
2022/09/13 - 2022/09/13
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2013tomoさん
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この旅行記スケジュールを元に
写真は山形立石寺の石段です。
1,000段あると言われています。
2020年の11月に金毘羅さんの石段を
登りましたのでたいしたことはない
と高を括っていました。
でも前半は途中であきらめようかと思うほど
体力を消耗しました。
「立石寺、侮るべからず」です。
2年間の間に体重が増えていたのと
老齢化が進行していたのです。
老齢化の進行は止めることは出来ませんが
・足腰の耐久力を増強(少なくとも現状維持)する。
・体重のスリム化作戦を実行する。
ことは可能です。
これは旅を継続するための必要条件だと思います。
日常の「節制」と「鍛錬」を日課とすることの
大切さを感じました。
(それが難しいんだけど!)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
<JR仙山線の絶景ポイント>
新青森を06:18に出発した私たちは
廣瀬川に架かる絶景ポイントの第二広瀬川橋梁を求めて
JR仙山線の単線を走りました。
(仙台発08:17発山形行き)
陸前白沢駅から熊ヶ根駅の間に架かる赤い橋です。
列車は快速で短い距離を走り抜けるので
シャッターチャンスが難しい場所です。
思った通り一瞬、
視界に広瀬川橋梁の赤色のはしが飛び込んできたのですが
写真のシャッターが落ちるタイムラグの間に
絶景ポイントは空しく通り過ぎてしまいました。
残念ですが明日の帰路で次のシャッターチャンスを狙う予定です。
結論から報告しますと色々ありましたが
無事にカメラに収めることが出来ました。
(帰りは仙台からの08:43愛子駅、熊ケ根間の陸前白沢に
絶景ポイントがあります)仙台駅 (JR) 駅
-
3日目は新青森06:18発でスタートし、
仙台経由(07:51着)、山形県山寺駅着(09:13着)
と一気に東北を縦断して下って行きます。
山寺(立石寺)の石段1,000段(往復ですから合計2,000段
)にチャレンジした後は
会津若松の鶴ヶ城に登ります(今日も体力の限界まで挑戦です)。新青森駅 駅
-
09:13に山寺駅に到着しました。
観光地ですが鄙びた感じの駅舎です。
ホームから前面の山に
お寺の建物が点在しながら頂き近くまで
続いています。
麓から一気に奥の院迄歩いて登るのは大変そうです。
往復すれば1時間から2時間ほどかかります。
次の列車の発車時刻が11:10ですから2時間弱しかありません。
早足で石段を登る(下る)必要があります。
今の体力で奥の院まで行けるかどうか不安がよぎります。
(途中でやめようか…。)
という気弱な想いが浮かんできました。山寺駅 駅
-
山寺の改札口を出て家内と一緒に
山寺(立石寺)の登山口に歩いて
向かいます。
山を下りた後で落ち合う
「やまがたレトロホテル(旧山寺ホテル)」
の場所も確認しました。
橋を渡って右に曲がり10分ほど歩くと
登山口の標識が見えてきました。
家内とは根本中堂から石段が始まる山門迄
一緒に歩きました。
家内は山門からやまがたレトロホテルに戻り
私の帰りを待つ予定です。立石寺 寺・神社・教会
-
その途中に芭蕉の有名な「閑さや岩にしみ入る蝉の声」
の句碑がありました。
当日は9月13日で秋も始まっていましたがお日和も良く
(暑さは夏並)
下り道ではくまぜみがワシワシと鳴きながら
私の背中を見送ってくれました。
(蝉さんありがとうございます)
、立石寺 芭蕉と曽良の像 名所・史跡
-
立石寺
宝珠山立石寺 寺・神社・教会
-
ここから先に進む人は入場料がいります。
登山口ですが300円です。立石寺 寺・神社・教会
-
登山口で入場料支払います。
立石寺 寺・神社・教会
-
山寺の階段を登り始めます。
登山者はカップルで登る人が多いです。
一人で歩いているのは数名でした。
石段の横へは奥の院迄あと何段という
表示がありました。立石寺 寺・神社・教会
-
最初の3分の一位までは残る段数の多さに
気持ちが圧倒されます。
この辺りで身体も心も息が切れ始めます。
やはり日ごろの運動不足が影響してきます。
9ヶ月ぶりの旅行ですがその間のトレーニング方法に
誤りがありました。
私たちの旅は「歩き旅」が中心ですから上半身の持久力より
下半身の持久力維持を目標に組み立てることが必要でした。立石寺 寺・神社・教会
-
若いカップルに途中で追い抜かされる
状態になりました。
(あれ~、このような状態は
どこかで経験したことがあるぞ?)
そうだ北スペインの巡礼路を歩いた時と同じだ。
あの時も他の若い巡礼者たちは私の傍らを
軽々と通り抜けて行きました。
そのたびに「ブエン。カミーノ
(巡礼路が幸いでありますように)」
とお互いに挨拶をかわすのですが
内心は私の体力の衰えを嘆いていました。
そんな時、巡礼路をとぼとぼ歩きながら
お念仏のように繰り返し唱えていた言葉があります。
「ポコ・ア・ポコ、ピエ・ア・ピア」という言葉です。
これはスペイン語の“Poco a poco,pie a pie”で
「少しずつ、一歩ずつ」という意味です。
(私はゆっくり歩くので“ムッシュー・エスカルゴ”
(カタツムリさん)と巡礼仲間に呼ばれていました)
他人と比較するのは止めよう。
自分のペースを守って「少しずつ、一歩ずつ」歩いて行こう。
という言葉を唱えていると心も体も楽になってきました。
(人生も同じかもしれませんね)
確かバングラデシュの諺で
“ゆっくり歩いて休まない。
そんな人には誰もかなわない”
という言葉がありましたがこれと同じです。
私は息を切らしながら
一歩一歩、石段を登って行きました。立石寺 寺・神社・教会
-
心にゆとりが出来たので
挨拶を交わすこともできるようになりました。
お互いに黙礼であいさつを交わして
「こんにちは~、暑くなりましたね。」
「こんにちは~、ようやく開山堂が見えてきましたね。」
「こんにちは~、奥の院まであと260段ですね。」
といった感じです。
不思議と他のカップルからも先に挨拶を
頂くようになりました。
同年代の連れ合い間で1,000段の石段を
ハ―ハー息を吐きながら登る仲間意識が生れてきました。
サンチャゴ巡礼の時と同じだ!
私の心の中でサンチャゴ巡礼路と立石寺の石段が
シンクロナイズ(同時化)した瞬間でした。
私の心象スケッチの中では巡礼路は一本の道として
つながっていました。立石寺 寺・神社・教会
-
写真は開山堂から見た眺望です。
眼下に山寺駅が見えます。
駅の向かいにある「やまでらレトロホテル」では
家内が私の下山を待っているはずです。
ここまで来たら奥の院迄石段はあと260段ほどです。宝珠山立石寺 寺・神社・教会
-
「迷ったときには一歩を踏み出せ。」
という故星野監督の言葉に従って
山頂へ向かって一歩を踏み出しました。
奥の院へは想像していたより早く到着しました。
「案ずるより産むが易し」の言葉通りです。
奥の院まで約30分で到着しました。立石寺中堂(根本中堂) 寺・神社・教会
-
下りは早足で降りて行きますので
往復1時間以内で家内が待っている
ホテルへ行くことが出来そうです。
でも最後でいつもの通り道を間違ってしまいました。
麓まで降りて大通りに出たのは良いのですが
山寺駅と反対の方向へ歩いてしまい(200mほど)
引き返す羽目になりました。
私はいつも旅でも日常生活でも道に迷ってしまいます。
でも間違いに気が付いたときは早めに引き返すことで
何とか時間の帳尻を合わすことが出来ます。
旅も人生もよく似ていますね。立石寺 寺・神社・教会
-
駅から真っすぐ50m真ん前のこの旧ホテルが無料の休憩所です。
今は営業していない「やまがたレトロ館(旧山寺ホテル)」やまがたレトロ館 (旧山寺ホテル) 名所・史跡
-
中国の壷のレプリカが飾ってあります、
やまがたレトロ館 (旧山寺ホテル) 名所・史跡
-
山寺ホテル、無料の休憩所
やまがたレトロ館 (旧山寺ホテル) 名所・史跡
-
お陰様で無事に家内と「やまでらレトロ館」で
落ち合うことが出来ました。
山寺駅に帰って次の列車にまだ時間があったので
駅前の木陰で一休みしました。
すると保育園の園児たちが先生に連れられて
私たちの前をぞろぞろと通り過ぎて行きます。
「みんな可愛いな~。私たちの孫みたいだな~。」
と思いながら目を細めて見ていますと
園児たちから
「こんにちわ~。」、「こんにちは~。」
という挨拶の合唱を頂いてしまいました。
見知らぬお爺さんとお婆さんが優しそうな眼差しで
座っているので挨拶の言葉を掛けてくれたのでしょう。
子供たちも挨拶をするのがうれしそうでした。山寺駅 駅
-
「愛語よく廻天の力あり」
という道元禅師のお言葉がありますが
園児たちの可愛い挨拶は
万言の「愛語」と同じパワーを持って
私たちに元気を与えてくれました。
「みんな、ありがとう!」山寺駅 駅
-
山寺駅の改札を出てすぐトイレとロッカーがあります。
駅出てすぐのレストラン兼お土産屋さんに
お食事したり購入した方は無料で荷物を預かると
書いてありました。
見晴らし台に登ると確かに全体像が見学出来ました。山寺駅 駅
-
駅出てすぐのレストラン兼お土産屋さんエンゾウです。
お食事したり購入した方は無料で荷物を預かると
書いてありました。
早く気が付けば良かったです。 -
会津若松までは11:10に山寺を出発し、
仙台駅経由(12:10着)、JR仙山線・仙台行14駅、
郡山駅経由(13:05着)、JR磐越西線で会津若松に
14:30に到着します。
山寺駅から仙台行き路線の熊ケ根駅から陸前白沢駅の間に
絶景ポイントを撮影するチャンスが再度訪れてきます。
今度は逃がさないぞ!山寺駅 駅
-
途中で家内が
「絶景ポイントは白沢駅の後だからまだ早いわよ。」
とか言い出しました。
でもこれは往路の場合です。
復路は熊ケ根駅を過ぎた直後に
ポイントがやってくるはずです。
それを説明していると
シャッターチャンスを逃してしまいますので
私は心静かにカメラを構えました。愛子駅 駅
-
これは撮影できた絶景ポイントです。
カメラが列車のスピードについて行けず
不鮮明な映像になってしまいました。
でも自分を信じることが大切だと思いました。愛子駅 駅
-
会津若松駅に定刻通り14:30に到着いたしました。
日本の交通機関は本当に正確で助かります。
ところでお昼は途中で駅弁を買って車内で食べました。
「みやぎ御膳」という名前のお弁当でキオスクで一つ買って
車内で二人で分けて食べました。
※宮城県誕生150周年記念弁当 みやぎ御膳発売!
(期間:2022年2月17日~)と書かれていました。
内容は「みやぎ」の特産物が少しずつ盛り付けてある
お弁当ですが美味しくいただきました。
キオスクで購入しましたの
「大人の休日倶楽部」の特典である10%割引が摘要されます。
販売価格:1,500円(税込)ですので150円が割引かれて
1,350円のお支払いです。
と思ったら時間が迫っていたので割引を言うのを忘れたそうです。
「塵も積もれば山となる」のたとえではありませんが
こまめに活用すればリターンは大きいと思います。
もし10万円分をキオスクで購入すれば
1万円のリターンがあるのと同じです。
(でもキオスクで10万円も使いことはありませんね)仙台駅 (JR) 駅
-
鶴ヶ城
-
午後はお城を見に行きました。
-
翌日は只見線にも乗りました。
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