
2023/02/17 - 2023/02/17
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Tagucyanさん
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毎年、自然災害でどこかしらの鉄道路線が被害を受けていますが、昨年9月の台風で被害を受けてしまった大井川鉄道に乗りに行ってきました。
一部区間が不通となっている本線の代行バスで千頭駅まで来たあと、引き続き井川線に乗車中。途中駅の接岨峡温泉駅で途中下車して、駅前の宿で温泉タイム。
引き続き、一旦一駅だけ戻って奥大井湖上駅に行ってみました。接岨湖の半島の先端にある駅で、まるで陸の孤島のようなところにある駅です。
その後、再び終点の井川方面へ。どんどん山深いところに入っていく列車を堪能しました。
なお、訪れた翌月にダイヤが変わり、この乗り継ぎができなくなりました。ということで、貴重な記録となったのでした。
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本編の投稿により通算500冊目となりました。
私の旅の行き先にどんな傾向があるのか、最後にちょっと集計してみました。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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【その2】からのつづき
ここは大井川鐵道井川線の接岨峡温泉駅。
駅前にある温泉宿で、温泉に浸かってまったり。
ここから、1駅だけ戻ります。
停まっているのはこの駅始発の千頭行き。この日の千頭行きの最初の列車で、昨日の夕方からここに停まっていたのではないかと思われる。接岨峡温泉駅 駅
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この駅、駅名標がないなあと思っていたら、ここにあった。
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駅は、集落から1段上がったところにある。
真ん中あたりに見えるのが大井川に架かる橋で、その手前側が長島集落、向こう側が梅地集落。 -
列車の一番後ろ(井川駅寄り)から。
井川線の列車は機関車が常に下流側にあるので、逆に井川寄りの車両には運転台がある。 -
この車両に付いていたヘッドマークは、「川猫山」という愛称がある川根小山駅のもの。こんなのあったんですねえ。
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この駅始発なので、3両編成にお客さんは数えるほどしか乗っていなかった。
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ホームから見える、さっき温泉に浸かった温泉宿。
接岨峡温泉 森林露天風呂 宿・ホテル
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接岨峡温泉駅を出発。
駅員の仕事をしているおばちゃんが手を振ってお見送り。 -
「井川線しおり」のポスター。
お求めは車掌さんもしくは奥泉駅まで、と書いてあったので、車内にいた車掌さんに声をかけたら、これがたくさん入った缶ケースを渡されて「好きなのを選んで下さい」と言われた。 -
適当に見繕って2つ買った。
使用済み切符を使った手作りのしおり。1つ100円。 -
接岨湖を渡る鉄橋。
接岨湖 自然・景勝地
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鉄橋を渡ったところにある奥大井湖上駅。
この駅で下車。奥大井湖上駅 駅
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列車をお見送り。
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奥大井湖上駅。一度この駅で降りてみたかった。
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奥大井「湖上」と「恋錠」を掛けたモニュメント。
後ろのオブジェにカップルが錠前を掛けるようになっている。
札幌の藻岩山の山頂とかでも見たことがありますね。
その前にあるベンチも、どこかで見たことがある。 -
この駅は「中部の駅100選」にも選ばれている。
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ホームの掲示板。
ここにも地元小学生が書いた「奥大井湖上」の習字作品があった。 -
そのとなりに、こんな自販機があった。
タバコかと思ってよく見たら「Chabacco」。お茶っ葉が入った箱でした。
さすが静岡県。 -
駅から、鉄橋に向けてこんな通路がある。
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奥大井湖上駅から外部に出るには、基本的に接岨峡温泉駅寄りにある鉄橋に平行した橋を渡らないとならない。
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【wikipediaより】
湖を渡る2本の鉄橋(レインボーブリッジ)と、それらの中間にあるのが今いる奥大井湖上駅。こういう位置関係。
ちなみに、この写真が撮れる展望台に行ってみたかったけど、滞在時間19分では到底無理だった^^; -
今渡っているのは、上の写真の左側の鉄橋。
今日は風もほとんどない快晴。これが風のある雨天だったら萎える(笑) -
鉄橋は湖面から結構高い。
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なので、眺めは良い。
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向こう側の岸に沿って、湖(ダム)ができる前にあった旧線が見える。
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鉄橋を渡り終えると、線路はすぐにトンネルに入る。
一方、歩道の方は階段を上っていく。
その上に駐車場があり、駅を見学する人はそこから歩いてくる。 -
この階段が結構きついんですよ・・・
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階段の途中、鉄橋とその先の駅が一望できるところまで来た。
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鉄橋の先。ちょっとカーブしているところに駅がある。
ここを渡る列車を撮ったら絵になるんだろうけど、私は次ここを通る列車に乗るので・・・ -
結局、駐車場のところまでは上がらずに(笑)、駅に戻ることにした。
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ホームの脇のところに戻ってきた。
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駅から斜面を上がっていったところに、建物がある。
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レイクコテージ奥大井という施設。
レイクコテージ奥大井 名所・史跡
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中に入ってみた。1階が休憩施設。
季節限定の週末にのみ営業する喫茶コーナーがある。 -
喫茶メニュー。
このお店をやっている方の旦那さんは、たしか井川線の運転士さん。
NHK「小さな旅」で見た。 -
リーフレットが置いてあったのでもらった。
「晴耕雨読」という店名で、もともと寸又峡温泉に足湯とコテージとカフェがあり、季節限定でこちらの営業もしているようだ。
https://seikou-udoku2012.com/ -
2階は展望台になっていた。
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そこから見える景色。眼下に駅と湖が見える。
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建物の裏には、このあたりの遊歩道の案内図があった。
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その先は登山道。「登山の装備が必要」と書いてあった。
駅から外部に出るには、さっきの鉄橋を渡るか、この登山道を行くかのどちらかしかない。 -
そろそろ列車が来る時間が近づいてきたので、駅に戻る。
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下流の方から列車の走行音が聞こえてきて、その後井川行きの列車がこちらに向かってくるのが見えてきた。
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さっき乗ってた列車と長島ダム駅ですれ違った井川行きがやってきた。
オフシーズン平日は3往復ある井川行きの2本目。
※現在は井川行きは1日2往復になってます。 -
また運転席後ろの席が空いていたので、性懲りもなくそこに座った(笑)
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再び接岨峡温泉駅。
接岨峡温泉駅 駅
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今度は、さらに先に進みます。
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山の木材を運び出す森林鉄道みたいな眺め。
大井川鐵道 乗り物
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線路に沿って、保線の人たち用の通路がある区間があるのだが、狭隘なところはこんな吊り橋になっているところが何カ所もある。
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見ていて飽きないなあ...
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尾盛駅。
かつてダム建設のための宿舎がたくさんあったそうだけど、現在は何にもなく、ここに通じる道もない、いわゆる「秘境駅」になっている。尾盛駅 駅
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この周辺は熊が出没することがあるらしい。
ホーム脇にある保線員詰所はその際の避難小屋を兼ねているため、施錠はされていないとのこと。 -
その先にある関の沢鉄橋。
ここで、今までずっと走ってきた川根本町から静岡市葵区になる。 -
宮崎県の高千穂鉄橋(高千穂鉄道)が廃止になり、以降ここが日本一高い鉄道橋になった。
車内放送でその旨の案内があり、景色がよく見えるように徐行運転する。 -
たしかに上から見るとすごい高さ。
あの宮脇俊三氏のお墓には、ここの絵が描かれているとのこと。 -
森林の中に、駅が見えてきた。
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閑蔵駅。
閑蔵駅 駅
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列車すれ違いのため、しばらく停車。
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深い山の中の駅だが、実はこの駅があるところまでは道路が整備されており、千頭駅からここまでの路線バスも走っている。
さっきの接岨峡温泉からここまで、列車だと大回りな上にカーブが多くて20分近くかかるのに対し、直線的な道路を走る路線バスはわずか4分で来てしまう。
そもそも、千頭駅からここまでも、列車だと1時間半もかかるのに、路線バスはわずか30分。そりゃ、地元の人は列車は使いませんよねえ。
その路線バスは大井川鐵道系列のバス会社が運行しているので、乗換え案内もする。私が持っているフリーパスでも乗れる。 -
朝、千頭から接岨峡温泉まで乗った列車が、井川駅で折り返してきた。
それとすれ違い、こちらも出発。 -
閑蔵駅から先は、並行する道路も林道みたいになるようだ。
こちらの景色は相変わらずこんな感じ。 -
沿線にある奥泉ダム。これも車内放送で案内がある。
私と一緒の窓から写真を撮っていた2人組が「水の濁りがすごいな」とか言っていた。いつもこんな感じなようだ。
ちなみにこのダム、一般車では近づけないようで、井川線の車窓からのみ眺められるらしい。 -
そのあたりで、路盤がちょっと広がっていた。
かつて信号場があったらしい。 -
さりげなく25パーミルの急坂。
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井川駅まで、トンネルが61本ある。
トンネルには通し番号が振ってある。もうじき終点。 -
井川駅に着く少し手前。井川ダムという大規模なダムが見える。
井川ダム堰堤 名所・史跡
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そして、61本目トンネルを出るとすぐに井川駅。
列車は駅舎の前を通り過ぎて、左にカーブしてホームに入線する。
ここから、かつて右の方に分岐していく貨物線があった。 -
終点の井川駅に到着。
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駅構内にはいくつかの側線があってちょっと先まで続いていた。
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かつては機関車の入れ替えとかに使っていたんでしょうけど、現在はたぶん全く使われてない側線。
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列車は駅舎の前をだいぶ行き過ぎたホームに停まるので、ずっと後ろの方に歩いて行く。
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駅舎に向かう通路から振り返ったところに駅名標があった。
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駅舎の手前に、分岐していたかつての貨物線がある。
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貨物線は、この先鉄橋を渡って向こうのトンネルに入っていたのだが、その鉄橋はこのつい数週間前に撤去工事があったようでなくなっていた。
撤去されていたのは知らなかったので、ビックリした。 -
この駅は有人駅。駅舎内は前回からリニューアルされていた。
というか、前回来たのは14年前ですので^^; -
駅前。この雰囲気は以前から変わってない。
井川駅 駅
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駅自体は崖の上にあるので、駅前の道路へは階段を下っていく。
階段の手前には井川ダムの展示館の案内があるが、冬期の現在は閉鎖中だった。 -
井川ダム(井川湖)を行く定期船もあるのだが、冬期は水位が低くて運休中。これに乗れば井川の集落まで早く行けるんだけど。
そもそも、ここには何度か来ているが、そのたびに低水位で運行してない。1度乗ってみたいんですけど、縁がない。 -
井川駅周辺は、集落からも離れて何にもないところ。
かつては写真の左の方に売店があった(前回はそこで弁当を買った)のだが、なくなってしまいホントに何もない。
また、右の道路のちょっと先を旧貨物線が跨いでいたが、その橋も撤去されていた。
ここに来るのは4回目。
今までは、来てもさっさと折り返しの列車に乗ってしまったので、今回はここから周辺を歩いてみます。
【その4】につづく -
【ここからはおまけ】
本編の投稿が通算500冊目となりましたm(_ _)m
うち、19冊はコロナ期間中に投稿した昔の海外編でしたので、残り481冊において内訳を調べてみました。
投稿数なので、旅行に行った回数ではないのですが・・・
私は東日本に住んでいるので、傾向としてはやはり東と北に寄ってます。具体的にいえば、JR西日本エリアから西が弱いですね。
特に四国の成績が非常によくない。今後精進します。 -
次に、旅行冊数の多い順に並べてみました。
上位には、私自身予想だにしなかった3県が並びました。
千葉県は、銚子方面や房総半島などに意外と多数出かけていました。長野県は家族旅行で行く回数が多く、福島県は震災による原発事故被害から復興途中の常磐線沿線に何度も出かけていたのが大きいです。
一方下位は・・・ 西日本が弱いのは認識していましたが、岩手県と秋田県が入っていたのにはびっくりしました。特に秋田県は親の地元なんですが・・・ 精進します。
私の場合、フォートラ登録は所帯持って子供できたかなりあと。自由奔放に動いていた独身時代なら、違う傾向が出ていたと思います。
以上、おまけ編でした。
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