飛鳥Ⅱに乗って四国へ行くシリーズ　Vol.１　～　布引ハーブ園　～　2022

2022/10/10 - 2022/10/15

今まで参加したツアーでご一緒させていただいた方から、いろいろな情報をいただきました。その中でもクルーズのツアーで心に残っていたのが「飛鳥Ⅱはいいわよ」というお勧めの言葉でした。日本を代表するクルーズ船で、そのようにおっしゃていた方は世界一周の旅をされていました。「そんなに良いようでしたら、一度は乗ってみることにしよう」と思っていました。乗船して、くるっと湾を回ってくるのはどうも気が進みません。やはりどこかへ行くために、「目的地があってそこへ行く」という動機が私には必要でした。
パンフレットを見ていると、新神戸から門司港へ行くクルーズが目に留まりました。門司まで行って四国へ渡り、行ってみたかった父母ヶ浜へ行くことはできないかと、日程を調べてみました。
父母ヶ浜は「日本のウユニ湖」と呼ばれ、珍しい写真を撮ることはできる浜です。しかし、写真を撮るためには３つの条件が揃わないと撮ることはできません。①引き潮、大潮の日　②天気の良い日　③風のない日　この3つが必要条件です。
スケジュールを調整すると、なんと10月14日は①の条件を満たす日でした。
②と③は運に任せるしかありません。
「よし、行こう」と決心してチケットを購入しました。
飛鳥Ⅱは高額なクルーズです。このクルーズは一人一泊約9万円。もう少し安いと再び乗船する機会があるかもしれません。飛鳥Ⅱ2泊3日、その後四国へ行った旅の記録です。

エリア 神戸(兵庫)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• 交通: 5.0

• 交通手段: 新幹線 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

いきなりお弁当の写真で驚かれるかもしれませんが、これは新幹線の東京駅で購入し「貝づくし」と言う名前のお弁当です。

品川駅 駅

このお弁当が絶品なのです。新幹線の東京駅でないと購入できないようです。知人に勧められて食べてみた時から、虜になった感じです。とてもおいしい！
東京駅で新幹線に乗る時は必ずこのお弁当を買うことにしています。復路でも東京駅でお弁当を買ってお土産にしています。

予想していた通り、新幹線はあまり混んでいませんでした。これで新神戸まで行きます。春に新神戸まで行ったので、再訪問になります。余裕が少しありました。

3時には新神戸に着くので、余裕があります。まだ少し観光することができる時間だからです。この日は天気が悪く、とりあえず明日乗る予定の飛鳥IIの埠頭まで行くことにしました。

新神戸駅 駅

新神戸駅には、ストリートピアノが置かれていて、誰でもピアノを弾くことが出来ました。若い男性が弾くピアノを聴きながら移動します。非日常的で旅をしている感じがとてもします。

三宮まで行き、ホテルに荷物を預けて、神戸新交通ポートライナーに乗りました。
モノレールです。2つ目の駅「ポートターミナル」まで行きます。

この天気では何も見えませんでした。モノレールの外に冷たい雨が降ります。

三宮駅まで戻ってきました。ここは天気には関係なく、たくさんの人で賑わっていました。

三宮駅 駅

三宮から一駅乗って、元町まで来ました。春に来た時は、南京町のこの像はとても華やかに見えましたが、雨が降っていては何か寂しそうです。

南京町 名所・史跡

小籠包で有名なお店が今回は開店していました。テイクアウトで持ち帰る事はできません。とてもおいしそうな匂いがしました。まあ、どんなお店なのかかがわかっただけで良いかなと思います。

雨が降っているのであまり歩きたくはありません。すぐ近くにある本格的海鮮広東料理「昌園」と言う名前のお店に入りました。

コース料理を注文しました。メニューを考える必要がないので一番楽なのです。最初は冷菜5種盛り合わせです。

フカヒレスープ

メニュー表です。

揚げ物二種盛り合わせ。少し食べてしまいました。

揚げ物二種盛り合わせ。

カニと春雨煮込み。このお店のオリジナルだそうです。

エビチリがあったのですが、写真が残っていませんでした。
チャーハン。

お店を見渡してみると、棚の上に表彰盾がありました。どうも南京町では有名なお店のようです。確かにほぼ中心部にありましたから、立地は抜群です。

食べ終わって外へ出てみると、昼間とは違う、また賑やかなネオン。
観光客は絶えません。

元町駅のホームで電光掲示板を見ると、普通で京都まで行く電車があるのですね。非日常的で、旅をしている感じがしました。

一夜明けて、BRENZAホテルのダイニング。
10月10日は3連休の中日で、隣の東急REIホテルが取れず、並びのこのホテルを取らざるを得ませんでした。

壁面が緑化されていて好感が持てます。自然を取りいれて、大事にしようとしているメッセージがあるように思います。

乗船のために午後1時30分に埠頭に来るように書かれていましたので、午前中は布引ハーブ園へ行くことにしました。この頃はPCR検査をしないと乗船できない状況でした。ロープウェーでハーブ園へ行きます。

ロープウェーの入り口まではかなり歩きました。やっと乗り場に着いた感じです。エレベーターの4階まで上がったところが乗り場でした。

コロナの影響でしょう。家族単位でロープウェーに乗ります。確かに、それは安全な方法だと思います。他の家族と一緒に狭い空間に何分間か一緒にいると、感染するリスクがあります。

窓ガラスに昨日の雨の水滴がついています。上りのロープウェーに乗っています。降ってくるロープウェーとすれ違いました。

神戸の大都会を背景にロープウェイが行き来する景色は、自然と人工が混合した感じがして、とても面白いと思いました。絵になる景色だと思います。あまり普段見ることが出来ない…。

乗っていると、途中で布引の滝が見えてきました。ロープウェーから滝を見下ろすをのは初めてです。すごく楽をして自然を堪能してる感じです。

布引の滝 自然・景勝地

さらに進むとダムのように見える布引貯水池が見えてきました。大都会の神戸のすぐ近くにこのような溜池があるのですね。驚きました。

布引貯水池 自然・景勝地

途中に「風の丘中間駅」という名前の駅が1つありましたが、そこでは降りずにさらに上へと進みます。山頂まで行く予定です。

到着しました。ここが終点です。ハーブガーデンと書かれたロープウェイです。

遠くに神戸港が見えました。飛鳥IIがどこかに停泊しているはずです。探しましたが見つかりませんでした。

山頂駅を降りると、ドイツ風の建物があり、少しだけ外国に来た気分を味わいました。ハーブガーデンはドイツとの関わりが深いようです。

神戸布引ハーブ園/ロープウェイ 公園・植物園

記念撮影をしました。神戸港が眼下に見えます。天気が良いと、もっと綺麗な景色が見えるのでしょうね。

山頂を下って、中腹にあった駅「風の丘中間駅」まで歩くことにしました。ハーブ園が広がっているはずです。

途中でハーブの花壇がいくつかありました。この花壇にはイタリアンパセリの表示が出ています。

オレガノ

ローズマリー

クリーピングタイム

ベルガモット

ダンチライオン

ワイルドストロベリー

レモン?タイム

コモン?タイム

ベルガモット。グリーンの味がなるのですね。

他にもたくさんありましたが、割愛します。名前は知っていても、初めて実物を見た植物がありました。今まで分からなかったことが分かり、とても勉強になった感じがします。

カフェラウンジ　テラスで一休みします。ハーブティーを飲みました。

神戸港を見下ろしながら飲むハーブティーは格別の一杯です。お天気が良いともっと爽やかでしょうね。

一面のガラスで覆われたグラスハウスは温室になっています。一山を全て所有しているオーナーが作ったハーブ園ですね。規模が大きくて驚きました。

ベビーカーが止めてありました。小さい子供もベビーカーで来ることができます。家族で楽しむことを前提にして作ってあります。

山の中腹に素敵な花壇がたくさんあります。神戸の方はきっとここでたくさん楽しまれることでしょう。

「四季の庭」と言う名前がついていました。春夏秋冬にそれぞれの季節に合った花が咲くようです。

ピンクの花が咲いていました。名前は…。我が家の庭にもちょうどこの時、この色と同じ種類の花が咲いていました。

東屋があって一休みもできそうです。時間があればもっとゆっくりしたいのですが、埠頭に午後1時半までに行かなければならないので、ここで引き上げることにしました。

「当園の周辺には、このような野鳥や動物が生息しています。」
野鳥や動物がいるのですね。これだけの自然があれば当然のことだと思いますが。

よく見ると、メジロが来るようです。私の庭にもメジロがつがいで来ます。
この旅行記を書いている時期は、椿の花を食べに来ています。

驚きました。猪も来るのですね。出会ったら大変です。

空模様が心配ですが、神戸港を見下ろしながら、ハンモックに揺られて、のんびりとした時間を過ごすことができたら最高でしょう。

道路には薄紫色の花が咲いていました。この頃から雨が降ってきました。

ロープウェーの中腹にある風の丘中間駅へと降りてきました。ここからロープウェーに乗って山を下ります。

ロープウェーはあまり混んでいませんでした。休日で訪れる人がたくさんいるかと思いましたが、天候があまり良くなかったので、思ったほど多くいませんでした。

上りの時に見えた布引貯水池が、さらによく見えました。ここに貯めた水で神戸市民を潤しているのでしょう。

自然の中から突然、大都会へ降りていくようで、とても不思議な感じがします。大都会と自然とがすぐ隣り合わせにあるのです。

新幹線の新神戸の駅が見えました。本当に山がすぐ迫ったところに駅があります。駅のホームは直線には取れないでしょう。

ホテルに戻り荷物を回収して神戸新交通ポートライナーに乗りました。飛鳥IIはポートターミナル駅近くの埠頭に停泊していました。ハーブ園から見ることができなかったので少し不安を感じていましたが、ここで船を見ることが出来て安心しました。

ポートターミナル駅はかなり高いところにあります。飛鳥IIは12階まであるはずなので、その高さとほぼ同じ位の高さのところに駅があります。
そのせいかこの時は飛鳥IIがあまり大きく見えませんでした。
さて、いよいよ乗船です。その前に、PCR検査をクリアーしなければなりません。
陽性が出たらアウトです。そのようなことのないように・・・。
～旅は続きます～

この旅行記へのコメント （2）

• yamayuri2001さん 2023/02/13 09:00:03

  メジロ。

  薔薇の咲く庭さん、こんにちは。
  クルーズの前は　神戸を楽しまれたのですね。
  素敵ですね！
  神戸には、横浜と同じく中華街も異人館もありますが、
  どちらも　横浜よりは規模が小さくて、
  コンパクトに　スッキリとまとまっている感じがします。
  
  布引ハーブ園と言うのは、他の方の旅行記でも拝見しましたけれど、
  私も一度は行ってみたい場所です。
  ハーブは、いろいろなお料理に使われており
  食文化を豊かにしてくれますよね。
  我が家の庭には　ローズマリーがありますけれど、
  そのローズマリーが　このところ暖かいので
  花を咲かせていて、その花の蜜を目当てに
  やはりメジロが　つがいで通ってきます。
  寒い時期、鳥たちも　何も食べるものがないので
  必死なのでしょう・・・
  かなりの数のメジロがやってきます。
  賑やかで、とても楽しませてくれています。
  早く暖かくなって、もっと積極的に旅ができる季節が来るといいですね。
  yamayuri2001

  薔薇の咲く庭さん からの返信 2023/02/13 17:12:12

  Re: メジロ。

  yamayuri2001さま
  
  お便りありがとうございます。
  眩暈が少しずつ良くなってきているとのことで安心いたしました。
  私は膝の痛みがやっと取れてきています。
  どこかしら体の不調を持つと気持ちが沈んでしまいがちですが、振り回されずに上手に付き合っていくことがポジティブに生きていくためには必要だと私も存じました。
  
  神戸の布引ハーブ園は神戸での小旅行にはとても良い場所だと存じます。
  yamayuri2001さんはローズマリーを栽培されていらっしゃるのですね。
  メジロが狙っているのをほほえましくご覧になられるyamayuri2001さんが想像できます。
  鳥たちは雪が降り食べ物が無くなると必死で鳥よけに掛けておいた網を破って網の中の青菜を食べに来るので逞しいと私も感じています。
  
  仕事をしていましたので料理に時間をかけることはなく暮らしてきました。
  私が今栽培しているのはルッコラです。サラダに入れると香りがとてもよくて大好きです。寒さで葉が茶色に変わり青い葉が少なくなってきました。もっとたくさんプランターに植えておくべきだったと反省中。
  
  このようなお話ができるのは旅行をして話題の材料があるからですネ。
  とてもいい時代を迎えています。
  yamayuri2001さんお大事になさってくださいね。
  お便りありがとうございました。
  
  薔薇の咲く庭