大阪京都レッサーパンダ遠征2023冬（５）福知山市動物園：【キャラ哀悼】レッサーパンダのキャラくん一家～父子３頭同居の見納めになるとは思わず

2023/02/05 - 2023/02/05

2021年４月以来、実に２年10ヶ月ぶりの再訪となった京都の福知山動物園（略して「福知山ズー」）。
そのレポートとなるこの旅行記の表紙写真は、当初、レッサーパンダ兄弟の光（ミツ）くんと令明くんの元気いっぱいなバトル遊びの最中の写真にするつもりでした。
この福知山ズー再訪のたった６日後の2023年11日に逝ってしまったキャラくんの訃報を知るまでは。

良くレッサーパンダ遠征をご一緒するmaoさんの車を私が運転して福知山ズー行く計画を最初に立てたのは2022年の秋前だったけど、実際に実現しできたのは2023年２月。
福知山ズーは、レッサーパンダのメンバーに変更がなかったので、行きたい動物園が増えたことからご無沙汰気味になってしまっていた動物園の１つです。
でも、そろそろ訪問したいと思っていて、この2022年２月頭に福知山ズーに行っておけたのは、虫の知らせがあったのか。
いや、maoさんと違って、私は楽観視していました。悪い方に考えたくなかったのです。
確かに、久しぶりに会ったキャラくんは、毛並みが悪くて、ずいぶん痩せていました。
年末にそうなってしまったようで、飼育員さんも、キャラくんのエサを増やしながら様子を見ているけど、体重がなかなか元に戻らない、と心配されていました。
まさかこの訪問の６日後にキャラが逝ってしまうなんて（号泣）。

キャラくんは、2013年に我が地元の埼玉こども動物自然公園（略して「埼玉ズー」）で生まれた２組４頭の赤ちゃんのうちの１頭でした。
両親は、おそらく当時すでに南米チリ共和国の首都にあるメトロポリタン公園動物園に移動が決まっていたコウタくん（千葉市動物公園生まれで風太くんの息子）とリリーちゃん（円山動物園生まれで埼玉ズー生まれのココちゃんの娘）で、双子兄弟に、現在・大阪の天王寺動物園にいるメルくんがいます。
キャラ・メル兄弟は、コウタくんとリリーちゃんが遥か彼方のチリ共和国に旅立つ前に残してくれた大切な子どもたちでした。
埼玉ズー時代のキャラくんは、通常レッサーパンダの父親は子供と同居しないのですが、リリー・ママや双子のメルくんだけでなく、コウタ・パパ、それからリリーちゃんが母親代わりになってくれた同年生まれの従兄弟のカフェくん・ラテくん、そして従姉のハナビちゃんとの７頭同居も経験しています。
そして１才になる前に福知山ズーに移動してしまいましたが、そこで同い年のしらたまちゃん（とくやま動物園生まれ）と出会って、すぐに恋に落ち、長男の光（ミツ）くん・秀（ヒデ）くん（秀くんは2018 年２月に４才で永眠）と次男の令明くんという３児のパパとなり、息子たちともわちゃわちゃ元気に過ごしていました。

２年10ヶ月ぶりに会えたキャラくん一家は、繁殖管理もあって、しらたまママだけ別居でしたが、キャラくん光（ミツ）くんと令明くんと一緒の父子３頭の同居展示でした。
前回は、令明くんがまだ子どもだったので、キャラ・パパや光兄ちゃんにずっとバトル遊びを仕掛けていて、キャラくんも良く相手をしていました。
２年10ヶ月前と違って令明くんはもう大人になったし、レッサーパンダはもともと単独生活者なので、キャラくんも光兄ちゃんも、それぞれ自分のしたいように過ごしていましたが、令明くんはまだまだ構ってちゃんで、光兄ちゃんや、たまにキャラ・パパにちょっかいかけて、起こられたりしていました（苦笑）。
屋外放飼場でレッサーパンダたちがお気に入りの場所はだいたい似たような場所になるようで、たまにちょっと争いめいたことが起こったのは、その場所に行くためにバッティングした時くらいでしたが、父子は総じておだやかに過ごしていたと思います。
キャラくんは、毛並みが悪くなっていたものの、毛づくろいは熱心にやっていたし、笹もよく食べていたし、飼育員さんが差入れしたリンゴも嬉しそうに食べていました。

キャラくんはこの５日後の2023年２月10日の午後４時頃に、展示場内で倒れ差いるのを飼育員さんが見つけ、市内の動物病院で治療を続けたが、11日午前７時ごろ息を引き取ったそうです。
キャラくんは苦しまずに済んだかな。つらくなかったかな。
いまは天国で、先に亡くなっていた両親や秀くんと再会して、地上のレッサーパンダたち、特に奥さんのしらたまちゃんと息子の光くんと令明くん、双子の弟のメルくん、一緒に育ったカフェくん（現・宮崎フェニックス自然動物園）やラテくん（現・羽村市動物公園）を見まもっていると思いたいです。
後にインスタグラムの投稿から、献花台が設けられていて、たくさんの献花があったことを知ることができました。

＜関西在住のレッサーパンダ・ファンのmaoさんと２人で大阪のひらかたパークと京都の福知山市動物園をハシゴした今回の遠征のシリーズ構成＞
□（１）京都と動物園アクセス＆ひらかたパークと福知山市動物園いろいろ～洋菓子マウンテンのケーキと京都みやげ
□（２）遠征拠点は再びホテルエルシエント京都～豊富な朝食バイキングと京風フレンチディナーにも舌鼓を打つ
□（３）ひらかたパークと光の遊園地～昭和テイストのイルミネーションはいつものようにカメラの中でキラキラに
□（４）ひらかたパーク：１年ぶりのレッサーパンダの栄作与作とソラくん～２度のリンゴの差入れとエサやり体験
■（５）福知山市動物園：【キャラ哀悼】レッサーパンダのキャラくん一家～父子３頭同居の見納めになるとは思わず

三段池公園の公式サイト
http://www.sandanike-kouen.or.jp/
三段池公園の公式サイトの福知山市動物園のページ
http://www.sandanike-kouen.or.jp/zoo.php
三段池公園の公式サイトの総合体育館のページ
http://www.sandanike-kouen.or.jp/gymnasium.php

福知山市の公式サイトの福知山市動物園のページ
（三段池RAVIHOUSE（ラビハウス）動物園）
（福知山駅からのバス時刻表あり）
https://www.city.fukuchiyama.lg.jp/soshiki/30/2010.html

＜タイムメモ（福知山市動物園・詳細版）＞
【2023年２月３日（金）】
17:51　東京駅始発の新幹線のぞみ99号広島行きに乗車（自由席）
20:06　京都に到着
20:25　ホテルにチェックイン
20:45-21:15　ホテルのレストランで夕食
（京風フレンチダイニングENTの御膳DX）
（夕食営業17:30～22:00（L.O.21:30））

【2023年２月４日（土）】
07:30　起床
07:50-08:35　ホテルのバイキング朝食
08:50　ホテルを出る
09:03　近鉄京都線の急行に乗車
（特急は追加料金がかかる）
09:13　近鉄丹波駅に到着
09:20　京阪本線の丹波駅で快速急行に乗車
（有人窓口でひらぱーGoGoチケットを購入）
（枚方公園駅は快速が停車しないため樟葉駅で準急に乗り換え）
09:47　枚方公園駅に到着
09:55　ひらかたパークに到着
10:00　ひらかたパークに入園
10:05-17:05　ひらかたパークで主にレッサーパンダを満喫
（14:20-16:30　園内のレストランでオムレツランチ休憩）
17:30-18:00　園内のマクドナルドでドリンク休憩
18:00-19:35　光の遊園地のイルミネーション散策
19:40-19:45　売店を散策（買い物はせず）
19:55　ひらかたパークを出る
（イルミネーション開催時は閉園20:00）
20:20-21:10　隣の枚方市駅の駅ビルのイタリアンで軽く夕食
22:20　ホテルに戻る

【2023年２月５日（日）】
07:30　起床
08:15-08:35　ホテルのバイキング朝食
09:11　近鉄京都線に乗車
09:33　京阪本線の丹波駅で準急に乗車
09:50　maoさんと合流
10:00すぎ　maoさんの車で出発
11:40　三段池公園第２駐車場に到着
12:10　福知山市動物園に入園（開園09:00）
（三段池RAVIHOUSE（ラビハウス）動物園）
12:20　レッサーパンダが全員寝ていたのでいったん出る
12:40-13:10　洋菓子マウンテンのイートインでケーキ
13:30　動物園に再入園
13:35-15:45　レッサーパンダ★
（14:10すぎ　りんご皿の差入れ）
15:45-16:10　園内の他の動物たちを回る★
16:15-16:30　レッサーパンダ★
16:30-35　ウサギ・ヤギ★
16:35　動物園を出る（閉園17:00）
17:00　駐車場を出発する
17:55-18:15　京都縦貫自動車道の「道の駅 京丹波 味夢の里」
19:10　京都市に戻りmaoさんと別れる
19:58　京都駅に戻る
20:10　ホテルに戻る
（キオスクで土産の買い物をしてから）
20:15-20:55　ホテルのレストランで夕食
（京風フレンチダイニングENTのENT御膳 彩）
21:05　京都駅発新幹線のぞみ60号に乗車（自由席）
23:05　品川駅に到着
00:46　自宅最寄り駅に到着（終電１本前）
01:00頃　帰宅

※これまでの動物旅行記の目次を作成済。随時更新中。
「動物／動物園と水族館の旅行記～レッサーパンダ大好き～　目次」
http://4travel.jp/travelogue/10744070

※そのうち、これまでの福知山市動物園の旅行記（アクセス・前泊その他を含む）のURL集は、この旅行記の末尾にまとめました。

エリア 福知山(京都)

• 同行者: 友人
• 交通手段: 新幹線 JRローカル 私鉄 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

福山市の三田池公園にある児童科学館

めざす福知山市動物園（略して「福知山ズー」）は、三段池公園の一角にあり、他にも植物園や運動施設や会館があります。
動物園に行くのに一番近くて楽な第２駐車場に車を駐めたので、ちょうどよいと思って、ここに寄りました。
お目当ては……。

児童科学館のエントランスにいるレッサーパンダの秀（ヒデ）くん（剥製）に久しぶりのご挨拶

秀くんは、2013年７月10日に福知山ズーで最初に生まれた双子兄弟の弟です。
明智光秀にちなんで、光（ミツ）くんと秀（ヒデ）くんと名付けられ、その名を分かつ双子がたとえ離れてもつながりを思い出せるようという願いも込められていたと思いますが、兄弟はたった４才で、この世とあの世に分かれてしまいました。

きりっとした表情の秀くん

剥製になるとどうしてもふっくら感がなくなります。表情もきつく見えてしまいます。
だけどこうして写真を撮ってみた限りでは、元気な姿を見ることができた兄弟の光くんや弟の令明くんとよく似ていると思えました。

12時10分に福知山ズーにいったん入園

入場料が200円の小さな動物園で、目当てはレッサーパンダ一家のみだし、開園時間が９時でも、２年10ヶ月前の前回2021年４月の再訪時はレッサーパンダたちが出てきたのは10時すぎだったし、午後の方がりんごの差し入れも期待できるので、見学は午後メインにすることにしました。
なので私はホテルを９時すぎに出て、maoさんと10時前に合流して京都市を出発し、京都縦貫自動車道を使って、福知山ズーの到着は12時10分となりました。

レッサーパンダ展示場の隣のミニブタたち

私が2015年６月に初めて福知山ズーを訪れた時は、ここに赤ちゃんブタがぞろぞろいて、めちゃくちゃ可愛くて、見てて飽きなかったので、小さな動物園でレッサーパンダしか目当てがいなくても、１日ゆっくり過ごせたものでした。
いまここにいるミニブタたちはあの頃の赤ちゃんたちの一部かな。

関連の旅行記（2015年６月６日）
「２泊２日の関西遠征～レッサーパンダのキャラ・メル兄弟に会いたくて大阪・天王寺と京都・福知山へ（８）福知山編：きさくでアットホームな飼育員さんたちがいる動物園～手のひらサイズのミニブタっ子や園長さんが育てたシロテテナ」
http://4travel.jp/travelogue/11020955

レッサーパンダのキャラくん御殿とも呼ばれたレッサーパンダの展示場

ほかの施設が昭和的ながっつりした柵のケージだったり、ふれあいができるウサギさんがいえる展示場は予算をなるべくかけないためか、手作り感満載なのですが、その中で異彩を放つ現代的なよさを盛り込んだ豪華な展示場です。
レッサーパンダは暑さに弱いので、日本の夏をしのぐためには冷房が完備された施設が必要Nおあのですが、それ以上にレッサーパンダを市で大歓迎して迎えてくれた現れです。
室内展示場は２面に別れていて、扉を開ければレッサーパンダも行き来できますが、いまは繁殖管理のため、キャラくんと息子たちと、しらたまちゃんは別展示のため、向かって左側は室内展示当番のみ、右側はレッサーパンダが屋外展示場にも出入り自由になっていました。
ちなみに、福知山ズーが「三段池RAVIHOUSE（ラビハウス）」という名前になったことは、この展示場からはじめて気付きました。

思ったとおり、12時台なので、レッサーパンダは全員昼寝中

福知山ズーは再入園できるので、ランチ休憩に出てることにしました。そのくらいなら、きっとレッサーパンダたちも昼寝から目覚めるはずだと期待して。
実際に入った店は、三段池公園のすぐそばにある洋菓子マウンテンで、ケーキと紅茶をランチ代わりにしました。

その写真は、この旅行記シリーズの最初の旅行記「大阪京都レッサーパンダ遠征2023冬（１）京都と動物園アクセス＆ひらかたパークと福知山市動物園いろいろ～洋菓子マウンテンのケーキと京都みやげ」にて。
https://4travel.jp/travelogue/11808906

レッサーパンダの可愛い顔出し

今回新しく作られたのかな、と思いましたが、自分の写真をひっくり返したら、２年10ヶ月前の2021年４月にもありました。

ランチ休憩後、13時30分に再び福知山ズーのレッサーパンダ展示場へ

このアングルだと、室内展示場と屋外放飼場の両方が見えます。

レッサーパンダの屋外放飼場側

手前にレッサーパンダが出入りできる小さな窓があり、奥に飼育員さんが出入りするドアがあります。
組み木ややぐら、灌木も、前とほとんど変わっていませんでした。
いや、組み木はこちら側は少し目減りしていました。木が古くなったからだろうと思います。

広い方から眺めた屋外放飼場

手すりの下はゆるやかなモートになっています。
圧倒的にみやすい放飼場で、ここでキャラ・パパがまだ子どもの光くんと秀くんや、弟の令明くんとバトル遊びを展開したものです。

やぐらと組み木とレッサーパンダ用の出入り口

あの出入り口から出てくるところはフォトジェニックなので、今回も狙いました。
夕方レッサーパンダたちはバックヤードの夕食が待ち遠しくてそわそわ歩き回るのですが、写真では無理だったけど、レッサーパンダたちがあの出入り口から次々出てくるところは、なかなか見ごたえありました。

お昼寝から起きていたレッサーパンダたち

目覚めて小腹が空いていたのか、父子はちょいちょい笹の食べ残しの葉っぱを食べていました。
はじめ父子は室内展示場のみにいたので、シャッターチャンスはなかなかありませんでした。

長男の光くんのサイドビュー

成長した令明くんは光兄ちゃんにますますそっくりになって、兄弟の見分けはむずかしかったですが、光くんの方がやさしい顔つきをしていたと思います。

へやの中を散策する光くん

光くんは、2013年７月10日に福知山ズーで最初に生まれたキャラくんとしらたまちゃんの長男で、双子兄弟の秀くんとあわせて、光秀でした。
秀くんはたった４才で亡くなってしまいましたが、光秀兄弟であったことはずっと忘れません。

室内の組み木に上った光くん

光くんの方がマズル（鼻と口回りの白いところ）が丸っこかったかな。
レッサーパンダたちはお昼寝のときはあの組み木の上で寝ていましたが、起きている時は床の上をせっせと歩き回り、私たちの目線以上になる組み木は、なかなか散策コースにしてくれませんでした。

組み木のスロープを降りようとする光くんの横顔

光くんはマズルは丸っこくてワンちゃん顔ですが、白眉毛模様はきりっとしています。

かきかきしていた我らが末っ子・令明くん

令明くんの方が全体的に白っぽい顔をしてるかな～。
脱力ポーズでも、きりりっとした表情に見えることが多かったです。

このときは屋外放飼場で一人のんびり過ごしていた、しらたまちゃん

しらたまちゃんは、2013年６月25日とくしま動物園生まれ。
日本一やさしいパパさんと言われた茶臼山動物園のソラくん（2020年11月に12才で永眠）と、美形の誉れ高いミンファちゃんの娘のミンミンちゃん（福井県鯖江市の西山動物園生まれ）の長女で、双子姉妹に、みたらしちゃん（現・高知ののいち動物園）がいます。
しらたまちゃんとみたらちちゃんという斬新な名前は、全国のレッサーパンダに衝撃を与えたものです（笑）。

小春日よりの日差しを受けながら、かきかき

しらたまちゃんは３頭の息子を育て上げ、今年2023年で10才になるので、繁殖制限のため、恋の季節はキャラくんや息子たちとは別居です。
だた、福知山ズーのレッサーパンダの近況はインスタグラムでもなかなか投稿がヒットしなかったので、恋の季節以外であれば同居しているかどうかは不明です。

モート下を散策する、しらたまちゃん

しらたまちゃんの左目は、けがかなにかが原因で、白内障のように真っ白になっていたのは、痛々しかったです。
しらたまちゃんはふつうに過ごしているように見えました。この先の健康やすこやかなパン生に悪影響が出ませんように。

しらたまちゃんが室内から外に出てきたところをねらう

ねこドアみたいになっていて、扉を押し上げて出てきます。
マズルがしゅっとしていて、変わらず美貌のしらたまちゃんです。

やぐらに上がった、しらたまちゃん

白い目は痛々しいですが、やっぱり美形家系の美女です。

室内で笹を食べていたキャラくん

キャラくんは、2013年７月10日、埼玉ズー生まれ。埼玉ズーから１才未満で福知山ズーに移動してしまって、埼玉の地元民としては残念でしたが、福知山ズーのファースト・レッサーパンダとして福知山市から大歓迎され、福知山ズーの中では異彩を放つくらい立派な展示場（レッサーパンダ・ファンの間での当時の通称は「キャラ御殿」）を建てて迎え入れてもらいました。

お股のあたりを毛づくろいするキャラくん

キャラ・メル兄弟は、埼玉ズー時代に、子パンだ同士のわちゃわちゃでやり過ぎたのが原因だったか、耳毛がしょんぼりになってしまいました。
しかし、いま大阪の天王寺動物園にいるメルくんもそうですが、耳毛がしょんぼりで、耳がぺたんと見えるのは、キャラ・メル兄弟の特徴となりました。

パパのことをじっと見る令明くん

令明くんは2019年７月10日生まれなので、2023年２月現在、２才半。
レッサーパンダとしてはもう大人の仲間入りしたばかりといったところ。
男の子の方はこのくらいの年齢でも、まだまだやんちゃで、遊び盛りな子が多いように思います。

令明くん、パパにがお～っとアタックしかける！

パパは、ちょいっとびっくりしたけど、相手にせず（苦笑）、令明くんもパパが脈なしとわかると、しつこくはしませんでした。
その手前を通りすぎた背中は、光兄ちゃんです。

お耳ぺたんなキャラくんのサイドビュー

キャラくんもお鼻がしゅっとしています。

ぴいっと甲高い声で鳴きながら歩く

たぶん、おなかが空いていて、ごはんを要求していたのだと思います。

上から見ても耳ぺちゃなキャラくん

隣でがたがた音がするので見て見たら……

ミニブタたちが頭を突き合わせてケンカ（？）していました。
ミニブタといっても、ミニでないブタが成獣で200kg以上になるのに対して、100kg以上から200kg未満なので、そんなにミニではないです。
マイクロブタは、けっこうミニな印象があります。

再び残り少ない笹を食べ始めたキャラくんのサイドビュー

耳毛がぺしゃんとなっているので、おでこから鼻への可愛らしいラインが強調されます。

しらたまちゃん、部屋から外に出る

小窓に顔を見せた、しらたまちゃん

フレーム構造@
もふ毛の手のひらは、下の方が白いようです。

きりっとした表情でするっと出てきた、しらたまちゃん

このあと、しらたまちゃんと、キャラくん・光くん・令明くんの展示交代がありました。

14時10分すぎ、キャラくん父子にお皿のリンゴの差入れ！

奥は光くん、真ん中キャラくん、手前は令明くん。
それぞれに１皿ずつたっぷりのカットリンゴが用意されました！

食べている時に１番よく顔を上げてくれたのは、光くん

キャラくん、子供みたいなあどけない顔をして食べる

令明くん、時々脇を見ながら、きりっとした顔でリンゴを食べる

みんな熱心にワンちゃん食い@

こうしてみると、この時、体重が４キロしかなかったというキャラくんは、やっぱり１番小さく見えます。
レッサーパンダの体重は、小柄な子で５キロ台で、だいたい６キロくらいなので、この時のキャラくんは痩せすぎでした。

お互い顔を上げながら、大好きなリンゴをむしゃむしゃ

３頭のうち、かろうじて２頭が顔を上げていたところ。

顔を上げて嬉しそうな表情を見せてくれたキャラくんを中心に

そろそろみんな自分のお皿のリンゴを食べ終わってきました。

自分の皿の分が食べ終わったら、隣の皿へ移動

でも、それぞれ食べ終わっているから、違う皿をねらっても同じです（笑）。

別の皿にはまだりんごが残っているんじゃないかと

父子３頭がそれぞれ自分以外の皿の中を探る

なぁんだ、こっちの皿も、もう空っぽか～！

リンゴの後は、しばし外を散歩する兄弟のツーショット

手前が令明くん、いったん部屋に戻り、また出てきたのが光くん。

令明くんはお皿のまわりをもう一度チェックする

キャラくんは室内に新しく補給された笹を食べる

キャラくん、しっかりごはんを食べていたのに。

可愛い顔して笹を頬張るキャラくん

キャラくんは目や頬の黒い毛はくっきりとしていて、それが子供たちにりりしい顔つきを与えていますが、キャラくん自身はファンシーな可愛らしさがありました。

あーんっと大きく口を開けた横顔

歯を見せて、ぐぎぎっ顔

令明くんも、笹ごはんを食べに、部屋へ

引き寄せた笹がぺちっと光くんの顔に当たった@

あーんっと開けた口に、まだ笹が入っていない

れろっと舌使いのキャラくん

小春日和の外に出てきたキャラくん

キャラくんの背中

首のところがふわふわっとなつていました。

熱心に毛づくろいするキャラくんの後ろ姿

しっぽを抱えているようです。

今度はこっち向いて毛づくろい

後足で背中をかいかいしているところでした。

令明くんと光兄ちゃんの兄弟のツーショット

令明くんがなにげにかまってちゃんでしたが、光兄ちゃんもキャラくんも相手にする様子はありませんでした。

片足を抱えるようにして毛づくろいしていたキャラくん

しっぽの裏からお股の間まで見えちゃっていました。

ぺろぺろキャラくん

室内との出入りが１番多かった光くん

おちりすりすり、マーキング

これは令明くんかな。
横顔だとますます判別つきにくいですが、令明くんの方がしっぽの縞縞の黒いところがくっきりしていたような気がしています。

組み木のスロープを上がる令明くん

スロープを下りる令明くん

２年10ヶ月前、まだ令明くんが幼かった頃は、しらたまママや令明くんがあのスロープを滑り台のようにして滑っていた覚えがあるのですが、レッサーパンダはそんなに遊び好きでないからか、今回はふつうに下りているだけでした。

お皿に頭を突っ込む令明くん

腰にちょっとくびれがある、きれいな後ろ姿です。

リンゴがもっと欲しくて、皿をべろぺろしちゃう

光兄ちゃんも皿のところにやってきたけど、キャラくんは熱心に毛づくろいを続ける

令明くんがぺろぺろしていたので、光くんは、もしかしたらリンゴがあるのか、と期待しながらやって来たようです。

「リンゴ、ないじゃないか」by 光
「あるなんて言ってないもん、ボク！」by 令明

マズルが可愛い令明くん

令明くんはやっぱり全体的に顔が白っぽいです。
うーん、白顔の遺伝子、父方や母方に遡ると、だれかいるかな。

出入口からひょっこり出てきた光くん

光くんの方がディズニーキャラチック度が高いです。

うつむき加減でも可愛い光くん

やはりこの扉のフレーム構造は、レッサーパンダの可愛らしさを引き立てる気がします。

そして散策する光くん

令明くんも縁に手をかけて出てきた@

こうして見ると、やはり光兄ちゃんよりきりっとした顔をしています。

令明くん、枯れた芝生にちょっと注目

やぐらに登った令明くん

ぺろぺろしながら歩いてた@

あのすみっこは特等席

このときあのすみっこにいたのはキャラくんです。
手前は、令明くんかな。
すみっこに行きたいというよりは、パパにかまって欲しかったのかも。

キャラくんも枠に手をかけて出てきた@

すっと外に出たキャラくん

次に光くんが顔を出し

ふちに手をかけながら出てくる

そして令明くんが続く

父子が次々出てきたところは、なかなか可愛くて見応えありました。

飼育員さんが皿を回収しに来ると

令明くんやキャラくんがおねだりしに来ました。
でももうリンゴはおしまいで、あとは夕食待ちなんだよね。

ちょこんと座ったキャラくん

チュウする兄弟

顔が見えている方が令明くんかな。

じっと見つめ合う、いやにらみ合う

ゆっくり間合いを詰める

令明くん、兄ちゃんに飛びついた！

兄弟バトルは健在！

勢いのある令明くん

兄ちゃん、ちょっと劣勢か？

令明くんのバトル中の立ち姿が可愛いです。

「兄ちゃん、こいっ！」

転がってる兄ちゃんのおちりポーズも可愛いです。

令明くん、勝ち逃げをねらう！？

逃げる令明くんのしっぽに飛びついた光兄ちゃん

また別のところで兄弟バトルが発生！

立っているのは令明くんです。
立ち姿、可愛いなぁ。

光兄ちゃんに飛びかかる令明くんと、足で応戦する光くん

キャラくんの訃報を知る前は、この兄弟バトルの写真を表紙に選んでいました。

「こいつっ！」って怒り顔の兄ちゃんと、やばいって顔して逃げる令明くん（笑）

飼育員さんがやって来たので、すりすりおねだり令明くん

手前の光くんは、足ピーンのポーズで毛づくろい中。

令明くんがドアの前にいるので、飼育員さんは部屋に戻れない

手前で構わず毛づくろいを続けた光くんも可愛いです。
令明くんは１番若いだけあって、家族の中では立ち姿を１番多く見せてくれました。

飼育員さんがリンゴをくれなさそうなので、たそがれ立ちの令明くん

ちょこんと座った光兄ちゃんのポーズも可愛いです。

父子３頭でちょっとだけわちゃわちゃ

もっともキャラくんは、２年10ヶ月前と違って、そんなに息子たちにつきあっていませんでした。
年を取ってきたし、とても痩せてしまっていたこともあって、息子とやりあう体力はあんまりなかったと思います。

向かって右はキャラくんで、左は令明くんで、光くんが挟まれている

令明くん、しっぽが長くて、あんよが短い～@

部屋から出いくて光くん

笑った顔で部屋から顔を出したキャラくん

両方の手を枠にかけて

幼く見えて可愛いです！

すとんと出てきたキャラくん

次に令明くんも出てきた@

令明くんもすとんと出てきた@

令明くんが近づいてきたので、キャラくん、ちょっと警戒する

マーキングする令明くん（手前）と、なにやら探っていたキャラくん（奥）

「パパ、そこどいてっ！」と令明くん

ちょっと小競り合いが発生しかけましたが……。

令明くんは通りたかっただけ

バトルになるとキャラくんに負担が大きいので、バトルにならなくてよかったです。

可愛く伏せのポーズをしていたのは……

ちろっと舌を出しながら顔を見せた光くん

なんかおいしい草がないかと探っていたのかもしれません。

光くん、足裏ぺろぺろ毛づくろい

足を投げ出したまま体を起こしたそのポーズが可愛い！

光くん、「見たな～」とでも言いたげな表情に撮れました。

再び部屋から出てきた令明くん

丸顔にきりっとした表情の令明くんです。

今度は光くんがすみっこを確保し、その少し手前で毛づくろいしていたキャラくん

さらに手前でおちりすりすりマーキングしていた令明くん

令明くんの右隣の白いのは、３日ほど前に降った雪の名残りです。
飼育員さんによると、膝下くらいまで雪が積もったそうです。
その後天気がよかったので道路の雪はすっかり解けていましたが、道路脇にはまだまだ雪が残っているところがあったものです。

伏せポーズで毛づくろいするキャラくんと、顔を上げた光くん

ぺろっちょしながら起き上がった光くん

近づいてきた息子に対して顔を上げたキャラくん

少し離れたところで毛づくろいに入った光くんの後ろ姿

令明くんがすみっこを占領し、右へ左へと離れていくキャラくんと光くん

向かって左がキャラくん、右が光くん。

ちょっと緊張が走った２頭

キャラくんと光くんかな。

父子ともども、なにやら土の中を探っていた？

レッサーパンダはクローバーなどの野草や、木の根っこも食べたりするのですが、そういうのを探していたのかしら。

そんなキャラくんと令明くんの前を通り過ぎた令明くん

少し布陣が変わり、手前は光くん

「ねぇ、兄ちゃん、なにしてるの？」

「あそぼうよ～」

「じゃまするなって」「わぁぁい！」

「ボク、ちょっと退散するね」

おさわがせな令明くん！？

後足でかきかきキャラくん

お股の間が丸見えですが、表情も顔もポーズも可愛いです。

ふいーっと、キャラくん

耳毛がないのは、遺伝ではないです。
子パンダのバトルではよく耳をねらいっこしますが、やりすぎてしまったわけでしょう。
幼なじみのカフェくん・ラテくんはきれいに耳毛が残っていて、キャラくんとメルくんだけなので、キャラくん・メルくんがお互いにやりすぎてしまったのかな。

おねだりヤギさん、たっちしてエサを待つ

レッサーパンダたちがまったりしてきたので、少し周辺の他の動物たちを見に行きました。
ここの動物園はいまやレッサーパンダが目玉となっていますが、地元の子連れの家族の来園者などは、エサやりが１番のハイライトになるのだろうと思います。

ごはんを見せると……

ヤギさん、興奮していました。

ヤギさんおいしそうに食べる

私やmaoさんはあくまでレッサーパンダが目当てだったのでエサやりはしなかっだてすが、動物園でのエサやり体験はやっぱり楽しいと思います。
エサは入口で１袋100円だったかな。

おもしろかっこをしていた右のヤギさん

左のヤギさんはごはんの皿に入っちゃって

これらのヤギはトカラヤギで、小柄で足が短いので、とても可愛いです。

おめめぱっちりでこっちを見ていたアライグマ

柵越しにかろうじて撮ったもの。

ほんとは３頭ともこっち見ていた@

３頭そろってこちらを見ていたところはとても可愛らしかったのですが、どうしても柵に阻まれてしまいました。
他にもリャマやフラミンゴやポニーやツキノワグマにも会いに行きましたが、それらは特に写真は撮りませんでした。

渡り板を歩いていた光くん

夕方になり、レッサーパンダたちの動きが再び活発になっていました。

バトルする兄弟

飛びかかっている方は令明くんです。

やんちゃ盛りの令明くん

光兄ちゃん、だいじょうぶですか－？

兄ちゃん、令明くんに飛びつかれて

すってんころりん！

組み木の上で毛づくろい

上ですりすりマーキング中、下からはしごを登ってくる子も……

その脇を通り過ぎたのはキャラくんです。

渡り板を歩くキャラくん

小窓から出てきた令明くん

いたずらっこの顔になってるぞ？

モート下を散策するキャラくん

いったんお部屋に戻るレッサーパンダたち

夕方で薄暗くなってきた上、レッサーパンダたちの動きが活発だったので、だんだんとまともな写真を撮るのが難しくなってきました。
それに明るいうちに有料道路まで戻りたかったこともあり、閉園時間は17時でしたが、16時半くらいで動物園を出ることにしました。
ばいばい、キャラくん・光くん・令明くん、そしてしらたまちゃん。
このときは、また会いに来るね、と呼びかけていたものです。
これっきりでもう２度とキャラくんに会えなくなるとはつゆほども思わず（号泣）。

金網におちりを向けたウサギさんたち

金網の間からふわ毛が出てるよ

前回もこれが面白いと思って写真を撮りましたが、今回もまたねらってみました。

妙に可愛かったこのおねだりヤギさん

ヤギさんは何頭もいましたが、この子はとびっきり可愛かったです。

ごめんね～エサもってないの～

この子を最後に、動物園を出ました。

2023年２月のmaoさんと一緒の大阪ひらかわパークと京都福知山市動物園のレッサーパンダ遠征の旅行記・完。

＜これまでの福知山市動物園と前泊・アクセス編その他の旅行記＞
４回目：2021年４月９日（前泊）～４月10日
「春のレッサーパンダ遠征～名古屋・福知山・鯖江廻り（２）福知山・鯖江アクセスは京都経由～前泊ホテルとグルメと道の駅鯖江の食べ物エリア」
https://4travel.jp/travelogue/11690763
「春のレッサーパンダ遠征～名古屋・福知山・鯖江廻り（３）初の東山動物園・八重桜の福知山動物園・桜の面影が残る西山公園と道の駅のレッサーグッズ」
https://4travel.jp/travelogue/11690764
「春のレッサーパンダ遠征～名古屋・福知山・鯖江廻り（６）福知山動物園：一足早くオールスター！～レッサーパンダ父子に母も加わり終日大暴れの令明」
＜作成中＞

３回目：2020年１月17日（前泊）～１月18日
「天王寺と福知山レッサーパンダ詣2020（２）福知山アクセスと前泊のアールインホテル＆三段池公園＆京都駅にしんそば夕食と丹波と京都みやげ」
https://4travel.jp/travelogue/11591242
「天王寺と福知山レッサーパンダ詣2020（５）福知山市動物園：赤ちゃん令明くんずっとハイテンションでリンゴタイムあり１日ずっとレッサーパンダ」
https://4travel.jp/travelogue/11596218

２回目：2017年１月８日（前泊）～１月９日
「新春・大阪京都レッサーパンダ動物園遠征２泊２日４園とグルメの旅（５）福知山編：高速バスで福知山入り～ホテル・アールイン福知山ふたたび＆素敵な喫茶店で朝食バイキング
http://4travel.jp/travelogue/11205982
「新春・大阪京都レッサーパンダ動物園遠征２泊２日４園とグルメの旅（６）福知山市動物園：Hello！レッサーパンダの赤ちゃん～福知山城主の名をもらった双子の光・秀くんとしらたまちゃんママとキャラくんパパ＆可愛いミニブタの子ブタとやんちゃなシロテテナガザルのモモタロウくん」
http://4travel.jp/travelogue/11207656

１回目：2015年６月５日（前泊）～６月６日
「２泊２日の関西遠征～レッサーパンダのキャラ・メル兄弟に会いたくて大阪・天王寺と京都・福知山へ（７）福知山編：前泊のアールイン福知山ホテル＆サイクリングで福知山動物園へ＆福知山みやげの物色
http://4travel.jp/travelogue/11020952
「２泊２日の関西遠征～レッサーパンダのキャラ・メル兄弟に会いたくて大阪・天王寺と京都・福知山へ（８）福知山編：きさくでアットホームな飼育員さんたちがいる動物園～手のひらサイズのミニブタっ子や園長さんが育てたシロテテナ」
http://4travel.jp/travelogue/11020955
「２泊２日の関西遠征～レッサーパンダのキャラ・メル兄弟に会いたくて大阪・天王寺と京都・福知山へ（９）福知山編レッサーパンダ特集：埼玉からお婿に行ったキャラくんと徳島で会ったしらたまちゃんと再会！」
http://4travel.jp/travelogue/11022141