【初投稿旅】長崎県一人旅　長崎市～小浜温泉～雲仙～島原～長崎市 その⑥

2022/11/22 - 2022/11/26

全国旅行支援を利用して初長崎県を一人旅してきました。
4日目は島原市内観光がメイン、その後島原鉄道で長崎市内を目指します。
夕暮れを島原鉄道車内から見たかったので、
日が落ちる前に島原を後にします。

　＜旅程＞
　11/22(火)：羽田-(JAL)→長崎空港→長崎市内(泊)
　11/23(水)：軍艦島クルーズ（キャンセル）-長崎市(市内観光)-(特急バス)→千々石展望所→小浜温泉(泊)
　11/24(木祝)：小浜温泉-(バス)→雲仙→妙高山→島原(泊)
☆11/25(金)：島原(市内観光)→長崎市(稲佐山)-長崎市(泊)
　11/26(土)：軍艦島クルーズ（上陸成功）→長崎市（市内観光）→長崎空港-(JAL)→羽田

エリア 島原(長崎)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝9時、清流亭 鯉の泳ぐまち 観光交流センターの開店を待って
レンタサイクルを借りました。電動アシストのみで、
市内何か所かあるステーションだったら別の場所で返却することも可能。
返却は駅に近い島原城を選択。（島原駅のレンタサイクルは別事業者？）

がまだすドームに向かう途中で小島が点在する景勝地を通りました。
惹きつけられる何かを感じてしばし眺めていましたが、
がまだすドームでの展示で、この島々が島原から常に見えている眉山の
山体崩壊によってできたことがあとでわかりました。

本当に素晴らしい景色なのでお勧めです。海岸沿いには
鮮魚を売りにする食事処がいくつもありました。

眉山、雲仙岳、平成新山を眺めながらのサイクリング。

がまだすドームの隣の島原復興アリーナに建つ、
サムライブルー龍馬像。もう龍馬は何でもアリやな

島原復興アリーナ 名所・史跡

がまだすドーム(雲仙岳災害記念館)。
がまだすとは島原地方の方言で「がんばる」の意だそう。
入館料は1050円でしたが、各種割引が効きます。
私はベネフィットで200円割引になりました。
映像展示は子供でも楽しめると思います。

がまだすドーム(雲仙岳災害記念館) 美術館・博物館

火砕流はこんなに早いんだということがわかる展示。光の流れで表しています。
こりゃにげれんわ

火砕流に巻き込まれた物品。報道関係のものが目立ちます。

マスコミが退避しなかったせいで大規模な火砕流発生時に
マスコミとともに地元の方々が犠牲になってしまった
ということが展示からよくわかります
（マスコミが避難して無人になった一般家屋に不法侵入し、
電気や電話を勝手に使ったりしていたため、
地元の消防団などが避難先から戻って対応せざるを得なかったので
火砕流に巻き込まれた）。
今も昔もマスコミは変わらないなという、
怒りにも似た感情を抱きました。
入り口付近の無料スペースには、火砕流で亡くなった報道の方が
最後の瞬間まで記録していた映像が見られます。

様々な展示で、その後の噴火対策をどう講じているのかということがわかります。

噴火後に建設された砂防ダムなど、危険区域での工事は
無人の土木機械を使って（遠隔操作で）工事をしたということは
事前に知っていましたが、その関係の展示も面白かったです。
無人での大規模工事が30年も前に行われていたとは。

がまだすドームを見た後では、この水の流れていない川（水無川）も
火砕流や土石流の被害を防ぐためになくてはならない川だと知ると
見方も変わろうというものです。

土石流で埋まった家屋が保存されている公園。
屋根だけ見える・・・

土石流被災家屋保存公園 公園・植物園

屋根付きの展示もあるので雨の時でもゆっくり見られます。

火砕流は怖いですが、土石流も怖すぎます

その後水無川に沿って雲仙岳のほうに向かいます。
途中の砂防ダムなどを眺めつつ。

山のほうに向かう＝基本上り坂ですので、
電動アシスト自転車がありがたい。

1991噴火の際に火砕流で廃墟になった小学校
（この学校で犠牲者はいなかった）
木製の部分は焼け焦げが残っていました。

旧大野木場小学校 名所・史跡

噴火は怖い。ということをまざまざと見せてくれます

旧大野木場小学校に隣接する大野木場砂防みらい館は
普賢岳の監視所兼資料館となっており、無料で色々な展示が見られます。
20分もあれば一通り見られると思います。

大野木場砂防みらい館 美術館・博物館

大野木場砂防みらい館のテラスから火砕流・土石流対策の各種設置物が
実際に見られます。

砂防ダム

その後、1991年の噴火で最も大きな被害が出た場所「定点」に
行きたかったのですが、普段はいける場所ではないようなので断念。

眉山の裏を通って島原市内に戻れたらよかったのですが、
上り坂が長すぎてアシスト自転車のバッテリーが持たなそう
だったので、平成新山が望める展望台まで行って引き返しました。

島原まゆやまロード 自然・景勝地

結構上ってきたので海側も景色が良い

天気が良くて本当に良かった

このあたりで休憩しがてら、軍艦島クルーズの予約状況を見ていたら
キャンセルした会社とは別のところで空きが出たので、
旅行最終日（明日）の午前便を予約しました。

平成新山展望園地 名所・史跡

その後島原市街地に戻り、島原城へ向かう途上に通りかかった
白土湖 （しらちこ）。
200年以上昔の眉山山体崩壊の際にできた湖。
日本で最も小さな陥没湖らしいです。

白土湖 自然・景勝地

水草大量。ボートで回収していました。

白土湖近くの山崎本店酒造場。白土湖は今も日量4万トンの湧水が
あるらしく、昔はその湧水を使った酒造や飲料製造が盛んだったとか。

お酒の直売もしています。しぼりたてを買いました。

旧家という雰囲気がたまりません。歴史が感じられます。

鯉が泳ぐ池が特徴な日本庭園

湧水庭園「四明荘」 名所・史跡

お茶をいただいたので、飲みつつ池の鯉を眺める。
本当に島原は水がきれいだ。

島原城へ。天守閣は工事中で覆いがかぶされています。

櫓や石垣もなかなか見ごたえがある

島原城天守閣。工事中で外見は見られませんが、ドット絵アート
書いてあり、これはこれで楽しめます。九州産業大学造形短期大学部の
学生がデザインしたそう。内部には入れます。

島原城 名所・史跡

島原城内展示室。キリシタン関係の展示が充実していました。

島原城内展示室②

原城包囲時の配置図。

原城立体模型

島原城内展示室③

島原城内展示室③

島原城内展示室④
撮影禁止の表示がなかったように感じたので
撮りましたが、もし見落としていたら消します。

島原城内展示室⑤
電車までの時間がなくて30分ほどしか滞在できませんでしたが、
もっとじっくり見たかった。

レンタサイクルを島原城のステーションで返しましたが、
その時に、期間限定キャンペーンで本当は
（借りたときにもらえるはずだった）長崎限定梅サクマドロップスを
いただきました。借りた場所は別の場所だったのに
わざわざ（渡し忘れたことを）連絡をしてくれていてうれしい限り。

島原鉄道島原駅
趣のある駅舎
駅舎内にデイリーヤマザキがありましたが、
アルコールは売っていませんでした。

間に合った。夕方だったので学生さんが大量に乗っていました。

大三東駅の「幸せの黄色いハンカチガチャガチャ」のハンカチ

やっぱり海沿いを走る電車の車窓はたまりません

だんだん夕暮れっぽくなってきました

このあたりで電車は内陸に入っていきます

夕日は内陸でした。素晴らしくきれい。

なんて思っていたら切符を買っていた終点の諫早駅ではなくて、
一つ手前の本諫早駅で降りてしまいました。
一本後の電車では遅くなるしと思っていたら諫早駅行きの
バスがすぐ来るようだったのでそちらに乗りました。
夕方で通勤ラッシュに巻き込まれてだいぶ遅くなりましたが、
諫早駅に到着後ダッシュでギリギリ長崎行きの電車に乗れました。
一緒にバスを降りたリーマンやおばちゃんなど、みんなダッシュしていて
結構笑える光景でした。諫早駅は新幹線駅なので駅舎も新しく広いので
かなり疲れました。本当は諫早駅の近くにある
「杵の川 蔵元直営きき酒処」で一杯飲んで、ウナギ串でも
つまもうかなどと考えていましたが、全てご破算。
残念

長崎の宿は初日と同じアパホテル長崎駅前なのですぐチェックインし、
食事に外へ。長崎4日目にして初めてちゃんぽんを食べました。

共楽園 グルメ・レストラン

うまい～
この後、稲佐山へ夜景を見に行ったのですが、
長くなりすぎたので次の旅行記に持ち越し。