄関上部の彫刻

     正面玄関上部の彫刻

  •  2階部分

     2階部分

  •  側面

     側面

  •  原田産業本社社屋。当時最新のコンクリート洋館造りで昭和3年(1928)に竣工。現在も本社本館として使用されています。<br /> ~原田産業HPより

     原田産業本社社屋。当時最新のコンクリート洋館造りで昭和3年(1928)に竣工。現在も本社本館として使用されています。
     ~原田産業HPより

  •  間口が狭く2階建てと大きくないが重厚感溢れています。

     間口が狭く2階建てと大きくないが重厚感溢れています。

  •  堂々としたアーチを持つエントランスは右端に置かれています。

     堂々としたアーチを持つエントランスは右端に置かれています。

  •  バルコニーを持つ大きなガラスの開口部

     バルコニーを持つ大きなガラスの開口部

  •  大阪農林会館。昭和5年(1930)に旧三菱商事大阪支店として建てられ、戦後、農林省関係のビルになりました。<br /> ~大阪農林会館HPより

     大阪農林会館。昭和5年(1930)に旧三菱商事大阪支店として建てられ、戦後、農林省関係のビルになりました。
     ~大阪農林会館HPより

  •  シンプルな外観ですが、一歩中に入ると重厚な柱やドアがレトロな異空間を演出しているそうです。<br /> ~大阪農林会館HPより

     シンプルな外観ですが、一歩中に入ると重厚な柱やドアがレトロな異空間を演出しているそうです。
     ~大阪農林会館HPより

  •  現在は大阪農林会館の名称のままテナントビルになっています。

     現在は大阪農林会館の名称のままテナントビルになっています。

  •  千年町筋を南に歩いていくと、

     千年町筋を南に歩いていくと、

  •  日本基督教団島之内教会。中村鎮の設計で昭和4年竣工。3階建の陸屋根で、正面に大階段を構え6本の角柱を並べる造りは教会に見えません

     日本基督教団島之内教会。中村鎮の設計で昭和4年竣工。3階建の陸屋根で、正面に大階段を構え6本の角柱を並べる造りは教会に見えません

  •  設計者が開発した「中村式鉄筋コンクリートブロック構造」による建築で、近代建築の発展過程を示す作品として重要文化財の指定を受けています。<br /> ~大阪文化財ナビHPより

     設計者が開発した「中村式鉄筋コンクリートブロック構造」による建築で、近代建築の発展過程を示す作品として重要文化財の指定を受けています。
     ~大阪文化財ナビHPより

  •  扉は閉まっていました。

     扉は閉まっていました。

  •  教会をもう一つ。日本フリーメソジスト教団大阪日本橋キリスト教会は大正14年(1925)年の竣工。生憎修復中でした。

     教会をもう一つ。日本フリーメソジスト教団大阪日本橋キリスト教会は大正14年(1925)年の竣工。生憎修復中でした。

    日本フリーメソジスト教団大阪日本橋キリスト教会 寺・神社・教会

  •  平成13年にも保存修理が行われ、その時は一粒社ヴォーリズ建築事務所が担当したそうです。

     平成13年にも保存修理が行われ、その時は一粒社ヴォーリズ建築事務所が担当したそうです。

  •  堺筋を日本橋まで歩いてくると高島屋東別館。

     堺筋を日本橋まで歩いてくると高島屋東別館。

    高島屋東別館 百貨店・デパート

  •  多くの百貨店を手掛けた鈴木禎次の設計で昭和3年(1928)に松坂屋大阪店として建築。後に増築を重ね昭和12年(1937)に現在の形になりました。平成3年には国の重要文化財に指定されています。<br /> ~高島屋HPより

     多くの百貨店を手掛けた鈴木禎次の設計で昭和3年(1928)に松坂屋大阪店として建築。後に増築を重ね昭和12年(1937)に現在の形になりました。平成3年には国の重要文化財に指定されています。
     ~高島屋HPより

    高島屋東別館 百貨店・デパート

  •  アールデコ様式のクリーム色の外観。1階から2階にかけてアーチが並ぶデザインが特徴。

     アールデコ様式のクリーム色の外観。1階から2階にかけてアーチが並ぶデザインが特徴。

  •  アーチの半円部分には細かいテラコッタ彫刻。その上の窓の間はテラコッタ調の角柱が伸びています。

     アーチの半円部分には細かいテラコッタ彫刻。その上の窓の間はテラコッタ調の角柱が伸びています。

  •  最近リノベーションされ、宿泊を中心に飲食や展示スペースを併設する複合施設となっています。<br /> ~高島屋HPより

     最近リノベーションされ、宿泊を中心に飲食や展示スペースを併設する複合施設となっています。
     ~高島屋HPより

  •  館内には高島屋資料館が併設されていますが、この日は休館日でした。

     館内には高島屋資料館が併設されていますが、この日は休館日でした。

  •  建築当時の部分には、

     建築当時の部分には、

  •  柱、壁、階段等あちこちに大理石が使われてます。

     柱、壁、階段等あちこちに大理石が使われてます。

  •  大階段

     大階段

  •  手摺の照明

     手摺の照明

  •  柱

     柱

  •  レトロ建築探訪第3弾はここまで。今回は普段あまり行かない百貨店を3か所訪れました。買い物に興味がなくても建物探訪で訪れるとなかなか興味深い場所でした。

     レトロ建築探訪第3弾はここまで。今回は普段あまり行かない百貨店を3か所訪れました。買い物に興味がなくても建物探訪で訪れるとなかなか興味深い場所でした。

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