2022秋 ワインツーリズム山梨

2022/11/05 - 2022/11/06

今年もなんだかんだで行くことにしたワインツーリズム。コロナの影響で、地域ごとに人数を絞ったパターンは昨年と同様だが、今年は三週5日間に渡り開催される。笛吹、塩山、甲府・山梨市、勝沼、韮崎となっていて、ほぼコロナ前のエリアに戻ったが、毎週なんか行ってられない。

例年のパターンで11月第一週末と見越して宿を取っていたので、こうなると行き先が絞られる。相変わらずのバス利用券は劇高だから、昨年と同じパターンで逆組み合わせとし、自力勝沼＋塩山という工程にした。
今年も、ワイングラスはないし、ピンバッジもない。せっかくのイベントらしくなくて、つまらない。
去年よりもさらに分散したため、参加者はかなり少ないようで、どこのワイナリーでも暇暇と言っていた。

今年は、過去良かったところを巡る旅で、今年も甲州新酒は良い出来。マスカットベリーAが少なく、これまであまり見かけなかったブラッククイーンを出すところが多かった。昔ながらの日本固有種とのことで、流行っているように見えたのはたまたまじゃないの？と言われたが、ベリーAからBQに乗り換えが進んでいるのではないか？との憶測も。

表紙は、98winsの有料試飲セットとゴルゴンゾーラチーズケーキ。

エリア 勝沼・塩山(山梨)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 1.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 2.0
• ショッピング: 2.0
• 交通: 2.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス JR特急 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

市民バスに接続するように着けば良いので、いつもに比べたらのんびり出発。特急かいじもいよいよE353系に統一。

百人くらいいただろうか、かなりの人が駅を降りたが、ほとんど団体バスかタクシー待ちの行列で、市民バスを使う人はほとんどいない。だいたい行き先は同じなのだから、タクシー待つくらいなら、バスに乗ればいいのに。

勝沼ぶどう郷駅 駅

ワインツーリズムでは出店などが出る勝沼会場近くから徒歩でスタート。イベントをやっていないので、どこの店も通常運用。
最初の盛田甲州は、有料試飲しかなかったのでスルー。次のメルシャンはいつも試飲をしていそうなものだが、何かのイベントで試飲ができなかった。
元々の狙いの蒼龍葡萄酒は、なぜか試飲をやっていなかった。残念。

蒼龍葡萄酒 専門店

1. イケダワイナリー
昨年に続き定番となったイケダワイナリー。キュベシリーズは、グランキュヴェとプレミアムキュベがあり、二杯まで試飲ができるので一応味を確認。安い方が良かったので、今回は「プレミアムキュベ甲州」を購入。

Ikeda Winery 専門店

2. 勝沼醸造
相変わらずの高級路線。カードに千円チャージして試飲をするのだが、毎年購入する「アルガブランカ ピッパ」は、高いだけに間違いがない。白ワインが4,400円もする。さらに、試飲で良かった大久保も買ってしまう。値段は同じだから、そりゃうまいはず。

勝沼醸造 グルメ・レストラン

お昼にあわせてほうとう屋に行けるようにコースを組んだ。12時前だが、予想通り待ち行列ができていた。

ほうとう処 いしはら グルメ・レストラン

30分くらい待って店に入ることができた。メニューは、ほうとうともつ煮しかない。
コシがあると言えばそうだが、どちらかというと吉田のうどん。待ってまで食べるものでもなく、去年の方がまだ良かった。

ほうとう処 いしはら グルメ・レストラン

3. 丸藤葡萄酒
ここも定番の樽熟成。今回は、試飲したマスカットベリーAの出来が良くて、白赤二本購入。

MARUFUJI WINERY グルメ・レストラン

丸藤から坂を下っていくところにあるルミエール。今日は笛吹市でワインツーリズム中ということで、有料試飲は出ていたが無料はない。
ここでは一度も購入したことがないので、そのままスルー。13時から畑見学ツアーがあり、20人くらい集まっていた。

ルミエール ワイナリー グルメ・レストラン

4. 矢作洋酒
足を延ばして矢作洋酒へ。ここも本日のワインツーリズム中。昨年と同じく、塩ほうとうが有料で食べられる。すでに腹いっぱい食べたが、味が違うのでまた食べたくなる。
ワインツーリズムでは、最初か最後に来るポイントなので、お昼時はほとんどお客さん無し。

矢作洋酒 専門店

5. 白百合醸造
ワインツーリズムはしていないのに、団体客が訪れていて大混雑。
ここも定番なので試飲をしつつ、ボトルも購入して混載でワインを送付してもらうのも定番。いつもはロリアン勝沼甲州だが、試飲をしたロリアン山梨甲州がまぁまぁ良かったので、これを購入。ロリアン勝沼甲州の方が、賞を取るほどだんぜん格上。

ロリアンワイン白百合醸造(株) 専門店

大和葡萄酒は、一応やっていたが、御用の方はお呼びください、ということで店には誰もいない。バーになっているので、ちょっと試飲というわけにもいかないので、今回もスルー。ワインツーリズムでないと、なかなか味わえない。

大和葡萄酒 ワイナリー グルメ・レストラン

バスまで少し時間があるので、シャトレーゼ併設のカフェで時間つぶし。値上げしませんって言っていたが、モンブランは結構いいお値段。まぁ、それなりにおいしいですが。
富士急バスで勝沼ぶどう郷駅に戻り、普通列車で本日の宿がある甲府へ。今日も、300円x2回バス乗車で、ワインツーリズムができました。

甲州郷土料理九十九で夕食。
甲州と言えば、ほうとう一辺倒だったが、馬刺しも有名なようだ。と言って、それほどうまいものでもない。B級グルメの鳥もつ煮は、店により味が違うし、うまいものでもないし。やはり、山梨の郷土料理は、ほうとうだけだと最認識する。

定番の駅前東横インに宿泊。
8時半前に塩山駅に着く列車は、ワインツーリズム参加者ばかり。

甲府駅 駅

ワインツーリズム登録所は、南口と北口にある。
申し込みが出遅れたせいで朝一バスの予約が取れず、二番バスの予約だったため、待っているくらいなら、バスの逆回りで歩いて甲斐ワイナリーへ向かう。

塩山駅 駅

6. 甲斐ワイナリー
駅から歩いて15分の甲斐ワイナリーへ。ここの定番はメルローだったが、甲州もうまい。有料試飲のバルベーラがすごく良くて、メルローとのブレンドが一番良かったが、お値段も高かったので、バルベーラを購入する。それでも4千円。

甲斐ワイナリー 専門店

7. 奥野田葡萄酒
バスで塩山駅に戻るくらいなら、徒歩20分で奥野田葡萄酒へ向かう。完全にバスの逆回り。
前回来たのは5年も前。その時も良かったと思ったが、さらに磨きがかかって種類も増えてきた。ワインツーリズムでは、500円払ってミニツアーに乗るのが普通だが、ちょうど出たばかりなので、ショップで普通に有料試飲を行う。
結果、定番のハナミズキブランに加えて、スパークリングも購入してしまう。年代物のワインを加えて二次発酵させて、香りもなかなか素晴らしい。お値段もそれなり。

8. 塩山洋酒
結局、予約をしていたバスに奥野田葡萄酒から乗れてしまったので、塩山駅には一本早く到着した。下手すると、次のバスはまだ予約便なのではないかと思ったが、参加者少なく、余裕で乗車できた。感触として今日のワインツーリズム参加者は、全部で100人くらいかな。
塩山洋酒はバス停から徒歩5分くらい離れている。ここは甲州重川が良い。

9. 98wines
バスがたどり着かないのに参加するワイナリー。参加表明が遅かったのか、一か所遠すぎるのでバスが来れないのか。路線バスが昼間に一往復あるので、往路で乗るつもりだったが、時間が早いので、コンビニ前にタクシーを呼んで、バスは帰りに乗ることにする。
甲州とベリーAしか作っていなくて、ベリーAのロゼを加えた3種の有料試飲セットのみ。それに合わせるチーズケーキが売りだというので、一緒に頼んでみる。ロゼは美味。結局ボトルを購入したのだが、基本的に高い。

路線バスを使って、行く人来る人がまぁまぁいた。片道は必ずタクシーになるから、タクシー会社は大盛況。

98WINEs グルメ・レストラン

10. 機山洋酒
塩山駅に路線バスで戻り、三度塩山駅に降り立つ。接続悪くて30分ほど待つ間にコンビニで買ったおにぎり昼食とする。
右回り便に乗って、次のワイナリーは機山洋酒。ここも何度か訪れているがインパクト薄く、悪くはないけどボトル購入までに至らない。

11. 駒園ヴィンヤード
毎度おなじみ歩いて行くワイナリー。確かにバスが入れるような道がないので仕方ないが、結構な距離歩くので、バス停欲しいところ。
農家さんから仕入れたブドウで作るponyシリーズと、自社畑製のTaoシリーズでは、もちろん味の違いは歴然。しかし、ブラッククイーンは安いものの、なんだか良い。とっても軽いベリーAより、よっぽど良いと思う。

12. 三養醸造
さらに次のバス停まで歩く。ここは試飲無料だが、チャリティー寄付をしてほしいとのこと。4種試飲ができたがどれも美味。

13. 室伏ワイナリー
念願の醸造所ができた店名としては共栄堂。様々な農家さんから仕入れているが、出来はなかなか。記号のような品名を見ればいつの何かがすぐわかる。と言って、ダッシュ番号があるとそれぞれ味が違っているので、好みのものを探すしかない。
オレンジワインっていまいちと思っていたが、ここのはなかなか美味。

14. カンティーナヒロ
こんな遠い山奥まで、二度と来ることはないだろうと思っていたが、今回はイベント参加のため、最後に降り立つ。最終便で着くはずが、最後まで予定より一便ずつ早く着いた。
イタリア品種を揃える超高級路線でどれもこれも高い。有料試飲も10種飲み放題とはいえ1,500円とは恐れ入る。でも、うまいんだな、これが。

最終バスが行った後は、After Vintage Partyと題したパーティ。入場料の他にワイン有料試飲に食事も別なので、結構費用がかさむ。
料理はLA MAISON ANCIENNE によるフランス料理で、ほほ肉はおいしかったが、セルフで紙皿で食べるのではなく、やはりちゃんと食べたかったかな。サックス演奏があったおかげで間延びせず、まずまず楽しめました。
店を出していたドメーヌ茅ケ岳が良かった。韮崎なんて行かないから、初めて知ったワイナリー。

塩山駅まで送迎バスがあり、帰りも特急で帰宅した。今回は、歴代ワイナリー訪問数最低の14だったが、ボトル購入数は歴代一位。塩山地区はどこのワイナリーも個性的なので、ついつい買ってしまう。