滝メグラーが行く２５１　色づき始めたちくさ高原の紅葉と千種町滝めぐり（１）　兵庫県宍粟市千種町

2022/10/23 - 2022/10/23

天気が良かったので急に思い立ち滝めぐりをすることにしました。午前中にちょっとした用事があったので、午後からのスタートです。行き先は宍粟市千種町。お手軽滝が多いこと、道路状況がいいこと、また紅葉の状況を確認したかったので、比較的標高の高いところに車で行くことができることなど、短時間で効率良く目的を果たすことができることが大きな理由です。

最初に標高９００メートルのちくさ高原へ。そこから大釜の滝、三室の滝を訪問しました。

鍋谷滝滝見難易度：０、大釜の滝滝見難易度：０、三室の滝滝見難易度：１
参考　滝見難易度０：道路から見える、１：片道徒歩５分以内、２：片道徒歩１５分以内、３：片道徒歩３０分以内、４：片道徒歩１時間以内、５：片道徒歩２時間以内、６：片道徒歩２時間以上もしくは２時間以内でも特別な装備が必要な場合など。私の旅行記ではほとんど出現することはないと思われる。
注意　滝見難易度はあくまで私の主観によるものであり、また季節や天候により難易度が上がる場合もあります。私の旅行記を参考にされて、「違うかったやんけ」とおっしゃられても責任は負えませんのでご了承ください。また、難易度が高い場合はできる限り単独行は避けるようお願いします。

エリア 宍粟(兵庫)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車 徒歩

自宅から一気にちくさ高原ネイチャーランドへ。ちくさ高原スキー場は緩斜面が多く、初心者・初級者向けのゲレンデがメインですが、雪がないときは急斜面に見え、実際駒ノ尾山からちくさ高原へ下山したことがありますが、歩くと急です。

ちくさ高原スキー場 スキー場

スキー場の標高は約９００メートルです。紅葉の見ごろにはまだ早いということは承知の上で来ました。標高９００メートルまでストレスのないドライブで来ることができるのが魅力です。自宅のある姫路から１時間半程度です（一般道のみ）。経験上、この時期の紅葉は兵庫県最高峰の氷ノ山の山頂付近が見ごろと思われ、ちくさ高原では１０日～２週間後が見ごろとなりそうです。

ちくさ高原スキー場 スキー場

スキー場のオープンは１２月１６日の予定だそうです。順調に冷え込み、スノーマシンがフル稼働できるようになればいいですね。

ちくさ高原スキー場 スキー場

ちくさ高原からは同じ道を引き返し（といっても一本道ですが）、滝めぐりをしながら姫路へ戻ります。スキー場の少し手前にキャンプ場がありその付近に真っ赤に紅葉したモミジがありました。そこで目にしたのが、「ヴィクトリーナの森」という看板です。「ヴィクトリーナ」というと姫路市民にとってすぐ思い浮かぶのが、女子バレーボールのプロクラブチーム「ヴィクトリーナ姫路」です。帰宅後調べたところによると、２０２１年９月に宍粟市と「ヴィクトリーナ姫路」を運営する株式会社ヴィクトリーナ姫路が、「ヴィクトリーナの森事業に関する個別連携協定」を締結したそうです。協定内容の詳細は省略しますが、簡潔に言うと、宍粟市の提供するちくさ高原周辺の土地に苗木を植えて１０年後も豊かな森を維持するというものです。２０２２年４月にヴィクトリーナ姫路の選手・スタッフと抽選で選ばれたファンクラブの会員とで第１回の植樹イベントが開催されたそうです。

これも植樹されたものでしょうか？

ちくさ高原への県道７２号線は千種川に沿って設けられています。ちくさ高原はその最上流部ですが、その手前が鍋ケ森渓谷です。ちくさ高原より標高は低くなるので紅葉の見ごろはまだまだ先ですが、このように色づき始めています。

紅葉よりはむしろススキが幅を利かせています。

鍋ケ森渓谷と紅葉。

鍋谷滝。鍋ケ森渓谷に流れ込む脇沢にかかる滝です。県道７２号線から見える大釜の滝のすぐ手前の駐車スペースにあります。ここに来るたびに水が流れ落ちているのは知っていましたが、名前のある滝ということは知りませんでした。帰宅後に知ったことですが、道の駅ちくさでその情報を得た方がおられました。今度近くに行った際には確認しようと思います（こちらに来る際も帰る際も道の駅ちくさは素通りしました）。高さは目視で３メートルほどでしょうか。

大釜の滝にはこの立派な石碑があります。

大釜の滝には何度か来ており、旅行記でも紹介していますので滝の写真はこの１枚だけにしておきます。興味のある方は以下の旅行記をご覧ください。この日の水量はこれまで出最も少なかったようです。

https://4travel.jp/travelogue/10113826
https://4travel.jp/travelogue/10474363
https://4travel.jp/travelogue/11075195

大釜の滝から三室の滝へと向かいました。途中、兵庫県第二の高峰・三室山（標高１３５８メートル）が正面に見えるポイントがありました。三室の滝は三室山登山口付近にある滝です。

三室の滝に到着。鳥居の向かい側に１０台以上の駐車スペースがあります。三室山登山口は林道をもう少し上がったところですが、ここからも歩く人がいるかもしれません。

三室の滝 自然・景勝地

まずは瀧神社にお参り。

三室の滝 自然・景勝地

三室の滝は少し水量が少ないながらもいつもと変わらない姿を見せてくれています。

三室の滝 自然・景勝地

三室の滝は、千種川支流河内川上流部にかかり、別名・燗鍋滝とも呼ばれています（地形図などでは燗鍋滝と記載されています）。落差は１５メートルと大きくありませんが、この周辺の滝の中では私が最も好きな滝です。

三室の滝 自然・景勝地

三室の滝の特徴はなんといってもこの部分で、滝壺に流れ落ちた水が跳ね上がります。今日の水量では跳ね方がおとなしいものでしたが、水量の多い時にはこのリンク先の写真のようになります。

https://cdn.4travel.jp/img/tcs/t/pict/src/19/48/92/src_19489235.jpg?1281578589

三室の滝 自然・景勝地

三室の滝には何度か来ていますが、そういえば滝の上流部を見たことがないなと思い立ち行ってみることにしました。河内川左岸にはルートがあります。横から見た三室の滝です。

三室の滝 自然・景勝地

滝口。

三室の滝 自然・景勝地

右岸に渡ることも可能です。

三室の滝 自然・景勝地

三室の滝の上流の渓谷。

三室の滝 自然・景勝地

三室の滝とは駐車スペースを挟んで山側には木山神社の赤い鳥居があります。

三室の滝 自然・景勝地

木山神社周辺も色づき始めています。

三室の滝 自然・景勝地

こんなに鮮やかな紅葉も見られました。

この後滝やちょっとした観光スポットに立ち寄りながら帰路につきました。

三室の滝 自然・景勝地