今夜は野宿？　まさかの閉め出し？　の旅　台湾縦断その７

2022/12/08 - 2022/12/13

「予もいづれの年よりか、片雲の風に誘はれて、漂泊の思ひやまず」(芭蕉)
2022年　台湾縦断　その７

〇　2022年12月 8日（木）　福岡→台北
○　2022年12月 9日（金）　台北→南庄→台中
○　2022年12月10日（土）　台中→彰化→鹿港→台南
●　2022年12月11日（日）　台南
〇　2022年12月12日（月）　台南→高雄
〇　2022年12月13日（火）　高雄→福岡

エリア 台南(台湾)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 1.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 自転車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

我らが救いの御子、『浪漫河景民宿』をもう少し紹介しよう。

これが問題の木の窓枠だ。
クルクル回す真鍮の『ネジ締り錠』が懐かしい。
そして、暑い台南にピッタリの、風通しの良い隙間。
昨夜、この机の上にゴマ饅頭を置いて、夜市に出かけ、虫たちに食べられていたのだ。いや、虫たちにお布施をしたのだ。
右下には、虫を電撃で叩き落とせる最新科学兵器も装備してある。
インターネットテレビで、昨日の日本の番組も視聴できる。

こちらの窓も木の枠だ。
テーブルはモダ～ンなデザインで、このアンバランス感がよい。

面白いのは、階段の構造だ。
302号室のドアの前の廊下に、嫁隊員が立っているが、なんと、左右に下り階段があるのだ。

左の階段はこんな感じ。
ランプがレトロでオサレ。
１階まで降りると、昨夜、ドアノブが取れた木の玄関。

右の階段を降りると、奥に見えるガラスの玄関にたどり着く。
結局、どちらの階段を降りても、同じ場所に降りてくるのだ。
もしかしたら、昔は建物の中央に壁があって、長屋構造だったのかもしれない。
だから、玄関も２つ。階段も２つ必要だったのかも。
ますます『浪漫河景民宿』のファンになった。

今日は、民宿のすぐ近くの『赤崁楼』から見てみよう。
民宿を出た途端、爆竹の轟音！
今日もお祭りやってる。

孫悟空５兄弟も登場！

やっぱり中華のお祭りといえば、ドラゴンの市中引き回し！

でも、『赤崁楼』の中は静かな空間だった。

展示ジオラマを見て分かったのだが、『赤崁楼』と、後から行く『安平古堡』の間に湾があって、２つの楼閣で港を守っていたんだね。

『赤崁楼』を見学していると10:30になったので、目の前の『度小月担仔麺』に朝食を食べに行く。

言わずと知れた、担仔麺の有名店。
担仔麺（煮卵入）と、担仔乾麺、茹で青菜を注文した。

ハイハイ、間違いない。
汁あり、汁なし、どちらも美味い。
レタスを茹でた青菜が、野菜不足の旅ボディに染み渡る。

薩摩おでんの煮卵のような、ブラックホール感！
超固茹煮卵だ。
「中から黄身がトロ～リ溶け出して…」
なんて言う、やわなグルメコメントは要らね～ぜ！
俺はハードボイルドな君が好き。違った。
俺はハードボイルドな黄身が好き。

店の目の前にある、T-bikeに乗って移動するよ。
T-bikeは、クレカで借りることができた！
ただ、市街地で自転車に乗るのは命懸けなので、おすすめと言うわけではない。
命知らずの荒くれどものギアだ！

５分で神農街に到着。
街自体は小さいが、レトロでとても良い。

花があまりにきれいなので、おどけていると、

『アイツ、何やってんだか…』
シロ君に、白い目で見られてしまった。

神農街の突き当たりに、廟があるのだが、その前の神木（？）が巨木！
ビルの６階ぐらいある。
巨木ファンの私には、たまらない！

近くにある『水仙宮市場』をぐるりと周り、

市場場外で、ずんぐりムックリの、芭蕉バナナを売っているおばあさん発見。
２本も試食させてもらったので、

一房買いました。≒150円。
嫁隊員は、この芭蕉バナナが大好き。
「ねっとりして、バナナチーズケーキを食べてるみたいで、夫隊員より好き！」
バナナに負けた…

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