2023/02/18 - 2023/02/18
1813位(同エリア2972件中)
ちゃんさん
学生時代の旅はカネのない中での貴重な遠出だったので、ひとたび旅立てば朝から深夜まで、休むことなく飛び回ってました(そもそも夜汽車が定宿でした)。社会人になると宿に泊まり、旅先の酒がウマいという、少しは旅らしい旅へ移行。
しかし今は、3ヶ月に1度、48時間しか自由がないという、かつてない制限下の旅です。のんびり宿におさまっている場合ではない! 夜7時に仙台入りした僕は、荷物を背負ったまま仙台市地下鉄の のりつぶしに出発しました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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常磐線を北上してきて、東北本線に入った長町駅で下車しました。
仙台駅の1駅手前の高架駅で、駅前には大型マンションやイケアがそびえる、副都心的な駅です。長町駅 駅
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高架下の商業ゾーンも充実。
そして駅前からは、仙台市地下鉄・南北線へ乗り継げます。tekuteながまち ショッピングモール
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自動券売機で、土休日用の1日乗車券を購入。620円は安いですね。
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まずは南北線を南に、富沢方面へ向かいます。
南北線の開業時からの1000系電車が活躍。1987年の開業なのでもう36歳だけど、古さを感じないデザインです。塗装のおかげでもあるし、地上区間が少ないのも若さの秘訣かも。仙台市地下鉄 南北線 乗り物
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車両間の貫通扉が大きいです。80年代頃からは省略される傾向にあった戸袋窓もあり、開放感重視の設計になっています。
ドアの楕円窓の意匠は珍しいです。 -
わずか2駅で、南北線の南の終点・富沢駅に到着。
仙台市地下鉄の駅はワンマン運転に対応しやすいように、島式・直線のホームに統一されています。ホームは6両対応だけど、開業当時から4両編成のまま。6両化の日は来るのかしら。富沢駅 駅
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高架駅の富沢。
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周囲は区画整理された住宅街で、震災後、急激に人口が増加したエリアだとか。
バスの乗り入れもあるものの、乗り継ぎ拠点といった雰囲気ではありません。 -
パークアンドライドの需要を当て込んだ駐車場は多く、逆に富沢駅を出発点とした自動車移動の需要があるのか、カーシェアの台数も多かったです。
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折り返しの電車に乗り、一気に北側の泉中央まで走り抜けます。土曜日の夜7時台、利用が多い時間ではありますが、福岡市地下鉄ほどの混雑ではありませんでした。
それでも多くの座席が埋まった状態で、泉中央着。改札からは、太い人の流れができました。泉中央駅 駅
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こちらはバスとの乗り継ぎ拠点になっており、「バスプール」という呼び方が新鮮です。
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しかも発着するのは仙台市営より、宮城交通のバスの方が優勢。官民できちんと連携が図られていて、ナニヨリだと思います。
こんな光景が福岡でも見られれば、もう少し中心部の道路混雑も緩和されると思うんだけどなぁ…。 -
そして泉中央駅周辺そのものが、一大商業ゾーンと化していて驚きました。ありふれた街の姿かもしれないけど、ここは大都市圏ではありません。
特に商業施設のデパ地下的なエリアが大賑わい。地下鉄を降りて、バス待ちの間に晩ご飯の買い出しだなんて、効率的な暮らしじゃないですか。SELVA ショッピングモール
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せっかくなので、僕も仙台らしい晩ご飯を食べて、一休みしましょう。
利久は博多にもある有名店だけど、地元人がメインの立地なので、少々気分が違います。 -
カウンタ―席があるし、テーブル席の客層もファミレスのような感じ。
牛タンにぴったりというクラフトビールを飲みながら、待ちます。 -
牛タン定食(3枚)を食らう! 味の説明を、わざわざ僕がする必要もないでしょう。おいしかったです。
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お気軽な雰囲気ではあったけど、会計は、まぁそれなりの金額になりました。
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泉中央からの電車は、8時過ぎというのに空席がほとんどありませんでした。しかも仙台を前に、降りるて行く人が半分以上というのも驚き。立派な副都心なんですね。
仙台では東西線に乗り換え。仙台駅 (JR) 駅
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2015年に開業の、まだまだ若い路線だけに、駅も真新しいです。
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地下鉄仙台駅の構造は、フ、フクザツ…
もっとも天神だって、七隈線が直接乗り入れていたら、さらに複雑になっていたことと思います。七隈線延伸後の博多駅も、このレベルになるのかも。 -
2000系電車の内装はシックな色合い。ドアの丸窓は、1000系ゆずりです。
仙台駅を発車した時点でも空席があり、都心の電車とは思えないほど。ゆとりある通勤は、利用者としては望ましい姿ではあります。仙台市地下鉄 東西線 乗り物
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車体断面の小さいミニ地下鉄なので、ドア上に案内表示を付けられず、ドア横にずらしています。七隈線ではミニサイズの案内をドア上に付けてて、それぞれです。
途中「川内駅」があり、おお、せんだい市にも せんだい駅があるんや!と九州人として興奮。その読みは、かわうち駅でした。 -
終点・八木山動物公園駅着。
電車とホームの隙間がきわめつけに狭く、びっくりするほど。車いすにはもちろん、ベビーカーにも優しいです。 -
最新鋭の地下鉄とあって、駅の内装は現代的。
八木山動物公園駅 駅
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トイレに和式が残されているのが、逆に新鮮でした。「今風」の和式便器って、こんなデザインなんだ…。
和式便器にベビーチェアの組み合わせも、なかなか見られません。 -
バスとの乗り継ぎターミナルになっていて、こちらは仙台市営バスがメインで接続。泉中央の賑わいとは比較にならないけど、こちらも ゆくゆくは副都心に…?
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そしてこの八木山動物公園駅は、標高136mと、日本一標高が高い地下鉄駅として知られています。それが地下駅というのもユニーク。
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駅の近くの建物の間から、仙台平野の夜景がチラリと見えました。今にして思えば、駅のパークアンドライド駐車場に上がってみたら一望できたかも。
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折り返しの電車で26分揺られ、反対側の終着駅・荒井へ。仙台市営地下鉄の、全線乗車達成です。これで次回以降は、のりつぶしを意識せずに乗れます。
駅舎のデザインは八木山動物公園駅とはずいぶん異なり、木とガラスを組み合わせたモダンなデザイン。荒井駅 駅
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外壁は緑化が図られています。
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地下鉄なんて昼でも夜でも車窓は変わらない、と思い、地下鉄のりつぶしは夜に取組むのですが、こうした施設が閉館時間で入れないのは弱点です。
せんだい3.11メモリアル交流館 名所・史跡
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駅周辺は住宅メインで、駅前にはオフィスや商業施設が集積してます。大和ハウスが新たな施設を建設中で、これからも変化がありそう。
ライブハウスもあり、利休が入居していました。泉中央よりも、さらに地元密着な雰囲気を味わえたかも。 -
仙台駅に戻ったのは午後10時過ぎ。仙台の地下鉄は自動改札の幅が広く、大荷物や子連れでも使いやすそうです。今日はどちらでもないので、想像ですが。
朝から、というか昨日夜から乗りっぱなし歩きっぱなしで、さすがに疲れました… -
地下鉄は空いていましたが、地上に出ればそこは北の大都会・仙台の中心部。週末の夜とあって、天神に負けず大賑わいです。
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アーケードに入ると一蘭が出迎えてくれて、どこにいるんだか分からなくなりました。
今夜の寝床は、その背後のカプセルホテル。宿泊費が高騰気味で、安く済ませるならカプセルしかありませんでした。それでも定価で5千円オーバーです。クリスロード 市場・商店街
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横入りのカプセルが新鮮。カプセル区画に荷物を持ち込めるのは、旅人としてはありがたいです。
風呂で疲れた体を温め、アルコールもほどほどに、眠りに付きました。明日も5時台起きです。駅前人工温泉 とぽす 仙台駅西口 宿・ホテル
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