2022/09/02 - 2022/09/04
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元杜鉄工さん
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ホテル立山に一泊し最終日は黒部ダムを経由して長野方面へ。天気予報は雨でしたが晴れました!
「くろよん」こと日本最大級の規模を誇る黒部ダムを見学。長いトンネルを抜けた先に広がる巨大な人工物は先人の苦労が偲ばれます。日本でここにしかないトロリーバスも見どころです!
ざっくり旅程
黒部峡谷鉄道トロッコ列車、富山地方鉄道、立山黒部アルペンルートを満喫してきました。
新黒部→富山地鉄→黒部峡谷鉄道→宇奈月温泉(泊)→富山地鉄アルプスエキスプレス→立山→室堂(泊)→黒部ダム→扇沢→長野
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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最終日の朝、ホテル立山の朝食。会場の窓からは坂を上ってくるバスが見えました。山の雄大さとバスの小ささの対比。
本当にいいホテルでした。 -
ホテルと同じ建物の室堂ターミナルからトロリーバスに乗ります。
室堂ターミナル 自然・景勝地
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室堂(2450m)9:45>>立山トンネルトロリーバス>>大観峰(2316m)9:55
初めてのトロリーバス。トロリーポールという集電装置が屋根上についています。昔の路面電車にもついているものですが、それすら乗ったことが無いので現役のものは初めて見ました。室堂ターミナル内にトロリーバスの紹介パネルがありますよ。立山トンネルトロリーバス 乗り物
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この立山トンネルは、貫光(観光)開発のためにダム建設後に掘削されました。
こちらにも破砕帯があり13か月をかけて突破しましたがトロバスは30秒ほどで駆け抜けます。 -
10分ほどで到着。バスの足元にはアースのための鉄球が取り付けられています。「バス」ではありますが無軌条電車線という定義上は鉄道。
乗車すると乗り心地はバスだけど走行音はまるで電車という不思議な乗り物です。 -
大観峰ターミナル屋上には展望台があります。結構階段を上るので標高が高いのもあってきつい人もいると思います。
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屋上はこんな感じ。ひと休憩。
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裏立山の山々がダムのある沢を挟んだ向こうに広がります。
大観峰 (大観峰展望台) 名所・史跡
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10:10発のトロバス接続のロープウェイを展望台からお見送り。
大半の人は慌てて階段を下りて乗り込んだようですが、一本見送るぐらいがちょうどよい。 -
階段を下りて建物内へ。営業していない食堂の隅にロープウェイの模型がありました。
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模型と合わせてここまで細かく解説してある展示はなかなかみませんね。お馴染みの鋼索カットモデルもありましたよ。こういうのに力入れている乗り物は好感度上がります(個人の感想です)。
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階段を登らなくても手前に展望台があります。こっちの方がロープウェイを大きく撮影できますね。記念撮影用のパネルもありました。
このロープウェイは途中に柱が1本もない日本最長のワンスパンロープウェイです。 -
大観峰(2316m)10:30>>立山ロープウェイ>>黒部平(1828m)10:37
意外と混んでいました。 -
途中ですれ違い。
眼下の谷底までの距離がすんごい。立山ロープウェイ 乗り物
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黒部平に到着。ここでも接続するケーブルカーを1本見送るので折り返しをのんびりお見送りする。
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ここまで細かく解説してある展示はなかなかみませんね(2回目)。本当に素晴らしいね。
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タモリさんのサイン発見!3週連続立山黒部回だったんですね。
黒部平駅構内売店 グルメ・レストラン
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黒部平の建物の屋上も展望台になっています。
これから向かう裏立山が近づいてきました。 -
振り返ればトロバスで越えてきた立山。山頂は雲で隠れちゃいましたが、今朝拝んだ雄山の反対側にこんなに短時間で来られるとなんだか実感が無いです。
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再びのワンスパンロープウェイ!
紅葉シーズンも見てみたいですね。 -
次に乗るのはケーブルカーです。なんとアルペンルート開業当時からの車両です。
こちらも紹介パネルがあって楽しい。 -
黒部平(1828m)11:10>>黒部ケーブルカー>>黒部湖(1455m)11:15
車両をよく観察すると今は亡き東京汽車会社昭和44年のプレートがあります。黒部ケーブルカー 乗り物
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全区間トンネルです。この環境なので長持ちしたのかな。
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黒部湖駅に着いてからは少しトンネルを歩きます。
この巨大な扉の先が出口です。 -
黒部湖と黒部ダム!!
黒部湖 自然・景勝地
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観光放水は期間によってやっていないときや水量の違いがあるそうなので要チェック。この日は少な目と聞いていたのですがそれでも大迫力!!
黒部ダム 名所・史跡
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対岸まで徒歩です。映画「黒部の太陽」のロケ地ですね。
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ようやく中心。ここから眺める下流の渓谷も上流の黒部湖も良い眺めでしたよ。
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対岸のレストハウスでお昼ご飯。食券制です。品ぞろえも結構あります。
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ここはやっぱりダムカレー。辛いグリーンカレーです。前の写真の通りカレーのバリエーションもあるので苦手な人も大丈夫。
セルフサービスのお水は破砕帯の湧き水です。
カレーはお皿をなるべく汚さないようにご飯を寄せながら食べる癖があるので、アーチダムがロックフィルダムになり、重力式になり。。。完食!黒部ダムレストハウス グルメ・レストラン
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殉職者慰霊碑です。右端に写るプレートには171名の名前が刻まれています。
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この近くに管理建物があり、もちろん立ち入りは出来ないのですがこんな案内がありましたのでご参考まで。
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さてダム本体の観光へ。虹が見えやすいという新展望台レインボーテラスへ降りると特設展示会場がありました。ダムのことがまとめられています。
黒部ダム 新展望広場 レインボーテラス 名所・史跡
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見どころは映画「黒部の太陽」のセットですね。3時間くらいの映画ですがプロジェクトXと合わせて予習しておくと大変参考になります。
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おやおやこれは貴重な品ですな。
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建物の外壁には黒四建設記念碑があります。プロジェクトXでは関電本社前に展示されていると紹介がありましたが、ここに移設されていました。
キャタピラや足跡が残っていて建設当時の様子を感じることができます。 -
階段を上って戻り、さらに階段を上ります。240段のスリリングな外階段です。
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途中の休憩スペースにはコンクリートバケットとクレーンフックが残されています。この巨大なバケット17万8千杯分のコンクリートが使用されたとか。
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このバケットにコンクリートを詰めてワイヤーで運搬した設備が両岸に残っています。神殿みたいで格好いいですね。
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展望台まで登ると景色はいいですね。
黒部ダム展望台 名所・史跡
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破砕帯からの湧き水も出ています。この展望台、トイレはあるのですが飲食の販売は無いので要注意です。
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外階段ではなく地下トンネルでもアクセスできるみたいなので降りてみると黒部ダム駅につながっていました。超涼しい。
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レストハウスのわきに売店があるので「ハサイダー」を購入。ヘルメット型のグッズやダムカレーのアーチ型ご飯の型とかおいてありました。
ここのガチャガチャが面白くて黒部ダム建設を行った間組監修協力のダムフィギュアが1回400円でできます。ハズレはダムカレーです。 -
満喫したので駅へ向かいます。レストハウスから5分くらいトンネルを歩きます。
このトンネルからは冷たい空気が吹出していて涼しいです。「黒部の太陽」予習した身としては風を感じると心の中で万歳三唱してしまいたくなります。 -
黒部ダム(1470m)14:05>>関電トンネル電気バス>>扇沢(1433m)14:21
黒部ダムを満喫してアルペンルート最後の乗り物「電気バス」です。2019年に導入されました。それまでは立山トンネルと同じくトロリーバスでした。
窓下の4本線は「くろよん」を表しています。関電トンネル電気バス 乗り物
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貫通点のオレンジの標識。県境を超えると
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破砕帯です。滝のように水が流れ出している場所もありました。
ここを突破するのに7か月の月日を要しましたがバスは一瞬です。電気バスは静かですね。 -
終点扇沢に到着。営業運転時はナンバープレート表示していないんですね。
関電トンネル電気バス 乗り物
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乗客を降ろした後のバスは充電スポットに移動しました。
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最後に「くろにょん」がお見送り!
時間があればトロバス記念館も見てみたかったけど、まぁいいか。 -
扇沢14:40>>アルピコ交通特急バス>>長野駅東口16:25
最後はバスで長野駅へ。 -
次第に山は遠くなり、蕎麦の白い花が咲く平野部へ。
途中信濃大町駅に停車し、犀川沿いに下ると長野市街地です。 -
長野17:04>>北陸新幹線かがやき510号>>東京18:28
長野県も山がたくさんあってゆっくり回りたいですが、今回はこれにて。お土産でカバンが重い。長野駅 (JR東日本) 駅
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ガチャガチャの中身は「建設途中の黒部ダム」と「ライチョウのつがい」でした。本物のライチョウは見られませんでしたが、最後に来てくれました。
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これにて2泊3日トロッコとアルペンルートで立山満喫旅は終わり!
快適な乗り物とホテルに泊まりながら2000m以上の高山を楽しめるのは、本当に魅力です。春の雪の大谷や秋の紅葉も観に行きたいですね。
おしまい。
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トロッコとアルペンルートで立山満喫
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