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《 バルセロナ周辺の旅 2009.12.30~2010.1.5 》<br /><br />2007年夏、<br />JTBとJAL共同企画によるジャンボジェット機での直行便ツアーを利用し<br />私達シニア夫婦は初めてヨーロッパ旅行を経験しました。<br />その旅で予想を超える大きな感動を得てしまい、<br />2008年夏、ほぼ同じ内容のツアーに参加。<br />ますますヨーロッパの魅力にとりつかれてしまい、<br />2009年夏、イタリア縦断ツアーへ。<br /><br />そして、満を持して!?<br />2009年年末から2010年にかけて、ヨーロッパ個人旅行に踏み切りました。(子供達の夏休みに合わせて南太平洋の国などには個人で行っていたのですが、ヨーロッパは初めて)<br />行先は、バルセロナ。<br />冬場は極寒となる中欧や北欧は避け、スペインを選択した訳です。<br />当時は航空券が7万円弱で購入できたのもラッキ-でした。<br /><br />仕事の都合で長期間の滞在はできませんでしたが、<br />たくさんの刺激を受け、無事に帰ってくる事ができました。<br />そして、これが、スペインの魅力にハマるきっかけになった旅でもあります。<br /><br />    === 全日程 ===<br /><br />2009年<br />①【12/30】11:50 関空発 フィンランド航空 <br />      ↓ <br />     15:10  ヘルシンキ バンター空港着<br />     20:00頃 ヘルシンキ バンター空港発(雪で2時間以上遅延)<br />      ↓<br />     24:00頃 バルセロナ空港着<br />  【1】 https://4travel.jp/travelogue/11777007<br /><br />②【12/31】バルセロナ市内観光<br />     サグラダファミリア→サンパウ病院→グエル公園→<br />     ニューイヤーコンサート(カタルーニャ音楽堂)<br />  【2】 https://4travel.jp/travelogue/11777912<br />  【3】 https://4travel.jp/travelogue/11777922	<br />2010年<br />③【1/1】モンセラット観光→バルセロナ散策 モンジュイックの丘<br />  【4】 https://4travel.jp/travelogue/11782964 ←今ここ               <br />  【5】 https://4travel.jp/travelogue/11782968       <br />④【1/2】フィゲラス(ダリ美術館)→ジローナ散策→バルセロナ散策→<br />     フラメンコショー<br />  【6】 https://4travel.jp/travelogue/11782971        <br />  【7】 https://4travel.jp/travelogue/11782977<br />⑤【1/3】バルセロナ市内観光<br />     カサパトリョ→カサミラ→ゴシック地区→水族館<br />  【8】 https://4travel.jp/travelogue/11782980         <br />  【9】 https://4travel.jp/travelogue/11782985<br />  【10】 https://4travel.jp/travelogue/11782988<br />  【11】 https://4travel.jp/travelogue/11782992<br /><br />⑥【1/4】10:00 バルセロナ空港発  フィンランド航空<br />      ↓<br />     15:00  ヘルシンキ バンター空港着<br />     17:15 ヘルシンキ バンター空港発<br />     <br />⑦【1/5】 09:45 関空着<br /><br />2022.10.04 post<br />2023.09.03 EDIT

年末年始、バルセロナ周辺の旅へ【4】2日目(前半)奇岩が連なる聖地モンセラットで初詣

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2010/01/01 - 2010/01/01

59位(同エリア195件中)

MIUMIU

MIUMIUさん

《 バルセロナ周辺の旅 2009.12.30~2010.1.5 》

2007年夏、
JTBとJAL共同企画によるジャンボジェット機での直行便ツアーを利用し
私達シニア夫婦は初めてヨーロッパ旅行を経験しました。
その旅で予想を超える大きな感動を得てしまい、
2008年夏、ほぼ同じ内容のツアーに参加。
ますますヨーロッパの魅力にとりつかれてしまい、
2009年夏、イタリア縦断ツアーへ。

そして、満を持して!?
2009年年末から2010年にかけて、ヨーロッパ個人旅行に踏み切りました。(子供達の夏休みに合わせて南太平洋の国などには個人で行っていたのですが、ヨーロッパは初めて)
行先は、バルセロナ。
冬場は極寒となる中欧や北欧は避け、スペインを選択した訳です。
当時は航空券が7万円弱で購入できたのもラッキ-でした。

仕事の都合で長期間の滞在はできませんでしたが、
たくさんの刺激を受け、無事に帰ってくる事ができました。
そして、これが、スペインの魅力にハマるきっかけになった旅でもあります。

    === 全日程 ===

2009年
①【12/30】11:50 関空発 フィンランド航空 
      ↓ 
     15:10  ヘルシンキ バンター空港着
     20:00頃 ヘルシンキ バンター空港発(雪で2時間以上遅延)
      ↓
     24:00頃 バルセロナ空港着
  【1】 https://4travel.jp/travelogue/11777007

②【12/31】バルセロナ市内観光
     サグラダファミリア→サンパウ病院→グエル公園→
     ニューイヤーコンサート(カタルーニャ音楽堂)
  【2】 https://4travel.jp/travelogue/11777912
  【3】 https://4travel.jp/travelogue/11777922
2010年
③【1/1】モンセラット観光→バルセロナ散策 モンジュイックの丘
  【4】 https://4travel.jp/travelogue/11782964 ←今ここ
  【5】 https://4travel.jp/travelogue/11782968       
④【1/2】フィゲラス(ダリ美術館)→ジローナ散策→バルセロナ散策→
     フラメンコショー
  【6】 https://4travel.jp/travelogue/11782971
  【7】 https://4travel.jp/travelogue/11782977
⑤【1/3】バルセロナ市内観光
     カサパトリョ→カサミラ→ゴシック地区→水族館
  【8】 https://4travel.jp/travelogue/11782980
  【9】 https://4travel.jp/travelogue/11782985
  【10】 https://4travel.jp/travelogue/11782988
  【11】 https://4travel.jp/travelogue/11782992

⑥【1/4】10:00 バルセロナ空港発  フィンランド航空
      ↓
     15:00 ヘルシンキ バンター空港着
     17:15 ヘルシンキ バンター空港発

⑦【1/5】 09:45 関空着

2022.10.04 post
2023.09.03 EDIT

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
鉄道 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 【2010年 1/1】<br />あけましておめでとうございます。<br />昨夜のお祭り騒ぎの賑やかさとは真逆の、静かなバルセロナの街を朝から抜け出し<br />私達は、モンセラット(モンセラート)に向かいます。<br /><br />地下鉄5号線でスペイン広場 まで出て、スペイン広場 駅からカタルーニャ鉄道に乗り替え1時間程で着く予定。<br />ロープウエイを利用する場合は【Aeri de Montserrat】 駅で下車、登山電車を利用する場合は【Monistrol de Montserrat】駅で下車する。<br /><br />私たちは登山電車を利用することにしました。<br /><br />スペイン広場駅の切符自動販売機で、カタルーニャ鉄道の往復切符と登山電車の切符をセットで買った(セット価格だとオトクになる)時のこと、<br />自動販売機に紙幣を入れたら、おつりが全て20セント硬貨で還ってきて、<br />凄い勢いなので返却皿がスロットマシンのジャックポット状態になった!<br />多量の20セント硬貨が小銭入れに入りきらないのでコートのポケットに突っこむしかなく、その日は一日じゅうジャラジャラ音がしてたのを懐かしく?思い出す…(笑)<br /><br />当時、ネットの旅行者口コミで「カタルーニャ鉄道の切符は買いづらい」と評判になっていたが、確かに・・・と納得。<br />今は改善しているかもしれない。

    【2010年 1/1】
    あけましておめでとうございます。
    昨夜のお祭り騒ぎの賑やかさとは真逆の、静かなバルセロナの街を朝から抜け出し
    私達は、モンセラット(モンセラート)に向かいます。

    地下鉄5号線でスペイン広場 まで出て、スペイン広場 駅からカタルーニャ鉄道に乗り替え1時間程で着く予定。
    ロープウエイを利用する場合は【Aeri de Montserrat】 駅で下車、登山電車を利用する場合は【Monistrol de Montserrat】駅で下車する。

    私たちは登山電車を利用することにしました。

    スペイン広場駅の切符自動販売機で、カタルーニャ鉄道の往復切符と登山電車の切符をセットで買った(セット価格だとオトクになる)時のこと、
    自動販売機に紙幣を入れたら、おつりが全て20セント硬貨で還ってきて、
    凄い勢いなので返却皿がスロットマシンのジャックポット状態になった!
    多量の20セント硬貨が小銭入れに入りきらないのでコートのポケットに突っこむしかなく、その日は一日じゅうジャラジャラ音がしてたのを懐かしく?思い出す…(笑)

    当時、ネットの旅行者口コミで「カタルーニャ鉄道の切符は買いづらい」と評判になっていたが、確かに・・・と納得。
    今は改善しているかもしれない。

  • 1時間ちょっとでモンセラット駅に到着。

    1時間ちょっとでモンセラット駅に到着。

  • ここで登山電車に乗り換えます。<br />カタルーニャ鉄道と連動しているので、乗り換えやすい。<br /><br />

    ここで登山電車に乗り換えます。
    カタルーニャ鉄道と連動しているので、乗り換えやすい。

  • 窓が大きく、明るくきれいな車内。

    窓が大きく、明るくきれいな車内。

  • どんどん登っていく。

    どんどん登っていく。

  • モンセラットの岩山が見えてきた。

    モンセラットの岩山が見えてきた。

  • モンセラットは、バルセロナの北西に50キロほどに位置する岩山。<br />カタルーニャ語で「のこぎりの山」と呼ばれているとおりの奇怪な形をした岩山が連なっている。<br />11世紀に創建された修道院があり、カタルーニャの聖地として崇められている。<br />

    モンセラットは、バルセロナの北西に50キロほどに位置する岩山。
    カタルーニャ語で「のこぎりの山」と呼ばれているとおりの奇怪な形をした岩山が連なっている。
    11世紀に創建された修道院があり、カタルーニャの聖地として崇められている。

  • 上に行くにつれて、絶景が広がる!<br /><br />なんと、400年程前にこのモンセラットを訪れた日本人達がいたという。<br />最初は九州のキリシタン大名がローマ法王に名代として藩士の少年達を派遣した天正遣欧少年使節。<br />その次に、伊達政宗が仙台藩とスペインとの貿易(太平洋貿易)交渉のために送った慶長遣欧使節。<br />どちらの使節団も旅の道中で、このモンセラットに立ち寄り数日間滞在している。

    上に行くにつれて、絶景が広がる!

    なんと、400年程前にこのモンセラットを訪れた日本人達がいたという。
    最初は九州のキリシタン大名がローマ法王に名代として藩士の少年達を派遣した天正遣欧少年使節。
    その次に、伊達政宗が仙台藩とスペインとの貿易(太平洋貿易)交渉のために送った慶長遣欧使節。
    どちらの使節団も旅の道中で、このモンセラットに立ち寄り数日間滞在している。

  • 約20分で山頂駅に着いた。<br />山頂駅を降りると、この景色!<br />見たこともない不思議な景色だ。

    約20分で山頂駅に着いた。
    山頂駅を降りると、この景色!
    見たこともない不思議な景色だ。

  • 巨大な岩山の手前にある高い建物は、ベネディクト会のサンタ・マリア・モンセラット修道院付属大聖堂。

    巨大な岩山の手前にある高い建物は、ベネディクト会のサンタ・マリア・モンセラット修道院付属大聖堂。

  • 修道院の手前の低い建物には、観光案内所や土産物店、カフェなどが入っている。

    修道院の手前の低い建物には、観光案内所や土産物店、カフェなどが入っている。

  • サン・ジュアンと呼ばれる展望台までケーブルカーが通っている。<br />大聖堂がある中腹の標高は725m。そこからでも遠くの景色を見ることが出来るが、その上のケーブルカーで上がる標高972メートルの山上は、まるで天空にいるかのようらしい。

    サン・ジュアンと呼ばれる展望台までケーブルカーが通っている。
    大聖堂がある中腹の標高は725m。そこからでも遠くの景色を見ることが出来るが、その上のケーブルカーで上がる標高972メートルの山上は、まるで天空にいるかのようらしい。

  • が、今日は休み。 元旦なので。<br />ザンネン!

    が、今日は休み。 元旦なので。
    ザンネン!

  • 修道院の方へ向かいます。

    修道院の方へ向かいます。

  • 修道院。

    修道院。

  • 修道院からの眺望。

    修道院からの眺望。

  • 下にはケーブルカーの駅。

    下にはケーブルカーの駅。

  • 修道院に向かってこのような回廊が伸びている。

    修道院に向かってこのような回廊が伸びている。

  • 教会堂の入口。

    教会堂の入口。

  • 教会堂前の中庭はパワースポットとして有名らしい。

    教会堂前の中庭はパワースポットとして有名らしい。

  • モンセラット修道院は、11世紀に創建されたベネディクト派の修道院で<br />強大な権力を誇っていた。<br />が、1811年、ナポレオン軍によって破壊されたので<br />この建物の殆どは19世紀から20世紀にかけて再建されたもの。<br />

    モンセラット修道院は、11世紀に創建されたベネディクト派の修道院で
    強大な権力を誇っていた。
    が、1811年、ナポレオン軍によって破壊されたので
    この建物の殆どは19世紀から20世紀にかけて再建されたもの。

  • 建物の下部分の通路。<br />この通路がアベ・マリアの通り。<br />古代、この場所が湖の底だった事を示すモンセラットの山の岩肌に挟まれたこの場所には、多くの色とりどりの蝋燭が並んでいます。

    建物の下部分の通路。
    この通路がアベ・マリアの通り。
    古代、この場所が湖の底だった事を示すモンセラットの山の岩肌に挟まれたこの場所には、多くの色とりどりの蝋燭が並んでいます。

  • 献灯の蝋燭が売られている。

    献灯の蝋燭が売られている。

  • これらはガラス容器に入っているロウソク。<br />周りの人達と同じように、いくらか支払ってひとつ買い、火をつけて並べた。

    これらはガラス容器に入っているロウソク。
    周りの人達と同じように、いくらか支払ってひとつ買い、火をつけて並べた。

  • 修道院は閉まっていて入れなかったが午後から開くという事なので、それまで周囲を散策。

    修道院は閉まっていて入れなかったが午後から開くという事なので、それまで周囲を散策。

  • 後方は日本の旅行社のバス。バスでも来れるんですね。<br />バスのそばを歩いていたら、バスガイドさんににこやかに手招きされた。<br />ツアー客と間違われたようだ(笑)<br />数人の日本の方からの視線を感じつつ、笑顔で会釈してそっと離れた。<br />(こんな人、いたっけ?と思われたんだろうな)

    後方は日本の旅行社のバス。バスでも来れるんですね。
    バスのそばを歩いていたら、バスガイドさんににこやかに手招きされた。
    ツアー客と間違われたようだ(笑)
    数人の日本の方からの視線を感じつつ、笑顔で会釈してそっと離れた。
    (こんな人、いたっけ?と思われたんだろうな)

  • 写真ではわからないが、もの凄い強風が吹いていた。

    写真ではわからないが、もの凄い強風が吹いていた。

  • あまりの強風で吹き飛ばされそうで怖かったが、<br />こんな展望台があったので勇気を出してGO!

    あまりの強風で吹き飛ばされそうで怖かったが、
    こんな展望台があったので勇気を出してGO!

  • コートのフードがしっかり強風を遮ってくれて助かった。

    コートのフードがしっかり強風を遮ってくれて助かった。

  • 日本では見かけない単体の岩で出来たモンセラット。<br />長さ10キロ、幅5キロ、周囲25キロの楕円形の山は、元々は盆地だった。<br />それが、どのような経過を辿り、このような形状になったのか?というと、<br />↓<br />4000~3400万年前にその盆地に川が流れ込み湖になり<br />更に上流から砂、砂利、泥が流れ込んで堆積、その厚さは1300メートルにも達した。<br />やがて自重によりそれらが圧縮され、砂岩、礫岩、いわゆる堆積岩となった。<br />2,500万年前からアルプス・ヒマラヤ造山運動により徐々に地殻が隆起、<br />その後の長年の浸食により、現在、私達が目にする特徴的な形の山になったといわれている。

    日本では見かけない単体の岩で出来たモンセラット。
    長さ10キロ、幅5キロ、周囲25キロの楕円形の山は、元々は盆地だった。
    それが、どのような経過を辿り、このような形状になったのか?というと、

    4000~3400万年前にその盆地に川が流れ込み湖になり
    更に上流から砂、砂利、泥が流れ込んで堆積、その厚さは1300メートルにも達した。
    やがて自重によりそれらが圧縮され、砂岩、礫岩、いわゆる堆積岩となった。
    2,500万年前からアルプス・ヒマラヤ造山運動により徐々に地殻が隆起、
    その後の長年の浸食により、現在、私達が目にする特徴的な形の山になったといわれている。

  • 展望台から山のほうを見たところ。<br />ここモンセラットだけが、世界的にも珍しい奇岩になっているのは、<br />全体的に山が石灰岩(セメントの主原料)を大量に含んでいて、それが砂利と砂利をくっつける接着剤の役割をしており、このことが、岩が周りの土より浸食に強く、ここだけが残った大きな理由だといわれている。

    展望台から山のほうを見たところ。
    ここモンセラットだけが、世界的にも珍しい奇岩になっているのは、
    全体的に山が石灰岩(セメントの主原料)を大量に含んでいて、それが砂利と砂利をくっつける接着剤の役割をしており、このことが、岩が周りの土より浸食に強く、ここだけが残った大きな理由だといわれている。

  • このような景観を眺めていると、<br />ガウディがここを訪れた際にサグラダファミリアのインスピレーションを得たというのは、なんとなく理解できる気がする。

    このような景観を眺めていると、
    ガウディがここを訪れた際にサグラダファミリアのインスピレーションを得たというのは、なんとなく理解できる気がする。

  • 本当に、なんとも不思議な光景ですね。<br />この山の岩は土よりは浸食に強かったが、岩と言っても小石の塊なので、<br />長年の風雨や太陽光によって徐々に小石が剥がれ落ちていき、それがこの独特の風景を造りだした。<br />この浸食は今も続いていて、小さい小石はをはじめ十年単位で大きな岩の塊が落下しているらしい。

    本当に、なんとも不思議な光景ですね。
    この山の岩は土よりは浸食に強かったが、岩と言っても小石の塊なので、
    長年の風雨や太陽光によって徐々に小石が剥がれ落ちていき、それがこの独特の風景を造りだした。
    この浸食は今も続いていて、小さい小石はをはじめ十年単位で大きな岩の塊が落下しているらしい。

  • 真下の景色。

    真下の景色。

  • 登山列車に乗り換えた駅かな。

    登山列車に乗り換えた駅かな。

  • 暖を求めて修道院の近くにあるカフェへ。<br /><br />

    暖を求めて修道院の近くにあるカフェへ。

  • 外は冷たい風が吹きまくっていて寒いが、カフェ内はとても暖かくてホッとできた。<br />簡単にサンドイッチとサラダ、熱いコーヒーでランチ。

    外は冷たい風が吹きまくっていて寒いが、カフェ内はとても暖かくてホッとできた。
    簡単にサンドイッチとサラダ、熱いコーヒーでランチ。

  • 干しイチジクをつぶして固めたものにナッツ類をトッピングしたお菓子(固すぎて食べにくかった)とアーモンドを買ってみた。<br />他にもイチジクを使ったお菓子がたくさん売られていた。

    干しイチジクをつぶして固めたものにナッツ類をトッピングしたお菓子(固すぎて食べにくかった)とアーモンドを買ってみた。
    他にもイチジクを使ったお菓子がたくさん売られていた。

  • 午後から修道院の教会へ入った。<br /><br />

    午後から修道院の教会へ入った。

  • 繊細なステンドグラス。

    繊細なステンドグラス。

  • 黒い衣の彫像が目立つ。

    黒い衣の彫像が目立つ。

  • これも黒い衣だ。<br /><br />この教会では12世紀のものと言われる木彫りの「黒いマリア像」が祀られていて、<br />お参りする人が絶えないとか。<br />その理由は…<br />880年、山の麓に住む人々が天からのメロディーとともに山の中腹に光が灯されているのを何度も見た。<br />そこで司祭が洞窟に入ってみると、黒いマリア像が佇んでいたのを見つけた。<br />その黒いマリア像を近くの町マンレザへ運ぶ為に持ち上げようとしても重くて動かず<br />仕方なくそこに教会を建てた。<br />…という言い伝えがあるから。

    これも黒い衣だ。

    この教会では12世紀のものと言われる木彫りの「黒いマリア像」が祀られていて、
    お参りする人が絶えないとか。
    その理由は…
    880年、山の麓に住む人々が天からのメロディーとともに山の中腹に光が灯されているのを何度も見た。
    そこで司祭が洞窟に入ってみると、黒いマリア像が佇んでいたのを見つけた。
    その黒いマリア像を近くの町マンレザへ運ぶ為に持ち上げようとしても重くて動かず
    仕方なくそこに教会を建てた。
    …という言い伝えがあるから。

  • 大聖堂の見どころのひとつである階段に着いた。<br />そこにある雪花石膏で出来たアーケードには幾つもの音楽を奏でる天使の彫刻があることから、「天使の扉」と呼ばれている。<br /><br />なんと、長蛇の列ができている。<br />若者のグループや子供連れの家族も多く、笑顔で談笑しながら並んでいる。<br />今日は元旦なので、特に参拝者が多いのかも。<br />初詣みたいなものかな?<br />ならば! 私達にとってもこれが今年の「初詣」ですね!

    大聖堂の見どころのひとつである階段に着いた。
    そこにある雪花石膏で出来たアーケードには幾つもの音楽を奏でる天使の彫刻があることから、「天使の扉」と呼ばれている。

    なんと、長蛇の列ができている。
    若者のグループや子供連れの家族も多く、笑顔で談笑しながら並んでいる。
    今日は元旦なので、特に参拝者が多いのかも。
    初詣みたいなものかな?
    ならば! 私達にとってもこれが今年の「初詣」ですね!

  • 天使の扉を越え階段を上ると、左右の壁に日本の漆器のようなビザンティン美術を彷彿させるモザイク画が見える。<br />これらは1947年、サンティアゴ・パドロスによって製作されたもので、<br />見る者を圧倒する迫力がある。<br />ゆっくりと進んではいるが、この列はどこまで続いているんだろう?と不安にもなった。<br />地元の人には恒例行事なのかな。

    天使の扉を越え階段を上ると、左右の壁に日本の漆器のようなビザンティン美術を彷彿させるモザイク画が見える。
    これらは1947年、サンティアゴ・パドロスによって製作されたもので、
    見る者を圧倒する迫力がある。
    ゆっくりと進んではいるが、この列はどこまで続いているんだろう?と不安にもなった。
    地元の人には恒例行事なのかな。

  • 大聖堂のパイプオルガン。

    大聖堂のパイプオルガン。

  • 並びながら周りを見れるので、そんなに退屈はしなかった。

    並びながら周りを見れるので、そんなに退屈はしなかった。

  • やっと主祭壇の黒いマリア像に到着。<br />じっくり見る事ができなかったような。<br />なので???ピンボケ…<br /><br />キリ ストをひざに抱き聖堂に祀られているのが、“ラ・モレネータ”(黒い女の子)の愛称で親しまれている黒いマリア像。<br />この右手にもつ玉は世界(全宇宙)を象徴するものと言われている。<br />最初は白かったのが次第に黒くなったという。ほんとかな?<br />そして、科学的検証では何度となく修理がされていて、現在のマリア像が作られたのは12世紀のものだとか..

    やっと主祭壇の黒いマリア像に到着。
    じっくり見る事ができなかったような。
    なので???ピンボケ…

    キリ ストをひざに抱き聖堂に祀られているのが、“ラ・モレネータ”(黒い女の子)の愛称で親しまれている黒いマリア像。
    この右手にもつ玉は世界(全宇宙)を象徴するものと言われている。
    最初は白かったのが次第に黒くなったという。ほんとかな?
    そして、科学的検証では何度となく修理がされていて、現在のマリア像が作られたのは12世紀のものだとか..

  • ガラスケースが被せてあるが、手に持った玉だけが出ていてみんながそれを撫でていく。<br />見ていると、年配の方は祈りを捧げながら愛おしそうに撫でるが、<br />若者はチャチャッとすませ足早に移動。子供を抱き上げて触らせる若い親も多い。<br />マネして少しだけ撫でて、すぐに移動した。<br />あっという間に初詣の参拝は終わった。

    ガラスケースが被せてあるが、手に持った玉だけが出ていてみんながそれを撫でていく。
    見ていると、年配の方は祈りを捧げながら愛おしそうに撫でるが、
    若者はチャチャッとすませ足早に移動。子供を抱き上げて触らせる若い親も多い。
    マネして少しだけ撫でて、すぐに移動した。
    あっという間に初詣の参拝は終わった。

  • 黄金に輝く天井。<br />黒マリア像の置かれている部屋は、壁、天井に黄金色の精緻なモザイクが施されている。<br />その天井を見上げると、黒マリア像の膝に抱かれたキリストの頭上にあたる位置に鳩がいる。<br />これは、精霊を象徴していて、更に上を見ると4人の翼を持った天使。<br />また、その中心の丸い円の中には、神の右手が描かれている。

    黄金に輝く天井。
    黒マリア像の置かれている部屋は、壁、天井に黄金色の精緻なモザイクが施されている。
    その天井を見上げると、黒マリア像の膝に抱かれたキリストの頭上にあたる位置に鳩がいる。
    これは、精霊を象徴していて、更に上を見ると4人の翼を持った天使。
    また、その中心の丸い円の中には、神の右手が描かれている。

  • 黒マリア像の裏部屋。<br />祭壇から階段を降りたところに小さな入り口があり、その奥には礼拝堂がある。<br />中へ入ってみるとゴシックとロマネスク、さらに初期モデルニスモも加わった様式の礼拝堂がある。<br /><br />1876年から8年かけて建てられたもので、工事にはガウディも加わっていた。<br />この礼拝堂の特色は、先ほど見た黒マリア像のの後ろ姿が見えること。<br />この部屋がちょうど黒マリア像の真後ろにあたるのだ。<br />こちらの礼拝堂でも黒マリア像のご利益を得られるようにとその部分だけ壁に開口がある。

    黒マリア像の裏部屋。
    祭壇から階段を降りたところに小さな入り口があり、その奥には礼拝堂がある。
    中へ入ってみるとゴシックとロマネスク、さらに初期モデルニスモも加わった様式の礼拝堂がある。

    1876年から8年かけて建てられたもので、工事にはガウディも加わっていた。
    この礼拝堂の特色は、先ほど見た黒マリア像のの後ろ姿が見えること。
    この部屋がちょうど黒マリア像の真後ろにあたるのだ。
    こちらの礼拝堂でも黒マリア像のご利益を得られるようにとその部分だけ壁に開口がある。

  • ここは裏側だからか人が少ない。<br />当時は空いていれば自由に見れたが、現在は黒マリア像の見学、ミサ(少年聖歌隊の合唱含む)には事前にモンセラットの公式サイトで予約する必要があるそうだ。<br />

    ここは裏側だからか人が少ない。
    当時は空いていれば自由に見れたが、現在は黒マリア像の見学、ミサ(少年聖歌隊の合唱含む)には事前にモンセラットの公式サイトで予約する必要があるそうだ。

  • 14世紀から続くエスコラニアという少年聖歌隊はとても有名だそうですが<br />年末年始やクリスマスはお休みだとか。

    14世紀から続くエスコラニアという少年聖歌隊はとても有名だそうですが
    年末年始やクリスマスはお休みだとか。

  • また登山列車に乗って、モンセラットをあとにした。

    また登山列車に乗って、モンセラットをあとにした。

  • 乗り換え駅に到着。

    乗り換え駅に到着。

  • ホームから見るモンセラット。

    ホームから見るモンセラット。

  • 少し待って、カタルーニャ鉄道に乗り換えた。<br />約30分毎に電車が来るらしい。

    少し待って、カタルーニャ鉄道に乗り換えた。
    約30分毎に電車が来るらしい。

  • 約1時間でスペイン広場駅に戻り、<br />徒歩でモンジュイックの丘にあるカタル-ニャ美術館へ向かった。<br />それはまた、次の旅行記で。<br /><br />

    約1時間でスペイン広場駅に戻り、
    徒歩でモンジュイックの丘にあるカタル-ニャ美術館へ向かった。
    それはまた、次の旅行記で。

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