2022この旅一万円也！青春１８きっぷで山陰ブルーを見に行こう！vol.2（「サンライズ出雲」待避編）

2022/08/27 - 2022/08/28

１泊２日で１万円。

高いか安いか、それはあなた次第。各地で食材を調達し、「サンライズ」にぶち抜かれ米子を目指します。

きっぷ：青春１８きっぷ
旅程概要
08.27：熊本～弥生が丘～下関～東萩～江津～揖屋～米子

エリア 出雲市(島根)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

2022.08.27　東萩【あと6,590円】
この旅１万円也。もうすでに３分の１を使ってしまったが、せっかく来たので酒とつまみを買おう。

東萩駅 駅

2022.08.27　東萩【あと6,590円】
萩の公共交通の主力は新山口と直結するバスのようだ。

2022.08.27　東萩【あと6,590円】
駅から１キロくらい歩いて、道の駅に行った。帰りにコスモスで飲み物も調達。

道の駅 萩しーまーと 道の駅

2022.08.27　東萩【あと6,590円】
次に乗るのはキハ４７である。以前この時間帯はキハ１２０形の単行だったから、ボックスが大幅に増えた。

2022.08.27　東萩【あと6,590円】
主要駅では下を向いて歩こう♪２番ホームには…おっ、「やくも」が残ってるね。復刻版の３９年１０月号では博多ゆき８０５Ｄ準急「やくも」が１３：５２に東萩を出発する。長門市で分割し一部は美祢線経由となり、下関で再併合し博多には１７：３８着である。

2022.08.27　東萩【あと6,590円】
昭和５０年代の車両をバックに、昭和３～４０年代の準急列車の痕跡が残る東萩。

2022.08.27　東萩【あと6,590円】
これは「あきよし」「さんべ」「はぎ」の乗車目標だ。調べてみると「はぎ」は短命だったらしく、昭和４０年代後半のものであろう。

2022.12.24　自宅
「はぎ」号のことを調べていると、昭和４７年３月の時刻表が見つかったので、また１週間ほどexcelに向き合った。８２４レがどうしても目立っちゃうが、「はぎ」号は長門市～米子の運転で、上りは「しんじ１号」（下りは「だいせん１号」）に米子～益田で併結し、米子で切り離されていたようだ。いかにもキハ的な運用である。

2022.12.24　自宅
一方、最近“フォートラ”で話題のみんな大好き再併合「さんべ」はこのようなダイヤだったようだ。その他朝から晩まで走り続ける特急「まつかぜ」に「山陰」の前身８２６レなど、作るのはたいへんめんどくさかったが見ごたえのあるページとなった。

2022.08.27　益田ゆき普通列車車内【あと6,590円】
窓側のボックスに座り、さぁ飲もうかとしたところで相席となった。明らかに関係者の風貌で実際関係者だったが（笑）、わけありきっぷで乗っけてもらっている以上仕方がない。

2022.08.27　益田ゆき普通列車車内【あと6,590円】
東萩を出てしばらくは海だが、やがて内陸に入る。

長門大井駅 駅

2022.08.27　益田ゆき普通列車車内【あと6,590円】
いろいろ有名になった阿武町の中心は奈古駅。

奈古駅 駅

2022.08.27　益田ゆき普通列車車内【あと6,590円】
１駅ずつ拾ってゆく。

木与駅 駅

2022.08.27　益田ゆき普通列車車内【あと6,590円】
関係者各位、さまざまな思い入れを持たれているであろう宇田郷。

宇田郷駅 駅

2022.08.27　益田ゆき普通列車車内【あと6,590円】
私は素人なのでそこまで深い思い入れはないが、向かいに座っておられる先輩は撮影にいらっしゃったとのこと。

2022.08.27　益田ゆき普通列車車内【あと6,590円】
当駅から島根県である。

飯浦駅 駅

2022.08.27　益田ゆき普通列車車内【あと6,590円】
石州瓦の割合が高くなる。

2022.08.27　益田【あと6,590円】
益田に到着。何だ新型ではないか…とお思いだろうが、すでにアクアは廃され鈍行だけになってしまった。

益田駅 駅

2022.08.27　益田【あと6,590円】
まぁ、この時間帯は元々「アクアライナー」ではないので…

2022.08.27　益田【あと6,590円】
当駅止まりの「スーパーまつかぜ」が到着。うちの島だけでなく、いよいよ本州も快速を減らして露骨な特急誘導を仕掛けるようになった。

2022.08.27　浜田ゆき普通列車車内【あと6,590円】
キハ１２０形は展望がきく。かぶりつこう。

2022.08.27　浜田ゆき普通列車車内【あと6,590円】
しばらくすると海が見えてくる。

2022.08.27　浜田ゆき普通列車車内【あと6,590円】
海と緑と線路。

2022.08.27　浜田ゆき普通列車車内【あと6,590円】
最初の停車駅は石見津田。

石見津田駅 駅

2022.08.27　浜田ゆき普通列車車内【あと6,590円】
時折現れる入江のまちには石州瓦。

2022.08.27　浜田ゆき普通列車車内【あと6,590円】
このあたりは地形が厳しく、トンネルや小さな橋が連続する。

2022.08.27　浜田ゆき普通列車車内【あと6,590円】
空の青を入れるために明るさ調整が難しい。

2022.08.27　浜田ゆき普通列車車内【あと6,590円】
岡見駅の構内からは…

岡見駅 駅

2022.08.27　浜田ゆき普通列車車内【あと6,590円】
三隅の火力発電所へ向かう専用線が分かれる。いつの間にか設定がなくなってしまった。

2022.08.27　浜田ゆき普通列車車内【あと6,590円】
発電所の近くだからか、状態のいい軌道を走る。

2022.08.27　浜田ゆき普通列車車内【あと6,590円】
三保三隅に到着。

三保三隅駅 駅

2022.08.27　浜田ゆき普通列車車内【あと6,590円】
乗車目標残ってねぇかな…

2022.08.27　浜田ゆき普通列車車内【あと6,590円】
道の駅からの俯瞰が有名なところかな？

2022.08.27　浜田ゆき普通列車車内【あと6,590円】
しばらく海に沿って走り…

2022.08.27　浜田ゆき普通列車車内【あと6,590円】
ブルーの駅舎は折居だね。

折居駅 駅

2022.08.27　浜田【あと6,590円】
この後疲れたので席に座って…気づいたら浜田に停車中であった。

浜田駅 駅

2022.08.27　浜田【あと6,590円】
鳥取～新山口ロングランの「スーパーおき５号」が到着。

2022.08.27　浜田【あと6,590円】
当駅は「出雲」の終着駅だったので注意深く下を向いて歩いたつもりだが、探せなかった。

2022.08.27　出雲市ゆき普通列車車内【あと6,080円】
さぁ、そろそろ内陸に入る（実際はもうちょい海側を走る）ので山側の１ボックスにした。萩といえばアジだ。道の駅で買っといた。そして、山口といえば五橋。これは東萩のコスモスで買った。高菜のおにぎりは昨日のうちに３割引きで買っといたもので、朝昼に食べきれなかったものである。

おにぎり　４２円
アジの刺身　２８０円
五橋　１８８円

2022.08.27　出雲市ゆき普通列車車内【あと6,080円】
道の駅の魚はうまい！そして地酒もうまい！一瞬のうちになくなってしまった。シロイルカの水族館が近く、特急が臨時停車する波子。

波子駅 駅

2022.08.27　出雲市ゆき普通列車車内【あと6,080円】
次は敬川。８２４レは通過していたようだ。

敬川駅 駅

2022.08.27　出雲市ゆき普通列車車内【あと6,080円】
次は都野津。駅名標だけを撮り続ける手抜き写真が並ぶ。

都野津駅 駅

2022.08.27　江津【あと6,080円】
江津では１５分停車し、特急を待つ。その間に２番線で下を向いて歩こう♪…おぉ、特急「まつかぜ」の乗車目標じゃないか！いやいや、「まつかぜ」は今からぶち抜かれるヤツでしょ（笑）。たしかにそうなのだが、昨今の短編成に不釣り合いな一にあるので、おそらくキハ８２系の頃だと希望的観測。

江津駅 駅

2022.08.27　江津【あと6,080円】
次は１番線で下を向いて歩こう♪「快速　石見ライナー」だね。

2022.08.27　江津【あと6,080円】
現代の「スーパーまつかぜ」に先をゆずり…

2022.08.27　江津【あと6,080円】
再び山陰本線を上り始める。

2022.08.27　江津【あと6,080円】
ゆったりとしたつくりのホームにステンレスの軽快気動車は少々不釣り合いである。

2022.08.27　出雲市ゆき普通列車車内【あと6,080円】
江の川を渡って…

2022.08.27　出雲市ゆき普通列車車内【あと6,080円】
また１駅ずつたどる。

黒松駅 駅

2022.08.27　出雲市ゆき普通列車車内【あと6,080円】
駅舎ももしかして石州瓦？

石見福光駅 駅

2022.08.27　出雲市ゆき普通列車車内【あと6,080円】
温泉津温泉は駅からちょっと歩くが、風情のある温泉街。

温泉津駅 駅

2022.08.27　出雲市ゆき普通列車車内【あと6,080円】
マジ！？

馬路駅 駅

2022.08.27　仁万
仁万で小休止。

仁万駅 駅

2022.08.27　仁万【あと6,080円】
下を向いて歩こう♪を繰り返すが（変態）なかなか見つからない。

2022.08.27　出雲市ゆき普通列車車内【あと6,080円】
１往復だけ特急が停車する。石見銀山へ行くバスは、ここから乗ると安い。

2022.08.27　出雲市ゆき普通列車車内【あと6,080円】
また海が見えてきた。

2022.08.27　出雲市ゆき普通列車車内【あと6,080円】
だんだん日が落ちてきた。

五十猛駅 駅

2022.08.27　出雲市ゆき普通列車車内【あと6,080円】
キハ１８７系は特別扱い。

2022.08.27　出雲市ゆき普通列車車内【あと6,080円】
静間は棒駅ながら駅舎は立派だ。

静間駅 駅

2022.08.27　出雲市ゆき普通列車車内【あと6,080円】
大田市に到着。

大田市駅 駅

2022.08.27　出雲市ゆき普通列車車内【あと6,080円】
跨線橋が歴史ある。こういうホームが低くなったところが怪しい。

2022.08.27　出雲市ゆき普通列車車内【あと6,080円】
また海に近いところを走る。

2022.08.27　出雲市ゆき普通列車車内【あと6,080円】
海沿いを走るクロスシートの普通列車。ここは普通列車がいいんだよ～というのは負け惜しみで、ホントは１万円も予算を投入しているのでガンガン特急に乗りたいところだが、やりくりがへたくそなので特急に乗れず普通列車の旅が続く。

2022.08.27　出雲市ゆき普通列車車内【あと6,080円】
下りが少々遅れてやってきた。

田儀駅 駅

2022.08.27　出雲市ゆき普通列車車内【あと6,080円】
西日を浴びる田儀駅。

2022.08.27　出雲市ゆき普通列車車内【あと6,080円】
山陽本線が１ヵ月ほど寸断されて、急遽設定された山陰線まわりの貨物列車を見にこのあたりまでやってきたことがある。

2022.08.27　出雲市ゆき普通列車車内【あと6,080円】
海に沈む夕日。これが１８きっぷ旅行の醍醐味だよ…と負け惜しみを全力で並べる。特急でびゅーんと移動し、明るいうちに超高級ホテルに入って贅沢三昧のご飯を食べるのが予算１万にふさわしい旅行のはずなのだが…

2022.08.27　出雲市ゆき普通列車車内【あと6,080円】
午前中から寄り添ってきた日本海はこれにておさらば。

2022.08.27　出雲市ゆき普通列車車内【あと6,080円】
架線だ！電車だ！クモヤだ！

2022.08.27　出雲市ゆき普通列車車内【あと6,080円】
「やくも」だ…あれ？今日はお休み？

2022.08.27　出雲市ゆき普通列車車内【あと6,080円】
「サンライズ」がゆっくりと並走し…

西出雲駅 駅

2022.08.27　出雲市ゆき普通列車車内【あと6,080円】
こちらはあと１駅。

2022.08.27　出雲市ゆき普通列車車内【あと6,080円】
回送列車に先行し…

2022.08.27　米子ゆき普通列車車内【あと6,080円】
出雲市名物、狭い高架ホームで階段移動をともなう嫌がらせ乗り換えの後…

2022.08.27　米子ゆき普通列車車内【あと6,080円】
斐伊川を渡る。

2022.08.27　宍道【あと6,080円】
宍道でしばらく停車する。３本のホームをフルに使って寝台特急「サンライズ出雲」を先に通し、「やくも１９号」と交換。

宍道駅 駅

2022.08.27　宍道【あと6,080円】
ぐーっと明るくしてもう１枚。３８１系に２８５系、ともに現代の人気の特急形電車である。
https://www.youtube.com/watch?v=qaFNlQ8zGEQ

2022.08.27　宍道【あと6,080円】
山陰各都市をきめ細やかに結ぶ急行ネットワークの流れを汲む優秀な「石見（アクア）ライナー」だったが、昨今の大削減で鈍行のみとなってしまった。

2022.08.27　米子ゆき普通列車車内【あと6,080円】
昼行・夜行含めて陰陽連絡の重要ルートであった木次線。広島方面のりかえの看板が当時をしのばせる。

2022.08.27　揖屋【あと6,080円】
揖屋で降りて…

揖屋駅 駅

2022.08.27　揖屋【あと6,080円】
近くのスーパーで買い出しをして戻ってきた。

2022.08.27　米子【あと4,080円】
予算が１万円もあるのでさぞかし超高級ホテルに泊まるだろうと思われただろうが、どうもお金の使い方が下手くそであれよあれよという間に出費がかさんだ。そんなわけで、いつも安定のビジネスインよなごに泊まることにした。じゃらんのクーポン１０００円分をゲットしていたので３０００円が２０００円になった。飛びこみ客も含め今日は満室のようだ。

ビジネスインよなご　２０００円

ホテル　ビジネスインよなご 宿・ホテル

2022.08.27　米子【あと3,183円】
今回は予算が１万円なので、つい気が大きくなってしまい島根鳥取フルコースの“宴”とした。あらめは新芽と書き、海藻のなかまである。とりあえず半額で地のものは買ってみよう。

白ごはん（飯南町産こしひかり）　９３円
隠岐あらめ　１３３円
赤てんぷら　２１４円
すずきの刺身（境港産）　１６２円
からあげ　６４円
瑞泉　２３１円

2022.08.27　米子【あと3,183円】
いやーすずきがうまい。ごはんのパックをお弁当箱にして、米とあらめと赤てんのチーム島根朝食弁当が完成。

2022.12.24　自宅
この日の行程をまとめよう。列車１１本、５５０キロほどしか移動していないが、列車にこだわらない旅なのでお許しいただきたい。予算の３分の２を超える６８１３円も使ってしまった。まぁ、非電化単線乗って海を見ながら魚食って酒飲んで…ができたからいいか。明日に続く！

この旅行記へのコメント （4）

• Akrさん 2022/12/26 08:19:41

  折居～三保三隅

  とのっちさま
  
  おはようございます。
  
  やっぱり山陰線は景色がいいですね。
  昭和の鉄道雑誌を見ていると必ず、DD51が牽く客レやキハ82のまつかぜの写真の注釈に「折居～三保三隅間」となっていて子供のころから、すごく興味を持ったのでこの両駅は昔から名前だけは知っています。あの写真はいまは道の駅から撮影可能なんですね。でも、最近の写真を見ますと２両の特急か単行キハばかりでどこか物足りない感じがします。時代の流れでしょうか。
  
  そして、乗車案内の「準急やくも」は大収穫じゃないですか！
  こんなの残っているもんですね。こういうのって大抵、長いホームの端にあったりするんですが最近では柵が設けられて先に行けない構造の駅も多くて、あの柵の先になにかあるんじゃないか？とワクワクしてしまいます。やっぱり変態ですね。
  
  ホテルで即席の朝食弁当をこしらえるとは徹底していますね　笑
  
  Akr

  とのっちさん からの返信 2022/12/26 22:17:48

  RE: 折居?三保三隅

  Ａｋｒさま
  
  こんばんは。書きこみありがとうございます。
  
  やはり折居〜三保三隅は人気スポットでしたか。山陰周りの臨時貨物列車が運転されたときに行く予定だったのですが、台風ですべてが吹っ飛びました（笑）。海沿いの大きなカーブは６〜７両くらいがちょうどよさそうで、短編成は見栄えがしないですね〜上り「まつかぜ」が日当たりのよさそうな時間帯ですね。
  
  山陽本線や北陸本線にはまだ乗車目標が眠ってるようなので、明日ちょっくら行ってこようかと思ってるんですが（笑）山陰本線も大収穫でした。東萩は柵がなかったので探し放題でした。やっぱり変態ですね（笑）。
  
  半額総菜をかき集めてお弁当にするのはこれまで何度もやっておりまして、すいてる抹茶みるくの車内でもよくやったりしておりました。今回は予算を設定しましたが、予算を設定しなくても同じことをやってると思います。帰りも山陰本線では芸がないので、帰りはいつものＨＫＢ線で、いつもの同じ赤と黄色と青です。
  
  とのっち

• あの街からさん 2022/12/24 12:32:28

  ワクワク感がいっぱい詰まった究極の旅がここに

  とのっちさん　
  素敵な旅をみせていただきました。(⌒▽⌒)
  乗り物が大好きな　あの街から　ですで
  電車（鉄道）も機会を作ろうと思っているところですが
  とのっちさん　の旅のスタイル
  見ている（読んでいる）こちらにも
  ワクワク感があふれて伝わってきます。
  　　　　　　あの街から

  とのっちさん からの返信 2022/12/25 10:21:50

  RE: ワクワク感がいっぱい詰まった究極の旅がここに

  あの街からさま
  
  はじめましてとのっちと申します。電車ばっかりの旅行記をご覧いただきましてありがとうございます。
  
  ただ電車に乗るだけの活動ばかりの旅行しかできていないのですが、ワクワク感と前向きな表現にしていただいて感謝申し上げます。豪華列車に乗って…が究極の旅なのでしょうが、限られた予算の中で自分なりの究極を目指していきたいと思います。
  
  香港の旅行記を拝見させていただきました。２階建て路面電車や街並みやおいしそうな料理の写真でこちらもワクワクしました。のりもの好き向けのまちだと思います。電車に乗るためにジャワ島に往き、飛行機が香港経由だったのでちょこっと寄り道をしただけとは大違い…（笑）また機会がありましたらよろしくお願いします。
  
  とのっち