姫路に来たなら播州名物の穴子を食べよう！「あなご料理 柊 本店」と「たけだの穴子めし まねき本店」

2022/11/26 - 2022/11/28

つい2ヶ月ほど前にツアーで来ているのですが２度目の姫路です。
その時は姫路城の見学と自由ランチも込みで120分の滞在でした。
そんな時間ではお城の見学さえ駆け足で見落とした所も多く、ランチも大手門前の「高田馬場」で団体様御膳を掻き込む状態でした。

旅先ではその土地の名物や郷土料理を味わうのも大きな目的の一つとしている私にとって120分はあまりにも短か過ぎる時間。
近々リベンジせねばと思っていたところ、クラツリのツアーで備中松山城を訪れる事になり、最終日に離団して追加で姫路に２泊する事になりました。

・穴子
・姫路おでん
・どろ焼
・ひねぽん
・えきそば
・アーモンドトースト　
・御座候
・姫路タンメン
・姫路タコピィ
・城下町どっぐ・・

全部は無理ですが前回スルーしてしまったこれらの姫路グルメを食べる事を中心に据えて計画した２泊３日の播州姫路です。

ここでは穴子に的を絞り
⚫︎「あなご料理 柊 本店」の穴子づくし会席と
⚫︎「たけだの穴子めし まねき本店」のテイクアウトの穴子弁当の記録です。

エリア 姫路(兵庫)

• 旅行の満足度: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 観光バス ANAグループ 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

【姫路初日 2022/11/26（土）】
18：05　ツアーを岡山で離団し「姫路駅」に新幹線で到着

姫路駅 駅

徒歩５分の「ダイワロイネットホテル姫路」に荷物を置くなり、ホテルに面した「十二所前通り（国道2号線）」を真っ直ぐ西に15分程歩き、

ダイワロイネットホテル姫路 宿・ホテル

19：00 「あなご料理 柊 本店」です

あなご料理 柊 本店 グルメ・レストラン

「只今満席」表示ですが、私は1ヵ月前に予約を入れておきました。
前回ツアーで姫路に来た時、お城観光＋自由ランチ＝120分という滞在時間で、播磨名物の穴子を食べ損なっているので、個人で来たなら絶対にリベンジしたいと思っていました。

予約時に「カウンター席で良ければ・・」とのお話だったので、一人だし当然それでもいいと思っていたのですが、

廊下の奥の

突き当たりの

椅子・テーブル席の個室に案内されました。
「お席がご用意できましたので、個室でゆっくりお召し上がりください」とのことでした。

カウンター席うしろの掘り炬燵式の和室では小さな宴会が賑やかに盛り上がっていました。
お酒が入るとコロナもマスクもどこ吹く風になるのは仕方ありませんね。

お部屋の額も姫路城

事前に検索して「穴子づくし会席」税込6,600円をお願いしておきました。
大泉洋さんも取材で食べたコースだそうです。

8,800円のコースは何が違うのかというと、
●前菜の種類が増える
●蒸し物がちょっと豪華になる
●〆のお食事が穴子御飯ではなく、穴子のお寿司に代わる
という事らしいです。

HPを見ると夜の会席コースは完全予約制で、２人～となっていましたが、一人でも受け付けてくれました　(^^♪

最初のセッティング

本日のお品書き

①前菜
・蒸穴子小袖寿司
・昆布締めなます
・肝の松風焼き
・いが栗揚げ
・う巻玉子　はじかみ

う巻玉子って “うなぎ” を巻いて焼くものだと思っていましたが、穴子巻きの玉子焼きでも “う巻き” なんですね。

糊のきいた真っ白な白衣の板さんが運んで来てくれ、丁寧にお料理の説明をしてくれました。
作る手間は同じなのに一人で済みませんね・・

②造り
・活穴子の薄造り
　　紅葉おろし・すだち・トマト・きざみネギ
　　ラディッシュ・大根のツマ添え
自家製のぽん酢で頂きます。
穴子のお刺身は初めて食べました。
淡白なお味です。

最初、いつもの如く飲み物は「お茶で」で通そうと思っていたのですが、ここは酒処：播州播磨の和食店。
全国旅行支援の地域クーポンもある事だし、エ～イ、頼んじゃえ！ということで、（赤丸の）地酒飲み比べセット（税込1,000円）を追加しました。
出てきたのは（青丸の）３種。

左から、
・からくち官兵衛　辛口本醸造
・隠し酒　無濾過生原酒
・奥播磨　山廃純米

次のお料理までの繋ぎになりますね (^^

また「ビワミン」って何じゃろう？と気になりましたが、なんか甘そうなのでこれは見送りました。

今調べたら、ビワの葉エキス配合はちみつ入り高級健康巨峰ぶどう酢だそうです。

③蒸物
・穴子の茶碗蒸し

まさに蓋付きの湯呑み茶碗で出てきました

具は、穴子　銀杏　百合根　鶏肉　柚子

④焼物
・名物 焼穴子
・木の芽焼き
・八幡巻き
粗挽きの粉山椒で頂きます

⑤台物
・穴子小鍋仕立て
　鍋野菜いろいろ　
　　柚子胡椒で頂きます

しめじ　椎茸　白菜　葱　豆腐　

⑥油物
・穴子
・茄子
・海老
・ししとう
　　天だしと岩塩で頂きます

⑦食事

・穴子ご飯

・香の物
　　大根　白菜　野沢菜

⑧留椀
・お麩とワカメと三つ葉の清汁仕立て

お出汁は穴子の骨から取ったものかどうか訊くのを忘れました｡

⑨甘味
・柚子のシャーベット

量・味とも丁度いい食後のデザートです。
これならお腹一杯でも入ります。

20：45　２時間弱かけて食べ終わりました。
正直、最近このくらいのコースでも最後は頑張ってお腹に入れるようになってしまったのがもどかしい　(ｰ ｰ;

会席コースではない夜のセットメニュー
お店のおすすめは「柊和膳」（税込4,180円）
穴子造り2種盛り、焼穴子、蒸穴子、穴子山椒煮、穴子酢物、穴子天婦羅、穴子御飯と香の物、御吸物、デザート

このくらいが美味しく食べ切れる適量なのかもしれません

単品メニュー
本日のおすすめ

油物　御飯もの　釜飯・・

寿司

一品料理
単品だと其々かなり値が張りますね

地方配送　お持ち帰り

柊の「姫路特産 素材へのこだわり」

頭上にも「あなご」が泳いでいます

隣のローテーブルの畳の個室。
先客が引いたので撮らせて貰いました。

姫路一宣言！！

お会計は、
穴子づくし会席（税込）　　　6,600円
地酒飲み比べセット（税込）　1,000円
全国旅行支援のクーポン　　▲1,000円
支払合計　　　　　　　　　　6,600円

ランチメニューはリーズナブルです。

【穴子づくし御膳】（税込3,500円）
【穴子御膳】　　　（税込2,970円）
【柊御膳】　　　　（税込2,530円）
【穴子重】　　　　（税込1,980円）・・

穴子を少しずついろんな調理法で食べたいだけならランチが凄くお得なんですけれどね・・
明日・明後日の日程の関係で夜の訪店になりました。

ちなみに、私は本店に来ましたが、支店として
・キュエル姫路店
・神戸阪急 販売店（イートインスペース有り）
・姫路山陽百貨店 販売店
が、あるそうです。

姫路であなご料理のお店を検索すると、先ず一番に出てくるのが「柊」でしたが、その他にも目に留まったのが ”パステルおみぞ ” 商店街に在るここ「炭焼あなご やま義」。
どっちにしようか迷って「柊」に落ち着きました。
こういったお店は観光客向けで地元の方はもっと別の所に行かれるのかもしれませんね。

そういえば、私は見ていないのですが「柊」にはブラタモリでタモリさんも訪れているそうです。

さて、こちらは最終日（11/28）新幹線に乗る前に立ち寄った「たけだの穴子めし まねき本店」です。
「まねき食品」は創業明治21年。
幕の内弁当を最初に開発した老舗のお弁当屋さんです。

たけだの穴子めし まねき本店 グルメ・レストラン

駅前の「フェスタ」ビル１階角、歩道に面して凄く分かりやすい場所にこじんまりとしたお店を構えています

穴子めしの
フルサイズは税込1,998円ですが、
ハーフサイズ1,404円をお願いしました。

スタッフは男女２名体制。
テイクアウト専門店ですが作り置きではなく、注文の都度、店内調理に取り掛かります。

予め捌いて軽く下焼きして置いた穴子を皮目を下にして焼き網に乗せます。
タレをハケで塗って裏返して、また暫く焼きます。

穴子出汁を煮詰めた鍋に入れて煮含めます

羽釜で炊き上げた御飯を折詰によそい、煮上がった穴子をカットして漬物と共に手際よく盛り付けて、

ハイ、一丁上り！
その日の23：00が賞味期限だし、本当は帰りの新幹線の中で温かいうちに食べたら一層美味しかったとは思うんですが、

最後の姫路グルメのダメ押しで在来線の下りホーム上の

「天ぷらえきそば」（420円）を残さず啜ってしまったので、もう美味しく味わえるお腹のキャパが残っていませんでした

で、帰宅して冷蔵庫に入れ翌朝レンチンして食べました。
冷蔵庫から出したてなので穴子に艶が無くあまり美味しそうに撮れていませんね　(u_u)
で～も、美味しかったんだぞ！

添付の薬味は明治13年創業の山本勝之助商店謹製の「紀州香山椒」。
山椒の果皮ごと石臼で挽いたもので、香り高く穴子の風味が一層引き立ちます。

奈良漬・しば漬け・生姜の千切りも添えられていましたが、私としてはこれらはむしろ無い方が穴子めしの美味しさが際立つと思いました。

「追いダレ」が付いていたので炊きたての白御飯にかけたらチビがバクバクでした。

御飯は県内で栽培された「きぬむすめ」。
このお米は冷めても美味しいのが特徴でテイクアウトのお弁当にピッタリな品種です。
穴子の煮汁で結構味濃く炊かれているのでご飯だけでもイケちゃいそうです。

ご飯の上に散らされているのは県内西脇の特産品「金播磨」。
この胡麻もいい仕事しています。

新幹線のホームから見た夕方のお城です。
姫路グルメもたっぷり堪能して
17：06発　ひかり518号で家路に就きます。