群馬訪問2022①(分福茶釜のタヌキ寺・館林市：茂林寺)

2022/01/22 - 2022/01/22

2020年10月の福井旅行以降の職場の自粛要請に従い、
2021年は旅行どころか、外食もせずに日々生活。
自粛要請も無事解けて、2022年になってからゆるりと始動。
※この頃は、オミクロンでまたぶり返していましたが。。

日帰り近距離にしようと栃木をターゲットにし、
グーグルマップを見ていると手前に面白そうな場所が。
じゃあ早速訪れてみようと、この時点の本人の認識としては
”栃木”の茂林寺を訪問します。(実際は、群馬県館林市の茂林寺)

エリア 館林(群馬)

• 旅行の満足度: 3.5

早朝出発し、お寺の開場時刻に合わせて、茂林寺前駅に到着。
駅名は茂林寺前になっているけど、茂林寺までは歩いて15分くらい掛かります。

茂林寺前駅 駅

茂林寺前駅から茂林寺に至る道には、分福茶釜のストーリーが13枚の案内板にまとめられています。参拝する前に分福茶釜の昔話を学べるのは、非常に助かりますね。

この看板は茂林寺ゆえのネタなのか、本当にタヌキが出没する場所なのかな。

茂林禅寺の石柱が建つ通りに到着。

門前町のお店は、まだ朝早いため全て閉まっています。

ピンクの着物を羽織ったタヌキ。顔だけだと区別が付きませんが、女性のタヌキを現わしていそうですね。

茂林寺は、分福茶釜の舞台となった場所ということで、お店の名前も分福茶釜にちなんでいます。

2階部分の軒下にもタヌキ像。
不安定な板の上に針金でぐるぐる巻きにされている所が、
手造り感が溢れています。

茂林寺に到着。
境内への入口には、室町時代の応仁２年(1468年)に建立された総門が建っています。通称は黒門だそうです。

茂林寺 寺・神社・教会

総門をくぐると、正面に見える山門までの両脇に21体のタヌキ像が並んでいます。

茶釜に化けていたタヌキがばれてしまってビックリというような驚き顔のタヌキ像。

よく見たらタヌキ像は、みんな空を見てますね。
茂林寺の空には、何があるんだろう。

例にもれず、お酒と台帳を持って空を見上げています。
台座の文言を読む限り、年内につけの回収を終われなかった大狸のようです。

テレ東の「孤独のグルメ」の松重豊さん演じる主人公が、お腹が空いた時のような表情と立ちっぷり。腹減った～

江戸時代の元禄７年(1694年)に建立された山門。
黒門と呼ばれる総門に対して、山門の通称は赤門です。

茂林寺の本堂。
総門と同じく応仁２年に建立された後、江戸時代の享保12年に改築されたものが、現在見る事が出来る本堂ということです。

本堂の屋根は茅葺ですね。
江戸時代から、長年維持するのは大変だったでしょうね。

守鶴和尚を祀る守鶴堂。
守鶴和尚は、茂林寺に分福茶釜をもたらした僧侶だそうです。

守鶴堂の周りには、恐らく奉納されたと思われるタヌキ像が並んでいます。建物の基礎周りには、焼き物などの大きくて重いタヌキ像。

守鶴堂の建物周りには、木製などの小さめのタヌキ像が陳列されています。風雨を凌ぐビニールに覆われていますね。

カワイイ！！

本堂正面の扉が開かれていて、本堂に入らなくても参拝出来るようになっています。本堂に入場した場合は、タヌキに纏わる色々なものや茂林寺に関係する資料室など、多くの展示物を拝観する事が出来ます。

本堂正面からは、茂林寺の立派な額も見る事が出来ます。

思い切り群馬県指定天然記念物と書かれていて、説明書きも読んだのにあっさりとスルーし、この時点でも栃木のお寺という認識のままです。

本堂内に飾られている収集品などは、撮影禁止です。
タヌキに纏わる収集品や昭和時代に茂林寺を舞台に撮影された映画の資料など、色々な展示物があります。勿論、茶釜も展示されています。

本堂に入るための入口に安置されている大黒天。

大黒天の足元には、可愛らしいタヌキの置物が、所狭しと並んでいます。

樹齢約300年の大サワラ。江戸時代に植えられた樹木が、300年かけてこのような大木に育ちました。

21体のタヌキ像の中でタヌキ立像がほとんどを占める中、入口近くにはタヌキ座像も設置されています。

非常にカラフルなマンホール蓋ですね。
館林市観光協会のマスコットキャラクター「ぽんちゃん」が中央に描かれ、市の花となるヤマツツジに囲まれています。

茂林寺前駅から北上し、今度こそ栃木を目指します。

茂林寺前駅 駅