京都・奈良・兵庫・滋賀の１０の紅葉名所をワイドにめぐる⑭4日目の１　百済寺

2022/11/30 - 2022/11/30

　2022年11月27日（日）～30日（水）阪急トラピックス主催　「紅葉シーズンに京都・奈良・兵庫・滋賀を4日間でワイドにめぐる！！京都2つの紅葉ライトアップと京都・奈良・湖東三山10の紅葉名所をワイドにめぐるモニターツアー4日間」に参加しました。その旅行記です。東京駅日本橋口に日曜朝6：20集合！22：09東京駅着！と、早朝から夜遅くまで、阪急お得意の「連れ回しの旅」4日間でした。愛知・三重・京都・奈良・兵庫・滋賀と６県の広範囲にわたる、飛び回る旅でした。常に省エネ（体に楽な旅）を心掛けているのに、ベテラン添乗員にうまく乗せられ、自分で計画する個人旅行では絶対登らないであろう竹田城や、各お寺の階段を毎日せっせと登らされ、1日15000歩以上も歩くという、毎日自分にご褒美をあげたい旅でした。が、近畿の紅葉を朝も昼も夜も、堪能することができた旅でもありました。主な行程は下記の通りです。１２３・・は紅葉名所の番号、①②③・・・は旅行記の番号です。⑰までありますので、興味ある所だけでもお読みいただければ幸いです。
　＝新幹線・電車　ーバス　・・徒歩　での移動を意味します。
11月27日（日）旅行1日目　・・自宅最寄りの駅＝東京駅（こだま703号）　
　＝三河安城ー京阪関ドライブイン自由昼食①ー・・室生寺１②ー・・長谷
　寺２③ーカンデオホテルズ奈良橿原泊④
28日（月）2日目　ー・・談山神社３⑤＝・・清水寺４（自由昼食）⑥・・
　高台寺５⑦ーレストラン嵐山（秋鱧の夕食）ー・・妙覚寺（ライトアッ
　プ）６⑧－・・妙顕寺７（ライトアップ）⑨ーTHE GENERAL KYOTO高
　辻麩屋町２連泊⑩
29日（火）3日目　ー・・出石町散策【家老屋敷】⑪【永楽座・官兵衛】
　（自由昼食）⑫ー・・竹田城⑬　
30日（水）4日目　ー湖東三山・・百済寺８⑭ー久ぼ多屋（すき焼きの昼
　食）ー・・金剛輪寺９⑮ー・・西明寺10⑯ー祖父江ぎんなんパーク（急遽
　変更デンパーク）＝三河安城（こだま750号）＝品川＝自宅最寄りの駅ー
　自宅⑰

エリア 湖東三山・多賀・東近江(滋賀)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

　2022年11月30日（水）旅行4日目　最終日　晴れ　寒い
　湖東三山を回ります。ガイド付きで百濟寺８　9：45～10：55
　百濟寺は606年に聖徳太子が創建した。1000坊を擁したが、1574年信長の焼き討ちで、壊滅的打撃を受けた。
　　バス駐車場前のお土産物屋では、松茸を売っていました。

　百濟寺三百坊跡図
　ガイドさんが付いて説明を受けながら回ります。

百済寺 寺・神社・教会

　 百濟寺三百坊の由来記　
　 鎌倉から室町まで堂や坊舎などの建立が相次ぎ、僧俗合わせて1200人・・・昭和59年の分布調査で275か所の坊舎、墓地跡を確認。

不動堂

　下乗の碑
　誰であっても駕籠を降りなさい。歩いて行きなさい。

　

　紅葉の赤いじゅうたん
　表門から本堂は「生き物の命輝くコース」15分と言う触れ込みですが。
　一段ずつは高くないので、歩きやすいですが、遠いです・・・

本堂まで200m　なだら坂は帰りにね。

　こちらも見事な赤いじゅうたん。通行止めですが。

　帰りにこの中へ入ってお庭を拝見します。

　なだら坂。
　石段のない脇参道。帰りに通ります。

　弥勒坂
　あちらもこちらも紅葉

　石段まだまだ続きます。私の足の長さと、石段の高さと幅が、合いません・・・私の身長と足の長さは、昔の方の身長と足の長さくらいだとは思うのですが。昔の方は、着物を着て、ここを上り下りしたのよね？本日は3寺を回りますが、だんだん楽になるとのＴＤの言葉を信じて、今が一番大変だけど、後はだんだん楽になると信じて、歩きます。

百済寺 寺・神社・教会

　気持ちはこちらを歩きたいけれど、帰りにね。

　大きなわらじが見えてきました。仁王門。
　大きさは約2.5ｍ。願いを込めて触れると、身体健康・無病長寿のご利益があるとか。

　足元には昔の方が彫ったらしい石塔が、紅葉の中に立っています。風情があっていいなあ。

　真横で見るとほんとに大きい。　
　地元の方たちが、わらを集めて、作ったとか。10年に1度作り変えるそう。

　仁王様　「力士」
　仁王様は、お寺を守る守護神で、「金剛」「力士」の2像が本堂の前門に半裸で立つ。
　力士は「吽形」（閉口）です。

　こちらにも仁王様　「金剛」
金剛は「阿形」（開口）　
　勇猛剛健、健脚の両足には草鞋を履く「インド発祥の東洋的な神様」
　日中に仕事を終え、夜間は草鞋を仁王門脇に脱いで、立ちながら休む。
そうなんだ。「阿吽」って、狛犬のことだと思ってました。

　お話を聞く際は立ち止まるので、その際休憩することはできますが、基本歩け歩けです。紅葉は美しいので、それに免じてはいますが。紅葉には惹かれましたが、何でこんなに歩くこのツアーを選んだのか、未だに自分でもわかりません。

　五木寛之さんの賛辞
・・・仁王門をくぐって、この石段を登って行くと、目の前に石段があって、その上に何とも言えない風情のある本堂がまるで空中楼閣のようにグーと空中に浮かび上がって見えてくる所も、この百済寺の魅力の一つかもしれませんね・・

　弁財天
　弁財天はもともとは「河川の神」怒ると大洪水を、治まると大地に肥沃な恵みをもたらす女神。福楽・食物・子宝の恵みと雄弁・学問・技芸上達の神様。
　仏教に取り入れられてからは、貧困を救い、財産を与える「弁財天」となり、七福神の一人。信仰すれば、ご利益絶大。
　七転び八起き
　豪雪や、春の旋風で倒壊したが、再建。

観音杉に触れ、神のパワーを頂きます。

　苔むした石垣と石燈籠、足元には赤と黄色の紅葉。日本の秋。

　本堂　
　内部の写真撮影は不可
　如意輪観音半跏思惟像、聖観音坐像は美仏の代表。
　看板に紅葉が貼りついて。これも秋らしい。

　鐘楼「昭和の名鐘」
　ツアー客の一人が、鳴らし、余韻の長さと美しい音色を聞きました。

　千年菩提樹「仏陀の聖樹」
　織田信長の焼き討ち時の猛火に耐え、見事よみがえった強運厄除の樹。
　直径16m　周囲５ｍ　樹齢1000年

　三椏（みつまた）和紙の原料
　三椏（みつまた）植木活動
　百済寺本尊の別名植木観音様にちなんでいる。
　三椏と仏教は三（仏法僧）の乗数で成長する。
　聖徳太子の17条憲法「篤く三方を敬うべし」にちなんでいる。
　三椏は、異常繁殖中の鹿も食べないので、環境維持できる。とのことで、植栽しているそうです。

　姫沙羅
　ところどころにこういった説明板があります。

紅葉

紅葉

　千本椿
　参道脇や一千坊には山椿が自生して、2月から5月まで咲くそう。　
　紅葉の額縁

　石垣と紅葉
　最後の山城の威容
　百済寺城の一部、小石を積み上げた石垣であったっため、織田信長も安土へ「石曳」をせず破壊されずに残った。

　弥勒菩薩半跏思惟石像
　「慈悲と知恵と実践」に向けた指針として平成12年に建立

　一面の紅葉
　地上の天国：一千坊
　参道の左右の「平らな大地部分」はルイスフロイスが「地上の天国：一千坊」と絶賛した。

　紅葉の額縁の中の看板。こういったのもよいなあ。

　湖東平野と琵琶湖をかすめて真西50㎞先に富士山のように聳える比叡山。さらにその延長800㎞には百済。現在東海道新幹線、ＪＲ東海道線、名神高速道路、国道8号線（旧中山道）

その実写がこれ

　中晩秋の移ろい
　芙蓉、紫式部の実、ドウダンツツジ、ニシキギと来て、今は、楓。もうすぐ玉ミズキです。　

熊笹の上に赤い楓。白と緑と赤のクリスマスカラー。美しい。

赤一面。

　本坊・喜見院
　天下遠望の名園
　阿弥陀如来をお祀りしています。池泉回遊庭園です。

　人慣れした鯉がいて、手を叩くと寄って来ます。

ここにも紅葉

　菩提樹。
　本堂脇の「千年菩提樹」の子孫。

　本坊建物内は、立ち入り禁止なので、玄関だけパチリ。墨で書かれたこの辺りの地図。

庭園を出ます。

　長寿桜
　秋なのに咲いています。年を越えて長く咲くのでこの名が付きました。10月上旬から2月上旬まで咲くそうです。

紅葉もそろそろ終わりですね。

　百済寺さようなら。

　パンフレット
　如意輪観音半跏思惟像のお顔、毎日眺めていたいなあ。片膝立てて、ヤンキーみたいな姿勢なのに、何かを考えているような？

　参拝マップ
　とても短い、優しい言葉でまとめられています。