2009/12/31 - 2009/12/31
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MIUMIUさん
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《 バルセロナ周辺の旅 2009.12.30~2010.1.5 》
2007年夏、
JTBとJAL共同企画によるジャンボジェット機での直行便ツアーを利用し
私達シニア夫婦は初めてヨーロッパ旅行を経験しました。
その旅で予想を超える大きな感動を得てしまい、
2008年夏、ほぼ同じ内容のツアーに参加。
ますますヨーロッパの魅力にとりつかれてしまい、
2009年夏、イタリア縦断ツアーへ。
そして、満を持して!?
2009年年末から2010年にかけて、ヨーロッパ個人旅行に踏み切りました。(子供達の夏休みに合わせて南太平洋の国などには個人で行っていたのですが、ヨーロッパは初めて)
行先は、バルセロナ。
冬場は極寒となる中欧や北欧は避け、スペインを選択した訳です。
当時は航空券が7万円弱で購入できたのもラッキ-でした。
仕事の都合で長期間の滞在はできませんでしたが、
たくさんの刺激を受け、無事に帰ってくる事ができました。
そして、これが、スペインの魅力にハマるきっかけになった旅でもあります。
=== 全日程 ===
2009年
①【12/30】11:50 関空発 フィンランド航空
↓
15:10 ヘルシンキ バンター空港着
20:00頃 ヘルシンキ バンター空港発(雪で2時間以上遅延)
↓
24:00頃 バルセロナ空港着
【1】 https://4travel.jp/travelogue/11777007
②【12/31】バルセロナ市内観光
サグラダファミリア→サンパウ病院→グエル公園→
ニューイヤーコンサート(カタルーニャ音楽堂)
【2】 https://4travel.jp/travelogue/11777912
【3】 https://4travel.jp/travelogue/11777922 ←今ここ
2010年
③【1/1】モンセラット観光→バルセロナ散策 モンジュイックの丘
【4】 https://4travel.jp/travelogue/11782964
【5】 https://4travel.jp/travelogue/11782968
④【1/2】フィゲラス(ダリ美術館)→ジローナ散策→バルセロナ散策→
フラメンコショー
【6】 https://4travel.jp/travelogue/11782971
【7】 https://4travel.jp/travelogue/11782977
⑤【1/3】バルセロナ市内観光
カサパトリョ→カサミラ→ゴシック地区→水族館
【8】 https://4travel.jp/travelogue/11782980
【9】 https://4travel.jp/travelogue/11782985
【10】 https://4travel.jp/travelogue/11782988
【11】 https://4travel.jp/travelogue/11782992
⑥【1/4】10:00 バルセロナ空港発 フィンランド航空
↓
15:00 ヘルシンキ バンター空港着
17:15 ヘルシンキ バンター空港発
⑦【1/5】 09:45 関空着
2022.10.04 post
2023.09.03 EDIT
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
【12/31】
午前中、サグラダファミリアとサンパウ病院を見学し、
お昼を大幅に過ぎたのでサンパウ病院の近くのこんなカフェに入った。 -
ピザとコーヒーの簡単なランチをすませて、グエル公園に向かった。
-
多分、バス(92番?)で移動し、グエル公園近くで下車したような。
正門から入らずに、公園のサイドの門から入った。
この公園は、1900年から1914年にかけて住宅地として開拓され、造成されていた場所にできた公園だ。
ガウディのスポンサーだったグエル伯爵が、街を見下ろす山の手のこの土地に60戸ほどの緑に囲まれた閑静なイギリス風の住宅街を計画し、ガウディも賛同。
しかし、2軒しか売れず、それもグエルとガウディが買った家だとか…(-_-;)
その後も買い手がつかないままグエルは亡くなり、工事は中断。
結局、市民の公園として整備されたという。 -
少し歩くと、こんな不思議なものが見えてきた。
これは、高架道とのこと。 -
高低差のある地形を繋ぐ為、自動車と馬車用の道路と歩行者用の道が造られたそうで
この上が車用の道路、ここは歩行者用の道路。 -
使用されている石は、掘削で出た砕石だという。
ここにいると非現実な別世界の中にいるような気分になる。 -
高架道は、高台に向かう斜面にジグザグに造られている。
-
高台に向かって登っていくと、立派なトゥリアス邸が見えてきた。
-
このような邸宅を60軒建てる予定だったのでしょうね。
-
やっと高台に到着! バルセロナが地中海のほうまで一望できる。
気温も高く、コートなど着てられないほど! -
中央に、デーン!とサグラダファミリアがそびえ立っている。
やはり、けた違いのスケールの大きさですね! -
完成したら、この真ん中に更に高い170mの塔が建ち、
その塔にてっぺんにイエスキリスト像が掲げられるという。
どの方向を向いた、どのようなキリスト像になるのだろう… -
春のような陽気の中でしばらくの間、ベンチに座ってこの景色を眺めていた。
広い公園では私達と同じように寛いでいる人がたくさんいた。 -
ほな、そろそろ下りていきしょうかね。
さっき下を歩いた高架道の上、車道として造られた道路を歩きます。 -
素晴らしい景色を眺めながら歩けるので、とても楽しい!
-
これは、ガウディが1906年から約20年間住んでいた家。
今はガウディ博物館になっている。 -
高台に登り始めた地点まで降りてきた。
もぅかなり暑くてダウンコートが邪魔! -
正門付近まで降りてきた。
正門の両脇に建つのは、
ヘンゼルとグレーテルのお菓子の家をイメージして建てられた建物。 -
有名すぎるトカゲとツーショット。
カラフルなモザイクタイルのトカゲは正門のほうを向き、
口から水を流しながら多くの観光客を出迎えている。 -
これはなんだっけ?
後方に見えるのは、グエル公園の象徴とも言える中央広場。 -
モザイクタイルの作品は、ガウディのものではなく
弟子のジュジョールの作品とのこと。 -
-
正門から入ったら、中央広場が真ん中に見えて
その下の石段に、モザイクタイルのトカゲなどのオブジェが見える。 -
中央広場の下。
-
多くの支柱が並び、広い中央広場を支えている。
-
天井に太陽と月を表現しているこのようなモザイクが並んでいるが
これもジュジョールの作品。 -
正門脇のこの建物は、守衛小屋として造られた建物。
-
守衛小屋の屋根部分。
-
これも正門の脇にある管理小屋として造られた建物。
今は土産物店。 -
中央広場から正門側を見下ろしたところ。
-
中央広場を縁取るモザイクタイルのベンチは曲線的で体にフィットし
とても座りやすい。
形状のデザインはガウディで、モザイクタイルのデザインはジュジョール。
たくさんのベンチがあるけど、ほとんど満席!
少し座って、待ってる人に譲った。 -
グエル公園の上から下まで堪能し、正門から出てカタルーニャ音楽堂に向かった。
実は、この夜開催されるニューイヤーコンサートを聴きたいと思い、
日本からチケット予約しようとしたが、どうしてもできなかった。
で、昨日、ランブラス通りにあるプレイガイドに行ってみたのだけど
やはりチケットを買うことはできず(完売かどうかもハッキリせず…)
ほぼ諦めながらも、カタル-ニャ音楽堂の建物だけでも見たいと思って向かったのだ。 -
カタルーニャ音楽堂に到着!
1908年完成のモデルニスモ建築の大傑作!!
モデルニスモとは、バルセロナを中心に19世紀末から20世紀初頭に発展した芸術様式。
華やかな装飾はフランスのアールヌーボーからの影響ではないかと言われている。
ガウディ建築もモデルニスモ形式だが、ガウディ以外の建築家も多い。
カタルーニャ音楽堂は、モンタネールという建築学校の教授もしていた建築家の作品で、モンタネールはガウディを指導していたという。 -
ピンクがかった赤レンガと華麗な彫刻、モザイクタイルが見事に調和している。
-
正面。
前面の道路が狭いので、建物全景が収まらない。 -
正面前から上を見上げると、圧倒される。
よく見ると作曲家の胸像が3体並んでいる。 -
なぜ、このような歴史ある立派な音楽堂が、こんな狭い路地沿いに建っているのだろう?
どうしても全体像を写すことができないのだ。 -
かつてのチケット売り場。
中が空洞になっているんですね。 -
ロビーからホール入口を見たところ。
-
中庭のような、テラスのような場所がある。
-
そして、奇跡が起こった。
ロビー横の窓口でチケットがないことを確認し、
やっぱり無理か…と落ち込んでいたところ、
突然、手に2枚のチケットを持った若い女性が目の前に現れたのだ。
そして、彼女の手に握られたその2枚のチケットを譲り受ける事になったのだ!
その女性はチケットの受け渡しをそそくさと済ませると
「あー買ってくれてよかった」と、笑顔で振り返りつつ小走りで去っていった。
あまりにもあっという間の出来事で、ポカンと見送った私達であった・・・
とても感じのいい明るい雰囲気の女性だったが
夫は、バルセロナにもダフ屋はいるのか?という疑いの気持ちを持っていたようだ。
しかし、窓口で買う値段と変わらなかったし、見るからに普通の女子学生という感じだったので、タナボタを期待して気持ちよく買ったようだ。 -
本当に嘘みたいなラッキーな事が起こってしまったわけで、
キツネにつままれたような気持ちのまま、
1階ロビーの隣にあるバルで食事。(この辺の写真はなし)
そして、開場となり、いざ大ホールへ!
まだ少々チケットに不安があったが、何の問題もなく入場できた。(^^)v -
ホール内のあまりにも素晴らしい装飾に圧倒されながら、
自分たちの席を探す。
2階1列目というのはわかっていたが、席番号だけではどのあたりなのかがわからず
最前列を番号を確認しながら移動していくと…
なんと!! どセンター!!
当時は、普段の内覧ツア-でも撮影禁止だったものが、コンサ-ト参加者については自由に撮影ができるのはラッキ-だった。 -
着席してみると、このような景色。
タナボタ席が、まさかの2階席最前列の真ん中の席とは!
さっきの若い女性に改めて感謝の気持ちと申し訳なさが湧きおこった。
頑張ってとったチケットだったでしょうに、
一緒に鑑賞する予定だった人に何か突発的なアクシデントが起こったのかな。
あの慌てようは、尋常ではなかったし・・・ -
真正面。
立派なパイプオルガンの両脇にも席が並んでいる。
そして、舞台を縁どる彫刻が凄すぎる! -
そして、この天井。。。
繊細な色使いとユニークなデザインが素晴らしすぎて
もしかしたらアホみたいに口を半開きにして見つめていたかも・・・ -
ふと周りを見ると、皆さん正装とまではいかないが、きちんとしたおしゃれな服装をされている。
私達はユニクロのセーターとGパン姿… なんか、かなり場違いではある。
物珍しそうにキョロキョロと見回してるし、まるでおのぼりさん?
開演を待つ間、両隣の席の方たちに笑顔で話しかけられた。
右側の母娘2人連れは、オーストリアから来ていると話していた。
ウィーンの楽友協会のチケットが取れなかったので、こちらにしたのかな?
いずれにしても、そんな場違いな雰囲気の私達に興味を持ったのかな…(^^;)
(日本人っぽいけど確認しよか… やっぱ日本人ね…なぜまたここに?)みたいな?
でも、とても品のいいフレンドリーな方たちばかりで、ほっこりと緊張感が和らいだ事は覚えている。
(夫は、その若い娘さんがとても可愛かった事を今も懐かしく思い出している)
コンサートは本当に本当に素晴らしいものでした!!!
耳馴染みのある曲が多く、どっぷりと音楽に浸ることができた。
指揮者の方がとてもユーモアがあり、言葉がわからなくても充分楽しませてくれる。
そしてラストは、ラデッキー!
楽友会協会でしか聴けないのかと思っていたので、嬉しくなった。
全く同じように強弱をつけた手拍子が続き、盛り上がるだけ盛り上がって
大歓声のうちに幕となった。 -
コンサートは休憩も含めて2時間ほどだったかな?
あー――楽しかった!
タナボタのニューイヤーコンサートは、未だに忘れられない思い出となっている。 -
ロビーに下りていく観客たちの興奮気味の笑顔とざわめきが今も蘇る。
とても幸せな気持ちでカタル-ニャ音楽堂をあとにした。 -
ランブラス通りの華やかなイルミネーション。
-
それにしても、すごい人!
-
見つけた! 日本語のメリークリスマス。(^_^)/
-
デパートなどもこんな感じ。
-
これもデパートですね。
-
大晦日だから、というより、
クリスマスから1月にかけてはこのようなイルミネーションが続くのでしょうね。 -
2017年8月に、ここを歩く人達の中に車が突入するという悲惨なテロがあった。
この時は平和な雰囲気に満ちたランブラス通りだ。 -
明るいイルミネーションの中を歩きながら、ホテルに向かった。
-
ホテルに帰る道すがら、あるレストランが目にとまり、そこで小腹を満たすピンチョスを注文し、ささやかな新年を迎えるお祝いの乾杯をした。
素晴らしき年越しの夜にシャンパンで乾杯! -
ほろ酔い気分でホテルに戻った。(元々アルコールに弱いので、1杯のシャンパンで酔えるんです)
後で調べたら、ニューイヤーコンサートのチケットなど当日買えるわけがないのだ。
考えが甘すぎるにもホドがあるのだ。
なのに、最良の席で鑑賞できてしまった私達は、今後不運なことが起きるのでは?
という悪い予感がしないでもなかったが、その時はその時! と、気分良く爆睡した。
明日は、もう2010年だ。
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