2022/01/24 - 2022/01/24
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赤い彗星さん
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富岡製糸場を見学した後、上州富岡駅周辺を散策してから、
上野国一之宮である貫前神社に向かいました。
丘陵を利用して建てられているため、アップダウンの激しい場所ですが、
平成の大改修を経て美しい状態に保たれたままの神社は、訪問して
良かったと思える場所でした。
- 旅行の満足度
- 4.0
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焼き肉屋から上州富岡駅に向かう途中、神社を見かけたので寄り道してみます。
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長野の諏訪大社から、勧請されて創建された諏訪神社です。
創建年代は判らないそうですが、安土桃山時代にはすでに存在したようです。諏訪神社 寺・神社・教会
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神社の彫刻もいつの時代のものか判りませんが、竜に乗る天女かな。精微な彫刻が飾られています。社殿自体は、昭和9年に改築されたものが、現在目にすることが出来るものだそうです。
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象と獅子かな。
象の真っ直ぐ伸びた牙と獅子の爪が、雄々しい印象を与えます。 -
字がほぼ消えてしまっていて内容は判りませんが、弓矢が付いた奉納額も飾られていました。戦勝を願って奉納されたものかも知れませんね。
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上州富岡駅の目の前に建っている群馬県立世界遺産センター。
電車の待ち時間があるので、少し寄ってみます。群馬県立世界遺産センター 美術館・博物館
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群馬の絹に関する情報を発信している施設です。
富岡製糸場と絹産業遺産群のパネルや群馬の絹文化に関する資料が展示されています。先に富岡製糸場を見学してしまいましたが、見学前に訪れるのがいいかもしれません。 -
ダルマが、蚕の幼虫カラーに色付けされていました。
顔も幼虫の顔になっています。 -
上州富岡駅。一見すると駅とは思えないフォルム。
ガソリンスタンドが頭に浮かびましたが、煉瓦造りで長い建築物ということで、富岡製糸場の繭所を連想させる造形なのかもしれません。上州富岡駅 駅
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上州富岡駅から、上州一ノ宮駅に向かいます。
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3駅先の上州一ノ宮駅に到着しました。
上州一ノ宮駅 駅
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改札口近くには、簡単な略図が用意されています。
貫前神社に行くには、大きなバイパスを渡る必要があります。 -
駅に掲げられていた看板。群馬出身の方は、かなり馴染みがあるとテレビで見たことがある上毛かるたにも、貫前神社が出てくるようですね。
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上州一ノ宮駅からは、徒歩で約15分ぐらい。
一ノ宮貫前神社の石柱が建つ場所までやってきました。 -
ここから坂道を登っていきます。
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坂道を登りきると、その前には大鳥居に至る登り階段。
左側には、車の通れる坂道も通っています。 -
大鳥居を過ぎて、数十M進むと一ノ宮貫前神社に到着しました。
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朱塗りの総門。総門をくぐると下り階段が続きます。
貫前神社 寺・神社・教会
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総門を守る狛犬の阿像。迫力があるというより、少し緩い感じのする足長の狛犬です。
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総門を守る狛犬の吽像。光の加減か、阿像より、がっしりしているように見えます。
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坂道や階段を登って総門を過ぎると、拝殿までは一気に下る急な階段。
登って登って降りるという、アップダウンの激しい場所にある神社です。 -
参道を下った先に社殿が配置されている神社は、くだり宮と呼ぶそうです。一ノ宮貫前神社は、宮崎県:鵜戸神宮、熊本県:草部吉見神社と共に、「日本三大くだり宮」の一つに数えられています。
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階段途中に建っている斎館前に、おみくじを結ぶ場所が設けられていました。
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階段を下る途中、左側に建っている月読神社。
現社殿は、寛永12年に江戸幕府3代将軍徳川家光により、本殿・拝殿・楼門・回廊などが造営される以前に拝殿として使用されていた建物です。
牛王堂として使用された後、明治維新後に月夜見命を御祭神とした月読神社となりました。 -
寛永12年に江戸幕府3代将軍徳川家光により、本殿・拝殿・楼門・回廊などが造営された後、元禄11年に江戸幕府5代将軍綱吉による大改修が行われ、神社全体に華美な装飾が施されたものが、現在見る事の出来る建物だそうです。
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重要文化財の楼門。
楼門内部には、家光が造営した寛永12年と綱吉が大改修した元禄11年の米や麦の価格を描いた落書きが残っているそうです。寛永12年に書かれた落書きを見て、元禄11年の改修を担当した大工さんたちが、前例に倣って追記したのかもしれませんね。 -
朱塗りの柱が建つ手水舎。コロナの影響で使用禁止になっていました。
境内には、宝物殿もあったのですが、こちらもコロナの影響で見学中止だったのが残念です。 -
楼門を抜けると、重要文化財の拝殿が目の前に現れます。
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平成21年(2009年)には、5年かけて平成の大改修が行われ、漆などもきれいに塗り直されたようです。十数年経っていますが、建物は美しい状態のまま保たれています。
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手前の拝殿と奥の本殿。
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拝殿内部。外壁や柱は、朱漆塗りで赤がメインカラーの建物ですが、扉や装飾は青が基調となっています。
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重要文化財の本殿。
本殿は、貫前造と呼ばれる単層2階建ての建物です。外観からは、平屋建てに見えますが、内部は2階建てになっている建物です。一之宮貫前神社だけで使われている珍しい建築様式のようです。 -
一之宮貫前神社は、西暦531年に創建され、物部氏の氏神となる経津主神(ふつぬしのかみ)と養蚕や織物の神様である姫大神が御祭神として祀られています。
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拝殿や本殿右手にある大きなスペースには、神楽殿が建っています。
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神楽殿に飾られていた、令和2年に奉納されたばかりの額。
古武術演武祭10周年を記念して奉納されたもののようです。
額と共に奉納された武器には、鎖鎌や両端に分銅のついた鎖などもあり、普段なかなか目にすることの出来ない古武術演武が披露されたようですね。
諏訪神社に奉納された額にも弓矢が付いていましたが、弓術大会などを記念して奉納されたものだったのかもしれません。 -
総門を過ぎてすぐ左手に進むと、総門と同じ高さの場所に大きなスペースが拡がっています。左の長い建物が、二十二末社。
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二十二末社の右手には、日枝神社と内宮、外宮。
日枝神社の社殿は、寛永12年以前は、一之宮貫前神社の本殿として使用されていた建物と伝わっています。 -
日枝神社や二十二末社の建っている場所から、一之宮貫前神社の楼門や拝殿を眺めることが出来ます。
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貫前神社境内に立つ、樹齢約1000年のスダジイ。
富岡市指定の天然記念物となっている巨木です。
スダジイという植物は知りませんでしたが、幹がデコボコで妖木と呼んでしまいたいような、少し不気味さを感じる樹木です。 -
帰りは下り坂。
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上州一ノ宮駅に戻ってきました。
上州一ノ宮駅 駅
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冬真っただ中ですが、天気も良く歩き通しだったので、体も温まって寒さもそれほど感じませんでした。
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富岡市街に戻ってきました。
バスで帰宅するべく、宮本町通りを歩いていると、宮本町蔵広場という小さな広場を通りかかったので、寄り道してみることにしました。 -
蔵広場の蔵は、大正3年から平成初期まで、商家の蔵として利用されていたものだそうです。市に寄贈されたため、修復されて無料見学出来る施設になっています。蔵内部には、絵手紙や民芸品などが展示されています。
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群馬の特産品:下仁田ネギへの感謝の手紙がネギの絵と共に飾られていました。
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お富ちゃん人形が、マスクして挨拶してくれています。
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行列の出来るもつ煮で有名な永井食堂のテイクアウト専門店で、お土産を買って帰ることにしました。袋入りのもつ煮のみ販売しています。
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袋入りの永井食堂のもつっ子には、たっぷりのスープともつ・こんにゃくが入っています。自宅で豆腐と大根を足して、美味しく頂きました。
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