2022/09/14 - 2022/09/14
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2013tomoさん
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この旅行記スケジュールを元に
写真は只見溪谷の美しい風景です。
今日は9月14日(水)、旅行4日目の最終日です。
早朝、06:03にJR只見線で会津若松駅を出発し、
会津川口駅(20駅目)に08:06に到着します。
JR只見線はこの美しい溪谷を楽しめる路線として
世界的にも有名な観光スポットとされています。
しかし、平成23年(2011年)に発生した
「平成23年7月新潟・福島豪雨」で
複数の橋梁が流失し、路盤も流出するなど
甚大な被害を受けました。
しかし懸命の復旧が進められ代行バスが運行されてきた
会津川口駅から只見駅までの区間も2022年10月1日から
再開されることになりました。
今日の旅で利用する会津川口駅から只見駅までの代行バスも
最終日(9月末)までと残すところ2週間となりました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
06:03に会津川口行きの列車は
4番ホームから出発します。会津若松駅 駅
-
客車に乗り込みますとこんな様子です。
私以外、誰も乗客はいません。会津若松駅 駅
-
列車は只見線をひたすら走ります。
車窓から美しい稲田が広がっているのが見えます。
収穫前の稲穂が黄金色になって頭を垂れています。
会津平野は自然の恵みが豊かな所です。JR只見線 乗り物
-
列車は会津平野を通り抜け越後山脈に分け入って行きます。
JR只見線 乗り物
-
山は奥深い様子で
単線を走る列車の車窓を緑色の枝葉が触手のように
パチパチと打ち付けます。
都会では見られない風景です。
ふと泉鏡花の『高野聖』を思い出しました。
山深い飛騨山脈に分け入った高野の旅僧が経験した
怪異陰惨かつ幻想的な唯美ロマン的な物語です。
緑のトンネルをくぐり抜けて走る列車が鏡花の怪異の世界に
吸いこまれて行くような感覚になりました。
ここでは遠野の世界観がそのまま残っているようです。JR只見線 乗り物
-
緑色のトンネルを抜けると大きなダムが見えてきました。
これは只見ダムかな?JR只見線 乗り物
-
列車の車窓から振り向きながらダムを撮影します。
(あれは只見ダムに違いない)只見ダム 自然・景勝地
-
美しい溪谷の水面に越後山脈の山々が影を写しています。
JR只見線 乗り物
-
はやと駅を過ぎた地点で
列車に並行して流れる只見川の上を
観光船の渡し船が浮かんでいます。
列車の車窓から見ていると
渡し船の船頭さんや乗客が列車に向かって
手を振っています。
私も嬉しくなって一生懸命手を振り返しました。
ローカル線の並足で走る速度は人間味に溢れています。
「汽車の窓から ハンケチ振れば~♪」
牧場の乙女が 花束投げる~♪」
(作詞:丘灯至夫,作曲:古関裕而)
というのどかな歌を口遊んでしまいそうです。JR只見線 乗り物
-
途中に溪谷に架かる美しいアーチ型の陸橋が
見えてきました。
(これがカメラの絶景ポイントかなあ…?)
それ以降目に飛び込んでくるそれらしき陸橋は
出来るだけカメラに収めるようにしました。JR只見線 乗り物
-
列車は橋の下をくぐり抜けるように走ります。
-
列車は会津川口駅に到着しました。
ここから只見駅まで代行バスに乗り換えます。
代行バスの運行は9月30日までです。会津川口駅 駅
-
10月1日から只見線が全線運転開通します。
おかえりなさい!会津川口駅 駅
-
列車は会津川口駅に08:06に到着します。
改札口を出ると只見駅行きの代行バスが
待っていました。
写真の通り小型のバスです。
乗客は私を含めて5~6人です。只見線代行バス 乗り物
-
乗り込む際に高齢(私に云われたくない)
のカップルのご主人が
「これでようやく僕の夢がかなう。」
と奥様に話しているのが聞こえて来ました。
皆さん夢を持って旅に来ているのだと改めて
感じました。
ご主人が女性の運転手さんへ
「座席はどちら側に座った方が景色が良いですか?」
と聞いています。
運転手さんは「川は右に行ったり、左に見えて来たり
しますのでどちらが良いとは言えないです。
前方の座席はシートベルトが必要ですが
バスの後方座席でしたら左右に移動しても構いませんよ。」
と言っていました。
ご夫婦は結局シートベルトをして真ん中あたりの座席に
座っていました。只見線代行バス 乗り物
-
会津川口駅から只見駅までのバスの車窓からの車窓は
どちらかというと山峡から下界に降りて来る道を走る
という雰囲気でした。
溪谷に架かる陸橋も見えますが黄金色をした稲田や
村々の家屋が多くなってきました。
私たちは『高野聖』の世界を抜け出したようです。只見線代行バス 乗り物
-
代行バスは09:05に只見駅に到着しました。
只見駅は山間にある小さな駅でした。
でも駅の規模の割に人が多い。
よく見ると皆さん望遠レンズ付きの
立派なカメラを手に提げています。
「撮り鉄」の方々です。
私の小さなデジカメとは大違いです。只見駅 駅
-
私が駅舎の近くに咲いているコスモスがきれいなので
カメラで撮影しようとすると
駅員さんから
「おとうさん、そこは立ち入り禁止だよ。」
と注意されてしまいました。
(なぜお父さんだということが分かったのかなぁ?)
私は「コスモスがあまりきれいに咲いているので
カメラを向けてしまいました。ありがとうございます。」
とお礼のあいさつを言っておきました。
私のカメラを見れば「撮り鉄」さんではないと
すぐにご理解いただけたと思います。只見駅 駅
-
只見駅から小出駅までの路線です。
只見駅 駅
-
只見駅から出発する列車の時刻表です。
本数が少ないので乗り遅れると大変そうです。只見駅 駅
-
次のような心が温かくなるような時間もありました。
私がホームに立ってあたりの風景をカメラで撮っていると
代行バスでご一緒したご夫婦のご主人から
「すみませんがカメラのシャッターを押していただけませんか?」
というお申し出がありました。
「オォ!懐かしい言葉だ。」
最近はスマホの自撮りばかりでこのような場面は
なかなかありません。
私は「喜んで」と言いながらお二人を前にして
片膝で座り込み撮影してさしあげました。
マスクを外して何となくはにかんでいる奥様の微笑に
お二人の長い歴史を感じることができました。
今度は横方向の写真でと言いながら二度目の写真を撮りました。
「うまく撮れているかご確認ください。」
と言いながらカメラを返しました。
お二人のこれからの旅行が益々幸せになることを
心からお祈りします。
「お二人の旅に幸あれ!」
「スラマット・ジャラン!」
「ブエン・カミーノ」
あたたかな連れ合い夫婦にお会いできてハッピーな気分で
これから小出駅に向かいます(09:30出発)。只見駅 駅
-
列車の内部はこんな感じで開放的な
雰囲気で車窓からの景色を楽しめました。JR只見線 乗り物
-
列車は途中で再び山峡に入り込みます。
列車は長い、長~いトンネルを走り抜けて行きます。
単線のトンネルは初めての経験です。
暗いトンネルを抜けるときは眩い光の束が
出口から奔流して来るようです。JR只見線 乗り物
-
出口を通り抜けた瞬間、
周りは朝日に煌めく緑の樹々が
列車を歓迎してくれました。
溪谷には只見川の水面が強くなってきた
朝の光で輝いていました。JR只見線 乗り物
-
列車は小出に向かって走って行きます。
単線の線路の周りも秋の気配が深まってきました。
ススキが鉄路の周辺に群生しています。
列車はススキの裳裾をまくり上げるように
走り抜けて行きます。JR只見線 乗り物
-
小出駅に10:41に到着致しました。
ここから越後湯沢迄は40分ほどの旅です。
(11:10小出発、越後湯沢到着11:53)
越後湯沢から東京までは新幹線で1時間20分の旅です。小出駅 駅
-
(12:09発、越後湯沢発新幹線とき318号、
13:28東京駅23番ホーム着)
22番と23番線のホームの中央付近の待合室で
家内と待ち合わせをする予定です。
家内は13:24の新幹線で東京駅22番線着ですから
少し早めに待合室で待っているに違いありません。
私の乗ったとき318号は東京駅23番線に滑り込み、
スピードを落としゆっくりと待合室を通り越して
停車しました。
待合室のガラス越しに家内の背中が見えました。
なんだかスマホをいじっているようです。
私にラインを送っているのかな。
(見てなかったけど…)
私は新幹線を降りて待合室へ向かいます。
家内が私を見つけて手を振ります。
私も手を振り返します。
家内は「時間通りの到着だったね。」
とか言っています。
日本の鉄道の正確さには驚かされます。
これで私たちの3泊4日の旅行も無事に完了しました。
夕方は早速孫たちのお迎えとお世話が待っています。
(あ~ぁ、また現実世界の始まりだ)
次の旅行は何処へ行こうかな…。
(実は帰宅後に北海道鉄路横断旅行をする
予定が早速決まりました。)
以下は家内の別行動スケジュールです。
私たちはパラレルワールドを移動しながら
今回の旅の終着駅である東京駅で落ち合い
ました。
08:30出発と 09:30出発
会津若松 JR快速あいづ2号・郡山行
6駅 09:34着 10:36着 郡山(福島県
郡山市ふれあい科学館 郡山駅 西口1分
福島県郡山市駅前二丁目11番1号(ビッグアイ20~24階)
一般 展示ゾーン 400円
65歳以上展示ゾーン 無料
鉄道模型運転シミュレーター (22階) 200円
宇宙劇場 観覧券は、当日10時から22階と23階で
販売します。
65歳以上 100円 一般 400円
定員220名、各回入替制、途中入場はできません。
入場開始時刻は番組開始15分前からとなります。
宇宙劇場投映スケジュール
10:15~11:00 地球と生命?
地上高104.25メートルで、地上から
最も高いところにあるプラネタリウムとして、
2002年1月にギネスの認定を受けました。
鉄道模型のNゲージとは?
実際の150分の1の大きさで、
線路の幅が9ミリメートルの模型です。
「NINE(ナイン)」の頭文字をとって
Nゲージと呼ばれています。
ここのジオラマの特徴は?
面積が40平方メートルあり、Nゲージでは、
全国有数の規模を誇ります。
郡山の発展の歴史が模型により表わされており、
明治時代、昭和初期、現代の駅
前を再現しています。越後湯沢駅 駅
-
今回の旅で買ったお土産一覧です。
越後湯沢駅 駅
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