今夜は野宿？　まさかの閉め出し？　の旅　台湾縦断その５

2022/12/08 - 2022/12/13

「予もいづれの年よりか、片雲の風に誘はれて、漂泊の思ひやまず」(松尾芭蕉)
2022年　台湾縦断　その５

◇日程

〇　2022年12月 8日（木）　福岡→台北
○　2022年12月 9日（金）　台北→南庄→台中
●　2022年12月10日（土）　台中→彰化→鹿港→台南
〇　2022年12月11日（日）　台南
〇　2022年12月12日（月）　台南→高雄
〇　2022年12月13日（火）　高雄→福岡

エリア 鹿港(台湾)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

彰化駅の1つ北のバス停(百姓公廟)から、鹿港行きに乗って45分。
大きな公園に隣接した、彰化客運のバスターミナルに到着。
ここから鹿港老街へ歩いて行く。

すると、Pの形のバッジレーダーが、美味い料理店に反応した。
名前は、『林明堂素食麺』
「素食」だから、ベジタリアンレストランだ。
いや、そんなトレンディな名前じゃないな。
『精進料理店』
それだ！
店の壁には卍マークが掲げてあるし。

テイクアウトの行列も、すごい！
店員さんの無駄な動きが一切なく、飛び回っている。
こんな店は絶対あたりの店だ。
コロナ禍の現在、台湾の人との相席は禁じられているが、そうも言っていられない。
相席の老夫婦が食べていた料理を指さし注文。

麺にはモヤシもたっぷり。
湯葉巻を中心に、揚げ豆腐も入ってヘルシー。
スープの湯葉巻にはニンジン、ごぼう(シャキシャキ！)他が入って食べごたえあり。
途中、豆板醤を入れて、味変しながら完食！
本当に≒300円でいいの？
ブッダに帰依感謝しながらの精進料理でした。

仏のおわした『林明堂素食麺』から、鹿港老街は目の前だ。
急に人通りが多くなって、ここかな？　と小道を入っていくと…
レンガ造りの素敵な老街が続いている。

鹿港古市街 旧市街・古い町並み

洛陽の中央通りのような、古い中国様式の家々が連なっている。
どの店も玄関を入ると、目の前に祭壇がドーンとあって、道教の位牌が祭られている。
祭壇の上を見ると、ぐるっと回廊が巡っている『三合院構造』がスタンダードだ。

鹿港古市街 旧市街・古い町並み

ちょうど、こんな感じ？
中央にドーンと神様を祭ってあって、周りをぐるりと回廊が巡る。
うん、そっくりだな。
ありがたや、ありがたや。

鹿港古市街 旧市街・古い町並み

もちろん試食や試飲もドーンとできる。

鹿港古市街 旧市街・古い町並み

ふと小路を見ると、チャイナドレスの美女が歩いている。
カメラを向けると、恥ずかしがって家の中に入っちゃった。
この美しい小路にチャイナドレス！
貴女がこの老街のヒロインだよ。

鹿港古市街 旧市街・古い町並み

今日は冬至の祭り(22日が冬至だが？)をやっていたようで、お神輿やキレイどころ３人娘なんかも練り歩く。

鹿港古市街 旧市街・古い町並み

日本の中華街でもおなじみの獅子舞も登場。
2人の人間が肩車して、獅子が立ち上がると相当巨大だ。
そして、同じ色彩のピカチュウも登場。

鹿港古市街 旧市街・古い町並み

槍部隊が、廟に向かって順番に突進していく。
オイオイ、神様をそんなに威嚇して大丈夫なのか？
キレイどころ3人娘は、しずしずと廟に歩いて行ったけどね。

鹿港古市街 旧市街・古い町並み

ボラ祭りも開催されていた。
カラスミの展示販売や、ボラの料理会など、鹿港はボラ推しの町なんだね。
昔は、台湾中部の、重要な港町だったらしい。

あともう一息。
天后宮を見て、最初のバスターミナルへ。

天后宮 寺院・教会

彰化駅まで帰ってきて、自強号で台南へ移動するよ。

彰化駅 駅

おっと、その前に彰化駅で買った鯖弁当を紹介しよう。

排骨弁当が売り切れていたので、サバ弁にしたのだが、これも脂がのった良き弁でした。
後は、台南のホテルに着いてチェックインするだけ…

到着しました。『長悦旅桟』ホテル。
今夜はここでお世話になります。
「チェックイン、お願いしま～す。」
ところがフロントの様子がおかしい。
ん？　何なんだ？
「FudekagePaPaさんのご予約は、今日(10日)は入っておりませんが？」
11日～13日の予定で予約を入れているらしい。
そして、今日～明後日(10～12)までの空き室は無いらしい。
な、何だって！　今夜は野宿？

大失態だ！　ホテルの前で写真を撮っている場合じゃなかった。
２週間前の予約メールを見返してみた。
アゴダで、10日～12日の台南のホテルを探していたんだ。
ホテルが満室で、困っていたらBooking.comから救いのメールが…
『台南のホテルがお安くなりました！』
キャンセルが出た！と、飛びついてしまったんだ。
メールの最初に、
『ほかの日程に変更してみませんか？』
と書いてあるのを見落としていた！
Booking.comよ、それは罪作りだぜ！
台南に、今日、明日のホテルの空室はない。
２人の命運やいかに！
　　　　　　　　　　来週に続く…

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